kansou

Fight Song

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北海道民の俺にはバンプの『スノースマイル』が1ミリも共感できない

冬になるとあらゆる場所でバンプの『スノースマイル』が流れるんですが、北海道に住んでる俺には1ミリも共感できない。それどころか怒りすら覚える。

 

バンプ「冬が寒くって本当に良かったァ…」

俺「はぁ?なにが「良かった」だ?良いわけねぇだろうが。良いことなんかただの一つもねぇんだよ。体がこわばり、心が震え、血が凍る地獄の季節、それが北海道の冬だ」

 

バンプ「君のォ冷えたァ左手をォ…僕の右ポケットにィ…お招きするためのォ…この上ない程の理由になるからァ…」

俺「右ポケットにお招きだ?なに考えてんだ?そんなんで北海道の冬の寒さしのげるはずねぇだろうが。そもそもなんで手袋してねぇんだよ。自殺行為だぞ凍傷で死にてぇのかバカヤローが」

 

バンプ「『雪が降ればいい』と口を尖らせたァ…思い通ォりにはいかないさァ…」

俺「二度と『雪が降ればいい』とかぬかすな。北海道じゃ『雪が降らない日』こそが宴、祭なんだよ」

 

バンプ「落ち葉を蹴っ飛ばすなよ今にまた転ぶゥぞォ…何で怒ってェるのに楽しそうなのォ?」

俺「楽しむ?そんなものは冬の、雪の恐ろしさを知らねぇ甘ちゃんどもの寝言。怒りだ。道民は『雪』に対して圧倒的な怒りの感情しかねぇ」

 

バンプ「まァだキレェェエイなままのォ〜〜!雪の絨毯に二人で刻むゥ!足跡の平行線ッッ!」

俺「なんだそりゃ?雪の絨毯だ?基本雪なんて泥まみれで犬とジジイのションベンがそこらじゅうに引っかかってて死ぬほど汚いんだよ。あんなガタガタの道で足跡が平行になんかなるかよ」

 

バンプ「こんなァ!夢ェエ物語ィイ!叶わなくたって笑顔はァ…こぼれてくるゥ……」

俺「ゆっっっっっ夢〜〜〜〜〜!!??は!?なんだったのこの話!?」

 

バンプ「雪のない道にィ……」

俺「は…はァ…?夢の話が一番つまんないんですけど??なんだコイツ…」

 

バンプ「二人で歩くには少しコツがいるゥ…君のォ歩幅ァは狭いィ…」

俺「いやそもそも並んで歩くな。コツとかいいから縦に一列になって歩け。冬は除雪で避けた雪のせいで道が狭くなってんだから」

 

バンプ「出来ィるだけ時間かけてェ景色を見ておくよォ…振り返るゥウ君の居る景色をォオ…」

俺「北海道の人間は冬はみんな下向いて歩くんだよ。景色なんか誰も見ちゃいねぇ。吹雪で視界は奪われ、やがて未来すら見えなくなる。それが北海道の冬だ」

 

バンプ「まァだ乾いたままのォ〜〜!空のカーテンに二人で鳴らす足音のオーケストラッッ!」

俺「いい加減にしろ。なにが足音のオーケストラだよ。そんな気持ち良いもんじゃねぇんだよ。「ざっ…べちゃ…ぐちゃ…じゃり…」ホンモノの雪道はな、雪と水と氷と泥が混ざってこの世の終わりの音がする足音の四重奏(死渋葬)だよ」

 

バンプ「ほゥらァ!夢ェエ物語ィイ!叶う前だって笑顔はァ…君がくれるゥ……」

俺「また夢!!??長々とずっとなんなのマジで……」

 

バンプ「そんなのわかってるゥ……」

俺「いやわかってねぇ。お前なんにもわかってねぇ。だって夢なんだから。わかった気になるな」

 

バンプ「スノースーーーマイル…スノースーーーマイル…スノースーーーマイル…スノースーーーマイル…スノースーーーマイル…」

俺「笑えるわけねぇだろ。北海道民で雪見て笑ってる人間一人もいねぇから『スノーアングリーフェイス』にタイトル変更しろ」

 

バンプ「…スマァアアアアイ……イエエエエエエエイ…イェヘェエエエエイイヘェエエエッッ!!!!」

俺「ビクッッッ!なに急に…?いきなり叫ぶなよ…こわ……」

 

バンプ「まァだキレェェエイなままのォ〜〜!雪の絨毯に二人で刻むゥ!足跡の平行線ッッ!そうさァ!夢ェエ物語ィイ!願わなくたって笑顔はァ…教えてくれたァ……僕の行く道をォ……」

俺「ハイハイ…もういいから。妄想の話は。そもそも知ってるか?雪って『神のフケ』ですから。あいつ髪洗ってねぇんだよ」

 

バンプ「君と出会えて本当に良かったァ…同じィ季節が巡るゥ…」

俺「いちいち大げさなんだよバカップルかよ。絶対高校のときのメアドhayto_miyuki_eternal-love_0908@ezweb.ne.jpだろ」

 

バンプ「僕の右ポケットにィしまってた思い出はァ…やっぱりしまってェ歩くゥウ…よォ……」

俺「なに言ってんの?しまうとかしまわないとか。急にどうした?思い出?は?」

 

 

 

バンプ「君のいない道を……」

俺「えっ」

 

 

 

バンプ「スノースァアアアアマイル…!スノースァアアアアマイル…!」

俺「…ちょっ…ちょっと待って……」

 

バンプ「君のいない道を……」

俺「…君の…いない…道…?えっえっ」

 

 

バンプ「君のいない道を……」

俺「あっ…ああ……」

 

バンプ「スノースァアアアアマイル…!スノースァアアアアマイル…!」

俺「す…スノースマイル…って…まさか…そういう…や…やだ…俺…ひどいこと…」

 

バンプ「君のいない道ィをォ…!道をォオ…!道をォオ…!イェエエヘェエエイ!イェヘェエエエ!ラララァアアラララァァアララララァアア!!ラララァァンラァァァララァラァン!!ラララァァンラララァァァララァラァアアアア!!ララララァァンラララァァァララァラァアアアアイェエエヘェエエイ………!」

俺「わ…わかったッ!!わかったからッッ!!!お前の気持ちはわかったからッッッ……!!」

 

バンプ「スノースァアアアアマイル…!スノースァアアアアマイル………!」

俺「もう…もう笑うなよ…?な…?もうじゅうぶんだよ…?疲れたろ…?泣いてもいい…泣いてもいいんだよ……」

 

 

あの…バンプさん…なんか…すいませんでした……