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ミクスチャーブログ

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早朝、二十代後半で乃木坂46のドキュメントを観てテメェの醜さに愕然とした

早朝5時、出かける前に『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』を観た。

マジでしんどい、鬱鬱鬱のあとに襲ってくる躁躁躁。完全に情緒不安定。なんで観たんだ俺。

 

www.youtube.com

 

乃木坂46というグループは例えるなら『吹奏楽部』なんだと思った。一見するとおとなしめの女の子達、自分を表に出すことがどちらかと言えば苦手。 でも心の中ではちゃんと目指している自分があって憧れを抱いている。そんな印象があった。

 

冒頭で、数多くのシングル曲のセンターを務めた生駒里奈が故郷に凱旋するというシーンがあって、中学生の生駒はまさに吹奏楽部に所属していたことが語られる。

生駒「底辺だったんで。スクールカーストの、はっきりと三角形のここ(一番下)って感じ。かわいくするのが嫌いだったので。かわいくすることイコール目立つこと。目立たなかったらいじめられることもなかったので」 

 

中心メンバーの西野七瀬もそうだ。人見知りな性格の西野は小さい頃からパソコンで絵を描くのが好きなおとなしい女の子だった。西野の母親はそんな娘をなんとか変えたいと中学生の頃に女子バスケ部に所属させた。だが、反りが合わず「苦手な女の子の声がずっと頭に響いて眠れない」とすぐに辞めることになったという。

西野「パソコン上で友達はいましたよ。特定の一人の人とずっと友達だったりっていうこともあったし」

母「七瀬はおとなしい、自分の意見を言わない。人見知りな性格で集団行動がとにかく苦手だった」

 

生駒、西野だけじゃなく、乃木坂46というのはいかにも「アイドル!」というタイプのメンバーが少なく、学生時代から陽のあたる場所だけを歩き、当然のように「アイドル」という職業を選ぶ、というよりは、日陰にいる自分を変えたい変わりたいという理由からあえて「アイドル」を選んでいる娘が多い。あの白石麻衣ですら「中学で引きこもりになった」と語っていたくらいだ。これが、こんな絶世の良いオンナがだ。

白石麻衣写真集 パスポート

 

乃木坂を吹奏楽部とするなら、ライバル的位置づけでもあるAKBをはじめとする48グループはいわば『女子バスケ部』、元メンバーの高橋みなみ、大島優子、篠田麻里子とかのゴリゴリ感からもそう感じる。1年早く生まれたくらいでお前は神なのかよ?みたいなアレ。Baby! Baby! Baby!好きですありがとうございます。

48グループが総選挙のステージではつらつとファンへの感謝や自分のこれからを語る結婚式ならば、乃木坂は葬式。冠番組の『乃木坂工事中』の選抜発表の回では全員親殺されんかお前みたいな顔をしながら、

「あのぉ…私はぁ…前回も選抜に選ばれなくてぇ…ウウ…ほ、他のメンバー達のぉ…がんばりを見ててぇ…す、すっ、すっごい…毎日不安でぇ…これからぁ…ヒッグ…アイドルとしてぇ…なっ、なにを目指していけばいいのか…わっ、わからなくてぇ…ヒッグ…」

って声をつまらせてんですよ。えっ?アナタ…選ばれたん、ですよね…?

劇中でもそれは変わらず、2ndシングル選抜発表でも選ばれたメンバーも通夜、選ばれなかったメンバーも通夜。選抜発表だけじゃなく、デビュー直後の寮での生活、レッスン中のガチダメ出し、恋愛記事のスキャンダルを他のメンバーに打ち明ける、などなど。「光」ではなくあえて「闇」の部分を映したエピソードが魔王城みたいなBGMをバックに次々と流れる。

特に『16人のプリンシパル(暗黒武術会)』というミュージカルの選抜メンバーを決めるオーディションへのシーンが地獄。メンバー全員の中から自己PRを受けて観客が投票を行い舞台に立つ16人のメンバーを決めるというもの。そう、はっきりと「選ばれる者」と「選ばれない者」が明確になる場。そこで、選ばれなかった松村沙友理と選ばれた生駒里奈が言い合いをするシーンが映される。おい、おい、やめろ。

「ダイレクトにお前センターの癖に1位じゃねぇな、みたいな。それがイヤというか苦しくて。嫌なのにこう、ドンドンドンドン胸を殴られてる」シングルでは常にセンターに置かれるも高い順位になれない生駒。

「人間として選ばれるか選ばれないか、みたいな」シングルでは選抜の常連メンバーでも舞台では選ばれない松村。

「あたしと仕事をしたくない人がいっぱいいるんだよ、みんなあたしと仕事したくないんだよ。だからみんなあたしのこと選ばないの。だからもうあたしもう向いてない、辞めたほうがいい、あたしここにいないほうがいい」 

「じゃあ、まっつんウチはどうなの」

「でも生駒選ばれてるじゃん」

「ウチだってそうだよ。これが実力なんだよ。選ばれたのが実力なの。それを受け入れて演じなきゃいけないの。そんなこと言ってらんないんだよ、ちゃんと自分のできることやってれば大丈夫なんだって」

「でもね、あたしはね、できることがなにもないの、ダンスもなにもできないの」

「できることなにもなかったらここにいないでしょ。ウチだってできることなにもないのにここにいるんだもん」

「生駒はダンス上手いじゃんか、夢おっかけてここにきたんでしょ。わたし今やりたいことがわかんないの。みんなの生活見ててね、わたしね大学行けたのホントは、大学受かってたし。あの学力だったら普通に合格できてたの。それを全部捨ててここに来たの」

「ウチだって友達とか捨てて来たさ」

「でもね、いまね何をやったらいいかわからないの」

「みんな一緒だよ」

「じゃあまっつん以外のみんなはなんなの」

「でも、みんなはね。他のみんなはね」

「他のみんなとかそんな悲しいこと言わないでよ」

「アンダーだったからさ、出る機会も少なかったじゃん。ウチはね、いっぱい出させてもらってたの色々。雑誌にも出させてもらったし、一緒にお仕事した人だっていっぱいいるのにね、誰にも選ばれなかったのよ」

「それって関係あるのかな。自分で頑張ったからそこにいるんだよ。今までやってきたこともそうかもしれないけどさ」

「でもね、生駒はねなにもできないって言ってもね、頑張ってきたからいま選ばれたんでしょ」

「じゃあまっつんは頑張ってこなかったの。なんでそうやって悲しいこと言うの。そんな悲しいこと言わないでよ」

あ、もうダメだ。ゲボ出る。比べるの申し訳ないんですけど、高校の文化祭で放課後残る残らないでモメてた女子同士のケンカ思い出した。自分でも何言ってるか、何が言いたいのか、わけわかんなくなってるとこなんてもうそっくりだよ。

生駒の選ばれてない松村に対しての「これが実力なんだよ。選ばれたのが実力なの」だとか、松村の「他のみんなはね、アンダーだったからさ、出る機会も少なかったじゃん。」

とか、サラッと奥底にあるアレが見え隠れしちゃうのが辛すぎてこんなん映すなお前、絶対映したら駄目だろ。こんなエゴ100%の、人間として1番見られたくない部分を容赦なく映す運営、シンプルに鬼。

その後も、4枚目のシングル『制服のマネキン』で復帰した秋元真夏と代わりに七福神(フロントの7人)から外された西野七瀬、二人の心境が語られる西野「(外されて始めて)自分が負けず嫌いだということに気づいた」、秋元「どこからの目も全部が怖かった。嬉しさはなかった」、6枚目シングル『ガールズルール』で初めてセンターから外れた生駒はメンバー発表会で白目を剥いて倒れ、白石はセンターに抜擢されるもプレッシャーからか過呼吸になって泣きじゃくる。

 

そこからの、

「(白石)いくよぉ〜〜〜〜〜!!ガールズルール!ハァーーーーイ!」

じゃねぇよ…直視できねぇこんなの…。どんな気持ちで見りゃあいいんだよ…。人の笑顔見て泣いたの初めてだわ。 

8枚目シングル『気づいたら片想い』で始めてセンターに選ばれる西野七瀬。顔は案の定、通夜。AKB48との兼任を打診されて承諾した生駒。他メンバー、通夜。橋本奈々未の入院…生田絵梨花の活動休止……。それでそこから『君の名は希望』のライブ映像が流れる。「希望とは明日の空」…こんなもん泣くに決まってるだろうが。

 

それで、やっと一息つけるわ…と思ったらそこから間髪入れず「ハレンチ 不倫 路チュー」ォゲェェーーーーッ!!

当然のように映される他メンバーへの釈明。鬼かテメェら。メンバーに当時のことを振り返っても一人ひとり感じ方が違う。飾らない言葉が痛い。痛すぎる。

 

「メンバーの皆にも嫌われるなって、思いましたね」

「色で例えると白だったのが灰色になったわけじゃないですか」

「それに気づけなかった自分も松村もなんでそういう抱えてる事とか言ってくれなかったのかなって」

「一番何だコイツって思うのはお相手の男性です」

「こんなに乃木坂に影響を及ぼすとは思ってなかったです」」

「怒り?ああ、はい、いやみんな怒ってたと思いますよ、怒ってない娘いたのかな。そりゃ少しは怒りますよ」 

 

…この事件が影響してかしてないのかはわからないが、この年乃木坂は紅白歌合戦の出場を逃した。それでもアイドルにしがみつく松村。観ながら思わず「助けてくれーーーーーーー!!」と叫んだ。

 

…ここからようやく「光」にスポットを当てた映像が続く。生田が出演したドラマ『残念な夫』、伊藤万理華や齋藤飛鳥の雑誌撮影、握手会、若月佑美の舞台、西野七瀬のラジオ、そしてデビュー3周年記念の西武ドームでのコンサートの様子が映し出される。ずっと水中で息止めてて死ぬギリギリで空気吸った、みたいな感覚。短っ…。

ラストシーンもかなり印象的だった。7枚目シングル『バレッタ』で研究生から突然センターに選ばれた堀未央奈。バレッタ以降、堀はセンターに再び選ばれることはなく位置も一列目から二列目、三列目と落ちてしまう。

「落ちていく自分、自分ではない自分、葛藤していた。乃木坂を辞めるか、髪を切るか。そして娘は髪を切った」

なんちゅう終わり方だよ…。希望とは明日の空…。

 

言ってしまえば、そう、毎日が葬式、毎日が通夜。こんだけやってやっと陽のあたる場所に立てても、歌番組に出れば「口パク」だの「ブス」だの「ヘタクソ」だのと叩かれる。ネットを開きゃ「整形」だの「枕営業」だのと有ること無いこと書かれる。いくらトップアイドルとは言っても、二十そこそこの女の子が背負うにはあまりにも重い荷物なんじゃないか。夢を追いかけるってのはこんなにも辛いものなのかと涙がボロッボロ出た。それでも、その中でも、必死に光を探し続ける彼女たちの姿に心を撃たれて、とりあえずスルーしてた新しいシングルをiTunesでポチった。 それくらいだ、俺が彼女らにしてやれることなんて。

 

 

ふぅ…と映画を観終わり、身支度を整えるために鏡を見るとそこに映っている二十代後半の小汚い男からガッツリ鼻毛が出てて、こんな顔で彼女らを見て、とうとうと偉そうなことを思っていたテメェに愕然とした。

「何にもわかっていないんだ自分のことなんて」

たしかにそうだな、康…。うるせぇ。

 

悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46
 

カラオケ採点で高い点数が出るからって出ない俺にマウント取るのやめろ

カラオケ、行きますか?俺は行きます。

歌うことって本当に楽しくて、他人の歌を聴くのもすごい面白いですよね。 「この人、普段は無口でおとなしい感じなのに湘南乃風とか歌うんですね…」「この娘、私服ゴスロリなのに倖田來未歌うのかよ…」「2017年にはっぱ隊!?さ、寒〜〜!」みたいな、仕事や学校だけじゃわからないその人の意外な一面が見えてきたりね。否応なしに距離も縮まりますしね。ホンッッッッッッット最高ですよね、歌って、音楽って。よく学校に行くアイドルがミュージックフォーザピーポーラビンって言ってましたけど本当にそのとおりだと思います。

…だが、グループでカラオケ行くと必ず「採点やろーぜ」とかのたまうクソバカがいて俺はそれによって死ぬ。うるせぇよ、一人でやってろよ。俺はゆとり世代なんだよ、点数つけられることに慣れてねぇんだよ。みんな並んで一等賞、みんなが百点満点でいいじゃねぇかよ。なにが精密採点DXだよ、てめえのマウント取りのために俺を生け贄に捧げるんじゃねーよ。なんだ?俺の生き血で大魔王でも召喚すんのか??

そもそも、そんな点数つけて競いてぇならテレ東でやってる『THEカラオケ★バトル』でも出てろや。なんなんだよあの番組は。どいつもこいつも似たようなバラード歌いやがって、葬式じゃねえんだぞ。もっとアゲてけよ、一人くらいアップテンポの曲歌えよ、マキシマムザホルモンの『爪爪爪』歌ってみろよ。仮にもしそれが80点だろうが70点だろうが俺の中じゃ絶対そいつが優勝だよ。

それができないんだったら合唱コンクール見習って全員よーいドンで同じ課題曲歌えよ、こっちからしたら高橋真梨子歌う女子小学生も、aikoの『えりあし』歌う二十歳の男も変わらねぇよ。なんなんだよその選曲。気んん持ちわりい両方いろいろ透けて見えて怖ええよ。番組MCの柳原可奈子の「腹の中で絶対バカにしてるだろお前」って感じも怖い。

 …話逸れましたが、ほら「歌」って「音楽」って数字で測るものじゃないと思うんですよ、大事なのって「心」「気持ち」じゃないですか。 だいたい当てにならないんですよカラオケ採点の点数って。しゃくりがどうとかビブラートがどうとか、なんなんですか。なんですか、あの曲中に表示される心電図みたいなやつ。あれが合ったからなんだっていうんですか。

ほら、よく言うじゃないですか、プロの歌手が自分の曲歌っても高得点なんか出ないって。だからやる意味1ミリもないんすよ、あんなの。

俺なんかもどっちかと言えばそっちタイプの歌うたいで、採点コメントで「アレンジが目立ちます、もっと原曲を聴き込みましょう」とか言われるんですよね、ハハハ。アレンジが目立ちますって、冗談きっついで〜〜〜〜!兄さん〜〜〜〜!わしゃ宇多田ヒカルのAutomatic歌う岡村靖幸かて。

Automatic

Automatic

  • 発売日: 2014/12/09
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

そうだよね〜、ちょっと自分流のアレンジ加えすぎちゃったかな〜〜。いや〜〜、自分ではちゃんと譜面どおりというか、CDで聴いたまんま歌ってるつもりなんですけどね。やっぱり歌うのが好きで小さい頃から音楽に触れてきましたからね。好きな映画10挙げるなら「天使にラブソングを」絶対いれますし。カセットで「90年代アニメソング主題歌集!」みたいなのテープびろびろになるまで聴いてましたし。親戚の家で狂ったように「ウンババウンバウンバ呼んでる」っつって南国少年パプワくん主題歌『んばば・ラブソング』熱唱してましたし。「んばば んばんば 呼んでる」つって。誰も呼んでねぇのに。

 


南国少年パプワくんOP 「んばば・ラブソング」

 

でも、やっぱり抑えてても溢れ出てきちゃうんだろうなぁ〜、『個性』ってやつが。まさに「檻に入れられたケモノ」、このあいだもカラオケ友達と行って超超超超超超超超〜〜〜〜楽しかったですわ。どれどれ採点コメントはどんなもんかな〜〜〜。

 

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は?画面叩き割ったろかてんめえええ。リアルゴールド吐き出したわ。なにが「もう少しやさしい曲にトライしてみては。」だよ。うるさいうるさいうるさいうるさい黙れ黙れ黙れ黙れ。絶対お前「。」の前に(笑)かwwwつけてんだろボケが。選曲「カラオケで歌いやすい曲」の筆頭『世界に一つだけの花』だぞ。「どうしてこうも比べたがる?一番になりたがる?」って歌ってる奴がこれ以上ないくらい低い点数つけられボロクソにこきおろされた気持ちがわかるか?てゆうか、これ以上やさしい曲ってなに?童謡?『ちょうちょ』でも歌ってろってか?

え?なに?なんですか?「高音と低音があまり出ていないようです」って。そんな採点コメントあります?えっ?え?ちゃんと聴いてました?俺、めちゃめちゃ声出してましたよね?必死に高い声も低い声も出してましたよ?「あまり出てない」いや、バリバリ出てるっつーのバーカ。えっ?もしかして俺の声って、特殊な人しか聴き取れないモスキート音かなんかだったんですかね?えー?うわー、うわっ、すっげぇ〜〜、俺。

 

殺してくれ

ねこあつめVRのリリースにブチギレてる

 

マジでふざけんな。

今まで『ねこあつめ』を必死にやってきた全「猫集者(キャッリスト)」達を敵に回すような発表。絶対に許さん。

 

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他にもっとやることあるだろうが。「データ引き続き」はオイ。どうせ『ねこあつめVR』がリリースされてもスマホデータからの移行なんて100パーセントありゃしねぇ。それどころか、これからのアップデートすらあるかわからん、ただでさえポケモンGOやらモンストやらパズドラやらシャドバやらに押されてアップデートの回数も目に見えて減ってきていやがる、このままリリースにかこつけてアプリから完全に手を引くことは十分に考えられる、ド畜生めが。

 

上記記事にも書いたが、俺はアプリがリリースされてからというもの、誰よりも早くレアねこをエンカウントさせて、全レアねこコンプリート終わってからもアップデートまでの期間、ずっと最効率を重視してねこあつめ、にぼし集めに注力してきた。

グッズの設置も、ダンボールドライブだとか機関車デラックス、漆塗り高級お椀のような見た目重視なグッズは一切排除し、現アップデート時点での最大ねこあつめ数になる組み合わせ「LサイズグッズのアスレチックEX(6匹)アスレチックタワー(5匹)Sサイズグッズのネイビーキューブ(2匹)オレンジキューブ(2匹)ビッグクッション(2匹)、ティラミスキューブ(2匹、サイコロキューブ(2匹)切り株ハウス(2匹)」で完全固定。

それだけじゃない、他の猫集者と差をつけるために「平均滞在時間」「各ねこ毎のにぼしの平均確率」「金にぼしドロップ率」「各ねこの集まりやすい時間帯」エトセトラエトセトラ…それらをExcelに表を起こし細かく計算、どのタイミングでどうエサを配置すれば1番にぼしが集まりやすいかを考えて毎日プレイした。もちろん、ねこが集まりやすい時間帯にはアラームをセットし、いつでもねこをあつめる態勢を整えた。

 

ねこ名 手帳ページ 平均滞在時間/f.s にぼし平均獲得率/h 金にぼしドロップ率/% よく来る時間帯
しろねこさん 1 41.35 2.3 0.01 8:00~12:00
しろくろさん 1 62.47 4.2 0.2 0:00~4:00
くろねこさん 1 44.36 3.5 0.45 4:00~8:00
はいいろさん 1 46.1 4.5 0.6 8:00~12:00
とびみけさん 2 67.4 6.2 0.5 12:00~16:00
しろちゃとらさん 2 52.12 2.8 0.3 8:00~12:00
ちゃとらさん 2 28.16 3.5 0.39 16:00~20:00
みけさん 2 42.6 5.1 0.1 4:00~8:00
しまみけさん 3 63.4 6 1 20:00~24:00
はちわれさん 3 26.45 2.5 1.2 12:00~16:00
さびがらさん 3 56.13 7.5 0.6 4:00~8:00
ぽいんとさん 3 38.54 4.5 0.77 16:00~20:00
くつしたさん 4 29.98 3.1 0.81 20:00~24:00
きじとらさん 4 61.89 2.5 0.5 4:00~8:00
はいしろさん 4 52.1 5 0.33 0:00~4:00
しろきじさん 4 67.45 1.9 0.78 8:00~12:00
さばとらさん 5 37.4 5.2 0.21 8:00~12:00
おっどさん 5 56.68 6.7 0.05 16:00~20:00
しろさばさん 5 70.12 6.2 0.4 4:00~8:00
ぶちさん 5 38.45 3.3 0.4 0:00~4:00
とーびーさん 6 61.68 7.4 0.27 20:00~24:00
むぎわらさん 6 52.46 3.8 0.8 12:00~16:00
ちゃはちさん 6 60.43 4.5 0.33 8:00~12:00
あかげさん 6 29.45 5.9 0.45 4:00~8:00
くりーむさん 7 62.32 4.2 0.28 0:00~4:00
しろとらさん 7 55.89 3.7 0.78 0:00~4:00
あかさびさん 7 38.24 2.9 0.37 16:00~20:00
くろぶちさん 7 42.56 5.9 0.52 8:00~12:00
くろとらさん 8 61.89 3.6 0.78 12:00~16:00
しろみけさん 8 38.58 5.1 0.29 4:00~8:00
はいはちさん 8 32.61 2.7 0.08 20:00~24:00
はいさびさん 8 43.47 3 0.1 16:00~20:00
くりーむとらさん 9 51.55 5.2 0.38 4:00~8:00
うすみけさん 9 49.12 3.2 0.18 0:00~4:00
ちょこさん 9 37.67 5.7 0.28 16:00~20:00
ふじでこさん 9 37.78 4.2 0.57 8:00~12:00
とらぽいんとさん 10 52.87 6.3 0.49 12:00~16:00
はいぶちさん 10 35.56 2.8 0.61 4:00~8:00
しまぽいんとさん 10 52.1 4 0.71 0:00~4:00
ちゃぽいんとさん 10 54.88 5.2 0.21 12:00~16:00

ふつうねこデータベース(独自調べ) ※無断転載禁止

 

始めたばかりの、ねこあつめビギナーの時代には欲しいグッズがどうしても買うことができず、どうしても他のプレイヤーに追いつきたくて課金にも当然の如く手を染めた。1200金にぼし買った。

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それでようやく、ようやく、ふつうにぼしも金にぼしもカンストさせた。誰に強制されたわけじゃない。勘違いするな、別ににぼし集めたからって一銭にもならん。

 

理屈じゃない、意味なんかない、ねこあつめが俺を呼んでいた。嘲笑いたきゃ好きなだけ嘲笑え。

 

「ねこなんか集めてなにが楽しい?」そんな心無い言葉に涙したこともあった。楽しい?ふざけるな、これは遊びじゃない。もう一度言うぞ、ねこあつめは遊びじゃ、ない。

 

楽しさ?そんなものには微塵も興味はない。俺はただねこをあつめるのみ。エサを撒き、ねこをあつめ、にぼしを回収する、ただそれだけの行為。冷静に考えろ、こんなもの楽しいわけがない。

 

そんなことはわかってる。猫集者にとって最大の敵は己の心に潜む『恐怖』という魔物。足を止めればそこで全てが終わる。あえてもう一度言う、ねこあつめは、遊びじゃ、ない。

 

 

それでも…冒頭に書いた仕様「ねこあつめは機種毎のデータ引き続きに対応していない」のせいでスマートフォンを買い換えるたびに訪れる「またイチからねこあつめをやらないといけない」という絶望…。それがわかるか?株式会社ヒットポイント(運営会社)御中?

 

 

だが、そのたびに気づかされる。俺は、ねこをあつめてたんじゃない、ねこをあつめることで自分の中にある、なにか大切なものをかき集めていただけだったんだと。

 

 

VR?そんなもの俺は望んでない。機種毎のデータ引き継ぎ?それももういい。俺が望むのは「ねこたちのしあわせ」ただそれだけ。

 

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ねこあつめ

ねこあつめ

 

ツンデレ漫画『寿命を買い取ってもらった。一年につき一万円で』に刺し殺された

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

『ジャンプ+』で連載されている漫画『寿命を買い取ってもらった。一年につき一万円で』

内容はタイトルそのまま、自堕落な生活を送ってきた男・クスノキがひょんなことから残りの寿命3ヶ月を残して30年間、計30万円分を売り払ってしまう、というもの。

生きるとはなにか、幸せとはなにかを問いたメッセージ性の強い作品で、もっとSFチックに展開が進んでいくのかと思いきや、あくまで淡々とリアルに「もし寿命を金で売れたらどうなるか」「自分の人生の価値は」「残された寿命をどう生きるか」が描かれている。

必然的に「残り3ヶ月」というリミットを設けてることで、ダラダラと物語が続かないということが決まってるので「軽い気持ちで集め続けてたら気づいたら50巻越えてた」みたいにならないのがありがたく、それゆえ話にメリハリが出てくるので非常に読みやすい漫画だ。

 

 

…そんな漫画なんですけど。それでね、残りの3ヶ月間、クスノキにはミヤギって若い女の監視員がつき、なぜか同居することになるんですね。寿命を売って余命が1年以下になり売った本人が自暴自棄を起こさないためのセーフティーネット?的な役割らしいが。そう、表紙の女。美女。クールビューティー。線の細い、色白、ロングヘアー。

 

で、まぁ…お察しの通り?クスノキ残り寿命3ヶ月ですけど、ミヤギとの関係性、深まりますよね。残りの寿命と反比例するかのようにね。そしたらまぁ、当然生まれますよね。愛。お察し。

そしてこの女・ミヤギ、前半は単なる無感情なサイコ女かと思いきや、お察し、後半笑っちゃうくらいベタにクスノキに対してデレますよね。アスカ・ラングレーも引くほどデレる。忘れてるかもしれねぇけど、お前すぐ死ぬぞ、ボンバーマンで言ったら爆弾3ふくらみだぞ、くらいの時に急にイチャイチャイチャイチャしだすんですよ。は?

 

で、これまたお察し、実はミヤギが「ウソだろお前…」っていうくらい良いぃ〜女でよ、そうなってくるとこっちもクスノキに対して「お前みたいなクズがなにを早く死ね」「お前…本当にミヤギちゃん残して死ぬのかよ…生きろよ…生きてミヤギちゃんを幸せにしろよ…」みたいな清濁が入り混じったわけわからん感情が生まれてきて、そっからはもうチキンレースですよね。1ページ1ページがカウントダウン、次のページめくった瞬間には頭爆発して死んでるかもわからないですから、キリキリと首を締められているような感覚が読んでる間ずっとつきまとうわけです。一体なにを読ませられてんだ俺は。

 

そんな漫画『寿命を買い取ってもらった。一年につき一万円で』ですが、そのなかでも特に印象に残った、というかズブリと心臓を一突きされたセリフを2つ紹介します。

 

主人公・クスノキにはむかし自分に気がある女・ワカナという女がいた。しかし、クスノキは子供の頃に交わした幼なじみとの「二十歳になってお互い結婚相手がいなかったら一緒になろう」というセリフが忘れられずにワカナの好意を軽くあしらうような態度を取り続けていた。

しかし、クスノキは寿命残り3ヶ月という状況の中で無性に人恋しくなり、ワカナに電話をかけてしまう。案の定、ワカナは電話には出ない。それならばと「明日どこかに出かけないか」とメールを打ち送信するが、サーバーエラー。ワカナのメールアドレスはとうの昔に変えられていたのだった。

落胆するクスノキを見てミヤギはこう告げる。

「さて、答え合わせといきましょう。あなたが電話した女性は、あなたにとって最後の希望でした。ワカナさんは、あなたを愛してくれたかもしれなかった最後の人です。しかし、すでに手遅れです。彼女をとうにあなたへの関心を失い、他の男のところへ行ってしまいました。

自業自得ですね、彼女を拒んだのはあなたなんですから。以後、あなたを好きになろうとしてくれる人は、二度と現れません。

あなたが他人を自分の寂しさを埋める道具くらいにしか見てないことは、案外皆ちゃんと気づいてるんですよ」

 

こっからの、

 

「参考までに訊くが、じゃあ何がミヤギにとっての幸せなんだ?」

「……構ってくださいよ…最近あまり話しかけてくれないじゃないですか…」 

 

ですからね、全身メッタ刺しだよ俺は。もう…たまんないっすわぁ…。

そんな残り寿命売っぱらってツンデレ美少女とヨロシクやる漫画『寿命を買い取ってもらった。一年につき一万円で』、どうぞ夜露死苦。

 

 

三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

 
[まとめ買い] 寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。

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ダウンタウン松本と爆笑問題太田

毎週日曜日の朝に真裏でやってる『ワイドナショー』と『サンデー・ジャポン』の放送内で、ジャズトランペッターの日野皓正がコンサート中にドラムの中学生を往復ビンタしたというニュースを取り扱ってて、それぞれメインMCのダウンタウン松本と爆笑問題太田の意見が完全に真逆だった。

 

 

以下、抜粋して書き起こし

 

『ワイドナショー』

(略)

東野幸治(以下:東野)「さ、松本さん。でも、やはり皆の前で暴力を振るうっていう…」

松本人志(以下:松本)「でも、わりとシンプルにね、この中学生の彼が叩かれたことを「クソー!」って思ったとしたら指導としては間違えてたんじゃないですか。でも、反省を本当にしたのであれば指導として僕は正しかったんじゃないかなって思うから、結局の中学生の本当の心の中が答えだと思うんですよね」

東野「はい」

松本「ただ、その、なんかよく色んな人が我々の世代はすげぇ体罰受けたけど、今の時代じゃそんなもんはありえへんってみんなよく言うじゃないですか」

東野「言います」

松本「でも、なぜ今の時代はあり得ないのかって明確な理由を誰も言ってくれないんですよ。なぜ、今はダメで昔は良かったんですか?」

東野「犬塚弁護士」

松本「明確な理由がわからないんですよ」

犬塚浩弁護士(以下:犬塚)「はい、体罰の取扱いはいつも難しくて、実は体罰を良いと言う人はほとんどいませんけれども、ほとんどの人は体罰を受けたことがあって実はその体罰の効用を知っているというんですか…」

松本「でも、犬塚先生も体罰受けたことあるでしょ?」

犬塚「ありますね…」

松本「僕らもあるんですよ。その体罰を受けて育った僕らはなんか変な大人になってないじゃないですか、屈折してたり、なんなら普通の若者よりも常識があるわけじゃないですか、にもかかわらずなんか体罰受けて育った僕たちは失敗作みたいなことを言われてるような気がしてどうも納得いかないんですよね、なんなん」

東野「でも、絶対に世の中の風潮として先生も教える人も絶対に暴力を教えたり…」

松本「いや、いきなしビンタは俺もちょっとさすがにキツイと思うよ。ただ、もうアカンやろ!もうこれ二回目!と三回目はビンタな!って言われて、それでも三回目ビンタされて「クソーあいつ腹立つ」とかってなるやつおらんやろ」

 

 

『サンデー・ジャポン』

VTRあけ

太田光(以下:太田)「進行に支障がでるからっつって自分が一番止めちゃってんだろ」

田中裕二(以下:田中)「まぁまぁまぁ、ねぇ」

太田「わかんないのかね、それが」

田中「さぁ、日野皓正さんの往復ビンタ騒動なんですけれども、色々これ賛否両論あると思うんですけど、みなさんどう思いますか。西川先生はどう思います?」

西川史子(以下:西川)「てゆうか、あそこだけ断片的にとられると、ヒドイなって思いますけど、でもやっぱり理由があるからやってるんですよ、文化をダメにしてるっていうのもすごくわかりますね」

太田「わかりますか?」

西川「えっ、わかりませんか?」

田中「太田さんはこれはもう違う?」

太田「俺は全然」

西川「師弟関係ってそういうもんじゃないんですか?」

太田「たいした音楽家じゃないでしょあの人」

一同笑い

杉村太蔵(以下:杉村)「そこは、人それぞれですよ笑」

太田「だって、コミュニケーションするのにビンタしなきゃいけないんだったら、たいした音楽家じゃないでしょ」

石井希和「いや、そうなんです。言う事聞かなかったら暴行するっていう、やっぱ暴力でそれを子供に見せちゃダメだと思う」

デーブ・スペクター(以下:デーブ)「いや、何ヶ月もね熱血指導もしてたんです。世界の大御所、普通ビンタ駄目ですけど、これはもう大変な愛情があって彼に教えてもうらうだけでも光栄なことなんですよ、ボランティアでやってんですよ基本的に」

杉村「これ僕の息子がね、今の状態だったと」

太田「うん」

杉村「そしたらお前当たり前だと、こんなね、偉い先生の言うこと聞かないでいつまでも叩き続けてね、調子乗ってるなと、大人を怒らせたら怖いぞと、そういうのわかって良かったなと、僕だったら逆に感謝してますよ」

太田「普通の音楽教師がやったらどうなの」

杉村「いや、どんな教師も、やっぱり調子乗ってね、ずっと言うこと聞かないようなことだったら、あの日野さんも言ってますけどね、これ愛のムチだと。一つの基準かなと思ったのはね、日野さんはね、血出してないと。ケガもしてないと。これなかなか大事なポイントかなってちょっと思いましたけどね」

太田「じゃあ、日野さんのやったこと気に入らなかったら、日野さんのことビンタすりゃいいわけ?」

杉村「…というと、どういうことですか…?」 

一同笑い

太田「いや、言ってわかんなかったらビンタすりゃ良いってことは、日野さんのこれが気に入らないって人がいたらビンタすりゃいいわけ?」

杉村「いやいや、子供への教育ってことでは、僕は親としてはもし僕の子にやってもらったら僕は感謝したいなと」

デーブ「いやでもこれ、普通の教育現場の例じゃないんですよ、大勢の人が待ってるあいだにふざけてやってるってことで他の子のことも配慮したやり方」

田中「でも、大勢のお客さんいるでしょ?人前でやっちゃうってことはそれはそれで問題ってのがあるかもわかんないですけど」

太田「自分のパフォーマンスなんじゃないんですか、これ」

テリー伊藤「あとこれ周りの子どもたちへの意見全然聞いてないじゃない。あの雰囲気はどうだったか、じゃあ例えば最初の演奏とあの後(ビンタ後)にどういう演奏をしたのか、そこもちょっと聞いてみたいんだよね」

(中略)

杉村「太田さんはやっぱり愛のムチってのはあり得ないってお考えですか?」

太田「うん」

杉村「あぁ…」

太田「じゃあ例えばね、我々がお笑いでお客を笑わせたいと思ってるときに、客をくすぐっちゃうようなもんなんですよ。それやっちゃったら、それはもう自分のやってることの否定になっちゃうから」

 

 

 

雑感 

このニュース自体は、俺はなにがどうなろうが全然どうでもよくて、どっちの意見に賛同したとかもないし、どっちの言ってることもまぁ、わかるし、二人の話をとりあえず面白く聴いてた。ただ、ダウンタウンと爆笑問題、松本人志と太田光、両方とも好きな俺としては、芸風も性格もまるで違うし、嘘か本当かアディダ土下座云々もあったけど、そりゃあ同じ意見にはなるはずないのは当たり前にしても、芯のところで共通する部分もあるんじゃないか、みたいに思ってたフシはどこかにあった。

それに、いままで互いの名前を出すことすら完全NGみたいな雰囲気だったのが、ある時期を境に爆笑問題がライブでワイドナショーのことをネタにしたり、『ダウンタウンDX』に太田さんの奥さんの光代社長が出演したりと色々と考えられないことが起きてて、どっかでまたいつか…みたいなことを期待してたんだけど、今回ここまで根本から真逆のことを話す二人を観ながらなんとなく「あぁ、この人達が共演することはもう絶対にないんだろうな」とちょっと寂しくなった。

それと同時に「あの時間は本当に奇跡だったんだな」としみじみ思って録画してた『笑っていいとも!グランドフィナーレ』観て、笑い泣いた。

松本人志「ネットが荒れるって!」

太田光「荒れろ!荒れろ!」

 

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『ドキュメンタル』でオードリー春日がチンコの皮にちっちゃいカレー入れた

Amazonプライムビデオ『ドキュメンタル シーズン3』のオードリー春日が超面白かった。

簡単に説明すると、芸人10人が部屋に閉じ込められ5時間の制限時間のなかで笑わせ合い、勝者には賞金1000万円が獲得できるいわば「にらめっこの延長線上」みたいな内容の番組です。(金の出処については説明するとややこしくなるので割愛)

基本ルールは、

  • 笑った量に応じてそれぞれにイエローカード、オレンジカード、レッドカードが出され、レッドを喰らうとアウト。裁量は支配人の松本人志が行う。
  • ボケずにひたすら耐えた人が有利にならないように「ポイント制」が採用されている。ボケた数、笑わせた数に応じてポイントが与えられる(仮にタイムアップ時に二人以上残っていた場合、ポイントが高いほうが優勝になる)
  • 退場になった芸人は別室に移動し、ラスト90分から『ゾンビタイム』が与えられ、松本の合図で発動する。用意したネタを自由に行うことができ、ゾンビタイムによって生存者が全員笑った場合、ゲームはノーコンテスト(優勝者なし)となる。

 

出場芸人は、

支配人 松本人志(ダウンタウン)

 

後藤輝基(フットボールアワー)

木下隆行(TKO)

ケンドーコバヤシ

レイザーラモンRG(レイザーラモン)

秋山竜次(ロバート)

伊達みきお(サンドウィッチマン)

春日俊彰(オードリー)

岩橋良昌(プラスマイナス)

くっきー(野性爆弾)

山本圭一(極楽とんぼ)

 

 

まず、出場芸人が出揃った時に「屈強な男が揃いすぎて松本さんにゲイ疑惑が」って出たほどガチムチでゴリゴリの芸人が揃ってて「箸休めに俺置いてるやん」というフットボールアワー後藤のツッコミにめちゃくちゃ笑った。

で、スタートすると、それぞれ探りながらもいきなり持ちネタぶち込んだり、おもむろに小道具でボケてみたりとバーリトゥードの打ち合いが続くんですけど、そりゃほぼ全員が第一線で活躍してる一流の芸人たちばっかりなんで普通に面白いんですよ。基本、なにやったって面白い。それに対し他の芸人は全力で笑うのを耐える。口開けて笑うのはもちろん、少しニヤッとしただけでもイエローカードを食らうので基本的に全員真顔。渾身のボケ、ネタに対して「ん?」とか「どした?」とかトボけた顔をするのが妙に可笑しくて。

それで、こんな時間が1時間も続くと芸人達は「一体なにが面白いのか」「なにをすればウケるのか」がわからなくなってくるんですよね。ウケてるのに笑わないのか、普通にスベってんのかもよくわかんなくなってきて、だんだん観てるこっちもマヒしてくる。 こんなん地獄ですよ地獄。

そんな中でオードリーの春日が本当に面白かった。春日のなにが凄いって、なにするんでも「力」なんですよ。春日って男は基本的に「トゥース」とか「鬼瓦」みたいな持ちネタ以外は振られたことをただただ全力でやるってだけの芸人だと思うんですけど、その返しが普通の人間がどうやっても全力で10しか出せないところを100のパワーで返す。小手先の笑いのテクニックなんて一切ない。もう途中から戸愚呂弟にしか見えなかった。

それが掲題の「チンコの皮にちっちゃいカレー入れる」ってことなんですけど、春日がピッチピチのビキニパンツ履いてチンコ丸出しでいるんですけど、春日のチンコ、あのデカい図体でめちゃくちゃ包茎で皮ありえないくらい余ってるんですよ。もうチンコの皮ゴムみたいに伸びて。そしたらフット後藤がたまたまカレーのミニチュア持ってて春日に「これ入るやん、これちょっと入れて」って振るんですよ。それで春日、なんのためらいもなく自分のチンコの皮引っぱってそのミニチュアのカレーチンコの中にしまうんですよ。

それで春日が手離したら、皮の中に入ったちっちゃいカレーが「ニュルッ」ってすげぇスピードで外に出るんですよ。

で、また違うフィギュアチンコにしまうんですけど、今度はなかなか出ないんですよ、手離しても全っ然出ない。春日「あれ?止まった…!」とか言って。そしたら「フンッ…!フンッ!どこに力入れていいか、わかんねぇな…」ってなんか力みだして無理矢理チンコの皮からフィギュア出そうとするんですよ。

「もう、一回手離したから触るのアウトですから」

とか言って、なんか勝手に自分ルール決めて筋肉の力だけでフィギュア出そうとして。「んッ…!くっ…!力の入れ方が…!」とか言って。そしたら、うな重のフィギュアがチンコの先からゆっくり「ニュルニュル…」って。

いや、そりゃ笑うだろ。松ちゃんも言ってたけど、こんなん笑わないやついないでしょ。こんな力技ないでしょ。なんなんだコイツ。最高だよ。ホント一回見てくれ。

 

星野源『Family Song』と星野源が犯した功罪について

 

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星野 源 - Family Song 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】

 

最近はもっぱら「俺の化身」こと星野源が歌う『Family Song』を聴いてるんですけど、相変わらず女装した星野源が俺の母さんにしか見えません、助けてください。

ですが、この『Family Song』、これが、グググ、悔しいが、本当に、、、すっっばらしいよ…こんなの初めて。源くんなら絶対マイケル超えられるよ。。。

 

一聴すると、どこまでもほんわかとしたラブソングのようにも聴こえる、でも歌詞の節々からどこか不穏な空気も漂わせるこの曲。例えば、1番Bメロ「救急車のサイレンが胸の糸を締めるから」、ふとした瞬間にこの幸せが崩れてしまう可能性を、誰もが秘めているということの脆さ、悲しさ、儚さ、だからこそサビの何気ない日常を願おうというメッセージにリンクしていく。ここでグッとメロディが切なくなるのがまたたまらん…。2番では「出会いに意味などないけれど」と人と人が出会うこと自体には特別な意味などない、と言い切ってる。これは多くのラブソングやメッセージソングが「出会えただけで奇跡」と歌うことへのある意味ではアンチテーゼのようにも聴こえるが、その実1番と同じようにサビで意味のなかったものが特別なものへと変化していくことへの尊さがより強く感じられて涙ちょちょぎれる。

そしてなにが一番恐ろしいかというと、「これだけ様々な描写を混ぜ加えながらも『あなた』との関係性を表すような具体的なことはいっさい歌ってない」これに尽きる。「僕」や「私」といった一人称すらない。ただひたすらに「あなた」に宛てたメッセージ。ドラマ『過保護のカホコ』の主題歌にはなっているが、Family Songはそこに留まらない。妻を想う夫、子を想う親の曲なのかもしれんし、その逆かもしれない。そもそも男女とも限らんし、今日びマフィアだって仲間のことを「ファミリー」と呼ぶからそういうことなのかもしれん。究極飼ってるペット目線の曲だったって可能性すらある。中島みゆきの『空と君のあいだに』が飼い犬目線の曲だったみたいに。

そして、この星野源。助詞の使い方がべらぼうに上手ぇ。特にサビラストの「遠い場所<も>繋がっているよ」この<も>の部分。ここがFamily Songのキモにあたる部分だとだと俺は思っていて、仮にこれを「遠い場所<で>」としていたらこれは完全に「遠くにいる誰かを想う曲」と限定されてしまう。「遠い場所<も>」とすることで、その相手は近くにいるのか、それとも遠く離れてしまっているのか、ひょっとしたら二度と会えない相手なのかすべての意味を持たせる含みができる。とにかく一語一語に対するこだわりがハンパねぇ。

Family Songだけじゃなく星野源の書く歌詞は、ふんわりとしたイメージだけを聴き手に与え、その解釈はそれぞれの想像力に任せるものが多い。こういうやり方で歌詞を書くソングライターはそう多くはないし、やろうと思っても大抵は支離滅裂になって結局メロディに適当な単語を当てはめるだけで「なに言ってんだコイツ」ってなるのが殆どなんですけど、この星野源って男はそのなかでも頭一つ抜けてるんじゃないでしょうか。

そう、星野源という男は「いかに『好き』だの『愛してる』だという言葉を使わずにラブソングを作るか」に神経を注いでいる男だったのです。

回りくどく、一聴ではわかりにくい表現も多いけど、繰り返し聴くたびにじんわりと胸の奥があったかくなってくるような、自宅や通勤中に聴いていてふと何気ないフレーズに心奪われるような、それでいて「触れ合うと言葉より君のことを知れる気がした」とカップリング曲の『肌』でも歌っているように、「たった二文字を伝えるために千の言葉を尽くす」タイプの人間ではあるが、「結局は重なってわかることのほうが多いよね」ということを誰よりも理解している男だったのです。なんなんだよ顔だけ見たら「素人童貞です」みたいなナリして誰よりも人(にん)を理解してやがるっていう。早くレコード大賞獲れ。

 

そしてもう一曲、いまちらっと触れましたが、カップリングの『肌』。使ってる言葉数も音数も少なく決して派手とはいえない曲なんですけど、これもね、はぁ、とんでもない大名曲、、、もうぅなんなのコイツ???

ボディソープ『ビオレu』のCMソングでもあり、渡辺満里奈とMEGUMIがCMしてた頃からビオレuヘビーユーザーの俺としては、俺の生活を侵食し続ける寄生生物・星野に苛立ちと憎悪としか生まれねぇんだけど、『肌』をフルで聴いて「ぐっ…ぐっ」って言葉を失いましたわ。「ぐうの音も出ない」とはまさにこのこと。大嫌い大嫌い大嫌い大好きAh…

ファミソンとはうって変わってボンヤリとした描写のなかでもたしかに「君」を誰よりも近くに感じているということが聴き手にもハッキリとわかる。そして曲全体から醸し出す圧倒的な色気。特にサビラストの「その肌を」の余韻。AVだろこれ。

 

 

…いっけね、ホメすぎた。罪の部分。はい、もう読まなくてもだいじょうぶです。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

作業中にたまたまラジオ『星野源のオールナイトニッポン』聴いてたらよぉ、星野源が唐突に俺がお世話になってる女優・高橋しょう子の話しやがって「高橋しょう子さんの新作ビデオ昨日観まして、いや〜感動した!」とか言っておもむろにレビューはじめやがって……は?オイオイてめぇなにしてくれてんだよ、これから高橋しょう子観るたびにお前の顔チラつくじゃねぇか、高橋しょう子にお前の顔がダブってフラッシュバックして見えるわクソが。どうしてくれんだよマジで何考えてんだよバカがよ。なんでテメェの顔見ながら勃起させなきゃいけねぇんだよ。aikoにスマホ見られてバキバキにされろ、で、ひとしきりケンカしたあと仲直りして夏の星座ぶら下がって上から花火でも見下ろしゃいいんじゃないですかね。はいはい、おつかれっした。

そうして今日も星野源の顔を思い浮かべながら枕を濡らす午前3時。遠い場所も繋がっているよ…