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いつかこの高橋一生を思い出してきっと泣いてしまう10選

長い人生において、高橋一生を思い出して泣いてしまう夜もあるかと思います。というわけで、「泣きたい夜に思い出したい高橋一生」10選を勝手にピックアップしました。※2022年9月更新

 

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 佐引穣次

初見からヤバさしか感じられなかった「ド腐れイカれチンピラ」こと佐引。

盗み、恐喝、暴行…小悪党がやる悪事はオールコンプリートを果たし、言ったことを3秒後にはなかったことにするニワトリが引くほどの虚言癖に加え「いや…沸点どこだったんだよ……」思うほどまったく意味がわからないとこでキレ散らかす金髪ヒトモドキでした。

が、中盤に心の闇が垣間見え、実は「別れた息子のために養育費を払い続ける」哀しきパパの一面が垣間見え、さらに時を経て黒髪に戻したあたりからは、ただの「いたずら好きのハムスター」にしか見えなくなり、愛おしさで泣いてしまいます。飼いたい。

 

医龍-Team Medical Dragon-  外山誠二

数ある高橋一生のなかでもトップクラスにダサく、カッコ悪く、人間味溢れるキャラの外山。

魅力ポイントはなんといっても「成長」で、序盤は自分が一番の外科医だと思い上がっている同僚にも患者にも偉そうな態度を取るプライドだけ高い井の中の蛙ウンコ男でした。

しかし、朝田(坂口憲二)の圧倒的実力と信念に叩き潰されてから、再起し、認め合い、朝田も認めるほどの外科医になっていき、最終的には朝田がヤバい時には颯爽と現れてピンチを救う救世主にまで成長していく姿に泣きます。

 

民王 貝原茂平

意識高い系ロボ童貞。最初から最後まで「影武者」としての仕事をまっとうし泰山(遠藤憲一)に絶対的な忠誠を誓う智将をまっとうしつつも、息子の翔(菅田将暉)に対しては翔が「アホの極み」なせいもあって終始舐め腐って高圧的な態度を崩さない超ドS秘書。とはいえ、翔のことをどこかで認めてる部分もあってそのギャップに脳が爆発するほどの尊さを感じてしまうのです。

喜怒哀楽を表すのがとにかくヘタで嬉しいときに見せるあの一瞬の「ハニカミ」の愛おしさで泣きます。

 

シン・ゴジラ 安田龍彦

THE理系で感情をあまり表に出さず、なにを考えているのかもイマイチ掴めない謎の男・安田。

しかし「ゴジラ」の観測から大きく逸脱したエネルギーを目の当たりにしたときの、自由研究中の小学五年生のような愛くるしいリアクションは心から「実家に招いて焼きそばとスイカを腹いっぱい食べさせたい」と思いました。

絡みにくさと愛嬌をあわせ持つ、ハイブリット高橋一生が爆誕して泣きました。

 

わろてんか 伊能栞

初っぱなから1秒も漏れず、ず〜〜〜〜っとヒロイン・てん(葵わかな)にベタ惚れしてるにもかかわらず、最後の最後まで「良き理解者」「良き親友」ポジを徹底し、絶対にてんに手を出さない、ある意味高橋一生が演じてきたどんなキャラクターよりもサイコな変態紳士、それが伊能栞です。

これだけ想いがビンビンに滲み出てて、全員が周知の事実なのにいっさい何もしない、この徹底ぶりが逆に伊能の「異常な変態性」を演出していたのです。何十年という気が狂うほど超絶長い物語のなかで唯一てんにした直接的なアプローチが

「ウインク1回」

逆に怖すぎて泣きました。

 

岸辺露伴は動かない 岸辺露伴

誰がどう見ても爆死確定と思われた荒木飛呂彦作品の実写化において唯一の奇跡と言っていいほどの怪演。高橋一生の凄さとは「嘘みたいなほど癖のある人間を現実世界に落とし込んでしまう」ところにある。そのキャラクターがどれだけ変態的な性格だろうと高橋一生という男の中に入ってしまえばそれは「いる人間」として我々は認識してしまう。

そんな特殊能力を持っている高橋一生にとってこの「岸辺露伴」というキャラクターは完全に「ハマり役」と言えるのです。もはや一生=露伴は2人で一つのニコイチ。「ヘブンズ・ドアー」「だが断る」の再現性の高さに泣きました。

 

凪のお暇 我聞慎二

キャスト発表の時は「いやどう考えても中村倫也と高橋一生逆だろ」としか思わなかったんですが、蓋開けて見れば「気持ち悪さ」の観点では慎二を遥かに超えた「シン・慎二」だった。例えるなら外山+安野パパ+左引のキメラ。

原作ではどこかサラッとした印象のあった凪(黒木華)に対する慎二のモラハラストレートや、性癖ボディブローの部分が高橋一生によって「リアル」に落とし込まれることでキモさ100倍増しで視聴者の眼球にブチ込まれていく。特に「おまえブスになったなぁ…」「あー…凪…俺ね…凪の髪…すげー好き…」はキモすぎて泣きました。

 

恋せぬふたり 高橋羽

他者に対して恋愛感情および性的欲求も抱かない「アロマンティック・アセクシュアル」の男。言うのは簡単でも、実際に演じるとなるとハチャメチャに難しい役柄にも関わらず高橋一生は「マジでこれ演技か?」と思うほど自然な立ち振舞いで完璧に高橋羽を演じきった。

咲子(岸井ゆきの)を、言葉だけじゃなく何気ないしぐさで包み込む姿が完全に「毛布」の擬人化。優しさに泣きました。

 

天国と地獄〜サイコな2人〜 日高陽斗

「ミスター肩透かし」こと日高陽斗。

序盤でどっからどう見ても変態鬼畜快楽殺人サイコパスのムーブでわれわれを撹乱させ、特に決定打もないままズルズルと物語が展開していき、終盤まで「いや…騙されるな…高橋一生が演じる役がこんな何もしてない普通の男で終わるはずがない…」と引っ張り続けてそのまま終わっていった謎の男。いま思い出しても「マジでなんだったんだあいつ…」と泣いてしまいます。

ドラマとしては「最悪」以外の何者でもなかったんですが、高橋一生という常に「底知れぬヤバさ」を醸し出している男の使い方としてがめちゃくちゃ上手いな、と逆に関心させられてしまった。

 

カルテット 家森諭高

「唐揚げレモン」「高級ティッシュ」「アジフライソース」など偏屈でこだわりが強いコミュ障変人野郎かと思いきや、実はカルテットメンバーの中で一番空気が読めて、誰かのために自分を犠牲にして哀しきピエロを演じることができる優しくてめちゃくちゃ良い奴。このギャップに高橋一生の演技に精神を狂わされた男こと俺「高橋一狂」は爆発し、咽び泣いた。

特に別府司(松田龍平)に「ウルトラソウル」と書かれたゲロ滑りパンツを見せつけるシーンは「これぞ高橋一生」の集大成。

 

 

ほかにも「池袋ウエストゲートパーク」森永、「軍師官兵衛」九郎右衛門、「Woman」澤村先生、「おんな城主 直虎」政次、「名前をなくした女神」安野パパ、「信長協奏曲」長政などなど…泣きたくなる高橋一生は画面のいたるところに潜んでいます。みなさんも泣きたいときは高橋一生を思い出してみてはいかがでしょうか。

それでは良い一生を…