ドラマ『花のち晴れ』の愛莉こと今田美桜が最強。俺にとってはサッカー西野ジャパンよりも愛莉が日本代表です。
知らん人に愛莉を極めて簡単に説明すると、
「腕立てしてる男の背中に乗って見下してくるツインテール美少女」
ハイ、最強。ジャンプ土曜日に出す本屋くらい最強。フードドリンク持込みできるカラオケ屋くらい最強。「ハンパない」の言葉が大迫以上に似合うのが愛莉。マジでサッカー日本代表は腕立てするときは常に愛莉乗せろ。平愛梨じゃねぇぞ、真矢愛莉だぞ。あえて乗せろ。人生とはあえての連続。それだけで恋愛ワールドカップ優勝確実です。愛莉ジャパンここに爆誕。シャカブゥン着火マイクロフォンジャストライドオンフロウ(ヘッ!!!!!)※ワールドカップ2002年テーマソングDragon Ash『fantasista』より引用
『花のち晴れ』の1話を観て「こんなん花男じゃねぇ」「キャストしょぼ」つって切った奴らは今ごろ吠え面かいていることだろうな。ダイヤモンドの原石が目の前にあるのにむざむざと素通りしたバカヤロー共め。木を見て森を見ず、森を見て木を見ずとはまさにこのこと。そもそも『花のち晴れ』は単なる「花より男子の続編」じゃねぇ。そして単なる「恋愛ドラマ」でもねぇ。これは「恋愛」を通して若者が成長していく「青春群像劇」、そしてその中で最も成長したのが愛莉、すなわちこの物語の主人公は愛莉、というわけだ。
モチ以上に絵に描いたような「地味な女主人公の恋のライバルとして登場して最終的に一番の親友になるツインテールの性悪美少女キャラ」の愛莉、彼女は『花のち晴れ』メンバーで唯一「失恋」というものを経験し、その上できっぱりと身を引いている。唯一、自分の足で一歩踏み出してる。
『花のち晴れ』の挿入歌でもある宇多田ヒカル『初恋』の歌詞にこんな一文がある。
言葉一つで傷つくような
ヤワな私を捧げたい今
二度と訪れない季節が
終わりを告げようとしていた
不器用に
これを愛莉のための一文と言わずなんと言うのでしょう。こうなってくると、宇多田ヒカルの書く全ての歌詞が愛莉のためにあるのではないかとすら思ってくる。『ぼくはくま』の「ライバルはエビフライ」ですら愛莉の心の機微を表してるんじゃねぇかと。
想い人・晴の側に一番近くにいたはずなのに、ずっと好きだったのに、そう、紛れもない「初恋」を、急に現れた地味な貧乏人にかっさらわれたかと思えばポッと出のモデルかぶれのイタい女にまで先越されてもなお、晴の、彼女たちの幸せを願い続けて最終的に
「もうなんでこうなっちゃうのよ…もう嫌…愛莉が好きな人たちが苦しむくらいなら恋愛なんて世界から消滅すればいいのよ…」
つって泣く女。一番辛いのは音でも晴でも天馬でもメグリンでもねぇ、愛莉なのに。それなのに自分じゃなく友達のために、大切な人のために涙を流せる女。敵は人じゃない「恋愛」という概念だと。愛莉曰く「恋を憎んで人を憎まず」ってな。マジ孔子、いやマジ天使。背中に乗せたい。