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さわやか3組のアイツがワインみたいな声で歌うなよ泣くだろ『comrade feat. 三浦大知』感想

妙に甲高くて耳に残る声で『さわやか3組』のテーマ曲歌ってたかと思えば、ポンキッキーズで「ピーキーズウィンドウ!」とかやってたガチャピンみたいな顔したバケモン、その名も三浦大知。

 


さわやか3組2000

 

小学校、PIKOとかタウカンのTシャツ着てヒザズルむけになりながらケイドロするしか脳がなかった俺にとって、あれだけ歌って踊れる同世代。なによりも自分が死ぬほど歌とダンスが苦手だったということもあり、もう、畏怖しかございませんでした。なんなんだコイツは…と。完全に魑魅魍魎(ちみもうりょう)のたぐいでした。ヘタに見ちゃうと夜のトイレお母さんについっていってもらう羽目になるアレ。「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」「学校の怪談」「ゲゲゲの鬼太郎」「地獄先生ぬ~べ~」「三浦大知」

 

…そして数年後、すっかり三浦大知の存在を忘れ穏やかな日々を過ごしていたある日、ふいにテレビから流れるボーダフォンのCM。

 


三浦大知 vodafone CM

 

「アィキャンダンスッッ!カッソクさせぇろっっ!アキャレディゴゥ!考えるな…ゴゥウェェイッッ!感じろよ…」

「ひっ…ヒィぃぃイイイイーーッッ!!」

…もう汗ダラッダラ止まりませんでした。そのへんの「歌って踊れる」のレベルじゃねぇ…こわい…。高校生だったんですけどその日はお母さんと寝ました。

 

 

それから十数年後…逆再生ダンス、無音ダンス、完全に三浦大知に慣れた気でいた2018年4月…俺の恐れた三浦大知が再び降臨でございます。

 

SOIL&"PIMP"SESSIONS /comrade feat. 三浦大知


SOIL&"PIMP"SESSIONS /comrade feat. 三浦大知 ミュージックビデオ YouTube Ver.

 

そもそも「歌声に酔う」って言葉がこんな似合うヤツいねぇんじゃないかって思うくらい三浦大知の声は『酒感』がハンパない。それもただの酒じゃなくて、スッキリしてるのにネットリ、パッと聴き清涼感もあってスーッと身体の中に流れてくんですけど、なんかいつまでも耳にこびりつく感じ。極端に言うと、ブドウ食ったのに腹の中でワインになってる、みたいな。

スピード感のある『(RE)PLAY』とか『EXCITE』はもちろん超カッコイイんですけど、今回の『comrade』とかSUGAR SHACK FAMILYのアルバムに入ってる『熱帯夜』、椎名林檎トリビュートアルバムの『すべりだい』みたいなネトっとした曲の三浦大知こそ真の三浦大知なんじゃないかと。それくらいゆったりとしてるんだけどズンズン腹の中響いてくる曲と三浦大知の酒声はいわばステーキと赤ワイン、川越シェフも泣いて土下座するレベルの相性の良さ。だからもし「三浦大知を倒したい」ってなったとき、目の前に2体三浦大知がいると思うんですけど、右側のやたらすばしっこい奴を倒してもそいつは分身、左側のナナメ立ちで腕組んでる奴を先に倒しましょう。

そしてダンス。ダンスダンスレボリューションやってもオーディションの井森美幸にしかならない俺にもその圧倒的な「すごさ」がわかる。3:35~のダンスシーンのちょっとした動きひとつとっても、けっして速い動きじゃないハズなのに文字通り「目奪われて」そのまま眼球握りつぶされそうになる。てゆうか「三浦大知を見る」以外の機能全部停止する。

それこそ、三浦大知が愛してやまないマイケル・ジャクソンの有名なライブのオープニング、地面からマイケルがバーン!って現れてそのまま2,3分ずーーっと突っ立ったままなのに興奮しすぎてバッタバタ人倒れてく、ってやつ。あれ見るたび「イヤイヤイヤイヤ笑ウソでしょ?」って笑っちゃうんですけど、ちょっとあの気持ちわかりました。意識がそこに映ってるその人間以外に一切向かない、「存在」そのものに圧倒される感覚。三浦大知はもうそこの域まで手ぇかかってんじゃないかとすら思った。

 

今年の1月に金スマで三浦大知が特集されたとき、俺が一番衝撃受けた期間を『空白の18年間』とか糞雑に紹介されてて「は??なに勝手に空白にしてくれてんの??そこ空白にされたら俺もう死ぬしかないんですけど??」って心底ハラワタ煮えくり返ったんですけど、音楽番組もロクに出られなかったの乗り越えて実際こうして日本のトップアーティスト、トップダンサーになったアイツを見るたび、

「俺が開けられなかった『未来』って名のピーキーズウィンドウを大知は自分の力でこじ開けたんだな…」

って泣いてる。

 

 

comrade

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  • アーティスト: SOIL &“PIMP”SESSIONS feat.三浦大知
  • 出版社/メーカー: Victor
  • 発売日: 2018/04/25
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