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ミクスチャーブログ

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同じバンドのファン同士が付き合うと地獄【ミスチル編】

以前、一回だけ同じバンドを好きになった女の子と付き合ったことがあるんですが、今思えば本当に地獄でした。

そのバンドの名は「Mr.Children」。みなさん覚えておいてください、ミスチルファンというのは「新興宗教的」な側面がありまして、教祖でボーカルの桜井和寿大先生が「カラスは白い」と言えば白、ちょっと教祖が「乃木坂46の『きっかけ』が良い」と言えば信者は「乃木坂マジで神」とか言い出すのです。バカが。

ファン歴が長ければ長いほど頭がイカれてきて最終的に、ファン同士による

「自分がミスチルのことをどれだけ愛しているか」

のマウントの取り合いになることがあります。いかに自分がミスチルを聴き込んでいるかのアピール合戦。「にわかは語るな」「にわかは帰れ」なのです。

 

そして、そんなファン同士が付き合うと完全に終わります。当時なによりもミスチルにハマっていた僕らは「ミスチル以外はウンコ」という考えが頭の中を侵食し、音楽はほぼミスチルしか聴かないのはもちろんのこと、例えば2人で音楽番組を観ていて他のミュージシャンの曲を聴けば「これミスチルっぽくない?」は当たり前で「歌い方桜井さん意識しすぎ」「このフレーズ絶対パクリでしょ」「ただの劣化ミスチル」と、テレビ画面割れるんじゃねぇかというくらい汚い言葉を撒き散らし、二人とも黒目だけになってました。

でも、当時は好きなものも嫌いなものも共通している彼女と一緒にいるのは本当に楽しかったですし、恋は盲目といいますか「彼女とミスチルだけあればいい」くらいに思っていた時期だったので、その行為がおかしいとはまったく思いませんでした。

しかし、そんな彼女と別れるキッカケになったのもやっぱりミスチル。そう、冒頭でも書いた「ミスチル愛のマウント合戦」はたとえ恋人同士だろうが関係ありません。目が合った瞬間、命の殺り合いが始まりました。

 

ひとくくりに「Mr.Children」と言っても、長年活動を続けているとファンそれぞれに確固たる「一番好きなミスチル」というものがあり、例えば俺はアルバム『Atomic Heart〜深海』の時期のヒット曲を連発し他を寄せ付けなかった時期の「尖ったミスチル」が好きだったのに対し、彼女はアルバム『HOME〜SUPERMARKET FANTASY』の辺りの桜井和寿自身もトゲがずいぶんと抜けて音を楽しむ、ファンとの一体感を大事にする、いわゆる「優しいミスチル」が好きでした。

分かり合えない者は傷つけ合うしかない。俺たちは互いを認め合うことができなかったのです。最初は、

 

俺「Atomic Heartからミスチルは一気に殻を破った感じがする。とにかく一曲一曲の厚みがハンパじゃない。歌詞もそれまでの爽やか路線一辺倒だったのが一気に社会への皮肉の効いたメッセージ性の強いものも増えてきてその変遷もすごく面白い」

彼女「HOMEでまたひとつ上のステージに行ったよね。国民的バンドと呼ばれるようになって、その重たい看板を背負うことの覚悟みたいなものがこのアルバムにすごく感じる」

 

とか評論家ぶって互いが思う「この時期のミスチルのここがスゴい!」を言い合っていたのですが、なぜか「この時期のミスチルのここがクソ」に代わり、彼女の「ミスチルの暗い曲は聴いててダルすぎ」の一言から着火、俺も返す刀で「最近のミスチルはヌルい」と真正面からの殴り合い。どちらもミスチル、どちらも素晴らしい。それはわかっていたのに止まらないミスチルに対する罵詈雑言、最終的にミスチルそのものにかかる風評被害、

 

「あの時のミスチルはコバタケの操り人形」

「2017年の桜井さんの前髪スカスカ」

「ファン以外で他の3人の名前言える奴0人」

 

そしてそれはお互いの不満のぶつけ合いに変わり、

 

「持ってる服全部ダサい」

「歯並びガタガタ」

「話長いくせにつまんない」

「ヒザ超汚ねぇ」

 

「もういい!普通にキモいんだよ!死ね!」

 

…そのまま彼女は家を飛び出し、俺もそれを追いかけることはしなかった。それから彼女と会うことは二度とありませんでした。

…いまもし、付き合っている人が同じバンドのファンだったなら俺たちのようにはなってほしくない。

…別に良かったんです、昔のミスチルが好きでも、今のミスチルが嫌いでも。ファン歴20年だろうが、1年未満だろうが、どっちが上とか偉いとかじゃないんです。いつもミスチルが歌ってたのに。「ひとつにならなくていいよ、認めあうことができるから。それで素晴らしい」って。いや、

 

「ひとッッつになァァらなくていいよォォォ〜〜〜ォゥん!!んゥゔゥんあァンッ!!みッッとめあうことができィィイるからァアーーーッ!!それェですばらしいぃぃィ……」

 

…という曲です。お聴きください…Mr.Childrenで『掌』

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誇張しすぎたミュージシャンモノマネ

誇張しすぎたRADWIMPS「君の前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前だァァァよぉ〜〜〜〜〜〜〜」

 

誇張しすぎたゴールデンボンバー「女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女々女女女女女女女女女女女女女〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!ヤラせろォオオオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

 

誇張しすぎたaiko「しょおおおうがぃぃぃいい〜〜〜〜〜〜〜〜わぁぁああすれるゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ことはないでぇえええええしょおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…しょおおおおおぉおぉおおおおがいいいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!わぁあああぁぁぁああああああああああすれるぅゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……………………

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コッッッッッ!!!!!」

 

誇張しすぎたサカナクション「こ〜〜〜〜〜〜〜の〜〜〜〜〜〜〜〜ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ま〜〜〜〜〜〜〜〜き〜〜〜〜〜〜〜〜〜み〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜を〜〜〜〜〜〜〜つ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜て〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ゆく〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧大塚寧々丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧大塚寧々丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧大塚寧々丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧大塚寧々丁寧丁寧丁寧に〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧大塚寧々大塚寧々大塚寧々大塚寧々大塚寧々大塚寧々〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

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誇張しすぎた米津玄師「あなたファッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!??!?!?!?!?!?!?」

 

誇張しすぎたSMAP「トゥントゥントゥントゥントゥントゥトゥントゥントゥントゥン!トゥントゥントゥントゥントゥントゥトゥントゥントゥ!プルゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウハァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンンハアアアアアンアンアンアンアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!」

 

誇張しすぎたあいみょん「君はロックなんか聴かないクラシックなんか聴かないレゲエなんか聴かないEDMなんか聴かないヒップホップなんか聴かないR&Bなんか聴かない演歌なんか聴かない童謡なんか聴かない歌謡なんか聴かないジャズなんか聴かないパンクなんか聴かないブルースなんか聴かないシティポップなんか聴かないハードコアなんか聴かないオペラなんか聴かないスカなんか聴かないファンクなんか聴かないディスコなんか聴かないオルタナティブなんか聴かないカントリーなんか聴かないゴスペルなんか聴かないニューミュージックなんか聴かないサイケデリックなんか聴かないユーロビートなんか聴かないフュージョンなんか聴かないタンゴなんか聴かないメタルなんか聴かないボサノヴァなんか聴かないボレロなんか聴かないプログレなんか聴かないラテンなんか聴かないイージーリスニングなんか聴かないワルツなんか聴かないでもレゲエは聴く」

 

誇張しすぎたSEKAI NO OWARI「シュゥゥゥウウヒュッッッッッ…スンファッスンファッスンファッッッンス……今宵はぁ百万年に一度ぉ……太陽が沈んで夜が訪れる………ヒッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!終わりのこないような戦いもぉ…今宵は休戦して祝杯をあげるっ…………ヘェエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

 

誇張しすぎたコブクロ「共に歩き共に探し共に笑い共に誓い共に感じ共に選び共に泣き共に背負い共に抱き共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い共に迷い………………」

デカいほう「俺のグラサンどこ?」

 

誇張しすぎたDA PUMP「ユユユUSA!ユユユUSA!デーーーーデッデデデデーーーーデーーーーーデッデデデデーーーーーーーーーー!デーーーーデッデデデデーーーーデーーーーーデッデデデデーーーーーーーーーーカッ!カッ!カッ!カカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカカカカカカカカカカカカッカッカッカッカッカカッカッカカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカカカカカカカカカカカカーーーーーーーーー!!!!!ッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカカカカカカカカカカカカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカカッカッカーーーーーーーどっちかの夜は昼間〜〜〜〜!!」

 

誇張しすぎた西野カナ「この度はこんな私を選んでくれてどうもありがとう。 ご使用の前にこの取扱説明書をよく読んでずっと正しく優しく扱ってね。 一点物につき返品交換は受け付けませんご了承ください。
• Do not disassemble.
• Do not crush and do not expose the battery pack to any shock or force such as hammering, dropping or stepping on it.
• Do not short circuit and do not allow metal objects to come into contact with the battery terminals.
• Do not expose to high temperature above 60°C (140°F) such as in direct sunlight or in a car parked in the sun.
• Do not incinerate or dispose of in fire.
• Do not handle damaged or leaking lithium ion batteries.
• Be sure to charge the battery pack using a genuine Sony battery charger or a device that
can charge the battery pack.
• Keep the battery pack out of the reach of small children.
• Keep the battery pack dry.
• Replace only with the same or equivalent type recommended by Sony.
• Dispose of used battery packs promptly as described in the instructions.

 

映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』で登場したドラマ小ネタまとめ

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映画『コンフィデンスマンJP』公式サイト

映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』のなかで散りばめられていたドラマの小ネタまとめ。

 

・冒頭、ダー子のホテル部屋に『和菓子処「ふじみ屋」の三色だんご』(1話『ゴッドファーザー編』)9話『スポーツ編』)、『赤目アマガエル ジャンボ』(1話『ゴッドファーザー編』、3話『美術商編』)

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・赤星英介(江口洋介)が支援しているバスケットボールチームが9話『スポーツ編』の熱海チーターズ

 

・7話『家族編』で登場したダー子の子猫・鈴木(前田敦子)が再登場


・鈴木の部屋に『弁天水』(8話『美のカリスマ編』、2話『リゾート王編』)


・7話『家族編』で登場した詐欺師・ギンタ(岡田義徳)ギンコ(桜井ユキ)が再登場

 

・7話『家族編』で登場した与論要造の娘・矢島理花(佐津川愛美)が再登場

・リチャードと理花がバカンスをしている沖縄のリゾートホテルが『桜田リゾート』(2話『リゾート王』編)


・ラン・リウのニュース映像に10話『コンフィデンスマン編』で登場した鉢巻秀男(佐藤隆太)が映る


・香港にてダー子たちが宿泊したゲストハウス『michikusa(みちくさ)』は2話『リゾート王編』で登場した桜田しず子(吉瀬美智子)の経営施設


・終盤に登場した鑑定士が3話『美術商編』の城ヶ崎善三(石黒賢)


・宝石のニセモノづくりのプロ(小栗旬)が3話『美術商編』で登場した伴ちゃん(でんでん)と共通点あり(「耳かき」発言などから)


・SPドラマ『運勢編』でモナコが演じたニセの娘がブルース・リーの衣装を洗濯物干しにかけてある


・SPドラマ『運勢編』でも犬が登場(名前は「エースケ」)


・SPドラマ『運勢編』ラストで狙っていた次のオサカナが映画ラストに登場した芸能プロモーター・ホウナムシェル(生瀬勝久)

 

 

ドラマ時系列まとめ

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コンフィデンスマンJP 運勢編 Blu-ray

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キズナアイが関西弁で悩み相談してくれる『スナック愛 〜関西店〜』がゲボかわいくてネクストドア開いた


スナック 愛 ~関西店~」

 

バーチャルユーチューバー筆頭「キズナアイ」の喋る関西弁のせいで僕の次のトビラ、キモメンズ・ネクスト・ドアが開きました助けてください。

そもそもバーチャルユーチューバーとかまるで範囲外だったのに、ある日ぴょこんとおすすめ動画に出現しましてタイトルの「スナック」と「関西店」の文字にまんまとブチ釣られて再生クリックを押したのが終わりであり始まり。本当にありがとうございました。

まず、この「スナック」という舞台設定でキズナアイは「スナックのママ」、この位置づけがどうしようもなく最高。

スナックのママっていうのはな、どれだけ「親しみ」を感じさせようとも一枚のカウンター隔ててあくまで「仕事」として接してくれるんだよ。ある意味では決して手の届かない存在。だがそれがいい。「親」「兄妹」「姉弟」「彼女」「嫁」「友達」…この関係のどれでもないからこそなんでも話せちゃうし素になれる…そして、そのだれでもないからこそどれにでもなれる存在……雲……それが「スナックのママ」という職業。これがひとつ。

そしてキズナアイの操る関西弁。もうかわいすぎて脳みそ飛び散るかと思った。この関西弁キズナアイちゃん、菅田将暉をはじめ多くのナチュラルオブ人たらしが使う「標準語からフッと関西弁になる」の裏モード「関西弁からたまに標準語になる」の使い手でした。「方言リーサルウェポン」でした。ダメ、これはダメ、だめですよ。こんなもん落ちねぇ人間いないんだから。アンビリーバブルキングアルティメットハイパーK・A・W・A・I・I。いいですか……動画の冒頭……

 

「あっもうアンタ遅いやん、もう待っててんで、早くそこ座り?なに飲むいつものでいい?はい、どうぞ。今日はどうしたん?悩み聞くやん?わたしぐらいしかおらへんやろ?聞いてあげるの……あっ、あぁ自己紹介ね。あっ、そちらのお兄さん、ねっ…?はじめてだもんね…?

 

 

ここッッッッッッ!!!!!アッッッッッッッッt!!!!!!!!!

 

あの…これ男2人で店に行って片方は元々このスナックの常連でもう片方が初来店っていう設定だと思うんですが、このスッと仕事モードで標準語に切り替えた一瞬、この一瞬が永遠に思えた。かわいいチャキチャキの元気娘かって思ってたら「ねっ?はじめてだもんね…?」とか…おまッッッ…こんなッッッ……艶っぽさッッッ……そっからの、

 

「わたしはこのスナックのママの愛って『いいます〜』、よろしくお願い『します〜』」

 

で一瞬で関西弁に戻るのがまたッッ…おまッッッええええ…この一瞬で人生狂った奴何人いるよ…?光の速さで縮まる距離感………はい、これでこの初来店の男は借金地獄で身ぐるみ剥がされるまで愛ちゃんにハマり続けることでしょう。よ、よかった〜〜〜……大人になってて〜〜〜〜〜〜〜……こんなもん女性経験の浅さ子供用プール並だった高校生んときに見てたらパソコンの画面の中に吸い込まれて一生出てこれなくなってましたわ。

 

母親「かんそう〜?ゴハンここ置いとくわね〜〜……かんそう…?」

俺「……」

父親「どうした?」

母親「変ねぇ…いつもだったらうるせぇ!そこ置いとけババァ!とか言うのに……」

父親「ほっとけ。もう大人なんだから」

 

的な展開になってた。マジで命拾いした。そもそも、キズナアイ…関西弁うますぎるだろ。上手い下手とかそういうレベルじゃねぇ…まるで「作ってる感」がない。自然すぎる採れたてのゴボウの関西弁。だからこそ標準語に戻ったときのドキドキが何倍にも膨れ上がってゴンの成長を見たときのヒソカみたいになる。

これ…エセの方言じゃねえ…キズナアイの「中」関西出身だろ俺わかるんだよ。一言喋るたびにいちいち心臓のかゆい部分つついてくる感じ…どう聞いてもマジモンの関西のやつの喋り……俺わかるんだから…これ「中」ぜってぇ生粋のナチュラル関西人だわ、この感じ…兵庫とかアッチらへんのだな……?あっ、いや…「中」の話はやめとこうか……。「中」なんてないんだったね………

 

夜中3時のことだった。これ見つけてからというもの『スナック愛 〜関西店〜』シリーズを狂ったように無限再生していたら、また関連動画んとこに……

 


スナック 愛 ~関東店~

 

 

関東店

 

 

えー、キモメンズ・ネクスト・ドア、ぶっ壊れました。いままでありがとな、俗世。

漫画『SPY×FAMILY』面白すぎて新しい時代始まった

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ジャンプ+で連載中の漫画『SPY×FAMILY』が面白すぎて完全に新しい時代始まった。

凄腕スパイのロイド、人の心が読める超能力者のアーニャ、最強の殺し屋のヨル、3人が互いの目的のために仮初めの家族になる「スパイ×アクション×特殊家族コメディ」

まだ始まったばかりなんですがもう令和最強漫画決定した。漫画が上手すぎる。百億人にウケる圧倒的な画力に起承転結が緻密計算されたスキのないストーリー構成に集英社ごと抱きしめたい魅力的すぎるキャラクター設定、連載モノなのに1話1話が渾身の読み切り読んでるかのようなボリューム。完璧すぎる。圧倒的に完璧。始まった。

 

まずは集英社ごと抱きしめたい魅力的すぎるキャラクター達を紹介したい。

子・少女アーニャは人の心を読める超能力者でロイドとヨルの正体を知りつつ懐いていて、一言で言えば好奇心と可愛さの塊。コロコロ変わる表情。向日葵のような笑顔。本当に本当に本当に、連れて帰りたい。連れて、帰りたい。ツレテカエリタイ。養いたい。愛情を注ぎたい。成人式の日に「ちち、ありがとう」と泣きながら言われたい。俺がヤバいこと言ってると思ってる人は1話読んだ時点で詫び死にしたくなることでしょう。全員アーニャのかわいさに死ね。このまま行くと確実に変な扉開く。ありがとうございました。

嫁・ヨル、おそらく今現存する漫画キャラの中で色んな意味で一番強ぇ。普段はおっとりしててコテコテの天然系のキャラなんだが、文字通り戦闘能力という意味で「最強」で殺しが関わるときだけとんでもねぇ冷たい目したり美術館行って斬首刑の絵画見てウットリしたりレストランでナイフ持ちながら息荒くしたりして、ホント今すぐ俺を殺してほしい。泡吹くまで金玉を蹴ってほしい。

そしてその2人に振り回されつつも自分の任務をまっとうしようと奮闘する千の顔を持つスパイ“黄昏”ことロイド、3人の中じゃ一番打算的で一歩引いてる感出してるんですけど、実際一歩どころか半歩も引けてねぇんですよこいつ。全然引けてない。どんなに利己的に振る舞おうとも「絶対的にいいヤツ」っていうのが透けて見えちゃってる。かわいいかよ。どんな冷静に振る舞って隠そうとしてても優しさダダ漏れなのがもう愛おしすぎる。バファリン?なにがあっても二人を見捨てることはないんだろうなという、終期の飛影や水鏡、玉藻、ヒイロ・ユイ、爆豪勝己、中堂系、藍沢耕作にも似た完成された究極型ツンデレ。

 

ロイド、アーニャ、ヨルの3人はその特殊な生い立ちから重い過去を抱えているが、表向きにはそれを微塵も感じさせない明るさを持っていて、読んでいて暗い気持ちになることが0.000000001ミリもない。まったく引きずらない。なんでもいい、全員抱きしめさせてくれ。

それに比例するかのように構成も抜くところは抜く、キメるところはバシっとキメる、このシリアスなシーンからのギャグ、おふざけからのマジ、この緩急の付け方が上手いし、1話1話しっかりと起承転結させながら主軸のストーリーを少しずつ進行させていく手法も鬼。1話のなかで必ず見せ場を作ってるので、変に引っ張られてモヤモヤすることがなくスッキリした気持ちで次話を迎えられるようになってる。風呂かよ。

 

最も最高なのが、これからのストーリー展開の絶対に面白くなるという安心感、これが凄ぇ。どうせ勢いは最初だけで途中からダレるんだろ、という気配が1ミリたりともない。この先どんな展開になっていくのか…確実に尻上がりに盛り上がっていくことは間違いないし、3人の行く末想像するだけで今まで流したことないタイプのヌルヌルした涙出そうになる。おそらく3人は徐々に「本当の家族」のように絆が深まっていくんでしょう…そして互いの正体のために一度はバラバラになっちゃうんでしょう…そりゃそうだ仮初めの家族、ずっと一緒になんかいられるハズがねぇ…そこで3人がどういう行動を取るのか、どう宿命に折り合いをつけていくのか…ロイド、アーニャ、ヨル……たのむ…幸せに、幸せになってくれよな…なるよな…?なぁ…?なんとか言ってくれよ…?

 

願わくばこのテンポで2兆話くらいダラダラと続けてほしいんですがそうはいかないのだろう。今はただこの漫画がこの世に存在してくれていること、自分が生きてこの漫画と出会えたこと、作者さんはじめ生きとし生ける全ての生命体に「ありがとう」を言いたい。

この漫画もう確定です。確定で後の「このマンガがすごい!」「次にくるマンガ大賞」等で圧倒的大差で大賞獲るしアニメ化するしゲーム化するし実写化するし舞台化するしセブンイレブンくじでグッズ出るし宝くじスクラッチのキャラクターになるしUSJコラボのアトラクションできる。家族でウォーターサーバーのCMとかやる。その全部に金溶かす覚悟、できてる。

まだ連載スタートしてたった3話、ジャンプ+にて最新話まで無料で読めるので今からでもゴリゴリ追えるこの幸福を産んでくれた生きとし生ける森羅万象に感謝しながら一緒に時代の目撃者、FAMILYになろうや…

 

[1話]SPY×FAMILY - 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+

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SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

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映画『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』感想。2010年代クレヨンしんちゃん映画の最高傑作

映画『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』感想。

前段として、私は小さい頃からクレヨンしんちゃんの大ファンで、特に映画作品はすべて欠かさず観ているのだが、正直2004年に公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 夕陽のカスカベボーイズ』以降の劇場版はこれまで自分が思っていた「クレヨンしんちゃん像」とはかけ離れたものだった。(これは映画のタイトル冠に『嵐を呼ぶ』がつかなくなったことから制作サイド自身も過去の劇場版と差別化を図っているのがわかる)

とは言っても、時代のニーズや、視聴者層が移り変わっている21世紀2017年において「昔のクレヨンしんちゃん」をやるということがどういうことなのか、を理解していないわけではない。だからこそ、妥協点、いや「新旧のクレヨンしんちゃんファン」のどちらもがある程度納得の行く着地点のようなものが必要だった。前ニ作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』『オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』はその実験的作品だったと言っていい。ロボとーちゃんは『嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』や『嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』を踏襲したようないわゆる「大人も笑って泣けるクレヨンしんちゃん」、サボテン大襲撃は『ヘンダーランドの大冒険』や『暗黒タマタマ大追跡』のような「ひたすらバカバカしいクレヨンしんちゃん」の雰囲気が感じられた。しかし、作者・臼井儀人氏の死後はどうしてもストーリー展開の稚拙さや旧クレヨンしんちゃんの真骨頂である世相を反映したブラックジョークや下ネタ混じりのジョークもいまいちキレがなく、評価は二分された。

それでも昔のクレヨンしんちゃんを知らない、今を生きる子供たちにとってはこの二作は「良いアニメ映画」として評価を得ていたと記憶している。われわれ大人の求めているクレヨンしんちゃんと、子供たちの求めるクレヨンしんちゃんは違う、昔には昔の、今には今のクレヨンしんちゃんの良さがある、それを大人が揚げ足を取って石を投げるというのはあまりにも野暮なことだ、それはわかっている。だが、それがいかに滑稽なことと知りつつも以前のような心から「面白かった!」と言えるクレヨンしんちゃんの映画を望んでいるのはいけないことだろうか。『クレヨンしんちゃん』という作品のメインターゲットから私は外れてしまったのか、そんなことさえ思った。

 

そこで今回の『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』。一言で言えば、「大人にこそ観てほしい最高の作品」だった。「笑って泣ける」、これぞクレヨンしんちゃん映画の原点を見た稀代の傑作。

今作は脚本を現役のお笑い芸人でもあり、映画『青天の霹靂』などの名作を生み出している劇団ひとり氏に一任することでギャグのキレ、確かなストーリーテーリングを取り戻した。

さすがに旧作然とした外角ギリギリを攻めるブラックジョークは少ないが、大和田獏をはじめとした子供がキョトンとするようなボケの斜め上の発想は臼井儀人リスペクトを確かに感じられた。また、ゲスト声優をつとめた安田顕が本当に素晴らしい。「親」として子供を想うがゆえに凶行を繰り返す夢彦の熱がこもった演技は善人から極悪人まで様々な役をこなしてきた彼だからこそできる「怪演」と呼ぶにふさわしいものだった。

ある日、巨大な魚に呑み込まれるを見たのをきっかけに春日部市民たちは夢の中で巨大魚の体内にある不思議な世界に迷い込む。そこではやりたい事が自由にできるということで市民たちは自分の夢に浸っていくが、その中で大人たちは楽しい夢を奪われて魚の体内に放り出されてしまう。魚の体外は地獄のような世界で次々と現れる恐ろしい出来事=悪夢にうなされた大人たちは次第に元気を無くし、日が経つにつれて子供までもが夢を奪われて悪夢ばかり見るようになってしまう。

それに気づいた野原しんのすけカスカベ防衛隊は原因を探るため、悪夢のせいで元気を無くした佐藤マサオの代役として春日部に引っ越してきた少女・貫庭玉サキを仲間に加えて夢の中に入り、その原因がサキの父親・貫庭玉夢彦であることを突き止める。夢彦は悪夢しか見られない貫庭玉サキのために人々の夢を操っては楽しい夢を奪い取り、そのパワーで貫庭玉サキの悪夢を中和していたのだ。

風間トオル、桜田ネネ、ボーちゃんも悪夢を見る様になる中、真相を知ったしんのすけはサキの幸せのためにサキの悪夢を獏に食べさせるという作戦を考え、野原一家は揃って夢の中へ入っていく。

 wikipediaより

あらすじを読んでもらうとわかるように、この映画にはわかりやすい「悪人」が存在しない。たしかにサキを救うためとはいえ、大勢の人間を集団催眠にかけた父親の夢彦の行為は決して許されることではないが映画内でも「こうするしかなかった」「他にあの娘を救える方法があるのか!」というセリフがあるように、一貫して私利私欲のためではなく「自分の命より大切な娘を守りたい」「辛い思いをさせたくない」という痛いほどまっすぐな親心からくるものだった。そして、サキが悪夢しか見ることのできない体になってしまった原因は5歳の子供にはとても耐えられない経験からくるものなのだが、それはこれまでのクレヨンしんちゃんの中でも最もヘビーな理由だった。

序盤はヒロイン・サキとしんのすけ達かすかべ防衛隊との絆が深まっていく様子が描かれる。これまでの作品のなかでも最も陰のあるヒロインのサキは頑なにしんのすけ達と馴れ合うことを拒む。それどころかサキが原因で命の危険にまで晒されてしまう。それでも友達を信じて助けたい、そんなしんのすけ達の優しさによって少しずつサキは救われ、変わっていく。今作のキーパーソンとも言えるのが、かすかべ防衛隊の紅一点・ネネだ。いつもは高飛車でみんなを振り回す彼女が、(おそらく)はじめてできた女友達のために立ち上がる姿は胸を打たれた。 ※酢乙女あいは友達ではなく「ライバル」という位置づけだと思っている

中盤〜終盤にかけてはその悪夢の元凶がしんのすけたちを容赦なく襲うのだが、これまでのポップでファンシーな雰囲気とは一線を画した、まるでホラー映画のようなショッキングなシーンが続く。「映画クレヨンしんちゃん」と言えば『暗黒タマタマ〜』に代表されるように敵キャラクターのどこか不気味なキャラクターデザインがその魅力のひとつなのだが、ここまでストレートに「恐怖」というものを表現した作品は近年では他に類を見ない。(『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! 』の洗脳シーンにも通ずるものがある)

そしてサキがその恐怖に打ち勝つ術、ネタバレになってしまうのでここでは多くは語らないが、作品のまとめ方としてはクレヨンしんちゃん映画史上最も美しいものだと感じた。終盤からラストシーンにかけては、クレヨンしんちゃんの真骨頂とも言える「静と動、ギャグと感動の絶妙なバランス」が本当に素晴らしかった。まさに「新旧クレヨンしんちゃんの融合」と言うべき完璧なラストだった。

今作のテーマはズバリ「トラウマからの脱却」そして「親と子」。クレヨンしんちゃんの映画というのは不思議なもので、子供の頃は単なるギャグアニメという認識だったのが、大人になってから改めて作品を見返すとそこにはとても深いテーマがあり、それは現代の様々な問題に通じるものがあるということだ。今作もおそらく年を重ねれば重ねるほど、守るべきものが増えれば増えるほど心に突き刺さる作品になっている。

余談だが、サキの声優を務めているのが、90年代にNHKで放送されていたアメリカンコメディドラマ『フルハウス』の三女・ミシェルの声でもある川田妙子さんなのだ。われわれをアラサーを狙い撃ちするキャスティング、天晴れとしか言いようがない。『フルハウス』といえば、20年前、すべての小学生が夕方6時半にTVにかじりついて観ていた伝説の番組でクレヨンしんちゃんと共にわれわれの人格形成に大きな影響を与えた作品だと言える。この2作品から私達は多くのものを学んだ。家族の在り方、笑いの取り方、人を愛するということ。そして20年の時を経て、『クレヨンしんちゃん』と『フルハウス』のクロスオーバーともいえるコラボレーションがユメミーワールドという物語で実現したこと、その意味はわれわれにとって本当にかけがえない宝物になった。

 

最後に、今作の主題歌はケツメイシが担当している。元々はゲスの極み乙女が主題歌候補だったのだが、ある理由によって降板せざるを得ない状況になってしまった。その理由はある意味ではとても「クレヨンしんちゃん的」な理由なのだが、それはわれわれ大人の夢の中だけに置いておくとしよう。未来の子供たちのために。

 

 

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ミスチルのライブでスマホのライト点ける?じゃあ俺キムチ鍋食う

ここ数年のMr.Childrenのライブで「本編終わってアンコール待ちの間はスマホライト点ける」っていうくだりがあるんですけど、あれ「アリ」ってことでいいんですか?じゃあ僕は生ミスチルを肴にビール飲みながらキムチ鍋が食べたいです。 

 

そもそもの流れが、

  1. 数年前のツアー『未完』で途中でミスチル側から「スマホのライト点けて!」の演出
  2. その後のツアーでも味をしめたファンが公式側から一言も点けていいって言われてないのに勝手にスマホライト点灯
  3. 何も知らない他のファンが同じようにスマホライト点けてスタッフが止めても収拾つかない
  4. グダグダでアンコール始まってカオス

で、今回のツアー『Against All GRAVITY』においては公式側から明確なイエスもノーも出てないんですね。いや、厳密に言えば出てるんですけど。開演前にアナウンスで、

「携帯電話、スマートフォンは電源をお切りになるかマナーモードに設定し、公演中のご使用はお控え下さい」

「ペンライト・サイリウムの使用も禁止となっております」

ってめちゃくちゃ言ってた。言ってたけど、あんなの誰も聞いてねぇし。開演前のザワザワしてる時間帯だから。もっと静かな時に言えよ。そんなんだからなんも知らない「今日がミスチル初めてです」って人らは寺田心くんみたいな顔して

「へぇ〜〜〜〜!ミスチルライブってアンコールにスマホライト照らすんだーーーー!じゃあ僕も私もやる!(ピカッ!)わーーーーきれーーーー!さいこーーーーー!」

ってなっちゃうの、わからんでもないんですよ。だって心くんは知らないんだから。その日がはじめてのミスチルライブの心くんにとってはスマホライトが当たり前なんだ!ってなっちゃうのは「ちょっとは流れ調べてから来い」とも思うんですけど、まぁ、わからんでもない。

 

一方で、息子のゲームバキバキにする高嶋ちさ子先生みたいな立ち位置の激おこファンの、

「は?あれは未完のとき限定の演出で一発限りなんだよ。ライブ中スマホいじるのダメに決まってんだろうが。公式から一言も「点けろ」なんて言われてねぇだろうが。なに勝手にライト点けてんだ演出の邪魔なんだよ喪すぞコラ」

っていう気持ち、吐くほどわかる。百億万歩譲って光演出それが公式OKだとするならば、いっそペンライトOKでいいだろ。なんでスマホでやるんだよ。スマホでやると確実にドサクサ紛れでめちゃくちゃするサイコファン(通称:Sign)出てくるに決まってんだろうが。いや実際いたしな、ライト点けるドサクサ紛れでステージにカメラ向けてる奴。インカメでミスチルバックに二人の思い出刻んでたカップルいたし、静止画じゃなくて普通にムービー回してた奴すらいた。もはや子供の運動会とか忘年会のノリ。こんなサザンクロス状態だったら演奏中MC中にボイレコとか回してる奴も絶対いるだろ。たぶん撮影録音録画のトリプルスリーキメてる奴だっている。スラム街以上にルール無用じゃねーか。違法アップロード反対!ってあれだけ叫んでてなんでそこガバガバなんだよ。でもお前らは言うよな「私はやってませんライト点けてただけです」って、いやお前が撮影録音機能ついてるスマホ取り出した時点で完全シロってことにはならねぇからな信用できるわけねぇだろ。コンビニで店員に包丁向けて「刺す気はありません」っていくら言っても警察に通報されるだろうがやってることそれと同じだからな。それやっちゃったらなんでもしていいってことになるだろうが。そんなもん音源画像映像残しておいていいなら俺だってやりてぇわ、でもやらねぇんだよ。そんなもん無人販売の野菜盗むのと一緒だからな。怪しい動きしてんのが悪いからないきなりぶん殴られても文句言うなよ?…あーー、オーケーオーケー、やりてぇんならやればいいわ。じゃあこっからはなんでもあり、バーリ・トゥードってことだな?じゃあ俺は次からガスコンロ持参してキムチ鍋食うから。アンコールのタイミングでシメのうどん食えるように前半4曲目くらいから食い始めるけどいいよな?だってお前らはスマホのライト勝手につけるんだろ?写真撮るんだろコラ?ならキムチ鍋食ったっていいだろ?「スマホの使用は禁止」でも「スマホのライトは禁止されてない」んですよね?スマホのライトは使用に当たらないんですよね?じゃあ「食事は禁止」でも「キムチ鍋は禁止されてない」ですよね。パンフとかアナウンスで「キムチ鍋」って明記されてないですもんね?てゆうか僕にとってキムチ鍋って飲料ですから。って言ってんのと一緒だろ?あ?…ハァハァ……なにこれ?

  

…こういうヤバいこと言い出す奴出てくるので、スマホライトOKなのかNGなのか公式回答、キリンぐらい首長くして待ってます。