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ミクスチャーブログ

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なにが「エモい」だよ意味不明なんだよ恥を知れ恥を

「エモい」って言葉がマジで気に食わねぇ何かって言やぁどいつもこいつも狂ったようにエモいエモいエモいエモい…

エモい

エモいは、英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本語の形容詞。 感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき、「うまく説明できないけど、良い」ときなどに用いられる。

エモい - Wikipedia

「うまく説明できないけど、良い……っ」

なんだそりゃ?うまく説明できないんだったら喋んじゃねぇよ。まとまってから言えよ。「良い……っ」じゃねぇよ、軽くイッてんじゃねぇよ。なに一人で勝手に気持ち良くなってんだよオナ太郎かよ。

しかも「エモい」使うやつもれなく全員「わたしわかってます〜」みたいな雰囲気出すだろ。なんだあいつら。公園で花火して一番盛り上がってるところで通報されろよ。「エモい」って使った時点で言葉にするのを放棄したサルだからな。バナナ目の前にしてウホウホ言ってんのと変わんねぇんだよドンキーコングかお前ら?

そうやって一生地面叩き続けてろよ。「わたしは上手く言葉にできませんがニュアンスを感じ取ってください」みたいなのマジでハラワタ煮えくり返るわ。お前らの脳味噌カニ味噌入ってんのか糞が。

文読んで「このブログエモい…」メシ食っては「このブロッコリー超エモい…」映画観ては「ラストシーンの石原良純エモすぎ…」漫画読んでは「最近『浦安鉄筋家族』読み返したけどマジエモい…」犬見ては「あの白い犬エモっ…」マジで全員なに言ってんだよ。キツめのクスリやってんだろ。救いようねぇバカここに極まるだな語彙力胎内に忘れてきたんかお前ら?なにがエモい文章だよ、ただのつまんねぇポエムだろ。森羅万象エモいで片付けてんじゃねぇよ。なんの宗教だそれ。じゃあ逆になにが「エモくない」んだよ。そっちのほうが興味あるからそっち教えろ。

あとたまに「懐かしい」って意味で「エモい」っつってる奴もう赤ちゃんからやり直せ。じゃあ「懐かしい」でいいだろうが。「最近流行りの言葉も知ってますっせ〜」みたいなイキりダサすぎなんだよ、逆に語彙力死んでんだよ。そんな言葉使わせるために母ちゃんはお前を産んだんじゃねぇんだぞ。お前が「エモい」って使うたびにお前の知らねぇとこで家族泣いてるからな。

特に終わってんのが音楽な音楽。アホみたいな顔して口半開きで「この曲エモいんや〜〜〜」つってヨダレ垂らして。最近『おジャ魔女カーニバル!!』がエモいとか言われててマジで気狂いそうになったわ。頭カラッポで聴けるバカソングの代表みたいな曲だろあれ。テメェらがのたまうその「エモい」の定義だとどっちかって言ったらEDの『きっと明日は』のほうだろうがいい加減にしろよニワカ共がよマジでお前らの人生ポポリナペーペルトさせてやろうか?

お前らは手軽な言葉として「エモい」って使ってるかもしれねぇけど聞き手の理解のテンポ死ぬほど悪くしてるの気づけよ。どこがどう良いのか聞かされてるこっちは1ミリたりとも伝わってねぇんだよ。「エモい」使う奴がもれなく大好きな言葉「コスパ」最悪なのわかってんのか?しかも一番ハラワタ煮えくり返るのが、こんな曖昧極まりない言葉で同意求めてくる奴もうお前ん家のテレビ一生モニタリングだけ流れ続けろ。

「この曲、エモくない?」

うっせェェェエエエエバァァァアアアカ!!!俺が閻魔大王だったらてめぇが「エ」っつった瞬間に舌抜いてるからな、良かったなぁ?俺が閻魔大王じゃなくてよ。拾った命大事にしろや。

 「エモくない?」じゃねぇんだよ。なにがだよ。エモくねぇよ。そもそもこっちはその「エモ」を受け入れてねぇんだよ。なに共通語みたいな感じで話してきてんだよ。こっちからしたらお前ただ口パクパクさせてるだけだからな。魚と一緒だよ。なんにも言ってねぇよ。そこにあるのは「無」なんだよ。少し空気が震えただけ。

その感情を言葉にしろよ、どこがどうエモいのか「エモい」って言う前に歌詞のどのフレーズが、曲のどのメロディラインが、ボーカルが、ギターがなんで心を揺さぶるのか、コンベンションセンターで2時間の講演をやれ。10000字の文章にして読ませろ。できないなら黙れ。

 

いや、百万歩譲ってそのへんの高校生とか大学生が「エモい」っつってんならまだ「言葉知らねガキ」でいいけどいい年した大人、しかも本職のライターがエモエモ書いてんのみると情けなくて涙も出ねぇわ。二十歳超えて「エモい」とか言ってんなよ。お前らが目指した文章ってそんなそこらの鼻タレ坊主でも言えるような言葉で片付けられるものだったのかよ?もっと自分にしかない言葉で自分だけに書ける文章で良さ伝えたかったんじゃねぇのかよ?掠れたインクで文章書き続けて恥ずかしくねぇのか?お前らのペンとっくにもう折れてんだよ。おいナタリー、ロッキング・オン、クイック・ジャパン、シンラ、リアルサウンド、お前らの「エモい」の3文字はいったい文字単価いくらだ?

お前らがプライドまでドブに捨てたってんなら俺はもう何も言わねぇよ。泥水すすりながらバカみたいに口開けて死んだように生きてろよ。永遠に「Webライターやってます!◯◯に寄稿中です!」とかTwitterのプロフィールでドヤってろよ。ただし俺の前に現れたらバイオハザードよろしくグレネードランチャーで頭ふっ飛ばしてやるからな。俺は曲がりなりにも文章書いてる身として、死んでも「エモい」なんてわけわかんねぇ言葉を使うような人間にはなりたくねぇ。それだけ。以上。

 

…ん…?あれっ…ちょっと待って…

 

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ほんと調子こいてすいませんでした…クツ舐めるんで全部忘れてください…

ラジオ『星野源×三浦大知オールナイトニッポン』選曲まとめ

 

ラジオ『星野源のオールナイトニッポン』、「星野源と三浦大知がCDとレコードを持ち寄りブースの中で中学生のように音楽をかけながらぐだぐだ2時間話すスペシャル!」選曲まとめ。

 

 

星野源

CHAGE and ASKA『SAY YES』


[MV] SAY YES / CHAGE and ASKA

星野「ドラムのスネアとベースのビートがかなりタイト」

 

 

Bruno Mars 『Versace On The Floor』


Bruno Mars - Versace On The Floor [Official Video]

三浦「アウトロが好き。ワクワクが持続する感じが」

星野「これでA面が終わるんですよレコードだと…。本当によくできているんだよなぁ」

 

 

はっぴいえんど『あしたてんきになあれ』 

あしたてんきになあれ

あしたてんきになあれ

  • はっぴいえんど
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

星野「いわゆるフォークって認識だったんだけど、はっぴいえんどって。でもちょっとブラックミュージックの匂いがすると思って、ソウルなんじゃないかと思ってた曲」「『The Shower』を作ったときのインスパイア元」

 

 

 The Crusaders『So Far Away(Live Recording)』


The Crusaders - So Far Away - Live Recording

星野「客が良いっていう。演奏も最高だけど客も良い、みたいな」

 

 

ORIGINAL LOVE『JUMPIN' JACK JIVE(featuring MITSUYOSHI AZUMA)』

JUMPIN' JACK JIVE (feat. 吾妻光良)

JUMPIN' JACK JIVE (feat. 吾妻光良)

  • Original Love featuring Mitsuyoshi Azuma
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

星野「日本一大好きなギタリストとセッションしてて「日本人でもこの感じが出せるんだ…」と」

 

 

三浦大知

ボーイズⅡメン『Motownphilly』


Boyz II Men - Motownphilly

三浦「Folderで活動してたときにマネージャーが車でよくかけていた曲」

 

 

Usher 『U Remind Me』

U Remind Me

U Remind Me

  • アッシャー
  • R&B/ソウル
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

三浦「リアルに中学生の時に聴いてた、今の三浦大知にもつながる一曲」「お兄ちゃんみたいな存在のスタッフさんにアルバム『8701』を買ってもらって聴いていた。日本に来日してたとき、たまたまテレビで観て一人でダンサーもつけずに歌って踊っていて「なんてカッコイイんだ、ぜひ自分がやりたい」と思った」

 

 

Michael Jackson 『Black Or White』


Michael Jackson - Black Or White (Shortened Version)

三浦「この人みたいに音楽を楽しめたら最高だなっていう。自分が知ってきたアーティストのなかで一番音楽が好きな気がする」

星野「子供の頃からそうだったけど、勝手に身体が動いてしまうっていう…」 「色んな国のダンスをマイケルが踊っていくんですけど、なにをやってもマイケルでそのオリジナリティが子供ながらに「すごいカッコイイ」と思った」

 

 

Ben L`Oncle Soul『Soulman 』


Ben L'Oncle Soul - Soulman

三浦「スティービー(ワンダー)から影響受けてると思うんですけど、いわゆるソウル・トレイン的なライブでもコーラスの人と一緒に踊ってみんなで手振りを合わせてみたいなことをよくやってて、ダンサーとかとライブを観に行ってました」

 

ミスチル、ポルノ狂いは『Official髭男dism』聴け

相変わらずMr.Childrenとポルノグラフィティを狂ったように聴いてるんですが、最近は若手バンドも熱い。中でも『Official髭dism』はまごうことなき激熱。絶対に売れる。

そもそも、ポルノとミスチルには多くの共通点があり、片方にハマってる人はもう片方にもハマる素質は十分にあると思っていて「高音が意味分からんほど出る」「滑舌が良く歌詞が聴き取りやすい」「人間離れしたロングトーン」「声に名前が書いてある」だとか「フィクションとしての歌詞の表現力」「韻の踏み方が超絶気持ち良い」「楽曲の振り幅がエゲツない」「一音目からリスナーを引き込む音力」「その時々に流行ってる音楽を上手く自分達のサウンドに落とし込む」「新曲リリースのタイミングが意味不明」その他諸々あるんですが、その最たる共通点それが

めちゃくちゃ「ィェッッヘッヘ!」「ア〜ァン、アァ〜ハァァン」「ヒィッヒィ〜〜!」「アーォオ!」と叫ぶ

これです。

じゃあ件のOfficial髭dismはどうでしょう。例えば、バキバキのサイケデリックサウンドとエロエロの歌詞が聴くアダルトビデオ『Tell Me Baby』、


Official髭男dism - Tell Me Baby[Official Video]

出会って4秒で

 

「アーォオッ!!」

 

さらに後半部分は抑圧された感情が爆発し、

 

「ドゥッ…ルトゥルトゥッルルルルルットゥルトゥルルルルルルル」

「オーーーーゥオウオォオーーーーーー!イェエッイエイヘァァッッ…アォオッッォオォッッ…ディドゥルドゥットゥ…ドゥッドゥ…テルミーテルミーテルミベイベェエウォオオオオオオオーーーーー!イェエエエイトゥルルゥウウ…」

 

この衝撃を今すぐ味わって欲しい。『叫びボーカル界』の超新星がここに爆誕した。

耳ごと持っていかれるぶち上がるイントロ、日本語詞と英語詞の絶妙すぎるバランス、抜けの良い高音ボーカル、打ち込みを多用しながらもしっかりバンドサウンドを重視してる。『2012Spark』『カメレオン・レンズ』2010年代のような近年のポルノグラフィティサウンドっぽいし、『Dance Dance Dance』なんかの『Atomic Heart』期の1990年代のミスチルっぽさも感じる。ボーカル藤原聡のビジュアルもなんとなく桜井和寿と岡野昭仁を足してギューン!ってしたみたいな感じで超カワイイ。

この曲について番組内でプロデューサー蔦谷好位置も、

世間では洋楽的なサウンドに英語詞をのせるタイプの曲もあるが、この曲は洋楽的要素をうまく取り入れながらちゃんと日本のポップスになっているところがいい。

とかなんとか言っていたんですけど、そう、一言一句違わず全く同じことを俺も思った。むしろ俺のほうが先に思った。いろんなジャンルの音楽をインスパイアしつつもJ-POPとして昇華させてるところなんか、ポルノミスチルサイコである俺の血をビンビン刺激してくる。J-POPの良さと、海外のトレンドを組み合わせた時代感覚を昇華させる音楽嗅覚が天才。


Official髭男dism - SWEET TWEET[Official Video]

反対にキラキラ爽やかポップの楽曲を演っても気が狂うほど良くて『SWEET TWEET』は「ハチミツ舐めながら書いたんかお前」と思うほどの甘々な歌詞に、アグレッシブで内蔵飛び出るほど暴れたくなるサウンドのギャップに殺されてしまう。そして最終的にはやっぱりガマンできなくなって

「恋する僕刻むメモリィ イェイイェェェェエェェィァ!!…アーーーーーーーー!!アーーーーーーーー!!アーーーーーーーー!!アーーーーーーーーーーー!!!イェイェーーーーーーィ!!」

とガッツリ叫んで終了。この言葉にはならない感情の吐露、ここにOfficial髭男dismの魂を感じるのです。

メンバーの優しそうなルックスと荒々しい演奏とのギャップも髭男の魅力ひとつ。なかでも『55』『Amazing』はその最たる例。イカれたメロディとイカれたアレンジ、イカれた歌声とイカれた歌詞がバッツリ噛み合ったド名曲。


Official髭男dism - ノーダウト[Official Video]

メジャーデビュー曲である『ノーダウト』も最高で、いきなり月9『コンフィデンスマンJP』の主題歌っていうドでかいタイアップをもらいつつも、やりたい音楽をちゃんとタイアップに落とし込んで自分達の色を無くさないのも2組に共通する部分があるし、ミスチルもポルノも「2番から本気出す」みたいな部分があるんですが、『ノーダウト』もドラマ主題歌なのにフルで聴くとより良さがわかる曲。起承転結がしっかりしてて「フルで聴いてもらう」ことを前提に作ってるのが若いのにプロ。特に2番サビ後からの展開は脳汁洪水案件。

しかも、共通点の部分でも書いたように藤原聡の歌詞の韻の踏み方が秀逸で、2番Aメロ

「偽のウォーアイニー 撒き散らして暴走してるあなたたち 使って華麗に浴びるわ9桁のビルシャワー」

この口ずさんだときの気持ち良さ、聴く麻薬、歌う麻薬、ピエール髭。そして恐るべきは、これだけ色んなこと詰め込んで曲時間が3分ちょいという奇跡。

「名曲」と呼ばれる曲の9割は曲時間3分〜4分である

という音楽の理を「本能」で知っているのがOfficial髭男dismというバンドなのだ。

続く『Stand By You』『FIRE GROUND』が、輪をかけて化物曲で『Stand By You』のグルーヴ感は「作られるべくして作られた名曲」、そして『FIRE GROUND』の持つ圧倒的なパワーと主題歌にもなっているアニメ『火ノ丸相撲』との親和性は完全に「タイアップの手本」。『絶対ハズさないタイアップソングの作り方』のタイトルで本出してほしい。


Official髭男dism - Stand By You[Official Video]


Official髭男dism - FIRE GROUND[Official Video]

なによりどの楽曲を聴いても「100人に無視されても1人に刺さればいい」的な曲作りじゃなくて、ちゃんと「100人に刺さるように」音楽を作ってる。ドキャッチーなTHE J-POP。そっから一歩も逃げてない。「ド真ん中で勝負して売れてやるぞコラ」という気合いがビンビン伝わってくる。「一生応援したくなるバンド」がここにもいた。

ミスチル、ポルノ、この二組に一歩も引けを取らない圧倒的なオリジナリティを持つバンドなのは間違いない。確実に天下取る。その時は胸張って古参ぶりたい。

メロディ100点の歌詞マイナス100点 乃木坂46『シンクロニシティ』感想


乃木坂46 『シンクロニシティ』

 

「闇が深ければ深いほど、光も強く輝く」

って言葉がありますが、まさにそれ。秋元康がキモければキモいほど、乃木坂も輝きを増してきます。曲も、アレンジも、ダンスも、MVの構成も、メンバーのビジュアルも綺麗すぎて息呑む。

まずメロディの構成力がとにかくハンパなくて、最後大サビ後にAメロに帰結して、『シンクロニシティ』って曲が1個のストーリーとしてちゃんと完結してて聴後感ヤバい。Mr.Childrenの『名もなき詩』パターンです。

ゆえに、Aメロ終わりの「ウォウウォウ」気んn持ち良いいい。

シュゥィーーーーーッ…ポォンッ…keep going! ウォウウォウ〜ウォウウォウ〜〜

静かなイントロからここで一気にパッと開けて曲が始まる感じ、耳も脳も二フラム。相変わらず48、46グループの楽曲は「ウォウウォウ」だとか「ヘイ!」の入れ方がべらぼうに上手くて溶ける。MVもメンバーの全員手足の所作が鶴レベル。ロングスカートの白ワンピで露出は極端に少ないのに逆にエロいっていう。

 

…だが歌詞がマジで糞。とんでもない闇。歌詞自体の内容もさることながら、とにかくメロディに対しての歌詞の詰め込み方が学校に忍び込む変態のソレ。音符4に対して8とか言葉詰め込むから、ロケットえんぴつ的に次のメロディにも歌詞が押し出されて、マジで終わってる歌いにくさ。

一回聴いてみてほしいんですけど、例えば

Bメロ

「少しだけこの痛みを感じてくれないか 信号待つ間にちょっとだけ時間をいいかい」

Cメロ

「抱え込んだ憂鬱とか 胸の痛みも76億分の1になった気がする」

いや……気持ち悪っっっっっ!!!普通、歌詞書くときってメロディに対して自分で口ずさんで言葉当てると思うんですけど、絶対コイツそれやってねぇな…っていう割り方。さっき『名もなき詩』挙げましたけど、歌詞は全編「成り行き任せの恋に落ち!ときには誰かを傷つけたとしても!!」のあの舌噛みちぎる譜割りパターン。

こんな譜割りされたらそりゃ口パクもしたくなるだろ。昔は俺も音楽番組出てる乃木坂とか欅坂に対して「こんなあからさまに口パクしてたら親泣くぞ」とか思ってたんですけど、こりゃ仕方ない。なんか秋元康って自分のアイドルのこと全員三浦大知だと勘違いしてんのか、実際ものすごいムチャクチャやらせてるんですよ。こんな曲、生で歌いながら踊れっつってんのって、言ったらRPGにおける「能力ガッツリ下がるけど貰える経験値2倍になるアイテム」をボス戦まで着けて戦えって言ってるみたいなもんで、良くも悪くも普通の女子に化すハードルにしては高さが鬼。

しかも、こんな「電話ボックスに何人入れるか」みたいなマネまでして入れた言葉が全然大したこと言ってねぇのもヤバい。メロディに気持ちよく歌詞当てるなら「この」「ちょっとだけ」いらねぇし、「76億分の1」なんかパート割り当てられた子かわいそすぎるだろ。

 

でも、なにが一番ムカつくかって「全部計算ずくのでやってるキモさ」ってところで、さっき「自分で口ずさんで言葉当ててない」って書いたんですけど、たぶん奴にとってはそんなん関係なくて、わざと歌いにくくすることでサビ直前に違和感バリバリ持たせてリスナーのハラワタ煮えくらせてからの、サビで気持ち良さを200%オーバーフローに持っていくっていうやり口。あえての歌詞マイナス100点じゃねえかと。

その証拠にメロの譜割りの稚拙さがウソみたいにサビは完璧で、パーン!とメロディに言葉当ててる。ワードチョイスも「誰だって誰だって」だとか「ハモれ」だとか、ちゃんと耳にも頭にも残る言葉を選んで、誰が聴いても一発で覚えられるくらいにキャッチー。だから曲全体を通して聴いちゃえば歌詞が糞だとか、譜割りがどうのとか関係なくただリピート再生を繰り返す機械になっちゃう。

康の手のひらの上でクルクル転がされんの、ほんと癪なんすけど、こいつぁ紛れもなく名曲。秋元康に俺の意識がシンクロニシティ。キモさにゲロれ。

 

【文字起こし】ラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』ゲスト草なぎ剛トーク

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https://www.tbsradio.jp/240517

 

4月8日放送のTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』内のコーナー「ここは赤坂応接間」のゲスト・草なぎ剛とのトーク文字起こし。

 

 

 

映画『クソ野郎と美しき世界』について

爆笑問題・田中裕二(以下、田中):爆笑問題の日曜サンデーここは赤坂応接間、特別編。本日のお客様は4月6日金曜日に公開になりました映画『クソ野郎と美しき世界』より、俳優の草なぎ剛さんと、太田光監督でございます。

爆笑問題・太田光(以下、太田):ヴンヴゥン…。

田中:よろしくお願いいたします(笑)

草なぎ剛(以下、草なぎ):お願いします(笑)

太田:どうもはじめまして。

田中:いや、ちょっとまってちょっとまって(笑)、おかしくねぇか?オメーもなんでゲストで…。

太田:僕はゲストですよ、だって。

田中:いや、剛君はいいよもちろん

草なぎ:いや、太田さんは最近よく会ってるんでアレなんですけど、田中さんお久しぶりです(笑)

田中:お久しぶり(笑)、ほんとそうだよ!

草なぎ:なんか…俺ねぇ、田中さんのほうが好きなんですよ。

田中:そうでしょ?(笑)

太田:どういうことだよ!どういうこと!?なんでなんで?

草なぎ:太田さんってなんかさぁ(笑)、適当じゃないですか。

太田:適当じゃない!お前に言われたくないよ!

草なぎ:もう大変なんですよ!

田中:振り回されたでしょ?

草なぎ:もうねぇ、田中さんいないともう、言っちゃいけないことばっか言うんで(笑)

田中:そらそうですよ、だって俺がいたって言っちゃいけないことしか言わない。

草なぎ:そうなんですよもう、怒ってくださいもう。ヒドいですよもう。

田中:怒り飽きたよもう!

太田:なんにも…大丈夫じゃねぇか、今んとこ(笑)

田中:(笑)

草なぎ:ヒドいけど!映画はスゴい。

太田:ほらぁ〜〜〜!きたぁ〜〜〜!

草なぎ:だから許す!

太田:下げて上げるねぇ〜〜〜。

田中:ねぇ〜〜〜、うまいねぇ。

太田:腕があるね、やっぱり!さすがに(笑)

田中:いやぁ、しかしとうとう公開になりましたよ、剛君。『クソ野郎と美しき世界』

草なぎ:あのねぇ、太田さんもうほんとにヒドくて文句ばっか言いたいんですけど僕。でも、撮る映画スゴいでしょ!?

太田:ほら!きた!

草なぎ:冗談で、最初。太田さんがね「奇跡の連続のカットですよ」って言って、もう横で、最初なんか、撮る前ですよ?

太田:うんうん。

草なぎ:記者会見みたいなのがあったときに。

田中:はいはいはい、あるね。

草なぎ:なんかワンシーンしか撮ってないのに「これはもう奇跡だ!」って、なんかもう「尾野真千子ちゃんと草なぎはスゴい」みたいな。この人適当なこと言うな〜って思ってたんだけど、やってるうちに…これまんざらねぇウソじゃないなぁって」

太田:ほら、ちゃんと見てるんだよそのへんが。

田中:へぇ〜〜〜。

太田:監督歴長いんだから俺は。

田中:いや、監督歴長かないでしょ(笑)、2回目だよ。

太田:もう「ナイスですね」っていう瞬間じゃない。

田中:その監督じゃねぇだろだいたいよ。

太田:村西とおる(AV監督)

草なぎ:村西とおる…。

太田:ナイスですね。

田中:もういいから、そんなの。

太田:わかんない?

草なぎ:わかんなかった。

田中:剛君に村西とおるって言わせんじゃねぇよ!

草なぎ:ツッコミとかできない(笑)

太田:「気持ち良くなったら笛吹いてください」っていう。

草なぎ:そうなんですか?

田中:やめなさい。

太田:そういうやつ(笑)

田中:でもそうなんだよ、俺は剛君と『72時間テレビ』以来だよ、だから。

草なぎ:そうですね!

田中:あの軽井沢で。あれ大変だったね。

草なぎ:そうですよ〜。

太田:あの芸能界に激震が走ったという…。

田中:そうそう(笑)あれ以来だからね。

草なぎ:まだ寒かったですもんね。

太田:寒かった、あの泊まった社長の家…

田中:サイバーエージェントの。

草なぎ:すごいお宅に…

太田:サイバーエージェントの絶対悪いことしなきゃ建てらんないような家にいんだよなアイツが。

田中:悪いことしてねぇよ別に!

草なぎ:いつもこんな感じなんですか?やっぱり。こういうラジオで。

太田:(笑)

田中:そう、いつもこう。

草なぎ:(笑)

田中:そう、だからあんとき以来だから。あんとき3人と一緒で、それも久しぶりだったからね。

草なぎ:そうですね、もう。

田中:そう。ね、だけどまぁ、ほんとに去年の暮れにね「映画やるんだ」って言ってさぁ、そっからけっこうあの…

太田:早かったね〜。

田中:年末年始忙しいんですよ我々、漫才。

草なぎ:そうですよね、テレビでほんとによく拝見しておりました。

太田:稼ぎ時だから。

田中:そんななか一生懸命やってたんですけども、どうです?監督ぶりはどうだったんですか?

太田:あんとき飯島と揉めてさ。

草なぎ:いや、だから(笑)

田中:いいから!そんな話は。

草なぎ:(笑)

田中:いいよだから!剛君いない時に言うならいいけど!

太田:忘れられないクリスマス(笑)

草なぎ:そのワードを出すと「えっ!?」っていうね(笑)

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:なんかちょっと「空気が固まる」っていう。もう固まらせるの上手いっすよね〜。

田中:ほんとにそう!引かせる、固まらせる、ね。

太田:固まらせる、俺股間も固まらせるの上手いから。

田中:いらないよ、そんなの。

草なぎ:(笑)なんかもう…そんなことばっか言ってんだもん、(小野)真千子ちゃんの前とかでもさぁ。

太田:あはは(笑)そうそうそう、剛だってさぁ尾野真千子に向かって「まいっちんぐマチコちゃん」とか言って、また古いこと言うんだよ。

草なぎ:世代ですから(笑)

田中:『まいっちんぐマチコ先生』ね。そうそう、マチコっていうとそっちなんだね。

太田:もう呆れかえってたよね、小野さんね。

草なぎ:呆れかえってました。もう大変なんだから太田さんほんと、固まらせてさぁ…。

太田:固まらせて(笑)

田中:でも撮影のときはこの感じじゃないんですか?

草なぎ:そうですね、やっぱり…

太田:もう和気あいあいですよ。和気、あいあい。

田中:ちょっと黙ってください(笑)、剛君に聞いてんだから。

太田:(笑)

草なぎ:なんか、監督の顔っておもちなんですよ。

田中:そうなんだ。

太田:おもち?

草なぎ:はい、あっ(笑)

田中:おもちって食べるおもちじゃねぇよ。

草なぎ:いちおう丁寧語を使ってるわけですよ(笑)

太田:鏡餅みたいにみかん乗せてたって言うのかと思った(笑)

草なぎ:(笑)そういう顔持ってんですよ、なんか真剣に入り込んでね。やっぱねぇ、あるんですよ、照れ隠しなんでしょうね太田さんってね」

田中:そうなんですかね〜、そうなんですかね〜。

太田:そんなことはない(笑)

草なぎ:人一倍なんかこう、シャイなところがあるっていうか。

田中:はいはいはい。

草なぎ:だからこう、いつも変なこと言ってちょっとはぐらかしてるっていうか。わかった僕、太田さんの本心っていうか。だからもう、ズルいですよね。

太田:なにが(笑)

草なぎ:どんどん入り込むと、なんか一番自分がこうねぇ、なんか俳優みたいになっちゃうの。

太田:(笑)

田中:ああそうなの?

草なぎ:そう!なんかもうね、演技しだすわけですよ。

太田:(笑)

田中:あ〜、まぁ元々ね。

草なぎ:なんか松田優作みたいな感じで、こう「これやるよ」みたいな感じでやりだすわけですよ。

田中:(笑)

太田:やってみたくなっちゃった(笑)

田中:やってみたくなるのね。

草なぎ:で、けっこう一番自分が上手いっていうね(笑)、やっぱプレイヤーなんですよ太田さんって。

田中:まぁまぁまぁ、ね。

太田:ま、俺が書いたセリフだからさ、俺がなんか言いやすいセリフが書いてあるから。

草なぎ:だからとてもやりやすかったですよ僕は。

田中:そうですか。

草なぎ:監督さんも演技ができない方って多いじゃないですか。

太田:園子温とかね。

田中:いいってまた悪口は、ほら!仲間でしょ!内側なんだから!

草なぎ:良いこと言おうと思ってたのに、もう!もう言わない!

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:もういいです(笑)って…ほんとほんと、でもスゴいです。

太田:でもねぇ、ゲフンゲフン。

田中:なんだよ!もうむせんじゃねぇよお前!

太田:観たらねぇ、今までで、こんな草なぎ剛がカッコイイかって。

田中:俺ね、正直まだ観れてないんですけども、この写真が数カットあるじゃないですか。映画のときの…

太田:いいだろぉ〜〜〜!

田中:まぁ〜〜〜、剛君良い顔してるなっていうのはスゴい感じる。

太田:良い顔してるんだよ!

草なぎ:そう、僕も悔しいんだけど、スゴいたぶん良いカット撮ってる、なんででしょうかね?なんか不思議なんですけど。

太田:奇跡だよありゃ。

草なぎ:化学反応起きましたね、なんか。

太田:起きました起きました。

田中:起きた?

太田:ホントにスゴいんだよ。ゾクッとするような剛の表情が、あれちょっとホントに(松田)優作の『野獣死すべし』に似てるな、っていうね」

草なぎ:それは、なんか、まぁアレですけど。

田中:でもこれホントにね、良い写真が…

草なぎ:なんかねぇ、あのー、これはほんとに太田さんに感謝なんですけど、ほんとにここでしか集まれない人たちが、まぁどの映画そうなんですけど。

太田:そうでしょうね。

草なぎ:特になんか僕ら3人の新たな出発にこう…

太田:なるね。

草なぎ:はい、その気持ちはやっぱりあって。

太田:「僕ら3人」って俺とお前と…

田中:いやおめぇ入ってねぇよ!!

草なぎ:違います違います(笑)

太田:尾野真千子だろ?(笑)

草なぎ:いやそれもそうですけど(笑)、なんかやっぱここでしか、一期一会というか、そのなんか強い感じがありました。

田中:そうですか。でもやっぱ今までまぁ、数々のドラマだ映画だ出てきたじゃないですか。剛くんも…

太田:全部駄作に見える…

田中:いやそんなことはないよ、それは(笑)言い過ぎだってことはあるんだけど(笑)

草なぎ:そんなこと言わないでください!(笑)ピョン吉さん(笑)※太田はど根性ガエルのピョン吉のTシャツを着ている

太田:(笑)ずーーーっとこれで監督やってんだから。威厳もなんもあったもんじゃない(笑)

田中:で、ピョン吉着てたら今度寒くなっちゃって毛布をすげー巻いてたんでしょ(笑)

太田:寒くなっちゃって、ブルブル震えちゃって(笑)みんなの毛布ぶんどっちゃって。

田中:でもやっぱり、今回の作品は今までとちょっと違う意識というか、はあったわけでしょ?

草なぎ:そうですねー、さっきも言ったんですけど新しい出発ですし、3人で新たに道を進むときに一番最初にこう、ほわーっと、映画みたいなのができるんじゃないか、いいんじゃないかってのがすごい初期の頃からあったので、やっぱりそういう想いがあるのかなーと思いますし、んー、あとやっぱりなんだろうな…このオムニバス構成で成り立ってるのも各々の色が出てて…

太田:そうだね。全然違うもんねそれぞれがね。

草なぎ:はい、なんかほんとに、太田さんが最初にもう「奇跡的なものが重なって」みたいな言ってんですけどなんかそんな感じになって、観ていただけるとほんとに大げさじゃないっていうか、だから太田さんってアレですよね、憎めないですよね!

田中:(笑)

草なぎ:これでなんかすごいダサくて大したことないんじゃないか、みたいな(笑)、だってみんな厳しい目で見るじゃないですかやっぱり。「新しい地図広げてどんな映画だ」と。

田中:ハードルも上がっちゃうしね。

草なぎ:それで大したことなければアレなんですけど、いやこれけっこう大したことあるんですよ。

太田:あるんだよ、これが。

田中:そうなんだ。

草なぎ:思うんですよね、ぜひ。

田中:だからこれラジオ聴いてる人、もう観たっていう人もね公開中だからいるかもわかんないですけど。

太田:どんどん忖度していただいて。

田中:いや忖度とか言うなよ、だから忖度だとおかしな話になるだろうが。

草なぎ:なんでいまその言葉が出てきたの?

田中:ねぇ。

太田:(笑)

草なぎ:仲良くみんなやってるんですから。

太田:仲良くね(笑)。でも尾野真千子ってスゴいなと思わなかった?最初のあの、ホテルのシーンのとき。

草なぎ:もう、バツグンでしたね。

太田:バツグンだったね、良い女優だねアレ。

草なぎ:それから、もう心を鷲づかみにされました。

田中:そうなんだ!

太田:あの尾野真千子の女優力っていうのを、最初にやっぱ見してくんだよ。アイツもほら…。

田中:ちゃんと掴んでくるわけね。

太田:けっこう、ほら、ほっしゃんと色々あったんだよ。

田中:やめなさいその話は!もうさぁ〜〜〜、何年前だよ!

草なぎ:現場でそれでまた、固まってみんな。何を言ってんだこの人。

太田:経験豊富だから!

草なぎ:みんな経験はありますよ!

田中:(笑)

太田:エロいんだ、けっこう。

草なぎ:冒頭のカットがね、でもね太田さんカッコイイんですよ。それねぇ、「剛くんがこの映画通して初めて出るからここのシーンはちょっと攻めていくよ」ってね、なかなかもうね!こだわってるんですよ!(笑)

田中:こだわってんだ(笑)

太田:(笑)

草なぎ:そう!なんかねぇ、それこそスタッフの方、映画撮ってる方とか色んな画撮ってるんだけど「いやこれはね、もっと照明をね、前後は関係ないんだ」って言ってね作り上げるわけ。それがいいんですよ!」

太田:(笑)ほらほらほら!な!

草なぎ:経験豊富な人とかもいるのに!

田中:要は「ツカミ」でしょ?ツカミみたいな感じなわけでしょ?映画としてそこは。

太田:なんだよ、ツカミとかそういうお笑いみたいなこと言うなよ。

草なぎ:(笑)

田中:なんなんだよ(笑)帰ってこいよこっちへ!帰ってこいよお前は!

太田:我々の業界、ツカミとかないから。

田中:ツカミとかあんだよ、映画だって。

太田:ダチョウ倶楽部じゃないんだから。

草なぎ:じゃあなんなんですか(笑)

田中:ダチョウ倶楽部だってなんだってツカミはあるんだよ。

太田:ツカミはオッケーみたいな、そういうんじゃないから。

田中:でもね、あのね太田と長いじゃないですか。もう学生の頃から映画の話はよくするわけですよ。

草なぎ:はい。

田中:大事に思ってる。

太田:(笑)大事に思ってるってなにが。

田中:もうねぇ、ジェームス・ディーンが最初に登場するシーンが良いとか、いっぱいあるんですよ。ロバート・レッドフォードが最初に来たシーンがなんでカッコイイんだって思う?っていうね、いくつか心当たりあるんですよ。

草なぎ:あ、自分の方程式があるわけですね?あるんだぁ(笑)

太田:なにが心当たり(笑)、お前になにがわかんだよ!

田中:引き出し持ってるんですよ。

草なぎ:映画監督の引き出しを(笑)

太田:いやいや、持ってないよ(笑)

田中:やっぱ最初の登場シーンが良いとよく言ってたじゃないですか。それ大事だって。

草なぎ:いや、こだわっててね。僕は「何をこだわってんのかな」と思って。早く進めればいいのに「いや違う!背景が違う!」とか言って。

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:で、けっこうこっちがそうすると逆がちょっとおかしくなるって言っても「いいんだいいんだ、これはそういう問題じゃない」って言って、それが良いんだよねー、観てる人そんなん関係ないっていうかね。

太田:良いんだよ。

田中:へぇー。

草なぎ:そうそう。スゴい。

太田:マジックだから、映画っつーのは。

草なぎ:ほんとにもう、適当でやってる感じだけど違うんだよねー。

太田:だからほら、お前がけなしたあの、日本一ヘタクソな絵コンテ。

草なぎ:はいはいはいはい。

太田:あれは、ほらあそこはこだわりあったから。

草なぎ:あー、そうですねー。

太田:あそこから書いたんだから(笑)

草なぎ:なんか棒と丸しかないね、はじめて見ましたよ僕、監督さんであんなヘッタクソなコンテ。

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:もうね、小学生以下の落書きなんですよ。でも、映画観終わったあとに、それが如実に現れてたカットなんで、引きの画とか、棒と丸で良かったんですねアレは。

太田:うん。

田中:まぁー、しかし寒かったでしょう?ロケは。

草なぎ:あー、そうですね、あの日は寒かったですね。沖縄は暖かかったですけど。

太田:あの日と。沖縄は暖かかったね。

田中:そう、あんとき俺も沖縄いたのよ。

草なぎ:あっ、そうそうですよね!

田中:そうなのよ。

太田:キャンプいたんだよね。

田中:俺は普通にジャイアンツのキャンプ見に行って。

草なぎ:会わなかったんですか?

田中:会わなかった。

太田:あ、いやでも行きの飛行機一緒だった(笑)

田中:行きの飛行機一緒だった(笑)たまたまよ?偶然なんだよ?

太田:(笑)なんでお前と…!

田中:すごくない?

太田:偶然じゃないわ、俺が撮影で休みになったから行ったんだから、偶然じゃねぇんだよ。

田中:あ、そっか必然だったんだね。

草なぎ:どっかで田中さんも友情出演でねぇ、監督友情出演でねぇ。

田中:剛君に会いたかったけどね。

太田:やだよ!作品性が低くなる…。

田中:(笑)

草なぎ:どっか海で泳いでくれるとか。

太田:泳いで、向こう〜のほうに泳いでるとかそういうのだったらいい。

田中:でもその尾野真千子さんのスゴい演技とか聞いたら…

太田:尾野真千子の前なんかお前ビビっちゃってションベン漏らしちゃうよ。

田中:そうそう、だから俺はたぶんちょっといなくて良かったかもしれないけど。

太田:いや、いなくて良かった。

田中:でも今回純粋になんにも知らないんだよ、だから。俺はほんとにコイツが今回その映画の監督するっていうのも、マスコミ発表と同時に知ったのよ。

草なぎ:あ、そうなんですか?

田中:言わないわけ!絶対俺に。

太田:一般人だから。

草なぎ:冷たいですねぇ。

太田:一般人だから。

田中:一般人じゃねぇよ俺だって!

草なぎ:支えてもらってるじゃないですかいつも。

田中:業界のなかで一緒にやってるだろうがよ。

太田:全然支えてもらってない。

草なぎ:あ、そうなんですか?(笑)

田中:いや、ほんとに知らなかったから。びっくりしたんだ、ね?マジ?と思って」

草なぎ:じゃあ、ノー知識で見ていただければ。

太田:ノー知識(笑)

田中:そう!ノー知識で見ますよ。

草なぎ:それはいいですねぇ。

太田:でも、子役の子たちもスゴく、だからみんな良かったね。ほんと役者さんね。

草なぎ:あれ、キャスティングは田中さん…じゃなくて太田さんがって(笑)

田中:(笑)

太田:(笑)ちょっと待ってくれよ。監督の名前をお前(笑)

草なぎ:久しぶりに会ったんで(笑)

太田:いや(笑)、太田組!山口組じゃないからね?

田中:もうやめなさいよ!

太田:わかってる?

田中:全部ダメなほうダメなほうにね?

草なぎ:わざと自分でなんか…なにかを破壊したいんですか?

田中:そうなんですよ、破壊王ですよ。破壊したいんですよ。

草なぎ:わからない(笑)

太田:だから、キャスティングは子役に関しては俺、オーディションけっこうやって。ほいで、フォームとか野球のフォームとか見て。

田中:だからその野球のなんか写真もグローブでこうなんか投げ…キャッチボールっぽいシーンとかね、あるんだろうなっていうのはわかるんですけど、これがどういう意味を持つのかとか僕はまったく知らないですよ?

太田:これはねぇ、キーになりますから。で、このね三田りりかちゃんっていうね…三田りりやちゃん、りりやちゃんっていうの?」

田中:名前(笑)いや、お前さぁ…。

草なぎ:自分が間違ってんじゃないですか。

太田:まぁこの子がですねぇ、あのすごく良い芝居をするんですよ。で、ちょうどねぇ、日差しが眩しくて、どうしても瞬きしちゃうのよ、りりやちゃんが。で、苦労してるのを見て尾野真千子がりりやちゃんに教えてんの。知ってた?

草なぎ:いや…

太田:見てなかった?あ、あんときそうだ!ションベン行ってたときだった。

田中:知らねぇよそんなの細けえな。

草なぎ:言わなくたっていいじゃないですか。

太田:草むらでションベンしてんの(笑)

草むら:一応アイドルなんですからやめてください。

田中:(笑)

太田:ヒドいんだよ、トイレが遠くて。

田中:まぁまぁ、ありがちですよ映画の撮影では。

太田:それで、草にさ…

田中:もういいから!早く!どうしたんだよそれで!

草なぎ:真千子ちゃんとりりやさんの話で、僕のオシッコはどうでもいいんですよ。僕のションベンは(笑)

太田:それで、ションベン野郎になっちゃって(笑)

草なぎ:やめてくださいよ!(笑)

田中:クソ野郎がションベン野郎にはいいんだよ!やめろよほんとに!(笑)

太田:それで、あとで聞いたのよ俺「なに教えてたの?」って言ったら尾野真千子ちゃんがずーっと長年やってきて覚えたアレで。目ぇつぶって太陽のほうにずっとやってるとパって目開いても眩しさがけっこう慣れてるから瞬きしないんだって。

草なぎ:ほぉー。

太田:それでりりやちゃんが「ほんとだ、ありがとうございます」とか言ってんだ。もうその女優から女優へのさぁ。

田中:受け継がれてるね。

太田:なんか俺さ、いいなぁと思って。なんかボンヤリ見てて、いいよねなんか。

草なぎ:そういうなんかテクニック的な。

太田:テクニック的な。

草なぎ:教えてたんだあそこで!しっかしあれ風があって!あん時やってると倒れそうだったけど、その風が良かったんですかね!?

太田:そう!良かったんだよだから!神風っつってんだ俺は。

田中:あ!そう?

草なぎ:ほんとに全部味方してくれた感じですね。風があって、雲もあってね。

太田:雲も良いんだよ!

草なぎ:で、何度も雲を待って。

太田:待ってんだよ!雲待ち。

草なぎ:一番大変だったかもしれないですねあそこ。

田中:それは沖縄ですか?

太田:沖縄の浜辺で雲が、要するに時間で日差しでつながりが悪いから、雲がもうあと3分で移動しますと。で、みんなで空見上げてさぁ、雲がそろそろ、じゃ準備行きましょうかっつってね。雲がね、いくのを待ってね。あと10秒ではけますからって」

草なぎ:で、また雲被ってきちゃって。そう。

太田:それでだから日差しあるところを、隙間ぬって撮るわけ。そしたらさ、帰りの空港でみんな顔真っ赤になっちゃって。

田中:いやー。もう、あれはそうよ。そりゃそうよ。だって皮剥けてたもんね。

太田:皮剥けてた俺。だって一日中空見てたらそりゃそうだよな。

田中:沖縄でな、そりゃそうだよ。役者さんは当然ねケアするし。

太田:役者さんはアレだけど。山口って奴なんか真っ赤になっちゃってベロンベロンのなんか飲んだの?っていうくらいになっちゃってさ。

田中:(笑)

太田:ありゃカッコ悪かったよ。

田中:いやいや、でもカッコイイよ逆に。なんかカッコイイじゃないですか。

草なぎ:いやー、ほんと楽しかったです。

太田:楽しかったね。

草なぎ:良い思い出できました。

太田:強行軍だったけどね。

草なぎ:そうですね、タイトだしスケジュールも。でも、ほんと、はじまったばっかですけど太田さんやっぱり、これからも映画撮ってほしいなって。

太田:俺ねぇ、剛君に言われたので一番嬉しかったのが、完成試写会があって終わってさ、剛くんがさ「もう一回やりましょう、またやりましょう」って言ってくれたのよ。

田中:あら、嬉しい。

草なぎ:いや、思いましたよほんとに。

太田:嬉しかったなぁ、あれは。

草なぎ:だって、面識はあるじゃないですか爆笑さんと。なんか、監督にそれで、もう20年くらい知ってるじゃないですか。

太田:だって子供の頃だったもんな。あの森脇の、覚えてる?最初に会ったの。

草なぎ:知ってます。

田中:覚えてんの!?あの西部映画の?

草なぎ:あの氷のリンクの上に…

太田:そうそう、あんとき森脇がさぁ気に入らなくてずっと野次飛ばして。

田中:一緒にやってたんだからいいでしょう、いや、もう20何年前だよね。

太田:ちっちゃかったもんね、まだね。

田中:そんときほんとにまだ若くてね。

草なぎ:だからなんかねぇ、縁があるんだなって思って。だから、今回も本当に最高でしたけど、なんか一緒にやりたいなぁって、気が早いですけどね。でもほんとにそういうふうに思えた、良かったなぁって。

田中:嬉しいね。

太田:嬉しい。監督冥利に尽きるよ俺も、監督やってきてねこんなこと…

田中:やってきてってほどやってねぇだろ、2回目だろ!それこそ20何年前だろ、前にやったの。

太田:(春風亭)小朝さんには「失敗でしたね」って言われちゃったけど。

田中:(笑)前のね。20何年前にやったんですよ、そんときは主演が春風亭小朝師匠。

草なぎ:そうなんですか。

太田:あの金髪豚野郎ね。

田中:(笑)もう野郎ばっかりだな、『バカヤロー!』っていう映画のなかに、今度クソ野郎だけど、主演が金髪豚野郎ってなんなんだよそれ(笑)

太田:(笑)

田中:いやー、しかしねぇ今回「工藤修」という役名なんですね。

太田:工藤さん。これ気がついてた?

草なぎ:え?なにがですか?

太田:全然知らないんだ(笑)

田中:知らないでしょ。

太田:名前なんか気にしてないだろ?

草なぎ:いや、工藤修になにか意味があるんですか?

太田:これは実は多田さんとかと、プロデューサーと打ち合わせしたときに、名前がまだ決まってなかったのキャストの。で、どうしようっつったときに、俺あのー、優作の『探偵物語』が好きで「工藤俊作」っつーの。あの役名が。

草なぎ:あ、そうなんですか。

田中:「工藤探偵事務所」なんだよね。

太田:で、『傷だらけの天使』でショーケン(萩原健一)がやっぱり好きでショーケンの名前が「修」っつーの。だから工藤修。

草なぎ:それを合わせたんですか。

太田:だからもう、最強のキャラクターなの(笑)

草なぎ:ヤバいっすね〜〜〜!

太田:パクリ!(笑)

草なぎ:ヤバいですね〜〜〜!」

田中:パクリ(笑)

草なぎ:今回のね、でもあの映画、エピソード1が吾郎さんで、2が慎吾ちゃんで、1も2も本名、吾郎さんは「吾郎」なんですよ。

太田:そうなんだよな!

草なぎ:で、慎吾ちゃんもそのままなんで。

太田:慎吾ちゃんは「慎吾」で。

草なぎ:僕だけ違うの!

田中:それもだから、なんかねぇ。

草なぎ:うん。

田中:そういうのって、一応ほら統一するような気がするじゃん。

太田:統一感、一切ない。

田中:ないんだ、でも最後4つ目はそれがまた…

太田:結集する。

草なぎ:でも、これがまたなんか上手い具合で逆にそっちのほうが良かったなぁ、みたいな。

田中:そうなんだ!?

太田:ガチャガチャしててね、面白いの。ちょっとなんかないんだよこんな映画っていう感じの。

田中:そうだよね、観てる人もちょっと戸惑ったりするかもしんないもんね。

太田:うん。

田中:だって「香取慎吾」っていうことでやってる…

草なぎ:そうなんですよ。

田中:でも、「草なぎ剛」ではないんだもんね?

太田:ないんだよ。工藤修。

草なぎ:でも振り切ってるのが良かったですね。なるほどね、そういう名前だったんですね。

太田:うん、そういう名前だった。…だから、自分の好きなことをちょっとね、踏襲させてもらいました。

田中:詰め込むね〜〜。やっぱね。

太田:いや、別にそれほど詰めこんでないよ、まだ詰め込めることはいっぱいあったけどね。

田中:で、今回はこれあのー、太田さん監督とあと脚本もやったんですよね?ただ、元のストーリーは元々あって?

太田:あれが乱暴なプロットでさぁ…多田が書いた、どうすんだこれって。

田中:いいよ、あの文句とかは、文句言わない。まずストーリーがこういうのはっていうのはあったわけね?原案みたいなのはね。それを脚本をやって…監督をやったわけね?

太田:そしたら飯島が文句言ってきたんだよ。

田中:いいのよその話は!

草なぎ:また呼び捨てですか!?太田さんくらいですよ、呼び捨てって(笑)

太田:(笑)愛情、愛情。

田中:あの「光へ航る」ってタイトルなんですが…

太田:これタイトルは決まってたの最初から。

草なぎ:あ、そうなんですか?

田中:これね、光と太田さんもまぁ光って名前ですけど…

草なぎ:僕、太田さんが最初考えたのかと思って、「どこまで自分のことが好きなんだ」って。

田中:そう思われるでしょう!

太田:ね!(笑)そう思われると思ったから、俺「タイトル変えようよ」っつったわけ。でも、「これで行きましょう」っつーから。

田中:しかもね、航(わたる)って太田さんの書いた小説に航って出てくんの。

草なぎ:そうなんですか?

田中:航って登場人物がいるんですよ、だから俺もほんとに「光へ航る」かぁ…

太田:俺はそんなに自己顕示欲は強くないですよ。

田中:いやぁ、でもスゴい偶然だよね、そう考えたら。

太田:だから俺そう思われるのイヤだから「ちょっと変えてくんない?」っつったんだけど「ほかにちょっとないねぇ」って話になって。あと、だから脇のね森下(能幸)さんっていうビジネスホテルの最初の(笑)

草なぎ:もう、いいですねぇ。

太田:あれ最高だったねぇ!森下さんって、よく顔見りゃねよく出てる人なんですよ。これが、情けない男やらせたらねぇ天下一品なのよ。で、さあ剛が笑っちゃってんだよ。もうあまりにも面白くて。

草なぎ:もう素で笑ってましたよ、演技じゃないですもんあれ(笑)でも監督それオッケーだから。「俺笑ってんのに大丈夫かな?」と思って。

太田:最高だった!だからほんとあんなさ、芝居中吹いちゃうことってさあんまないじゃん。

田中:普通NGだもんね。

太田:でも、あまりにも良すぎちゃってその、剛の笑い方もすごく自然に笑ってるから「あ、これ良いシーン撮れた」と思って。

田中:え〜!じゃあそれは剛君的には「やべこれ笑っちゃった、NGかな」って?

草なぎ:これ大丈夫かな?って思ったんだけど、オッケーだったから。でもね、それこそ一緒に試写で観たときに「あ〜、なるほどな〜」と思って。あ、良いな〜って。ちょっともう演技を超えてるみたいな。「あ、こういう感じなんだな〜」と思って。

太田:良いよね〜。

草なぎ:で、その工藤修の一番またクソ野郎の部分が出てるシーンなんですよ、この森下さんのところが。なるほど、これはもうねぇ最初のその冒頭で真千子ちゃんのその悲痛な感じがあって、このエピソード3がもう始まるところなんで、これもう「太田監督の狙いどおりだな」と思って。

田中:そうですか。

太田:ほんと良かった。

田中:じゃあ自分で観てもけっこう?

太田:いや、自分で想定していた以上の出来事が起きてるんですよ。これはスゲェや、と思って。もう、即オッケーですよ。もう一箇所あったよね?偶然の箇所がね。

草なぎ:そのあとですか?あ〜〜〜あそこね!あそこね〜〜〜!絶対言えないけど!

田中:楽しそうだなおめぇら!!(笑)

 

リスナーからの「あいうえお質問」

田中:爆笑問題の日曜サンデーここは赤坂応接間、特別編。今週のゲストは4月6日金曜日に公開になりました映画『クソ野郎と美しき世界』より、俳優の草なぎ剛さんと、太田光監督でございます。いいよ!この設定。

太田:舐めてるんじゃないのか君は?その態度は、監督に対する態度か?

田中:いやいや、監督に対…監督ですっつってんだろ(笑)

太田:いい加減にしてくれよ、本当に。

田中:あの、監督…すいませんけどちょっとメール読んでもらってもいいですか?

太田:なんで監督がメール読まなきゃいけないんだよ(笑)

田中:監督が読んでください(笑)

太田:おかしいじゃねぇか(笑)

田中:剛君に質問がいっぱい来てて、監督には対して来てないんで。あの剛君の質問なので「あいうえお質問」ってのを毎週やってるんですよゲストの方にだけ。

草なぎ:あ、なるほど。

田中:で、今回は「ク・ソ・ヤ・ロ・ウ」の文字から始まる質問を募集したらもうたくさん来ました。

草なぎ:ありがとうございます〜。

田中:え?「ク」の半分くらい、愛犬のクルミちゃんの質問ばっかり?え?クルミちゃんって愛犬がいるの?

草なぎ:そうなんです。もうちょうど1年前かな、向かい入れて、それこそSNSとかあげると「イイね」が僕よりか多い。

太田:(笑)ありがちだね、そういうの。

田中:(笑)やっぱり犬猫強いよね〜〜〜。

草なぎ:散歩してても「クルミちゃんと握手いいですか?」って僕には握手求めない、僕より人気あるんじゃないと思って。コマーシャルも出てるの。

太田:自分で出したっつったよね?コマーシャル。

草なぎ:はい、フレンチブルドッグなんですけど。めちゃくちゃかわいくて、昔から犬飼いたかったんですけど、ようやくタイミングがよく向かい入れて。めちゃくちゃかわいがってます。

太田:へぇ〜〜。それ『西郷どん』の影響で飼い始めたの?

草なぎ:西郷どん?

田中:西郷どんの影響じゃねぇよ。なわけねーだろうがよ。

太田:犬連れてるから(笑)

田中:全然違うだろ、フレンチブルドッグじゃねぇだろどう考えてもよ。

太田:あ、違うのアレ?

田中:えぇ…じゃあ質問が来てまして。

太田:ラジオネーム「パチョレック」からです。「ク」で質問です。9時間暇があったらなにをしますか?

太田:ほんと忙しいからね!

田中:いやもう、SMAPの頃から忙しさはもう日本一じゃん。

草なぎ:舞台、いま稽古をやってて。

太田:映画終わったばっかだよ?

草なぎ:4月14日から始まるんですけど。

田中:いや、もう大変だね。

草なぎ:セリフがけっこうやっぱ覚えられないんで、やっぱりセリフやりますかね?リアルな話。

田中:え!?いま9時間暇あったら?

太田:9時間暇あったら?

草なぎ:セリフやりたいんですよ、なんかやりたいのに「爆笑問題さんのラジオあります」みたいな。

太田:(笑)

田中:(笑)

草なぎ:え?俺セリフ覚える時間じゃないのかな?みたいな。なんかねぇ〜。

田中:主演でもあれだけ色々やって、セリフずっと覚えたりすることずーっとやってるじゃない…

草なぎ:YouTube撮らないといけません、とか。

田中:そっか、YouTubeはじめたからね。

草なぎ:けっこうあげてんですよ僕。週に…普通のYouTuber並にYouTubeあげてるんで。

田中:どんなのあげてんの?どういうことやってんの?

草なぎ:スライム作ったりとか、それこそクルミちゃんの散歩やったりとか。とにかく量をYouTubeあげないと、再生回数上がらないと。で、やるんだったら中途半端に(やらずに)やろう!と。YouTuber草なぎとか言いながら、あんまり片手間でやるのも失礼じゃないですか?

太田:片玉?

田中:片手間だよ!片玉でやるとは言ってねぇよ。

太田:(笑)はい…で?

草なぎ:なので、なんかそれもやりたいなと思ってやってるんで。セリフですかねやっぱりねぇ。

田中:どういうふうにやってるの?

太田:長ゼリフとか。

草なぎ:ありますよ。

田中:ひたすら台本を、こう読んでみたいな?

草なぎ:なんかやっぱり1人だと、ねぇ。覚えられなくて。

太田:相手だれかやってくんないとね。

草なぎ:そう、だから半身浴とか。あと、わりかしウォーキングしながらとか。じっとしてやると飽きちゃいますよね。

太田:ブツブツ言いながら外歩ってんの?

草なぎ:はい、散歩しながらとか。

太田:「草なぎブツブツ言いながら歩ってたぞ」って言われちゃうんじゃない?(笑)

田中:ねぇ(笑)

草なぎ:いやぁ、大丈夫です。

太田:徘徊して…

田中:徘徊じゃねぇよ!じゃあ仕事とかまったくなくて自由な時間、追われてないとして、なんにも予定がないとして。

草なぎ:やっぱ旅行行きたいすかねぇ〜。

田中:9時間だよ!?9時間で旅行な中々厳しくない?(笑)

草なぎ:え〜?そうですか?

太田:9時間でって(笑)

田中:日帰りどころじゃない(笑)

草なぎ:温泉とか…

田中:温泉、日帰り温泉?

草なぎ:修善寺とか。

太田:修善寺(笑)

田中:まぁ2時間かけて行って、そうだね3時間いて、まぁ帰ってくりゃそりゃ。

太田:かえって疲れそうだけどな〜。

草なぎ:そっかぁ〜〜。

田中:趣味って?

草なぎ:趣味…ギターとか。

田中:いいともの楽屋でずーっと弾いてたもんね(笑)

草なぎ:あと車乗ったりとか。ドライブするのが好きなんで。

太田:そうそう、あとジーンズも好きなの。

田中:いや、そりゃそうですよね。

草なぎ:あの、田中さんからもらったキャピタルの帽子、大事にしてますよ。

田中:ほんと!?嬉しいね!よく覚えてるねそんなこと!

太田:ほんと嬉しい、俺がむかし書いた小っちゃい記事とかもさ、持ってきてくれてさ。

草なぎ:僕がね、あのー、捕まっちゃったときの。

太田:捕まっちゃったときの(笑)アキラ100%みたいなことしたときのね。

草なぎ:それ今回、記事持ってサインしてもらって。

田中:え〜〜!嬉しいよねぇ。

太田:嬉しいだろ?そういうね、草なぎの恩返しっていう。

田中:(笑)

太田:「鶴の恩返し」みたいなことするんだよ。

草なぎ:ありがとうございます、ほんとに。

太田:え〜、ラジオネーム「アサ」、「ソ」で来ましたね。「そだね〜」と共感したことはなにかありますか。

草なぎ:そだね?

太田:あの、いま。

田中:平昌オリンピック観てる?

太田:カーリング女子。

草なぎ:あ〜!北海道の。

太田:「ソ」からはじまる言葉がそだね〜しか思いつきませんでした。ダメだろコイツは(笑)

草なぎ:そうですね〜。賛同したってことですか?なんだろうな〜。まぁ、なんか「うどんがうまいな〜」みたいな。

田中:(笑)いいね〜〜!

太田:(笑)地味な話だよ!

草なぎ:蕎麦とか。蕎麦屋ってすごい好きで。あの、慎吾ってすごい色々食べて、まぁなんかこうあれするんだけど、「蕎麦屋に行かない」っていうから「慎吾、お前もっと蕎麦屋行ったほうがいいよ」っつって。

田中・太田:どういう会話なんだよ!(笑)

草なぎ:すごい気になる、カレー蕎麦とかけっこう好きで僕、でも慎吾ちゃん全然蕎麦とか興味なくて、肉とか焼肉とか

田中:まぁ、イメージどおりだよね

太田:若いんだな、まだな。

草なぎ:そう、なんか昼間から蕎麦屋でこうちょっとビール飲んだりするのいいじゃないですか。

太田:渋いね〜〜。

田中:タモリさんがね、よくね『いいとも!』終わってさ、蕎麦屋たまにいくんだよ。

太田:美味しかったな〜。

田中:あれ美味しいんだよね。

草なぎ:そうそう、先日もブラタモリの近江さんが変わる、林田さんになるから送別会みたいなのがあって久しぶりに行って、めちゃくちゃ良く楽しく…」

太田:タモリさんとは、けっこう、どういう?親子みたいな感じ?

草なぎ:いや、なんか、失礼ながら友達っていうか、若いときなんかはけっこうこうズケズケと「どっか連れてってくださいよ」みたいなのが逆にタモリさんが嬉しかったっていうか、気を使わなかったのが良かったのか、みたいな今でも良くしてもらってます。

田中:良い関係だよね。羨ましいよね。なんかもう我々はそんな言えないくらい…

太田:言えないし、ベッキーなんかもっと言えなくなっちゃった。

田中:うるせぇよ、ベッキーの話はいいよ。

草なぎ:僕がクソ野郎だったんです。

太田:いやクソ野郎じゃないよ。

田中:それはいいんですよ。

太田:ベッキーの彼氏がクソ野郎だったの。

田中:え?その話、お前だけだよしてるの?

太田:あ、ゲス野郎か。

田中:いや、ゲス野郎とかじゃない、その話はお前だけ。

太田:ラジオネーム「藍色」、「ヤ」で来ました。やっておけばよかったと思っている勉強はなんですか。

田中:そっかぁ〜〜、若い頃からずっと芸能界にいるからね。

太田:そっかぁ〜、学校はでも…

草なぎ:堀越行きましたけど、シンプルに英語とか全然やっぱわからないんで。

太田:だって、語学で言ったら韓国語はペラペラじゃん?

草なぎ:(韓国語)

太田:わかる。

田中:わかるわかるじゃねぇよ!言えよ!わかるじゃなくて言えよ!

草なぎ:(韓国語)

太田:よし、わかった。

草なぎ:最高の監督ですよ。

田中:すごいよねぇ、チョナン・カン。

太田:だから、結構向いてんのかもね、耳がいいから。

草なぎ:今も翻訳機のCMさせてもらってますし。

田中:あ、やってるよね!あのCMいいよね!

太田:そうだ!

草なぎ:そうなんですよ。

田中:あのCM面白いよね、

草なぎ:韓国語も翻訳できたりするので。はい。

田中:なんだっけ、イリ?

草なぎ:「ili(イリー)」

田中:イリーね、はい。あれいいよね。

草なぎ:世界へつなげる

 

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太田:えー、ラジオネーム「容疑者バツ」、「ヤ」で来ました。野球とサッカーどっちが得意ですか? 

草なぎ:野球かな?今回の映画にちなんで。やっぱり。

田中:ボールをこう、なんか持って。

草なぎ:リトルリーグ入ってたこともあるんですよ、小学校の時に。

太田:あ?そう?

田中:ビビる大木と一緒のやつ?

草なぎ:そうなんですそうなんです

太田:あ、そうだ大木と。

草なぎ:2軍だったんですけど、ビビるくんがファーストで僕キャッチャーで。ちっちゃいときスゴい仲良くさせてもらってて。

田中:ねぇ。

草なぎ:でも全然いま連絡もなく、元気かな?大木くん(笑)

田中:元気ですよ!

太田:俺ら会うよな、大木とな。

草なぎ:あ、そうですか、よろしくお伝え下さい。ほんとに良いヤツで。

太田:良いヤツだね、大木はね。優しくてね。

草なぎ:ほんとに良くしてもらったんで。

太田:でもね、そういえば(映画)冒頭の最初に撮り始めたときに、剛君と尾野真千子のキャッチボールのシーン撮ったんだ。

田中:はいはい。

太田:で、そんときにやっぱり尾野さんって女の子だからそんなに、「今まで運動神経もあんまり良くないです」っつってて、それを監督号の山口ってのが仕込んだんだけど、結構良い筋投げるんだけど、で、草なぎ君が来たときにやっぱりね、楽しそうにキャッチボールする雰囲気を剛が作るんだよ。

草なぎ:なんか良かったですね。

太田:あれ良かった!

草なぎ:一番最初のクランクインだったんですけど、なんかすごい天気も良くてそういう環境もそうさせてくれたって感じですかね。

太田:だから2人でキャッチボールしてるとほんとに幸せな光景がね。

草なぎ:でもあれ、途中で撮ってたらまた違ったかもしれないですね。

太田:あれ初日で良かったな。

草なぎ:無の状態で、それこそ最初の森下さんとかのクソ野郎のくだりを撮ってないから、普通の真千子ちゃんと僕がキャッチボールしてるみたいな。…やっぱ持ってますね〜〜。

太田:持ってるよ〜〜〜。

で、またかわいいんだよね〜、真千子ちゃんがね〜。

田中:これあの、少年が投げてますけどね。

太田:少年、出てきます。キーポイントです。

田中:これがすごく良いフォームで。

太田:良いですよこの少年は。これ、あの坂上君のところの。

田中:あっ、ね!忍君のところの生徒なんだってね。さ、ということで草なぎさん主演、太田監督の映画のお知らせでございますけども、映画『クソ野郎と美しき世界』、アクションとファンタジー、ラブ、ミュージカルのオールジャンルムービー。

太田:アクションも観てほしい。剛のアクション…カッコイイ…。

田中:で、まぁさっきから言ってますけど4つの短編ね、オムニバス形式の作品となっておりまして、エピソード1が『ピアニストを撃つな!』、これが脚本・監督が園子温さん、出演・稲垣吾郎さん、浅野忠信さん、馬場ふみかさん、満島真之介さん…

太田:そうそう、あの(満島)ひかりちゃんの弟。

田中:エピソード2『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』、監督・脚本が山内ケンジさん、出演・香取慎吾、中島セナ。そしてエピソード3が『光へ航る』、これが監督・脚本が太田光さん、そして出演が草なぎ剛さん、尾野真千子さん。新井(浩文)さんも出てるんだね!?今大人気の役者さん!

太田:新井君も出てる。新井君も良い感じだったね〜。

草なぎ:沖縄でね〜。これも楽しいシーンで、良いっすよ〜。

田中:で、エピソード4というのが『新しい歌』、これが監督・脚本が児玉裕一さん、で出演がクソ野郎オールスターズということで、今月20日まで全国86の映画館で公開中でございます。詳しくは『クソ野郎と美しき世界』のオフィシャルサイトご覧いただきたいと思います。

kusoyaro.net

 

太田:仕込みでね、どんどんまた広めてほしいね。

田中:「恋に落ちたピアニスト、歌を喰われたアーティスト、息子を亡くした父親、そんな彼らが迷い込んだ美しき世界とは?極悪でバカで泣けて踊れるクソ野郎だらけの4つのストーリー」という。全然わかんない!なんのことを言ってるのかね?

太田:観たらわかる!

草なぎ:最高のエンターテイメントなんで。

太田:結末は誰にも言わないでください!

田中:もちろん、そうですよね。

草なぎ:(笑)

太田:そんな映画でもないけどね(笑)

田中:いや、わかんないですよ!それは!…改めて剛君、最後に一番観てほしいところというか。

草なぎ:そうですね、もうそれぞれのその、なんていうのかな、エピソード1から4で持ち味があっていいんですけど、やっぱり爆笑さんのラジオなんでエピソード3の、太田監督の力量っていうかね(笑)

太田:そりゃあもう、園とは違うからさぁ。

草なぎ:あの、冗談で言ってるんですけど、僕ほんとにすごい良く撮ってもらって「ありがとう太田さん!」って思ってます。

太田:いやいや!こちらこそですよ。

草なぎ:あんまり言うと調子に乗ってくるんで(笑)

田中:たしかにね(笑)

太田:乗るだけ乗るから俺も言われると(笑)

草なぎ:そうなんですよ、でもやっぱり全部観てもらいたいんですけど、だって園子温さんとか他の監督さんは「監督」としてやってきてるわけじゃないですか。そのなかで太田さんが入ってやってるんで。

太田:ダントツなんだもんそれが。

草なぎ:エピソード3、観てもらいです!

田中:まぁ、とにかく4つ、ね。

太田:少なくとも3つまでは観てほしいです。

田中:(笑)いやいや。

草なぎ:(笑)全部観てほしいですけど、太田さんの監督、お願いします!」

田中:はい、ということでございましてここは赤坂応接間、特別編。本日ゲスト映画『クソ野郎と美しき世界』より、草なぎ剛さんと、太田光監督でした。

太田:また呼んでください。

田中:剛君ありがとうございました!

草なぎ:こちらこそありがとうございました! 

 

 

 

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀

 


「クソ野郎と美しき世界」予告編!

ポルノグラフィティにミスチル桜井をオカズにして食えるフェスap bank fes '12『2012Spark』

 

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ポルノグラフィティという米にミスチル桜井和寿をオカズにして食える唯一の音楽フェス『ap bank fes』

ポルノは05、06、09、12年の4回出演してるんですが、中でも2012年に演った『2012Spark』のカッコ良さは魔王。ベストライブランキングぶっちぎり1位。あらゆる理性失う。

 

  

ブギュゥゥゥゥゥゥ! !

 

櫻井「ヘェェェェェェェィ!!!」(bank band名義では桜井は櫻井)

 

スペーェェェク!!

 

観客「キィヤァァァァァァ!!」

 

スペーェェェク!! 

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

櫻井「さぁ行くよォォォォ!!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

櫻井「心の準備できてますかァ!?」

 

観客「キャァァァァァァ!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

櫻井「あの2人がァ!!登場しますよ!!!」

 

観客「キィヤァァァァァァ!!」

 

櫻井「ポルノォ!!!ポルノグラフィティ!!!!」

 

観客「ギィヤァァァァッァァァッァアァァァァァッァアl!!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

ポルノグラフィティ、登場

 

観客「ギィヤァァァァッァァァッァアァァァァァッァアl!!!」

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

スペーェェェク!!

 

新藤「デェーーーーーーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーーーーーーン!! 

 

岡野「アァイ!!!」

 

新藤「デェーーーーーーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーン!!デェーーーーーーーーーン!!

 

チッ、チッ、ダダッタダッダ!

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

(ピョロロロロロロロ)

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

(ピョロロロロロロ〜〜〜〜〜)

 

ディレッテデーーーーレレーーーーー!

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

(ピョロロロロロロロロ〜〜〜〜〜)

 

デンドンドンデンドデンデドデンド!

 

デッレデデーーーレレーーーーデ!!

 

 

岡野「修羅場を演じるゥ時代劇のォ〜〜〜〜〜!」

 

 

……アウェーの雰囲気からかポルノは登場シーンから「やってやんぞコラ。見てろよコラ」ってオーラがビンビンで「東北ゥ!!カァモンエブリバディ!!!」みたいな岡野昭仁の強めの煽りも、一切喋らずギターのみで主張する新藤晴一も完全に田舎ヤンキー上がりの金髪時代のノリ。

bank band withバージョンの2012Sparkはストリンズスが際立っているのに加え、ピッコロの音が足されててデジロックなのに民族。サンコンがG-SHOCK。

なにが一番興奮するって、俺の中で全ボーカリスト中TOP1、2の二人、岡野昭仁のボーカルのハモリに櫻井和寿が入ってる。夢の中で見た夢。カレーにステーキ乗ってます。

 

岡野「愛しさぁ募れぇばァァァァァ〜〜〜〜ン!!!」

櫻井「愛しさ募れぇばァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜!!!」

 

岡野「熱い鍔迫り合ァァい!!腹に決めてる決意ィィィィィィ!!!」

櫻井「我がスパァァキィィングメェェェェェェェェェンンン!!」

 

ポルノグラフィティ×Mr.Children両ファン、必見。興奮で脳みそ破裂する。ぜひ。

 

ap bank fes '12 Fund for Japan[DVD/Blu-ray]

・収録曲
【Disc1】:132分/ 21曲
Bank Band 「よく来たね」
Salyu 「悲しみを越えていく色」
平井堅 「告白」
JASON MRAZ 「I' m Yours」
吉川晃司 「あの夏を忘れない」
持田香織 「tokyo hotaru」
Crystal Kay 「Boyfriend ‒ partII-」
JUJU 「やさしさで溢れるように」
ゴスペラーズ 「永遠に」
KAN 「and I love you」
横山剣 「不良倶楽部」
ナオト・インティライミ 「カーニバる?」
Def Tech 「おんがく♬MUSIC」
RHYMESTER 「The Choice Is Yours」
ポルノグラフィティ 「2012Spark」
スキマスイッチ 「ユリーカ」
藤巻亮太 「月食」
スガシカオ 「コノユビトマレ」
スガシカオ× Salyu 「Physical」
Bank Band 「奏逢 ~Bank Band のテーマ~」
「ぼくらが旅に出る理由」


【DISC 2】:106分/ 17曲
Bank Band 「終わりのない歌」
MONKEY MAJIK 「Headlight」
ストレイテナー 「Melodic Storm」
小田和正 「その日が来るまで」
GRAPEVINE 「スロウ」
NICO Touches the Walls 「手をたたけ」
曽我部恵一BAND 「LOVE-SICK」
TRICERATOPS 「トランスフォーマー」
ACIDMAN 「赤橙」
くるり 「everybody feels the same」
andymori 「1984」
井上陽水 「最後のニュース」
Mr.Children 「Tomorrow never knows」「HANABI」「Image」「シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~」
Mr.Children & Great Artists 「to U」


【DISC 3】:約61分
Bank Band / - DOCUMENTARY -

  

【感想レビュー】高橋一生が歌うエレカシカバー『俺たちの明日』最高最高最高

俳優の高橋一生さんと東京スカパラダイスオーケストラがカバーしたエレファントカシマシの『俺たちの明日』が最高でした。

 

まず、原曲エレファントカシマシの『俺たちの明日』について少し。


エレファントカシマシ「俺たちの明日」

 

そもそも「がんばれ!」「がんばろう!」って言葉自体、気軽に言いたくなるけど実は誰でも使っていい言葉じゃねぇと思ってて、コイツに言われるとボコボコにしたくなるけど、アイツに言われると泣いちゃうみたいな。だから「がんばれ!」ほど使う人を選ぶ言葉ってないし、知り合いに何の気なしに言われる「がんばれ!」も基本ウザいのに、知らない奴しかも歌だと尚更、わけわかんねぇぺーぺーのバンドとか歌手に「がんばれ」って歌われても、その「がんばれ」の腕とってえい!腕ひしぎ十字固めだコラ、ってなる。

そんな超ハードルの高い言葉「がんばろう!」を連呼するエレファントカシマシの『俺たちの明日』、前言撤回グサグサ心に刺さってきます。「明日も生きよう」って素直に思える。ボーカルの宮本浩次って人の言葉がなんでこんなに刺さるかって、宮本さん「めちゃめちゃ生きるのヘタそう」じゃないですか。MV見ててもひしひし伝わる。映像の口と音源の声が全然合ってないし。笑っちゃうほどの不器用。

宮本さんって、いつも伝えたい想いが溢れてて、頭の中じゃ千も万もの言葉がずっと頭の中グルグルしてるんだけど音楽でしかそれをうまく表現できないってイメージの人で、『俺たちの明日』の「がんばろうぜ!」ってただの言葉どおりの「がんばろうぜ!」じゃなくて、その色んな言葉だとか感情をグチャグチャ〜!って固めて出た一個のバカでかい「がんばろうぜ!」なんじゃないかと思ってて。それって「がんばろうぜ!」としか思ってない人の「がんばろうぜ!」とは明らかに違う。

だから『俺たちの明日』って曲の持つ力ってほんとに凄くて、例えばカラオケでもテクニックで歌ってやろうっていくらカッコつけようとしても、絶対サビで崩壊する。心が声を追い越してくる。それくらい聴いてる人間の歌ってる人間の「素」が出る曲なんですけど、それを高橋一生とスカパラがカバーして歌うって、エレカシも高橋一生もスカパラも大好きな俺はもう期待しかありませんでした。

 

俺たちの明日

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  • 東京スカパラダイスオーケストラ×高橋一生
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

…もう、初っぱな「さあ!が゛んばろぉぉぉうぜぇぇぇ〜〜〜〜〜〜ぃ!!」からリアル一生がボロンしちゃってます。事前情報なかったら高橋一生って気づかないくらいに振り切れてて普通に「ビクッ!」ってなった。

俺の中での高橋一生って、一見クールで何考えてるのかわかんないのに話してみたら意外と優しいし気さく、けどやっぱりわかんねぇ。そんなイメージだったんですよ。役に入っちゃえば、おちゃらけたキャラクターもやるしケツの穴も見せる。でも絶対腹の底は見せない、みたいな。

だが、そんな既存の高橋一生がひっくり返る「さあ!が゛んばろぉぉぉうぜぇぇぇ〜〜〜〜〜〜ぃ!!」でございました。高橋一生、最高に熱い男でございました。心の中に松岡修造を飼ってました。じゃないとあの「が゛!!」は出ない。濁点2個ついてます。

AメロBメロじゃカッコつけてカッチリおしゃれな服着て曲の主人公を演じてる「役者としての高橋一生」がちょっと残ってるんですけど、サビで全部脱いで全裸で叫んでる「素の高橋一生」が顔を出してくる。2人の高橋一生が行ったり来たりしてギャップで耳粉々になります。スカパラの演奏によって良い意味で『俺たちの明日』が「バカの曲」になってるのも相まって底抜けの明るさ。楽しい。最終的にどんどん「素の高橋一生」の比率がデカくなってきて、ラスサビは音楽の男尻祭り。スカパラ含め全員マッパで暴れまくってます。

そして普通に高橋一生の歌がうまい。「歌うまい」って単純に音程取れてるとか高音が出てるとかだけじゃなくて、満島ひかりや柴咲コウの歌にも感じるんですけど「歌詞に感情を乗せる」のが超うまい。『俺たちの明日』のAメロBメロがセリフっぽいメロディの取り方だからよりそう感じるのかも。「どうだい?」着ボイスにしたい…。この曲を役者に、しかも高橋一生に歌わせようって考えた人を一晩中抱きしめたい…。

 

 

もうね、ここまでの熱いモノ聴かされたら俺の中の松岡修造も出すしかないんで、ちょっと今からカラオケ行って『俺たちの明日』高得点叩き出してきます。

 

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がんばろうぜ。俺。

 

 

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俺たちの明日

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  • アーティスト: 東京スカパラダイスオーケストラ& 高橋一生
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL MUSIC LLC
  • 発売日: 2018/03/21
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