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「カイジから神に」ポルノグラフィティ東京ドーム2DAYSライブ『神VS神』感想

9月7日、8日ポルノグラフィティ東京ドーム2DAYSライブ『神VS神』感想。

 

9/7 

席はアリーナ24列目。鼻の穴まで肉眼で見える距離。テンションが上がりすぎて売り子から800円のビールと600円のハイボールを買った。

買ったあと「高すぎるだろカイジの地下の値段じゃねぇか」と思った。

でも気分は最高。脳がバカになってるのを感じた。

 

1.プッシュプレイ

2.メリッサ

「さぁ…愛に焦がれた胸を貫…け〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ほっといたら一生続くんじゃねぇかとすら思うロングトーン、これを聴くために生きてる

 

3.THE DAY

晴一が自身のラジオで

「ドームみたいな代表曲を集めてやるような中でしっかりこういうのが入ってこれる曲ができたっていうのも嬉しい話だし、この曲だとか『Zombie〜』『オー!リバル』だとかそういう初期ではなくて、最近になってのポルノの原動力となる曲が増えてきたのは嬉しいなと思ってる」

と言ってるように、近年のポルノには3人時代の楽曲に匹敵するパワーを持っている曲がいくつもある。その最たる例が『THE DAY』。最強。

 

4.ミュージック・アワー~マシンガントーク~ヴォイス~狼~ミュージック・アワー

ポルノグラフィティのヒット曲の殆どを手掛けた絶対神、マリファナメロディ製造機ことak.homma本間昭光が現れた。この日一番のビッグサプライズにドーム中がド黄色い歓声に包まれた。校長の話の長さ。『ボクらの時代』始まったのかと思った。

200曲もリリースしている以上、どこかでメドレーは組み込んでくるだろうなと思っていたが、まさかミュージック・アワーで他の曲を挟む、「恋するウサギちゃんサンドイッチ」でくるとは思わなかった。マシンガントークもヴォイスも狼も普通に全部フルで聴きたかった。

 

5.アポロ

6.グラヴィティ

アポロが打ち上がって月に行き、重力を超えて月から愛を届ける。この流れが本当に素晴らしかった。

 

7.Twilight, トワイライト

地球(ココ)にあるすべては一つだと 謳えば謳うほど噓になり 敵はどこだ?と搜し續けた 暴走の果てに辿り著いたら 蔑んで 壞して 殺した

今回、いくつかシングル曲以外のマイナーな曲を演るだろうなとは思っていてもまるで予想すらしていなかった曲。

全楽曲のなかでも群を抜いてメッセージ性の強い楽曲で、音源ですら浮遊感のあるアレンジと重たすぎる歌詞のギャップに気軽に聴けないのに、生で、しかも目の前で演られるとその何倍も曲の世界観がバシバシ脳に入ってきて思考停止した。

 

8.Theme of “74ers”

過去のライブ映像やレコーディング風景がモノクロで流れる。最強のカッコ良さ。「こ、ここから何の曲に繋がるんだオイ…?」とワクワクしてたら、

 

チュン……チュン…チュン…(鳥のさえずり)

 

ズコーーーーーッッ!

 

9.n.t.(弾き語り)

花道の昭仁の横顔がありえないくらい近い。東京ドームなのに白木屋で向かいのテーブルにいるような感覚。曲紹介のときの

「佞言、絶つべし………」

マジでエロ川コナン。着ボイスとして配信してほしい。

 

10.Hey Mama

さっきまであれだけ晴一に対して「初恋の乙女の顔」でウットリしていた女子が、歌い出した瞬間に全員「息子の発表会に来た母ちゃんの顔」になるのが最高。

 

 

ブパパ〜〜〜!ブパ〜〜〜〜!ブッピピ〜〜〜〜〜〜〜!

ピンクのスーツを身に纏った謎のホーン隊(FIRE HORNS)が突然現れ、管楽器をかき鳴らす。あまりにもきらびやかな音色と照明に目が焼かれそうになる。

(えっ…?なに?なに…?なにがはじまるの…?ちょっ…このフレーズ…)

 

デ…ド…テデド…デデレ…

 

べ〜ベ〜レッ!パ〜パッ!!べべレベッペッペ!ぺ〜ぺ〜ぺ〜ッ!

ベベベレベレベッペッペ〜!ペペペレペペペレペボッ!

 

(えっなに?なに?明るい曲…?なになに…?)

 

ブゥェエエエエエエエブゥェエエエエエブゥェエエエエエエブェエエエエエエエエ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!

ブパパブパパパ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!ブパッッ!!ベボッッッ!ベボッッ!ベボボボボッッッ!!ブパパブパパパ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!ベベッッ!ベボッッ!ベボッッッ!!ブビブベベッッッ!!

 

 

「凍えたよ空の下っ………」

 

11.

渦うずウズUZUうずずうずっずうずうずっっずずうずっっっずずうずずずずずっっっっっっっっっっz………ああああああボガアアアアアアアアアアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!

 

 

12.俺たちのセレブレーション

久しく聴いてなかったんですが、改めて聴くと2番とか「マジで意味わかんねぇこの曲…ずっとなに歌ってんの…?」と思った。アレンジはFIRE HORNSのおかげで音源よりも厚みが数倍増しで良かった。

 

13.ジレンマ

中ジレンマは非常に心臓に悪い。ただ、ずっと「ライブの締め曲」「アホになれる曲」として演奏されてきたジレンマをこのタイミングで演るのは大きな意味があると思っていて、実はメロディだったり歌詞だったりがすごくテクニカルで面白いこの曲を「フラットな一曲」として聴けるのは嬉しい。

 

14.愛が呼ぶほうへ

『愛が呼ぶほうへ』は本当に聴く場所、聴く時間、アレンジによって180度色を変える曲で、1日目はホーンセクションでの演奏。全てを包み込むあったかいメロディ。音の毛布。

 

15.ラック

意味がわからない。さっきまでベッドの中で優しく抱きしめてくれてたのに、「テメェ酒買っとけっつっただろうがゴラァ!」っていきなり空のビール瓶で頭カチ割られた。

このギャップ、これこそがポルノグラフィティ。

 

16.キング&クイーン

 

 

 

 

 

 

 

17.Mugen

間奏部分で晴一がホーン隊に囲まれていたのが完全にMV。最高。

 

18.ネオメロドラマティック

テケタカトケタカッ…デェイリリリリイッリリリイリリーーーーーーーーー!!!

このギターリフが鳴った瞬間に強制的に全身の血が逆流して脳天に集まって爆発する。

 

19.ハネウマライダー

20.アゲハ蝶

ハネウマ〜アゲハ蝶。頭がおかしいくらいの盛り上がり。頭がおかしすぎてなぜか『アゲハ蝶』の「ラララ」中にウェーブ煽ってきて、客もどうしていいかわからずグダグダなウェーブがしばらく続き、結局なんも締まらずにヌルっと終了した。なんだこれ。でもみんな頭おかしくなってたから楽しすぎてずっと笑ってた。あの瞬間、薬物検査やったら6万人全員捕まってたと思う。

 

21.VS~プッシュプレイ

22.オー!リバル

本来は超絶シリアスで超絶カッコいい曲のハズなのに、昭仁はトロッコに乗って歌いながらファンにリアクションして更にゴムボールが入ってるバズーカを撃たなきゃいけないという忙しさで頭イカレたのか、歌詞があり得ないくらいメチャクチャで腹筋崩壊した。

 

23.Before Century~Century Lovers

「Fu~!Fu~!」煽りのスパルタぶりが「戻ってきた感」があってとても良かった。

24.ライラ

衝撃の音源とは裏腹に、思った以上に客がどう盛り上がっていいのかイマイチわからない曲(ソロ回しで晴一がultra soul弾くところがなぜか一番盛り上がる)。合いの手「スパシーバ!」「カークジラー!」の字幕のフリーフォント感マジでどうにかしてほしかった。

それでも、曲の途中での口上

いい気になってた時期もあった、ダメになりそうな時ももちろんあった。

でも今日のこの景色を見たら、全部正解だったということにして良いですか?

みなさんがこの20年を、正解にしてくれるんでしょうか?

こんなもん「はい」しか選択肢ないRPGだろ…泣きながら「はい」って言った。

 

 

9/8

席は1階3塁側のスタンド。超大型台風の影響で帰りの飛行機が欠航になるかもしれない恐怖とライブのワクワクが入り混じり800円のビールを2杯買った。金ないのに酒は飲む、完全にカイジと化した。

 

1.プッシュプレイ

2.Mugen

QUEENみたいな入りでものすごいカッコ良かったんですが、一瞬「え…?異なるセトリって順番だけ異なるとかそういう意味じゃないよね…?えっ?」となった。

 

3.THE DAY

実際、1日目は若干声が枯れていて、2日目はどうなんだろうと思っていたら、終始バケモノみたいに声が出ててすごすぎて笑った。

『THE DAY』が最も最高なのは間奏部分でのフェイク、

デェンデェンデェンッッッ!デェデェデェデェデェデェデェン!

デェドロドロデェドロデェェドロロ!デェドロデェェドロロ!デェンデェンデェンッッッ!デェンデェンデェンッッッ!

「ウォオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーー!!!!」

デェデェデェンドロドロデェドロデェェドロロデェドロデェェドロロ!!

「ウゥッッッッッ!!」

デェデェデェンドロドロデェドロデェドロデェェドロロデェドロデェェドロロ!

「ィヤャァア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アーーーーーーーーーー!!!」

デェデェデェンドロドロデェドロデェェドロロデェドロデェェドロロ!!

デェンデェンデェンッッッ!

この「ポルノグラフィティの殴り合い」これが最高に最高。最高。

 

4.ミュージック・アワー~マシンガントーク~ヴォイス~狼~ミュージック・アワー

5.アポロ

「どうせ話長いし後半体力死ぬから座っとこ…」と思って座ったら、昨日怒られたのか本間さんの話がめちゃくちゃすぐ終わって笑った。

 

6.n.t.

昨日、弾き語りしてた曲がいきなりバンドサウンドで来て脳がバグった。『n.t.』然り『FLAG』、『ROLL』『見えない世界』なんかの「後半に畳みかける曲」のライブ映えっぷりは鬼。

 

7.Twilight, トワイライト

8.Theme of “74ers”

 

9.瞳の奥をのぞかせて(弾き語り)

『n.t.』演った時点で1日目と違う曲を演ることはわかってたが、まさかの選曲に完全に死角からブン殴られた。まさか聴けると思ってなかった。

原曲とは違うテンポ感とザラッとしたアコギの音の質感に「おお…これも中々いいじゃねぇか……」と目つむって聴いてたら、

 

客席「ギィヤァアアアアアアアアアッッ!???アッ!!!嗚呼嗚呼嗚呼ッッッッッッ!!!!???アーーーーーーーッッッッ!!アアァァアアアアッッアアアアアア!!!???」

 

 

…え

 

 

.......n

 

na..........

 

NAOTOェ…………

 

 

客席「イィヤェエアアアアアアアア!!!アアアアアアーーーーーーーー!!!!ヒギィィイィイイイッッッッーーーーーーー!!アーーーーーーーッッッッ!!」

 

 

NAOTO「レェレレレレレレレレレレレレレレレレェェエエーーーーーー!レェレレレレレレレレレレッレレレレェエエーーーーーーッッッッ……!」

 

 

 

 

10.ウェンディの薄い文字

1日目より「息子の発表会に来た母ちゃん」感がすごい。

 

11.リンク

イントロのリフを聴いただけでグッと沸点が上がる。ライブで演ることでCD音源の何倍もパワーが増す曲。

 

12.サウダージ

無敵。無敵すぎる。ヒィイッヒィ〜〜〜〜〜〜本当にありがとうございます、俺はヒィイッヒィ〜〜〜〜〜〜でメシ食ってる

 

13.ブレス

原曲の時点で音が気持ち良すぎるのに、ライブアレンジでストリングスが何本も入ることで気持ち良い通り越して聴いてるこっちも音の一部になったかのような、「俺は音だ」という感覚になった。なに言ってるかわからないかもしれないですが。

 

14.愛が呼ぶほうへ

1日目のホーンアレンジの『愛が呼ぶほうへ』が全てを温める太陽だとしたら、2日目のストリングスアレンジの『愛が呼ぶほうへ』は月。全てを照らし、救う月。冗談でもなんでもなく魂がスーーーッと抜けていった

 

15.Zombies are standing out

「歌詞に共感して泣く」「メロディが綺麗で泣く」というのはあっても「カッコよすぎて泣く」のは後にも先にも『Zombies are standing out』しかない。神だ神がいた

 

16.サボテン

1日目の選曲のことがあったので、ありえないくらいに泣いた。やっぱりお前が一番好きだ…日本で最高の曲。

 

17.ヒトリノ夜

初ヒトリノ夜。思えば『GTO』のオープニングでポルノグラフィティを知った。俺にとっての「はじまりの曲」…俺はもうだめだ……

 

18.瞬く星の下で

『リンク』と同じく『瞬く星の下で』もライブで演れば演るほど演奏強度が上がっていく曲で、メロディのカッコよさが際立つアレンジに震えた。

 

19.ハネウマライダー

2番Aメロの「海が見たいと言われたからハンドル切って」の部分でいつも昭仁が両腕を交互に突き出してハンドルを切る動きをするんですが、頭がおかしくなりすぎて壊れたオモチャみたいにサビ終わりまでずっとハンドル切ってて爆笑した。

 

20.アゲハ蝶

1日目のグダグダが嘘のような最高最強のアゲハ蝶。6万人の「ラララ」一生忘れない。

 

21.VS~プッシュプレイ 

「あのロッカーまだ闘ってっかな?」

「あの少年よこっちも戦ってんだよ」

『VS』解禁当初から『プッシュプレイ』と『VS』には関係性があるんじゃないかとファンの間で話題になっていた。

実際、タイアップソングでもある『VS』についてのインタビューやラジオでの発言を聴いている限り、たぶん歌詞を書いた晴一はほとんど意識してなかったんだと思う。常々「歌詞はフィクション」「自分の思想や感情はできるだけ排除する」と言ってるように、そのメロディから呼び起こされる言葉を書いているのが新藤晴一だから。「闘う」「戦う」で漢字も違う。

それでも今回、このライブの1曲目に『プッシュプレイ』を、そして本編最後に『VS』を持ってきた意味。最後に「あのロッカーまだ闘ってっかな?」と歌った意味。

ポルノがファンの想いを汲んで形にしてくれた。繋がらなかったはずの2曲を繋げてくれた。

「ポルノグラフィティについてきて良かった」と心から思った。

 

 

飛行機の搭乗手続きの兼ね合いもありここで帰った。出た瞬間に便が欠航になったことを知る。替えのないパンツ。広がる絶望、闇。

 

 

が……9月9日。巡ってきた人生初の飛行機ファーストクラス。これはもはや「ポルノグラフィティが用意してくれたファーストクラス」と言ってもいい…

「ポルノ」

卑猥な3文字が書かれたシャツを着た俺に対して神のような接客をするキャビンアテンダント…

そうか…『神VS神』とは自分自身が「神」になることなのだと、そう感じた……

 

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