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ミクスチャーブログ

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メロディ100点の歌詞マイナス100点 乃木坂46『シンクロニシティ』感想


乃木坂46 『シンクロニシティ』

 

「闇が深ければ深いほど、光も強く輝く」

って言葉がありますが、まさにそれ。秋元康がキモければキモいほど、乃木坂も輝きを増してきます。曲も、アレンジも、ダンスも、MVの構成も、メンバーのビジュアルも綺麗すぎて息呑む。

まずメロディの構成力がとにかくハンパなくて、最後大サビ後にAメロに帰結して、『シンクロニシティ』って曲が1個のストーリーとしてちゃんと完結してて聴後感ヤバい。Mr.Childrenの『名もなき詩』パターンです。

ゆえに、Aメロ終わりの「ウォウウォウ」気んn持ち良いいい。

シュゥィーーーーーッ…ポォンッ…keep going! ウォウウォウ〜ウォウウォウ〜〜

静かなイントロからここで一気にパッと開けて曲が始まる感じ、耳も脳も二フラム。相変わらず48、46グループの楽曲は「ウォウウォウ」だとか「ヘイ!」の入れ方がべらぼうに上手くて溶ける。MVもメンバーの全員手足の所作が鶴レベル。ロングスカートの白ワンピで露出は極端に少ないのに逆にエロいっていう。

 

…だが歌詞がマジで糞。とんでもない闇。歌詞自体の内容もさることながら、とにかくメロディに対しての歌詞の詰め込み方が学校に忍び込む変態のソレ。音符4に対して8とか言葉詰め込むから、ロケットえんぴつ的に次のメロディにも歌詞が押し出されて、マジで終わってる歌いにくさ。

一回聴いてみてほしいんですけど、例えば

Bメロ

「少しだけこの痛みを感じてくれないか 信号待つ間にちょっとだけ時間をいいかい」

Cメロ

「抱え込んだ憂鬱とか 胸の痛みも76億分の1になった気がする」

いや……気持ち悪っっっっっ!!!普通、歌詞書くときってメロディに対して自分で口ずさんで言葉当てると思うんですけど、絶対コイツそれやってねぇな…っていう割り方。さっき『名もなき詩』挙げましたけど、歌詞は全編「成り行き任せの恋に落ち!ときには誰かを傷つけたとしても!!」のあの舌噛みちぎる譜割りパターン。

こんな譜割りされたらそりゃ口パクもしたくなるだろ。昔は俺も音楽番組出てる乃木坂とか欅坂に対して「こんなあからさまに口パクしてたら親泣くぞ」とか思ってたんですけど、こりゃ仕方ない。なんか秋元康って自分のアイドルのこと全員三浦大知だと勘違いしてんのか、実際ものすごいムチャクチャやらせてるんですよ。こんな曲、生で歌いながら踊れっつってんのって、言ったらRPGにおける「能力ガッツリ下がるけど貰える経験値2倍になるアイテム」をボス戦まで着けて戦えって言ってるみたいなもんで、良くも悪くも普通の女子に化すハードルにしては高さが鬼。

しかも、こんな「電話ボックスに何人入れるか」みたいなマネまでして入れた言葉が全然大したこと言ってねぇのもヤバい。メロディに気持ちよく歌詞当てるなら「この」「ちょっとだけ」いらねぇし、「76億分の1」なんかパート割り当てられた子かわいそすぎるだろ。

 

でも、なにが一番ムカつくかって「全部計算ずくのでやってるキモさ」ってところで、さっき「自分で口ずさんで言葉当ててない」って書いたんですけど、たぶん奴にとってはそんなん関係なくて、わざと歌いにくくすることでサビ直前に違和感バリバリ持たせてリスナーのハラワタ煮えくらせてからの、サビで気持ち良さを200%オーバーフローに持っていくっていうやり口。あえての歌詞マイナス100点じゃねえかと。

その証拠にメロの譜割りの稚拙さがウソみたいにサビは完璧で、パーン!とメロディに言葉当ててる。ワードチョイスも「誰だって誰だって」だとか「ハモれ」だとか、ちゃんと耳にも頭にも残る言葉を選んで、誰が聴いても一発で覚えられるくらいにキャッチー。だから曲全体を通して聴いちゃえば歌詞が糞だとか、譜割りがどうのとか関係なくただリピート再生を繰り返す機械になっちゃう。

康の手のひらの上でクルクル転がされんの、ほんと癪なんすけど、こいつぁ紛れもなく名曲。秋元康に俺の意識がシンクロニシティ。キモさにゲロれ。

 

【文字起こし】ラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』ゲスト草なぎ剛トーク

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https://www.tbsradio.jp/240517

 

4月8日放送のTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』内のコーナー「ここは赤坂応接間」のゲスト・草なぎ剛とのトーク文字起こし。

 

 

 

映画『クソ野郎と美しき世界』について

爆笑問題・田中裕二(以下、田中):爆笑問題の日曜サンデーここは赤坂応接間、特別編。本日のお客様は4月6日金曜日に公開になりました映画『クソ野郎と美しき世界』より、俳優の草なぎ剛さんと、太田光監督でございます。

爆笑問題・太田光(以下、太田):ヴンヴゥン…。

田中:よろしくお願いいたします(笑)

草なぎ剛(以下、草なぎ):お願いします(笑)

太田:どうもはじめまして。

田中:いや、ちょっとまってちょっとまって(笑)、おかしくねぇか?オメーもなんでゲストで…。

太田:僕はゲストですよ、だって。

田中:いや、剛君はいいよもちろん

草なぎ:いや、太田さんは最近よく会ってるんでアレなんですけど、田中さんお久しぶりです(笑)

田中:お久しぶり(笑)、ほんとそうだよ!

草なぎ:なんか…俺ねぇ、田中さんのほうが好きなんですよ。

田中:そうでしょ?(笑)

太田:どういうことだよ!どういうこと!?なんでなんで?

草なぎ:太田さんってなんかさぁ(笑)、適当じゃないですか。

太田:適当じゃない!お前に言われたくないよ!

草なぎ:もう大変なんですよ!

田中:振り回されたでしょ?

草なぎ:もうねぇ、田中さんいないともう、言っちゃいけないことばっか言うんで(笑)

田中:そらそうですよ、だって俺がいたって言っちゃいけないことしか言わない。

草なぎ:そうなんですよもう、怒ってくださいもう。ヒドいですよもう。

田中:怒り飽きたよもう!

太田:なんにも…大丈夫じゃねぇか、今んとこ(笑)

田中:(笑)

草なぎ:ヒドいけど!映画はスゴい。

太田:ほらぁ〜〜〜!きたぁ〜〜〜!

草なぎ:だから許す!

太田:下げて上げるねぇ〜〜〜。

田中:ねぇ〜〜〜、うまいねぇ。

太田:腕があるね、やっぱり!さすがに(笑)

田中:いやぁ、しかしとうとう公開になりましたよ、剛君。『クソ野郎と美しき世界』

草なぎ:あのねぇ、太田さんもうほんとにヒドくて文句ばっか言いたいんですけど僕。でも、撮る映画スゴいでしょ!?

太田:ほら!きた!

草なぎ:冗談で、最初。太田さんがね「奇跡の連続のカットですよ」って言って、もう横で、最初なんか、撮る前ですよ?

太田:うんうん。

草なぎ:記者会見みたいなのがあったときに。

田中:はいはいはい、あるね。

草なぎ:なんかワンシーンしか撮ってないのに「これはもう奇跡だ!」って、なんかもう「尾野真千子ちゃんと草なぎはスゴい」みたいな。この人適当なこと言うな〜って思ってたんだけど、やってるうちに…これまんざらねぇウソじゃないなぁって」

太田:ほら、ちゃんと見てるんだよそのへんが。

田中:へぇ〜〜〜。

太田:監督歴長いんだから俺は。

田中:いや、監督歴長かないでしょ(笑)、2回目だよ。

太田:もう「ナイスですね」っていう瞬間じゃない。

田中:その監督じゃねぇだろだいたいよ。

太田:村西とおる(AV監督)

草なぎ:村西とおる…。

太田:ナイスですね。

田中:もういいから、そんなの。

太田:わかんない?

草なぎ:わかんなかった。

田中:剛君に村西とおるって言わせんじゃねぇよ!

草なぎ:ツッコミとかできない(笑)

太田:「気持ち良くなったら笛吹いてください」っていう。

草なぎ:そうなんですか?

田中:やめなさい。

太田:そういうやつ(笑)

田中:でもそうなんだよ、俺は剛君と『72時間テレビ』以来だよ、だから。

草なぎ:そうですね!

田中:あの軽井沢で。あれ大変だったね。

草なぎ:そうですよ〜。

太田:あの芸能界に激震が走ったという…。

田中:そうそう(笑)あれ以来だからね。

草なぎ:まだ寒かったですもんね。

太田:寒かった、あの泊まった社長の家…

田中:サイバーエージェントの。

草なぎ:すごいお宅に…

太田:サイバーエージェントの絶対悪いことしなきゃ建てらんないような家にいんだよなアイツが。

田中:悪いことしてねぇよ別に!

草なぎ:いつもこんな感じなんですか?やっぱり。こういうラジオで。

太田:(笑)

田中:そう、いつもこう。

草なぎ:(笑)

田中:そう、だからあんとき以来だから。あんとき3人と一緒で、それも久しぶりだったからね。

草なぎ:そうですね、もう。

田中:そう。ね、だけどまぁ、ほんとに去年の暮れにね「映画やるんだ」って言ってさぁ、そっからけっこうあの…

太田:早かったね〜。

田中:年末年始忙しいんですよ我々、漫才。

草なぎ:そうですよね、テレビでほんとによく拝見しておりました。

太田:稼ぎ時だから。

田中:そんななか一生懸命やってたんですけども、どうです?監督ぶりはどうだったんですか?

太田:あんとき飯島と揉めてさ。

草なぎ:いや、だから(笑)

田中:いいから!そんな話は。

草なぎ:(笑)

田中:いいよだから!剛君いない時に言うならいいけど!

太田:忘れられないクリスマス(笑)

草なぎ:そのワードを出すと「えっ!?」っていうね(笑)

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:なんかちょっと「空気が固まる」っていう。もう固まらせるの上手いっすよね〜。

田中:ほんとにそう!引かせる、固まらせる、ね。

太田:固まらせる、俺股間も固まらせるの上手いから。

田中:いらないよ、そんなの。

草なぎ:(笑)なんかもう…そんなことばっか言ってんだもん、(小野)真千子ちゃんの前とかでもさぁ。

太田:あはは(笑)そうそうそう、剛だってさぁ尾野真千子に向かって「まいっちんぐマチコちゃん」とか言って、また古いこと言うんだよ。

草なぎ:世代ですから(笑)

田中:『まいっちんぐマチコ先生』ね。そうそう、マチコっていうとそっちなんだね。

太田:もう呆れかえってたよね、小野さんね。

草なぎ:呆れかえってました。もう大変なんだから太田さんほんと、固まらせてさぁ…。

太田:固まらせて(笑)

田中:でも撮影のときはこの感じじゃないんですか?

草なぎ:そうですね、やっぱり…

太田:もう和気あいあいですよ。和気、あいあい。

田中:ちょっと黙ってください(笑)、剛君に聞いてんだから。

太田:(笑)

草なぎ:なんか、監督の顔っておもちなんですよ。

田中:そうなんだ。

太田:おもち?

草なぎ:はい、あっ(笑)

田中:おもちって食べるおもちじゃねぇよ。

草なぎ:いちおう丁寧語を使ってるわけですよ(笑)

太田:鏡餅みたいにみかん乗せてたって言うのかと思った(笑)

草なぎ:(笑)そういう顔持ってんですよ、なんか真剣に入り込んでね。やっぱねぇ、あるんですよ、照れ隠しなんでしょうね太田さんってね」

田中:そうなんですかね〜、そうなんですかね〜。

太田:そんなことはない(笑)

草なぎ:人一倍なんかこう、シャイなところがあるっていうか。

田中:はいはいはい。

草なぎ:だからこう、いつも変なこと言ってちょっとはぐらかしてるっていうか。わかった僕、太田さんの本心っていうか。だからもう、ズルいですよね。

太田:なにが(笑)

草なぎ:どんどん入り込むと、なんか一番自分がこうねぇ、なんか俳優みたいになっちゃうの。

太田:(笑)

田中:ああそうなの?

草なぎ:そう!なんかもうね、演技しだすわけですよ。

太田:(笑)

田中:あ〜、まぁ元々ね。

草なぎ:なんか松田優作みたいな感じで、こう「これやるよ」みたいな感じでやりだすわけですよ。

田中:(笑)

太田:やってみたくなっちゃった(笑)

田中:やってみたくなるのね。

草なぎ:で、けっこう一番自分が上手いっていうね(笑)、やっぱプレイヤーなんですよ太田さんって。

田中:まぁまぁまぁ、ね。

太田:ま、俺が書いたセリフだからさ、俺がなんか言いやすいセリフが書いてあるから。

草なぎ:だからとてもやりやすかったですよ僕は。

田中:そうですか。

草なぎ:監督さんも演技ができない方って多いじゃないですか。

太田:園子温とかね。

田中:いいってまた悪口は、ほら!仲間でしょ!内側なんだから!

草なぎ:良いこと言おうと思ってたのに、もう!もう言わない!

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:もういいです(笑)って…ほんとほんと、でもスゴいです。

太田:でもねぇ、ゲフンゲフン。

田中:なんだよ!もうむせんじゃねぇよお前!

太田:観たらねぇ、今までで、こんな草なぎ剛がカッコイイかって。

田中:俺ね、正直まだ観れてないんですけども、この写真が数カットあるじゃないですか。映画のときの…

太田:いいだろぉ〜〜〜!

田中:まぁ〜〜〜、剛君良い顔してるなっていうのはスゴい感じる。

太田:良い顔してるんだよ!

草なぎ:そう、僕も悔しいんだけど、スゴいたぶん良いカット撮ってる、なんででしょうかね?なんか不思議なんですけど。

太田:奇跡だよありゃ。

草なぎ:化学反応起きましたね、なんか。

太田:起きました起きました。

田中:起きた?

太田:ホントにスゴいんだよ。ゾクッとするような剛の表情が、あれちょっとホントに(松田)優作の『野獣死すべし』に似てるな、っていうね」

草なぎ:それは、なんか、まぁアレですけど。

田中:でもこれホントにね、良い写真が…

草なぎ:なんかねぇ、あのー、これはほんとに太田さんに感謝なんですけど、ほんとにここでしか集まれない人たちが、まぁどの映画そうなんですけど。

太田:そうでしょうね。

草なぎ:特になんか僕ら3人の新たな出発にこう…

太田:なるね。

草なぎ:はい、その気持ちはやっぱりあって。

太田:「僕ら3人」って俺とお前と…

田中:いやおめぇ入ってねぇよ!!

草なぎ:違います違います(笑)

太田:尾野真千子だろ?(笑)

草なぎ:いやそれもそうですけど(笑)、なんかやっぱここでしか、一期一会というか、そのなんか強い感じがありました。

田中:そうですか。でもやっぱ今までまぁ、数々のドラマだ映画だ出てきたじゃないですか。剛くんも…

太田:全部駄作に見える…

田中:いやそんなことはないよ、それは(笑)言い過ぎだってことはあるんだけど(笑)

草なぎ:そんなこと言わないでください!(笑)ピョン吉さん(笑)※太田はど根性ガエルのピョン吉のTシャツを着ている

太田:(笑)ずーーーっとこれで監督やってんだから。威厳もなんもあったもんじゃない(笑)

田中:で、ピョン吉着てたら今度寒くなっちゃって毛布をすげー巻いてたんでしょ(笑)

太田:寒くなっちゃって、ブルブル震えちゃって(笑)みんなの毛布ぶんどっちゃって。

田中:でもやっぱり、今回の作品は今までとちょっと違う意識というか、はあったわけでしょ?

草なぎ:そうですねー、さっきも言ったんですけど新しい出発ですし、3人で新たに道を進むときに一番最初にこう、ほわーっと、映画みたいなのができるんじゃないか、いいんじゃないかってのがすごい初期の頃からあったので、やっぱりそういう想いがあるのかなーと思いますし、んー、あとやっぱりなんだろうな…このオムニバス構成で成り立ってるのも各々の色が出てて…

太田:そうだね。全然違うもんねそれぞれがね。

草なぎ:はい、なんかほんとに、太田さんが最初にもう「奇跡的なものが重なって」みたいな言ってんですけどなんかそんな感じになって、観ていただけるとほんとに大げさじゃないっていうか、だから太田さんってアレですよね、憎めないですよね!

田中:(笑)

草なぎ:これでなんかすごいダサくて大したことないんじゃないか、みたいな(笑)、だってみんな厳しい目で見るじゃないですかやっぱり。「新しい地図広げてどんな映画だ」と。

田中:ハードルも上がっちゃうしね。

草なぎ:それで大したことなければアレなんですけど、いやこれけっこう大したことあるんですよ。

太田:あるんだよ、これが。

田中:そうなんだ。

草なぎ:思うんですよね、ぜひ。

田中:だからこれラジオ聴いてる人、もう観たっていう人もね公開中だからいるかもわかんないですけど。

太田:どんどん忖度していただいて。

田中:いや忖度とか言うなよ、だから忖度だとおかしな話になるだろうが。

草なぎ:なんでいまその言葉が出てきたの?

田中:ねぇ。

太田:(笑)

草なぎ:仲良くみんなやってるんですから。

太田:仲良くね(笑)。でも尾野真千子ってスゴいなと思わなかった?最初のあの、ホテルのシーンのとき。

草なぎ:もう、バツグンでしたね。

太田:バツグンだったね、良い女優だねアレ。

草なぎ:それから、もう心を鷲づかみにされました。

田中:そうなんだ!

太田:あの尾野真千子の女優力っていうのを、最初にやっぱ見してくんだよ。アイツもほら…。

田中:ちゃんと掴んでくるわけね。

太田:けっこう、ほら、ほっしゃんと色々あったんだよ。

田中:やめなさいその話は!もうさぁ〜〜〜、何年前だよ!

草なぎ:現場でそれでまた、固まってみんな。何を言ってんだこの人。

太田:経験豊富だから!

草なぎ:みんな経験はありますよ!

田中:(笑)

太田:エロいんだ、けっこう。

草なぎ:冒頭のカットがね、でもね太田さんカッコイイんですよ。それねぇ、「剛くんがこの映画通して初めて出るからここのシーンはちょっと攻めていくよ」ってね、なかなかもうね!こだわってるんですよ!(笑)

田中:こだわってんだ(笑)

太田:(笑)

草なぎ:そう!なんかねぇ、それこそスタッフの方、映画撮ってる方とか色んな画撮ってるんだけど「いやこれはね、もっと照明をね、前後は関係ないんだ」って言ってね作り上げるわけ。それがいいんですよ!」

太田:(笑)ほらほらほら!な!

草なぎ:経験豊富な人とかもいるのに!

田中:要は「ツカミ」でしょ?ツカミみたいな感じなわけでしょ?映画としてそこは。

太田:なんだよ、ツカミとかそういうお笑いみたいなこと言うなよ。

草なぎ:(笑)

田中:なんなんだよ(笑)帰ってこいよこっちへ!帰ってこいよお前は!

太田:我々の業界、ツカミとかないから。

田中:ツカミとかあんだよ、映画だって。

太田:ダチョウ倶楽部じゃないんだから。

草なぎ:じゃあなんなんですか(笑)

田中:ダチョウ倶楽部だってなんだってツカミはあるんだよ。

太田:ツカミはオッケーみたいな、そういうんじゃないから。

田中:でもね、あのね太田と長いじゃないですか。もう学生の頃から映画の話はよくするわけですよ。

草なぎ:はい。

田中:大事に思ってる。

太田:(笑)大事に思ってるってなにが。

田中:もうねぇ、ジェームス・ディーンが最初に登場するシーンが良いとか、いっぱいあるんですよ。ロバート・レッドフォードが最初に来たシーンがなんでカッコイイんだって思う?っていうね、いくつか心当たりあるんですよ。

草なぎ:あ、自分の方程式があるわけですね?あるんだぁ(笑)

太田:なにが心当たり(笑)、お前になにがわかんだよ!

田中:引き出し持ってるんですよ。

草なぎ:映画監督の引き出しを(笑)

太田:いやいや、持ってないよ(笑)

田中:やっぱ最初の登場シーンが良いとよく言ってたじゃないですか。それ大事だって。

草なぎ:いや、こだわっててね。僕は「何をこだわってんのかな」と思って。早く進めればいいのに「いや違う!背景が違う!」とか言って。

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:で、けっこうこっちがそうすると逆がちょっとおかしくなるって言っても「いいんだいいんだ、これはそういう問題じゃない」って言って、それが良いんだよねー、観てる人そんなん関係ないっていうかね。

太田:良いんだよ。

田中:へぇー。

草なぎ:そうそう。スゴい。

太田:マジックだから、映画っつーのは。

草なぎ:ほんとにもう、適当でやってる感じだけど違うんだよねー。

太田:だからほら、お前がけなしたあの、日本一ヘタクソな絵コンテ。

草なぎ:はいはいはいはい。

太田:あれは、ほらあそこはこだわりあったから。

草なぎ:あー、そうですねー。

太田:あそこから書いたんだから(笑)

草なぎ:なんか棒と丸しかないね、はじめて見ましたよ僕、監督さんであんなヘッタクソなコンテ。

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:もうね、小学生以下の落書きなんですよ。でも、映画観終わったあとに、それが如実に現れてたカットなんで、引きの画とか、棒と丸で良かったんですねアレは。

太田:うん。

田中:まぁー、しかし寒かったでしょう?ロケは。

草なぎ:あー、そうですね、あの日は寒かったですね。沖縄は暖かかったですけど。

太田:あの日と。沖縄は暖かかったね。

田中:そう、あんとき俺も沖縄いたのよ。

草なぎ:あっ、そうそうですよね!

田中:そうなのよ。

太田:キャンプいたんだよね。

田中:俺は普通にジャイアンツのキャンプ見に行って。

草なぎ:会わなかったんですか?

田中:会わなかった。

太田:あ、いやでも行きの飛行機一緒だった(笑)

田中:行きの飛行機一緒だった(笑)たまたまよ?偶然なんだよ?

太田:(笑)なんでお前と…!

田中:すごくない?

太田:偶然じゃないわ、俺が撮影で休みになったから行ったんだから、偶然じゃねぇんだよ。

田中:あ、そっか必然だったんだね。

草なぎ:どっかで田中さんも友情出演でねぇ、監督友情出演でねぇ。

田中:剛君に会いたかったけどね。

太田:やだよ!作品性が低くなる…。

田中:(笑)

草なぎ:どっか海で泳いでくれるとか。

太田:泳いで、向こう〜のほうに泳いでるとかそういうのだったらいい。

田中:でもその尾野真千子さんのスゴい演技とか聞いたら…

太田:尾野真千子の前なんかお前ビビっちゃってションベン漏らしちゃうよ。

田中:そうそう、だから俺はたぶんちょっといなくて良かったかもしれないけど。

太田:いや、いなくて良かった。

田中:でも今回純粋になんにも知らないんだよ、だから。俺はほんとにコイツが今回その映画の監督するっていうのも、マスコミ発表と同時に知ったのよ。

草なぎ:あ、そうなんですか?

田中:言わないわけ!絶対俺に。

太田:一般人だから。

草なぎ:冷たいですねぇ。

太田:一般人だから。

田中:一般人じゃねぇよ俺だって!

草なぎ:支えてもらってるじゃないですかいつも。

田中:業界のなかで一緒にやってるだろうがよ。

太田:全然支えてもらってない。

草なぎ:あ、そうなんですか?(笑)

田中:いや、ほんとに知らなかったから。びっくりしたんだ、ね?マジ?と思って」

草なぎ:じゃあ、ノー知識で見ていただければ。

太田:ノー知識(笑)

田中:そう!ノー知識で見ますよ。

草なぎ:それはいいですねぇ。

太田:でも、子役の子たちもスゴく、だからみんな良かったね。ほんと役者さんね。

草なぎ:あれ、キャスティングは田中さん…じゃなくて太田さんがって(笑)

田中:(笑)

太田:(笑)ちょっと待ってくれよ。監督の名前をお前(笑)

草なぎ:久しぶりに会ったんで(笑)

太田:いや(笑)、太田組!山口組じゃないからね?

田中:もうやめなさいよ!

太田:わかってる?

田中:全部ダメなほうダメなほうにね?

草なぎ:わざと自分でなんか…なにかを破壊したいんですか?

田中:そうなんですよ、破壊王ですよ。破壊したいんですよ。

草なぎ:わからない(笑)

太田:だから、キャスティングは子役に関しては俺、オーディションけっこうやって。ほいで、フォームとか野球のフォームとか見て。

田中:だからその野球のなんか写真もグローブでこうなんか投げ…キャッチボールっぽいシーンとかね、あるんだろうなっていうのはわかるんですけど、これがどういう意味を持つのかとか僕はまったく知らないですよ?

太田:これはねぇ、キーになりますから。で、このね三田りりかちゃんっていうね…三田りりやちゃん、りりやちゃんっていうの?」

田中:名前(笑)いや、お前さぁ…。

草なぎ:自分が間違ってんじゃないですか。

太田:まぁこの子がですねぇ、あのすごく良い芝居をするんですよ。で、ちょうどねぇ、日差しが眩しくて、どうしても瞬きしちゃうのよ、りりやちゃんが。で、苦労してるのを見て尾野真千子がりりやちゃんに教えてんの。知ってた?

草なぎ:いや…

太田:見てなかった?あ、あんときそうだ!ションベン行ってたときだった。

田中:知らねぇよそんなの細けえな。

草なぎ:言わなくたっていいじゃないですか。

太田:草むらでションベンしてんの(笑)

草むら:一応アイドルなんですからやめてください。

田中:(笑)

太田:ヒドいんだよ、トイレが遠くて。

田中:まぁまぁ、ありがちですよ映画の撮影では。

太田:それで、草にさ…

田中:もういいから!早く!どうしたんだよそれで!

草なぎ:真千子ちゃんとりりやさんの話で、僕のオシッコはどうでもいいんですよ。僕のションベンは(笑)

太田:それで、ションベン野郎になっちゃって(笑)

草なぎ:やめてくださいよ!(笑)

田中:クソ野郎がションベン野郎にはいいんだよ!やめろよほんとに!(笑)

太田:それで、あとで聞いたのよ俺「なに教えてたの?」って言ったら尾野真千子ちゃんがずーっと長年やってきて覚えたアレで。目ぇつぶって太陽のほうにずっとやってるとパって目開いても眩しさがけっこう慣れてるから瞬きしないんだって。

草なぎ:ほぉー。

太田:それでりりやちゃんが「ほんとだ、ありがとうございます」とか言ってんだ。もうその女優から女優へのさぁ。

田中:受け継がれてるね。

太田:なんか俺さ、いいなぁと思って。なんかボンヤリ見てて、いいよねなんか。

草なぎ:そういうなんかテクニック的な。

太田:テクニック的な。

草なぎ:教えてたんだあそこで!しっかしあれ風があって!あん時やってると倒れそうだったけど、その風が良かったんですかね!?

太田:そう!良かったんだよだから!神風っつってんだ俺は。

田中:あ!そう?

草なぎ:ほんとに全部味方してくれた感じですね。風があって、雲もあってね。

太田:雲も良いんだよ!

草なぎ:で、何度も雲を待って。

太田:待ってんだよ!雲待ち。

草なぎ:一番大変だったかもしれないですねあそこ。

田中:それは沖縄ですか?

太田:沖縄の浜辺で雲が、要するに時間で日差しでつながりが悪いから、雲がもうあと3分で移動しますと。で、みんなで空見上げてさぁ、雲がそろそろ、じゃ準備行きましょうかっつってね。雲がね、いくのを待ってね。あと10秒ではけますからって」

草なぎ:で、また雲被ってきちゃって。そう。

太田:それでだから日差しあるところを、隙間ぬって撮るわけ。そしたらさ、帰りの空港でみんな顔真っ赤になっちゃって。

田中:いやー。もう、あれはそうよ。そりゃそうよ。だって皮剥けてたもんね。

太田:皮剥けてた俺。だって一日中空見てたらそりゃそうだよな。

田中:沖縄でな、そりゃそうだよ。役者さんは当然ねケアするし。

太田:役者さんはアレだけど。山口って奴なんか真っ赤になっちゃってベロンベロンのなんか飲んだの?っていうくらいになっちゃってさ。

田中:(笑)

太田:ありゃカッコ悪かったよ。

田中:いやいや、でもカッコイイよ逆に。なんかカッコイイじゃないですか。

草なぎ:いやー、ほんと楽しかったです。

太田:楽しかったね。

草なぎ:良い思い出できました。

太田:強行軍だったけどね。

草なぎ:そうですね、タイトだしスケジュールも。でも、ほんと、はじまったばっかですけど太田さんやっぱり、これからも映画撮ってほしいなって。

太田:俺ねぇ、剛君に言われたので一番嬉しかったのが、完成試写会があって終わってさ、剛くんがさ「もう一回やりましょう、またやりましょう」って言ってくれたのよ。

田中:あら、嬉しい。

草なぎ:いや、思いましたよほんとに。

太田:嬉しかったなぁ、あれは。

草なぎ:だって、面識はあるじゃないですか爆笑さんと。なんか、監督にそれで、もう20年くらい知ってるじゃないですか。

太田:だって子供の頃だったもんな。あの森脇の、覚えてる?最初に会ったの。

草なぎ:知ってます。

田中:覚えてんの!?あの西部映画の?

草なぎ:あの氷のリンクの上に…

太田:そうそう、あんとき森脇がさぁ気に入らなくてずっと野次飛ばして。

田中:一緒にやってたんだからいいでしょう、いや、もう20何年前だよね。

太田:ちっちゃかったもんね、まだね。

田中:そんときほんとにまだ若くてね。

草なぎ:だからなんかねぇ、縁があるんだなって思って。だから、今回も本当に最高でしたけど、なんか一緒にやりたいなぁって、気が早いですけどね。でもほんとにそういうふうに思えた、良かったなぁって。

田中:嬉しいね。

太田:嬉しい。監督冥利に尽きるよ俺も、監督やってきてねこんなこと…

田中:やってきてってほどやってねぇだろ、2回目だろ!それこそ20何年前だろ、前にやったの。

太田:(春風亭)小朝さんには「失敗でしたね」って言われちゃったけど。

田中:(笑)前のね。20何年前にやったんですよ、そんときは主演が春風亭小朝師匠。

草なぎ:そうなんですか。

太田:あの金髪豚野郎ね。

田中:(笑)もう野郎ばっかりだな、『バカヤロー!』っていう映画のなかに、今度クソ野郎だけど、主演が金髪豚野郎ってなんなんだよそれ(笑)

太田:(笑)

田中:いやー、しかしねぇ今回「工藤修」という役名なんですね。

太田:工藤さん。これ気がついてた?

草なぎ:え?なにがですか?

太田:全然知らないんだ(笑)

田中:知らないでしょ。

太田:名前なんか気にしてないだろ?

草なぎ:いや、工藤修になにか意味があるんですか?

太田:これは実は多田さんとかと、プロデューサーと打ち合わせしたときに、名前がまだ決まってなかったのキャストの。で、どうしようっつったときに、俺あのー、優作の『探偵物語』が好きで「工藤俊作」っつーの。あの役名が。

草なぎ:あ、そうなんですか。

田中:「工藤探偵事務所」なんだよね。

太田:で、『傷だらけの天使』でショーケン(萩原健一)がやっぱり好きでショーケンの名前が「修」っつーの。だから工藤修。

草なぎ:それを合わせたんですか。

太田:だからもう、最強のキャラクターなの(笑)

草なぎ:ヤバいっすね〜〜〜!

太田:パクリ!(笑)

草なぎ:ヤバいですね〜〜〜!」

田中:パクリ(笑)

草なぎ:今回のね、でもあの映画、エピソード1が吾郎さんで、2が慎吾ちゃんで、1も2も本名、吾郎さんは「吾郎」なんですよ。

太田:そうなんだよな!

草なぎ:で、慎吾ちゃんもそのままなんで。

太田:慎吾ちゃんは「慎吾」で。

草なぎ:僕だけ違うの!

田中:それもだから、なんかねぇ。

草なぎ:うん。

田中:そういうのって、一応ほら統一するような気がするじゃん。

太田:統一感、一切ない。

田中:ないんだ、でも最後4つ目はそれがまた…

太田:結集する。

草なぎ:でも、これがまたなんか上手い具合で逆にそっちのほうが良かったなぁ、みたいな。

田中:そうなんだ!?

太田:ガチャガチャしててね、面白いの。ちょっとなんかないんだよこんな映画っていう感じの。

田中:そうだよね、観てる人もちょっと戸惑ったりするかもしんないもんね。

太田:うん。

田中:だって「香取慎吾」っていうことでやってる…

草なぎ:そうなんですよ。

田中:でも、「草なぎ剛」ではないんだもんね?

太田:ないんだよ。工藤修。

草なぎ:でも振り切ってるのが良かったですね。なるほどね、そういう名前だったんですね。

太田:うん、そういう名前だった。…だから、自分の好きなことをちょっとね、踏襲させてもらいました。

田中:詰め込むね〜〜。やっぱね。

太田:いや、別にそれほど詰めこんでないよ、まだ詰め込めることはいっぱいあったけどね。

田中:で、今回はこれあのー、太田さん監督とあと脚本もやったんですよね?ただ、元のストーリーは元々あって?

太田:あれが乱暴なプロットでさぁ…多田が書いた、どうすんだこれって。

田中:いいよ、あの文句とかは、文句言わない。まずストーリーがこういうのはっていうのはあったわけね?原案みたいなのはね。それを脚本をやって…監督をやったわけね?

太田:そしたら飯島が文句言ってきたんだよ。

田中:いいのよその話は!

草なぎ:また呼び捨てですか!?太田さんくらいですよ、呼び捨てって(笑)

太田:(笑)愛情、愛情。

田中:あの「光へ航る」ってタイトルなんですが…

太田:これタイトルは決まってたの最初から。

草なぎ:あ、そうなんですか?

田中:これね、光と太田さんもまぁ光って名前ですけど…

草なぎ:僕、太田さんが最初考えたのかと思って、「どこまで自分のことが好きなんだ」って。

田中:そう思われるでしょう!

太田:ね!(笑)そう思われると思ったから、俺「タイトル変えようよ」っつったわけ。でも、「これで行きましょう」っつーから。

田中:しかもね、航(わたる)って太田さんの書いた小説に航って出てくんの。

草なぎ:そうなんですか?

田中:航って登場人物がいるんですよ、だから俺もほんとに「光へ航る」かぁ…

太田:俺はそんなに自己顕示欲は強くないですよ。

田中:いやぁ、でもスゴい偶然だよね、そう考えたら。

太田:だから俺そう思われるのイヤだから「ちょっと変えてくんない?」っつったんだけど「ほかにちょっとないねぇ」って話になって。あと、だから脇のね森下(能幸)さんっていうビジネスホテルの最初の(笑)

草なぎ:もう、いいですねぇ。

太田:あれ最高だったねぇ!森下さんって、よく顔見りゃねよく出てる人なんですよ。これが、情けない男やらせたらねぇ天下一品なのよ。で、さあ剛が笑っちゃってんだよ。もうあまりにも面白くて。

草なぎ:もう素で笑ってましたよ、演技じゃないですもんあれ(笑)でも監督それオッケーだから。「俺笑ってんのに大丈夫かな?」と思って。

太田:最高だった!だからほんとあんなさ、芝居中吹いちゃうことってさあんまないじゃん。

田中:普通NGだもんね。

太田:でも、あまりにも良すぎちゃってその、剛の笑い方もすごく自然に笑ってるから「あ、これ良いシーン撮れた」と思って。

田中:え〜!じゃあそれは剛君的には「やべこれ笑っちゃった、NGかな」って?

草なぎ:これ大丈夫かな?って思ったんだけど、オッケーだったから。でもね、それこそ一緒に試写で観たときに「あ〜、なるほどな〜」と思って。あ、良いな〜って。ちょっともう演技を超えてるみたいな。「あ、こういう感じなんだな〜」と思って。

太田:良いよね〜。

草なぎ:で、その工藤修の一番またクソ野郎の部分が出てるシーンなんですよ、この森下さんのところが。なるほど、これはもうねぇ最初のその冒頭で真千子ちゃんのその悲痛な感じがあって、このエピソード3がもう始まるところなんで、これもう「太田監督の狙いどおりだな」と思って。

田中:そうですか。

太田:ほんと良かった。

田中:じゃあ自分で観てもけっこう?

太田:いや、自分で想定していた以上の出来事が起きてるんですよ。これはスゲェや、と思って。もう、即オッケーですよ。もう一箇所あったよね?偶然の箇所がね。

草なぎ:そのあとですか?あ〜〜〜あそこね!あそこね〜〜〜!絶対言えないけど!

田中:楽しそうだなおめぇら!!(笑)

 

リスナーからの「あいうえお質問」

田中:爆笑問題の日曜サンデーここは赤坂応接間、特別編。今週のゲストは4月6日金曜日に公開になりました映画『クソ野郎と美しき世界』より、俳優の草なぎ剛さんと、太田光監督でございます。いいよ!この設定。

太田:舐めてるんじゃないのか君は?その態度は、監督に対する態度か?

田中:いやいや、監督に対…監督ですっつってんだろ(笑)

太田:いい加減にしてくれよ、本当に。

田中:あの、監督…すいませんけどちょっとメール読んでもらってもいいですか?

太田:なんで監督がメール読まなきゃいけないんだよ(笑)

田中:監督が読んでください(笑)

太田:おかしいじゃねぇか(笑)

田中:剛君に質問がいっぱい来てて、監督には対して来てないんで。あの剛君の質問なので「あいうえお質問」ってのを毎週やってるんですよゲストの方にだけ。

草なぎ:あ、なるほど。

田中:で、今回は「ク・ソ・ヤ・ロ・ウ」の文字から始まる質問を募集したらもうたくさん来ました。

草なぎ:ありがとうございます〜。

田中:え?「ク」の半分くらい、愛犬のクルミちゃんの質問ばっかり?え?クルミちゃんって愛犬がいるの?

草なぎ:そうなんです。もうちょうど1年前かな、向かい入れて、それこそSNSとかあげると「イイね」が僕よりか多い。

太田:(笑)ありがちだね、そういうの。

田中:(笑)やっぱり犬猫強いよね〜〜〜。

草なぎ:散歩してても「クルミちゃんと握手いいですか?」って僕には握手求めない、僕より人気あるんじゃないと思って。コマーシャルも出てるの。

太田:自分で出したっつったよね?コマーシャル。

草なぎ:はい、フレンチブルドッグなんですけど。めちゃくちゃかわいくて、昔から犬飼いたかったんですけど、ようやくタイミングがよく向かい入れて。めちゃくちゃかわいがってます。

太田:へぇ〜〜。それ『西郷どん』の影響で飼い始めたの?

草なぎ:西郷どん?

田中:西郷どんの影響じゃねぇよ。なわけねーだろうがよ。

太田:犬連れてるから(笑)

田中:全然違うだろ、フレンチブルドッグじゃねぇだろどう考えてもよ。

太田:あ、違うのアレ?

田中:えぇ…じゃあ質問が来てまして。

太田:ラジオネーム「パチョレック」からです。「ク」で質問です。9時間暇があったらなにをしますか?

太田:ほんと忙しいからね!

田中:いやもう、SMAPの頃から忙しさはもう日本一じゃん。

草なぎ:舞台、いま稽古をやってて。

太田:映画終わったばっかだよ?

草なぎ:4月14日から始まるんですけど。

田中:いや、もう大変だね。

草なぎ:セリフがけっこうやっぱ覚えられないんで、やっぱりセリフやりますかね?リアルな話。

田中:え!?いま9時間暇あったら?

太田:9時間暇あったら?

草なぎ:セリフやりたいんですよ、なんかやりたいのに「爆笑問題さんのラジオあります」みたいな。

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:え?俺セリフ覚える時間じゃないのかな?みたいな。なんかねぇ〜。

田中:主演でもあれだけ色々やって、セリフずっと覚えたりすることずーっとやってるじゃない…

草なぎ:YouTube撮らないといけません、とか。

田中:そっか、YouTubeはじめたからね。

草なぎ:けっこうあげてんですよ僕。週に…普通のYouTuber並にYouTubeあげてるんで。

田中:どんなのあげてんの?どういうことやってんの?

草なぎ:スライム作ったりとか、それこそクルミちゃんの散歩やったりとか。とにかく量をYouTubeあげないと、再生回数上がらないと。で、やるんだったら中途半端に(やらずに)やろう!と。YouTuber草なぎとか言いながら、あんまり片手間でやるのも失礼じゃないですか?

太田:片玉?

田中:片手間だよ!片玉でやるとは言ってねぇよ。

太田:(笑)はい…で?

草なぎ:なので、なんかそれもやりたいなと思ってやってるんで。セリフですかねやっぱりねぇ。

田中:どういうふうにやってるの?

太田:長ゼリフとか。

草なぎ:ありますよ。

田中:ひたすら台本を、こう読んでみたいな?

草なぎ:なんかやっぱり1人だと、ねぇ。覚えられなくて。

太田:相手だれかやってくんないとね。

草なぎ:そう、だから半身浴とか。あと、わりかしウォーキングしながらとか。じっとしてやると飽きちゃいますよね。

太田:ブツブツ言いながら外歩ってんの?

草なぎ:はい、散歩しながらとか。

太田:「草なぎブツブツ言いながら歩ってたぞ」って言われちゃうんじゃない?(笑)

田中:ねぇ(笑)

草なぎ:いやぁ、大丈夫です。

太田:徘徊して…

田中:徘徊じゃねぇよ!じゃあ仕事とかまったくなくて自由な時間、追われてないとして、なんにも予定がないとして。

草なぎ:やっぱ旅行行きたいすかねぇ〜。

田中:9時間だよ!?9時間で旅行な中々厳しくない?(笑)

草なぎ:え〜?そうですか?

太田:9時間でって(笑)

田中:日帰りどころじゃない(笑)

草なぎ:温泉とか…

田中:温泉、日帰り温泉?

草なぎ:修善寺とか。

太田:修善寺(笑)

田中:まぁ2時間かけて行って、そうだね3時間いて、まぁ帰ってくりゃそりゃ。

太田:かえって疲れそうだけどな〜。

草なぎ:そっかぁ〜〜。

田中:趣味って?

草なぎ:趣味…ギターとか。

田中:いいともの楽屋でずーっと弾いてたもんね(笑)

草なぎ:あと車乗ったりとか。ドライブするのが好きなんで。

太田:そうそう、あとジーンズも好きなの。

田中:いや、そりゃそうですよね。

草なぎ:あの、田中さんからもらったキャピタルの帽子、大事にしてますよ。

田中:ほんと!?嬉しいね!よく覚えてるねそんなこと!

太田:ほんと嬉しい、俺がむかし書いた小っちゃい記事とかもさ、持ってきてくれてさ。

草なぎ:僕がね、あのー、捕まっちゃったときの。

太田:捕まっちゃったときの(笑)アキラ100%みたいなことしたときのね。

草なぎ:それ今回、記事持ってサインしてもらって。

田中:え〜〜!嬉しいよねぇ。

太田:嬉しいだろ?そういうね、草なぎの恩返しっていう。

田中:(笑)

太田:「鶴の恩返し」みたいなことするんだよ。

草なぎ:ありがとうございます、ほんとに。

太田:え〜、ラジオネーム「アサ」、「ソ」で来ましたね。「そだね〜」と共感したことはなにかありますか。

草なぎ:そだね?

太田:あの、いま。

田中:平昌オリンピック観てる?

太田:カーリング女子。

草なぎ:あ〜!北海道の。

太田:「ソ」からはじまる言葉がそだね〜しか思いつきませんでした。ダメだろコイツは(笑)

草なぎ:そうですね〜。賛同したってことですか?なんだろうな〜。まぁ、なんか「うどんがうまいな〜」みたいな。

田中:(笑)いいね〜〜!

太田:(笑)地味な話だよ!

草なぎ:蕎麦とか。蕎麦屋ってすごい好きで。あの、慎吾ってすごい色々食べて、まぁなんかこうあれするんだけど、「蕎麦屋に行かない」っていうから「慎吾、お前もっと蕎麦屋行ったほうがいいよ」っつって。

田中・太田:どういう会話なんだよ!(笑)

草なぎ:すごい気になる、カレー蕎麦とかけっこう好きで僕、でも慎吾ちゃん全然蕎麦とか興味なくて、肉とか焼肉とか

田中:まぁ、イメージどおりだよね

太田:若いんだな、まだな。

草なぎ:そう、なんか昼間から蕎麦屋でこうちょっとビール飲んだりするのいいじゃないですか。

太田:渋いね〜〜。

田中:タモリさんがね、よくね『いいとも!』終わってさ、蕎麦屋たまにいくんだよ。

太田:美味しかったな〜。

田中:あれ美味しいんだよね。

草なぎ:そうそう、先日もブラタモリの近江さんが変わる、林田さんになるから送別会みたいなのがあって久しぶりに行って、めちゃくちゃ良く楽しく…」

太田:タモリさんとは、けっこう、どういう?親子みたいな感じ?

草なぎ:いや、なんか、失礼ながら友達っていうか、若いときなんかはけっこうこうズケズケと「どっか連れてってくださいよ」みたいなのが逆にタモリさんが嬉しかったっていうか、気を使わなかったのが良かったのか、みたいな今でも良くしてもらってます。

田中:良い関係だよね。羨ましいよね。なんかもう我々はそんな言えないくらい…

太田:言えないし、ベッキーなんかもっと言えなくなっちゃった。

田中:うるせぇよ、ベッキーの話はいいよ。

草なぎ:僕がクソ野郎だったんです。

太田:いやクソ野郎じゃないよ。

田中:それはいいんですよ。

太田:ベッキーの彼氏がクソ野郎だったの。

田中:え?その話、お前だけだよしてるの?

太田:あ、ゲス野郎か。

田中:いや、ゲス野郎とかじゃない、その話はお前だけ。

太田:ラジオネーム「藍色」、「ヤ」で来ました。やっておけばよかったと思っている勉強はなんですか。

田中:そっかぁ〜〜、若い頃からずっと芸能界にいるからね。

太田:そっかぁ〜、学校はでも…

草なぎ:堀越行きましたけど、シンプルに英語とか全然やっぱわからないんで。

太田:だって、語学で言ったら韓国語はペラペラじゃん?

草なぎ:(韓国語)

太田:わかる。

田中:わかるわかるじゃねぇよ!言えよ!わかるじゃなくて言えよ!

草なぎ:(韓国語)

太田:よし、わかった。

草なぎ:最高の監督ですよ。

田中:すごいよねぇ、チョナン・カン。

太田:だから、結構向いてんのかもね、耳がいいから。

草なぎ:今も翻訳機のCMさせてもらってますし。

田中:あ、やってるよね!あのCMいいよね!

太田:そうだ!

草なぎ:そうなんですよ。

田中:あのCM面白いよね、

草なぎ:韓国語も翻訳できたりするので。はい。

田中:なんだっけ、イリ?

草なぎ:「ili(イリー)」

田中:イリーね、はい。あれいいよね。

草なぎ:世界へつなげる

 

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太田:えー、ラジオネーム「容疑者バツ」、「ヤ」で来ました。野球とサッカーどっちが得意ですか? 

草なぎ:野球かな?今回の映画にちなんで。やっぱり。

田中:ボールをこう、なんか持って。

草なぎ:リトルリーグ入ってたこともあるんですよ、小学校の時に。

太田:あ?そう?

田中:ビビる大木と一緒のやつ?

草なぎ:そうなんですそうなんです

太田:あ、そうだ大木と。

草なぎ:2軍だったんですけど、ビビるくんがファーストで僕キャッチャーで。ちっちゃいときスゴい仲良くさせてもらってて。

田中:ねぇ。

草なぎ:でも全然いま連絡もなく、元気かな?大木くん(笑)

田中:元気ですよ!

太田:俺ら会うよな、大木とな。

草なぎ:あ、そうですか、よろしくお伝え下さい。ほんとに良いヤツで。

太田:良いヤツだね、大木はね。優しくてね。

草なぎ:ほんとに良くしてもらったんで。

太田:でもね、そういえば(映画)冒頭の最初に撮り始めたときに、剛君と尾野真千子のキャッチボールのシーン撮ったんだ。

田中:はいはい。

太田:で、そんときにやっぱり尾野さんって女の子だからそんなに、「今まで運動神経もあんまり良くないです」っつってて、それを監督号の山口ってのが仕込んだんだけど、結構良い筋投げるんだけど、で、草なぎ君が来たときにやっぱりね、楽しそうにキャッチボールする雰囲気を剛が作るんだよ。

草なぎ:なんか良かったですね。

太田:あれ良かった!

草なぎ:一番最初のクランクインだったんですけど、なんかすごい天気も良くてそういう環境もそうさせてくれたって感じですかね。

太田:だから2人でキャッチボールしてるとほんとに幸せな光景がね。

草なぎ:でもあれ、途中で撮ってたらまた違ったかもしれないですね。

太田:あれ初日で良かったな。

草なぎ:無の状態で、それこそ最初の森下さんとかのクソ野郎のくだりを撮ってないから、普通の真千子ちゃんと僕がキャッチボールしてるみたいな。…やっぱ持ってますね〜〜。

太田:持ってるよ〜〜〜。

で、またかわいいんだよね〜、真千子ちゃんがね〜。

田中:これあの、少年が投げてますけどね。

太田:少年、出てきます。キーポイントです。

田中:これがすごく良いフォームで。

太田:良いですよこの少年は。これ、あの坂上君のところの。

田中:あっ、ね!忍君のところの生徒なんだってね。さ、ということで草なぎさん主演、太田監督の映画のお知らせでございますけども、映画『クソ野郎と美しき世界』、アクションとファンタジー、ラブ、ミュージカルのオールジャンルムービー。

太田:アクションも観てほしい。剛のアクション…カッコイイ…。

田中:で、まぁさっきから言ってますけど4つの短編ね、オムニバス形式の作品となっておりまして、エピソード1が『ピアニストを撃つな!』、これが脚本・監督が園子温さん、出演・稲垣吾郎さん、浅野忠信さん、馬場ふみかさん、満島真之介さん…

太田:そうそう、あの(満島)ひかりちゃんの弟。

田中:エピソード2『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』、監督・脚本が山内ケンジさん、出演・香取慎吾、中島セナ。そしてエピソード3が『光へ航る』、これが監督・脚本が太田光さん、そして出演が草なぎ剛さん、尾野真千子さん。新井(浩文)さんも出てるんだね!?今大人気の役者さん!

太田:新井君も出てる。新井君も良い感じだったね〜。

草なぎ:沖縄でね〜。これも楽しいシーンで、良いっすよ〜。

田中:で、エピソード4というのが『新しい歌』、これが監督・脚本が児玉裕一さん、で出演がクソ野郎オールスターズということで、今月20日まで全国86の映画館で公開中でございます。詳しくは『クソ野郎と美しき世界』のオフィシャルサイトご覧いただきたいと思います。

kusoyaro.net

 

太田:仕込みでね、どんどんまた広めてほしいね。

田中:「恋に落ちたピアニスト、歌を喰われたアーティスト、息子を亡くした父親、そんな彼らが迷い込んだ美しき世界とは?極悪でバカで泣けて踊れるクソ野郎だらけの4つのストーリー」という。全然わかんない!なんのことを言ってるのかね?

太田:観たらわかる!

草なぎ:最高のエンターテイメントなんで。

太田:結末は誰にも言わないでください!

田中:もちろん、そうですよね。

草なぎ:(笑)

太田:そんな映画でもないけどね(笑)

田中:いや、わかんないですよ!それは!…改めて剛君、最後に一番観てほしいところというか。

草なぎ:そうですね、もうそれぞれのその、なんていうのかな、エピソード1から4で持ち味があっていいんですけど、やっぱり爆笑さんのラジオなんでエピソード3の、太田監督の力量っていうかね(笑)

太田:そりゃあもう、園とは違うからさぁ。

草なぎ:あの、冗談で言ってるんですけど、僕ほんとにすごい良く撮ってもらって「ありがとう太田さん!」って思ってます。

太田:いやいや!こちらこそですよ。

草なぎ:あんまり言うと調子に乗ってくるんで(笑)

田中:たしかにね(笑)

太田:乗るだけ乗るから俺も言われると(笑)

草なぎ:そうなんですよ、でもやっぱり全部観てもらいたいんですけど、だって園子温さんとか他の監督さんは「監督」としてやってきてるわけじゃないですか。そのなかで太田さんが入ってやってるんで。

太田:ダントツなんだもんそれが。

草なぎ:エピソード3、観てもらいです!

田中:まぁ、とにかく4つ、ね。

太田:少なくとも3つまでは観てほしいです。

田中:(笑)いやいや。

草なぎ:(笑)全部観てほしいですけど、太田さんの監督、お願いします!」

田中:はい、ということでございましてここは赤坂応接間、特別編。本日ゲスト映画『クソ野郎と美しき世界』より、草なぎ剛さんと、太田光監督でした。

太田:また呼んでください。

田中:剛君ありがとうございました!

草なぎ:こちらこそありがとうございました! 

 

 

 

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀

 


「クソ野郎と美しき世界」予告編!

ポルノグラフィティにミスチル桜井をオカズにして食えるフェスap bank fes '12『2012Spark』

 

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ポルノグラフィティという米にミスチル桜井和寿をオカズにして食える唯一の音楽フェス『ap bank fes』

ポルノは05、06、09、12年の4回出演してるんですが、中でも2012年に演った『2012Spark』のカッコ良さは魔王。ベストライブランキングぶっちぎり1位。あらゆる理性失う。

 

  

ブギュゥゥゥゥゥゥ! !

 

櫻井「ヘェェェェェェェィ!!!」(bank band名義では桜井は櫻井)

 

スペーェェェク!!

 

観客「キィヤァァァァァァ!!」

 

スペーェェェク!! 

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

櫻井「さぁ行くよォォォォ!!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

櫻井「心の準備できてますかァ!?」

 

観客「キャァァァァァァ!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

櫻井「あの2人がァ!!登場しますよ!!!」

 

観客「キィヤァァァァァァ!!」

 

櫻井「ポルノォ!!!ポルノグラフィティ!!!!」

 

観客「ギィヤァァァァッァァァッァアァァァァァッァアl!!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

ポルノグラフィティ、登場

 

観客「ギィヤァァァァッァァァッァアァァァァァッァアl!!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

新藤「デェーーーーーーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーーーーーーン!! 

 

岡野「アァイ!!!」

 

新藤「デェーーーーーーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーーーーーーン!!

 

チッ、チッ、ダダッタダッダ!

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

(ピョロロロロロロロ)

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

(ピョロロロロロロ〜〜〜〜〜)

 

ディレッテデーーーーレレーーーーー!

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

(ピョロロロロロロロロ〜〜〜〜〜)

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

デッレデデーーーレレーーーーデ!!

 

 

岡野「修羅場を演じるゥ時代劇のォ〜〜〜〜〜!」

 

 

……アウェーの雰囲気からかポルノは登場シーンから「やってやんぞコラ。見てろよコラ」ってオーラがビンビンで「東北ゥ!!カァモンエブリバディ!!!」みたいな岡野昭仁の強めの煽りも、一切喋らずギターのみで主張する新藤晴一も完全に田舎ヤンキー上がりの金髪時代のノリ。

bank band withバージョンの2012Sparkはストリンズスが際立っているのに加え、ピッコロの音が足されててデジロックなのに民族。サンコンがG-SHOCK。

なにが一番興奮するって、俺の中で全ボーカリスト中TOP1、2の二人、岡野昭仁のボーカルのハモリに櫻井和寿が入ってる。夢の中で見た夢。カレーにステーキ乗ってます。

 

岡野「愛しさぁ募れぇばァァァァァ〜〜〜〜ン!!!」

櫻井「愛しさ募れぇばァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜!!!」

 

岡野「熱い鍔迫り合ァァい!!腹に決めてる決意ィィィィィィ!!!」

櫻井「我がスパァァキィィングメェェェェェェェェェンンン!!」

 

ポルノグラフィティ×Mr.Children両ファン、必見。興奮で脳みそ破裂する。ぜひ。

 

ap bank fes '12 Fund for Japan[DVD/Blu-ray]

・収録曲
【Disc1】:132分/ 21曲
Bank Band 「よく来たね」
Salyu 「悲しみを越えていく色」
平井堅 「告白」
JASON MRAZ 「I' m Yours」
吉川晃司 「あの夏を忘れない」
持田香織 「tokyo hotaru」
Crystal Kay 「Boyfriend ‒ partII-」
JUJU 「やさしさで溢れるように」
ゴスペラーズ 「永遠に」
KAN 「and I love you」
横山剣 「不良倶楽部」
ナオト・インティライミ 「カーニバる?」
Def Tech 「おんがく♬MUSIC」
RHYMESTER 「The Choice Is Yours」
ポルノグラフィティ 「2012Spark」
スキマスイッチ 「ユリーカ」
藤巻亮太 「月食」
スガシカオ 「コノユビトマレ」
スガシカオ× Salyu 「Physical」
Bank Band 「奏逢 ~Bank Band のテーマ~」
「ぼくらが旅に出る理由」


【DISC 2】:106分/ 17曲
Bank Band 「終わりのない歌」
MONKEY MAJIK 「Headlight」
ストレイテナー 「Melodic Storm」
小田和正 「その日が来るまで」
GRAPEVINE 「スロウ」
NICO Touches the Walls 「手をたたけ」
曽我部恵一BAND 「LOVE-SICK」
TRICERATOPS 「トランスフォーマー」
ACIDMAN 「赤橙」
くるり 「everybody feels the same」
andymori 「1984」
井上陽水 「最後のニュース」
Mr.Children 「Tomorrow never knows」「HANABI」「Image」「シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~」
Mr.Children & Great Artists 「to U」


【DISC 3】:約61分
Bank Band / - DOCUMENTARY -

  

【感想レビュー】高橋一生が歌うエレカシカバー『俺たちの明日』最高最高最高

俳優の高橋一生さんと東京スカパラダイスオーケストラがカバーしたエレファントカシマシの『俺たちの明日』が最高でした。

 

まず、原曲エレファントカシマシの『俺たちの明日』について少し。


エレファントカシマシ「俺たちの明日」

 

そもそも「がんばれ!」「がんばろう!」って言葉自体、気軽に言いたくなるけど実は誰でも使っていい言葉じゃねぇと思ってて、コイツに言われるとボコボコにしたくなるけど、アイツに言われると泣いちゃうみたいな。だから「がんばれ!」ほど使う人を選ぶ言葉ってないし、知り合いに何の気なしに言われる「がんばれ!」も基本ウザいのに、知らない奴しかも歌だと尚更、わけわかんねぇぺーぺーのバンドとか歌手に「がんばれ」って歌われても、その「がんばれ」の腕とってえい!腕ひしぎ十字固めだコラ、ってなる。

そんな超ハードルの高い言葉「がんばろう!」を連呼するエレファントカシマシの『俺たちの明日』、前言撤回グサグサ心に刺さってきます。「明日も生きよう」って素直に思える。ボーカルの宮本浩次って人の言葉がなんでこんなに刺さるかって、宮本さん「めちゃめちゃ生きるのヘタそう」じゃないですか。MV見ててもひしひし伝わる。映像の口と音源の声が全然合ってないし。笑っちゃうほどの不器用。

宮本さんって、いつも伝えたい想いが溢れてて、頭の中じゃ千も万もの言葉がずっと頭の中グルグルしてるんだけど音楽でしかそれをうまく表現できないってイメージの人で、『俺たちの明日』の「がんばろうぜ!」ってただの言葉どおりの「がんばろうぜ!」じゃなくて、その色んな言葉だとか感情をグチャグチャ〜!って固めて出た一個のバカでかい「がんばろうぜ!」なんじゃないかと思ってて。それって「がんばろうぜ!」としか思ってない人の「がんばろうぜ!」とは明らかに違う。

だから『俺たちの明日』って曲の持つ力ってほんとに凄くて、例えばカラオケでもテクニックで歌ってやろうっていくらカッコつけようとしても、絶対サビで崩壊する。心が声を追い越してくる。それくらい聴いてる人間の歌ってる人間の「素」が出る曲なんですけど、それを高橋一生とスカパラがカバーして歌うって、エレカシも高橋一生もスカパラも大好きな俺はもう期待しかありませんでした。

 

俺たちの明日

俺たちの明日

  • 東京スカパラダイスオーケストラ×高橋一生
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

…もう、初っぱな「さあ!が゛んばろぉぉぉうぜぇぇぇ〜〜〜〜〜〜ぃ!!」からリアル一生がボロンしちゃってます。事前情報なかったら高橋一生って気づかないくらいに振り切れてて普通に「ビクッ!」ってなった。

俺の中での高橋一生って、一見クールで何考えてるのかわかんないのに話してみたら意外と優しいし気さく、けどやっぱりわかんねぇ。そんなイメージだったんですよ。役に入っちゃえば、おちゃらけたキャラクターもやるしケツの穴も見せる。でも絶対腹の底は見せない、みたいな。

だが、そんな既存の高橋一生がひっくり返る「さあ!が゛んばろぉぉぉうぜぇぇぇ〜〜〜〜〜〜ぃ!!」でございました。高橋一生、最高に熱い男でございました。心の中に松岡修造を飼ってました。じゃないとあの「が゛!!」は出ない。濁点2個ついてます。

AメロBメロじゃカッコつけてカッチリおしゃれな服着て曲の主人公を演じてる「役者としての高橋一生」がちょっと残ってるんですけど、サビで全部脱いで全裸で叫んでる「素の高橋一生」が顔を出してくる。2人の高橋一生が行ったり来たりしてギャップで耳粉々になります。スカパラの演奏によって良い意味で『俺たちの明日』が「バカの曲」になってるのも相まって底抜けの明るさ。楽しい。最終的にどんどん「素の高橋一生」の比率がデカくなってきて、ラスサビは音楽の男尻祭り。スカパラ含め全員マッパで暴れまくってます。

そして普通に高橋一生の歌がうまい。「歌うまい」って単純に音程取れてるとか高音が出てるとかだけじゃなくて、満島ひかりや柴咲コウの歌にも感じるんですけど「歌詞に感情を乗せる」のが超うまい。『俺たちの明日』のAメロBメロがセリフっぽいメロディの取り方だからよりそう感じるのかも。「どうだい?」着ボイスにしたい…。この曲を役者に、しかも高橋一生に歌わせようって考えた人を一晩中抱きしめたい…。

 

 

もうね、ここまでの熱いモノ聴かされたら俺の中の松岡修造も出すしかないんで、ちょっと今からカラオケ行って『俺たちの明日』高得点叩き出してきます。

 

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がんばろうぜ。俺。

 

 

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俺たちの明日

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  • アーティスト: 東京スカパラダイスオーケストラ& 高橋一生
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  • 発売日: 2018/03/21
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男臭い漫画が好きだったのに最近OLが読むような漫画ばっかり読んでる

昔はボロボロの床屋とか銭湯に置いてあるような、男臭ぇ漫画ばっかり読んでました。『ゴルゴ13』とか『ドカベン』とか『あしたのジョー』とか『銀牙 -流れ星 銀』とか『サラリーマン金太郎』とか。筆圧強めの、Gペン折れんじゃねぇかってくらいに濃いやつ。

それと、人間の業、汚い部分だけを切り取ったようなやつ。裏切りに次ぐ裏切り。ページめくれば「金」「暴力」「セックス」「ドラッグ」「ロックンロール」…。そんな人生を送ってきました。

 

そして、俺の最近のKindleの本棚がこれ。

 

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なんだこのラインナップ。1人暮らしのOLか。デザイン系の専門学生か。ネコ飼ってんのか。居酒屋でラーメンサラダ頼むタイプの女の本棚だろこれ。マーガレットコミックスて。pixivコミックて。

当方、ゴリゴリのアラサーの男です。気がついたらこうなってました。俺だってもっとカーッ!と熱くなるような漫画読みてぇよ。血で血を洗いてぇよ。

でも…悔しいかな…全部めちゃめちゃ面白いんすよ…。腕とかもげないのに。

 

 

町田くんの世界

みんながイメージした「優しさ」の集合体が町田くんで、もう基本キレイなことしか起きないし、町田くんをはじめ出てくる登場人物みんながとにかく良い人。マジで逆アウトレイジ。実写映画化とかされたら絶対ポスターに『全員善人』って書いてる。

普通ここまでキレイだと読んでたらヘドしか出ないハズなんですけど、読み終わったらこっちまで「…世界って、人ってこんなに美しいんだ…優しいんだ…地球抱きしめたい…みんな大好き、小鳥にエサとかあげたい」ってなるから恐ろしい。

安藤ゆき先生の『町田くんの世界』に説得力を持たせるだけの絵の空気感とかセリフの運び方とかが尋常じゃないくらい上手くて、この感じで怪しいセミナーのパンフレットとか書かれたら確実に落ちる自信ある。

 

 

凪のお暇

[まとめ買い] 凪のお暇

[まとめ買い] 凪のお暇

 

心も身体もボロボロになり仕事を辞めた節約上手な凪のゆるゆるな日常だけを描く漫画なのかなと思いきや、元彼・慎二の比重が意外とデカくて、最初は「はぁ…またこういうパターンの恋愛漫画かよ」ってちょっとゲンナリしてたんですけど、慎二の生き方ウマいようでめちゃめちゃヘタクソな感じが愛おしくて愛おしくてしょうがなくなりました。俺の負けです。

慎二の凪に対する行為ってもろモラハラで同情の余地まったくないし、絶対復縁とかさせちゃいけない、それはわかってる、わかってるんですけど、どっかで慎二を応援してる俺がいる。凪と我聞の回想シーンの入るタイミングが絶妙すぎるんだよ。心理描写が、人(にん)の描き方が上手すぎる。たしかにこの紙面の中に凪は、慎二は、生きてる。絵はコミカルなのにグサグサ刺さってくる。ずるい…。

 

 

私の少年

[まとめ買い] 私の少年

[まとめ買い] 私の少年

 

これ男女逆の立場だったら超炎上案件のめちゃめちゃ気持ち悪い設定で「うわっ絶対手ぇ出さねぇ」と思ってたんですけど、サンプルちょっと読んで即買い。1ページ1ページの描き込みがハンパなくて息するの忘れるくらい綺麗。

好きなページたくさんあるんですけど、特に1巻の聡子の苦笑いは「世界漫画家苦笑い選手権」で全漫画家中ダントツの1位なんじゃねぇかっていうくらいの完璧な苦笑いで印刷して額縁に入れて家の玄関に飾りたい。

この話、どう理解していいか未だによくわからないんですけど、言えることはただ一つ。聡子と真修には幸せになってほしい…それだけ、それだけを望む漫画です。

あと、これは完全に俺が悪くて、少年の名前が「真修」ってんですけど、俺の中での「ましゅう」って「マシュー南」しかいなかったんで、どうしてもね、藤井隆の顔がチラつきますよね。

 

 

…どうしちまったんだ俺は。この前も『君に届け』の最終巻読んで泣いたしよ。慌てて『バトル・ロワイアル』読んで黒沼爽子から相馬光子、風早翔太から桐山和雄で無理矢理バランス取ったけど、危うく12年で3年を描く君に届けの時の流れの遅さに飲み込まれるところだった…。

なんでだ。線の細いナヨナヨした漫画一番嫌いだったはずなのに。俺の中の江田島平八が、ラオウが、岩鬼が、力石が「帰ってこい!!」って叫んでる。

でも、こういう漫画をお風呂上がりにハーゲンダッツとか食べながら読むのが最高。匂いつきの加湿器とかたきながら。

 

秋元康の無敵のキモさと乃木坂46『意外BREAK』の90年代ドラマ主題歌感について

秋元康の無敵のキモさ

『歌詞』って言っちゃえば「よりキモいこと書いたもん勝ち」みたいなとこあると思うんですけど、その勝負において秋元康ってマジで無敵なんじゃないでしょうか。

自分で歌うにしろ、誰かに提供するにしろ、いや作詞に限らず文章書くときってかなり慎重に言葉選びますよね。「ここのフレーズダサいかな…」「ちょっと押し付けがましいかな…」「いや、これはさすがに気持ち悪いだろ…」って。だから好き勝手に書いてるようでいて実は使える言葉っておのずと限られてて、意識的でも無意識でもどっかでブレーキかかる。

でも、欅坂46の歌詞とか見てもらったらわかるんですけど、秋元康って完全にイカれてるんですよ。いやたぶんブレーキなんて最初からついてない。ただの改造車。他の作詞家がブレーキかけながら慎重にカーブ曲がってんのにあいつだけ歩道乗り上げてアクセル全開で真っ直ぐ突っ切ってくるみたいな。

秋元康って作詞家を一言で表すなら『無限』。「恥ずかしい」って感情が(恐らく)欠落してるからどんなジャンルの曲にも歌詞つけられるし、どんな言葉でも乗せられる。普通の作詞家が1,000言葉知ってても5〜600しか選択肢がないのに対して、秋元康は1,000フルで使えますから。ペース落ちることなくガツガツ書いていけるし、ネタも全然尽きない。そう考えたら説明過多の歌詞にもちょっと納得できる。

特に「眩しすぎる君に素直に好きと言えないオクテな僕」みたいな曲何曲書いてんだよ、もういいよ、腹いっぱいだよこっちはもうとっくにゲロ吐いてんだよって感じなんですけど、蛇口ひねる感覚で言葉出てくるんでしょうね。

ちょっと調べたんですけど、例えば乃木坂46だけで一人称『僕』の曲138曲中61曲もあるんですよ。どんだけ書くことあるんだよ。マジで無限。もはや「水」とか「風」とか「雲」の類。超キモい。

※一人称『私』44曲、『俺』2曲、『一人称なし』31曲

 

 

乃木坂46『意外BREAK』の90年代ドラマ主題歌感  


乃木坂46 『意外BREAK』Short Ver.

 

そんな秋元康の無敵のキモさをふまえて、乃木坂46『インフルエンサー』のカップリング曲『意外BREAK』。ワードチョイスのキモさが打ち込み系のメロディにビックリするくらいよく合っててキモさが完全に良い方向に働いたパターンの超名曲。乃木坂で一番好き。

歌詞の内容は珍しく一人称「私」でいわゆる「女の失恋」がテーマの曲なんですけど、出だしから

「カブリオレのルーフ 全開にしちゃって首都高湾岸線を走る

爆音で流すソウルミュージックさえ 風向き次第でやさしく聴こえる」

いやアイドルに歌わせる歌詞かよ。「カブリオレ」「ソウルミュージック」ってもうオッサンの加齢臭隠す気まるでねぇ。オープンカーで首都高走る女って絶対こち亀の麗子だろ。

だけど、この絶妙な古臭さ、オッサン臭さが90年代のドラマのエンディング曲にダブって懐かしさで胸が苦しくて死にたくなる。『ショムニ』とか『ナースのお仕事』とかの主演女優に歌わせるタイプの曲感すごい。たぶん江角と観月が聴いたら「わ、私に歌わせてっ…!」って土下座してくるレベル。

Bメロからマイナーコードでちょっとフッと切なさ漂わせてからのサビ頭でタイトルの「意外BREAK」持ってきてキャッチーさ作る感じ、マジでアラサー・アラフォー皆殺しにきてます。

しかも『意外BREAK』は白石麻衣・松村沙友理・高山一実・衛藤美彩の4人が歌ってるんですけど、普通にめちゃめちゃ恋愛してそうじゃないですか。たぶん他の乃木坂メンバーの誰が歌っても成立してないすごい生っぽいメンツ。特にBメロの衛藤美彩の耳が溶ける声、ああー完全にやってんなこれ。

 

あと、秋元康にしてやられたのが、この曲のメロディのイメージ俺の中でめっちゃ「夜」なんですね。イントロのシンセサイザーの感じなのか、コーラスの雰囲気なのかわかんないですけど、バリバリ街灯が光る夜の首都高速ってイメージだったのに、思いっきり

「飛行機が青空横切ってく」「涙じゃなくて太陽のせい」 

って歌ってる。ド日中……。その瞬間、それまで頭の中で浮かんでたムーディーな映像が粉々にぶっ壊されて、満天の青空の下、小太りのメガネのオッサンのドヤ顔がバーン!って飛び込んできてめちゃめちゃ吐いた。このメロディで「青空」「太陽」って言葉普通出てこねぇって。すげぇよ、秋元康。最高にキモい。

 

 

意外BREAK

意外BREAK

 

テレビの音をウォークマンで録音してラジオにして聴く変態

テレビが好きすぎて好きすぎて、最近はテレビ番組の音だけ抜き出してパソコンなりiPhoneなりにブチ込んでセルフラジオにしてニヤニヤしてます。

 

「テレビの音を録音する」って言ってもそのやり方は多岐も多岐なんですけど、ハンドマイクをラジカセに繋いでテレビのスピーカー部分に近づけて云々やら色々試した結果、

SONYウォークマン+ダイレクト録音ケーブル

のコンボが「手間」「音質」「コスト」ともにパフォーマンスが最強だという結論に達しました、わたくしめはSONYの犬です。ありがとうございます。

 

SONY ウォークマン Sシリーズ [メモリータイプ] 32GB ブラック NW-S766/B

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Logitec Walkman用ケーブル 録音用(ダイレクトレコーディング) LHC-AW01

Logitec Walkman用ケーブル 録音用(ダイレクトレコーディング) LHC-AW01

 

 

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これをテレビのイヤホン穴にぶっ刺して録音したい番組を流しとくだけ。

テレビの音をダイレクトに拾ってほぼ音質の劣化もないままMP3、ATRAC、PCMに変換できるからそのままウォークマンで聴いてもいいし、パソコンで編集してもいいです。

これでライブ映像とかの音抜き出して聴くのが一番スタンダードな活用法だと思うんですけど、俺のおすすめはやっぱり普通のテレビ番組の音だけ抜く「セルフラジオ」です。

セルフラジオの面白いところって、普段テレビで画面も観ながらだとつまんねぇって思ってた番組も感じ方が変わったりするんですよね。

 

例えば『VS嵐』なんかは身内ノリの馴れ合いバリバリで「ファン以外誰が楽しいんだこれ」としか思わなかったんですけど、イヤホン通して歩行中とか電車移動中とかに聴くと臨場感がハンパなくてめちゃめちゃ楽しめます。

「ベルトコンベアで流れてくるアルミ缶をバランスボールで蹴って倒す」みたいなわけわからんオリジナルゲームなんかも、音声だけだと映像を頭の中で想像するしかないですから、

 

実況「大野の蹴ったボール!ああ!惜しくも外れた!櫻井!ヒットぉ〜〜〜〜!パーフェクト!!」

観客「ワァァァァッッ……!」

 

みたいなどうでもいい実況も耳元で大音量で聴くと、狭いスタジオでやってるはずが俺の気分はもう『VS嵐フロム・東京ドーム』みたいなテンション。なんならサッカーとか野球の中継聴いてるのと変わんない。サラウンド設定を「アリーナ」とか「ライブ」に変更してやるとよりグルーヴ感が出て最高にアガる。俺もまさかVS嵐の勝敗が気になってくるとは思わなかった。絶対に負けられない戦いがここにはあった。

あと、ゲームの合間のフリートークとかテレビで観ると何気なく聞き流したりしちゃうんですけど、それこそリアルラジオで、

「裏でトークの手綱さばいてるのって、実はニノだなコレ…」

「大野君、ボケに見えて意外とツッコミ冴えてんな…」

「相葉、ただの明るい奴だと思ってたけど、マジでただの明るい奴だった…」

みたいなテレビじゃ中々気づかない5人の立ち位置とかトークのパターンがわかったりして超興奮する。そもそも嵐5人と豪華ゲストのラジオ毎週聴けるって冷静に考えたらヤバい。

 

最初はネタ番組とか『アメトーーク!』とか『すべらない話』みたいなそもそもラジオとしても成立するような番組なんかだと最初っからスッと入ってくるから初心者にはおすすめ。

女のアイドル番組は声みんなもれなくかわいいんで耳が溶けますし、声優好きになっちゃうときみたいに自ずと顔面のハードルが下がるんで最高。

あと慣れてきたらぜひやってほしいのがドラマ。全部ラジオドラマになるんで超新鮮です。アクションシーンとか1ミリもなにやってるかわかんなくて逆に興奮します。

究極は「テレビ観ないで先に音だけ録音して聴く」ってやり方。適当にテレビつけてなんの番組かも確認しないで2,3時間録音しっぱなしにして放置しとくんですよ。

 

…ほぼ「ただの雑音」

 

急にイヤホンから流れる高音質のヒロミのガッサガサ声マジで地獄