『MIU404』で感電の「パパラパッ!ペッペッ!!」の流れるタイミングがヤバい回をランキングにしました
11位 7話「現在地」
結婚が決まった長男の両家顔合わせに出席するため会場に向かった陣馬だったが、偶然指名手配犯と遭遇し、家族を置いて後を追ってしまう。事件が無事解決し、家族の元へと駆けつけた陣馬。
陣馬「え〜、遅くなりまして。挨拶だけで失礼します…鉄の父の陣馬耕平です…え〜…本日は、あの、その、皆様におかれましては、あの、お日柄も…」
妻「結婚式の挨拶?」
陣馬「うるせぇな、おめえは」
妻「ほんと、すいません」
陣馬「あの〜、私は刑事を35年やってきまして。父としても二十うん年あったはずなんですが、何にもしてなくて…」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
陣馬「だけど、あの、お嬢さん…」
妻「紗江さん!」
陣馬「紗江さんが鉄のことを選んでくれて…鉄は俺と違って家のことも、家族のことも、よぉ〜〜く考えられる男で、それは俺が教えたんじゃないんです。こいつが、悩んで迷って、自分の頭で考えて勝ち取った特性だと思うんです。俺は、そんな息子が、息子を誇りに思っております。鉄をどうぞ、よろしくお願いいたします!…っていうことで不肖の親父は、この辺で、はい、失礼します」
息子「親父!指名手配犯、それも凶暴なヤツを捕まえたんだろ!?」
相手女性「その話、みんなでしてたんです。すごいねって」
陣馬「…何で知ってんだ?」
息子「俺のフェイスノートに、九重って人から連絡がきた。お父さん必ず来るから待っててください、って…」
10位 9話「或る一人の死」
闇カジノの経営者・エトリの逆鱗に触れ、井戸の底に沈められてしまった羽野麦と成川。2人の行方を必死に捜索する伊吹と志摩。
成川「誰か〜〜〜!!!!!助けて〜〜〜!!!!!誰か〜〜〜!!!誰か〜〜〜!!!誰か!!!」
伊吹「聞こえた…」
成川「誰か〜〜〜!!!!!」
ガラッッッッッッ!!!!!
伊吹「成川!」
志摩「成川!」
伊吹「成川か!?成川無事か!?」
志摩「羽野麦は!?」
伊吹「ハムちゃんは!?」
成川「桔梗さんって人に伝えてって!!!!」
伊吹・志摩「えっ?」
成川「エトリの車のナンバーを伝えてくれって!!!!品川!!!331!しの!32!!!」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
桔梗「至急、至急!1機捜本部から警視庁、緊急配備願います!男女2名を監禁した殺人未遂事件が発生!容疑者らは現場より車両にて逃走!逃走車両ナンバーにあっては…品川2文字!数字331!新聞の「し」!点々の32!!!」
9位 6話「リフレイン」
志摩はかつてコンビを組んでいた後輩刑事・香坂のことを、自分が追い込んだせいで自殺したとずっと自責の念にかられていた。
しかし、実は自殺ではなく、向かいのマンションで女性が襲われそうになっている現場を目撃し、通報し、駆けつけようとした際に足を滑らせて階段から落ちた「事故」だったことが明らかになる。
助かった女性のマンションを訪れる、伊吹と志摩。
女性「110番してくれたの、どっち?」
志摩「俺の…相棒の刑事で。職務上、名前は明かせませんが今はここにはいないんです」
女性「いやぁ、マジでねヤバかったの。部屋に入ってきた男と取っ組み合いして。殺される〜ってときにサイレンの音がパーフォーパーフォーって。ふふ。天使のラッパに聞こえた」
伊吹「ラッパ?分かるわぁ〜」
志摩「ずっと、あの張り紙を?」
女性「あれは先月からダメもとで。ここを引っ越すことになったんですよ。それでふと思い出して。通報してくれた人がいなければ、私も、この子も、マジで生きてなかったなぁって。はあ〜、結婚前にスッキリしてよかったわぁ」
伊吹「じゃあねベビー」
女性「あ〜!その人に、くれぐれもお礼、言っといてください。あなたのおかげで、元気でーーす!」
志摩「…はい。必ず、伝えます」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
8位 2話「切なる願い」
殺人容疑をかけられた青年・加々見。ずっとパワハラに苦しめられていた上司に、忌み嫌っていた父親の陰を見た加々見は、その手で上司を刺殺してしまう。加々見は逃亡の末、父親への復讐を果たすため実家に向かうが、すでに父親は死亡していた。
加々見「はじまりは、こいつの、こいつの、こいつ、こいつ、こいつ、こいつの、こいつ、こいつの!!!!!」
伊吹「…」
志摩「…」
加々見「それが事故で死んだ?自分の息子が人を殺したことも知らずに、なんの復讐にもならないよ!!!!まだ一度も謝ってもらってない!!!!!」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
志摩「加々見さん、あなたは、人を殺した。理由はどうあれ、命は取り返しがつかないんだよ」
伊吹「お前ぇ…バカだなぁ!!殺しちゃダメなんだよ!!!なっ!?相手がどんなにクズでも、どんなにムカついても、殺したほうが負けだ…なっ…無実でいてほしかったなぁ…」
7位 10話「Not found」
黒幕・久住の足取りをつかんだMIU404。しかし、久住は人気配信者・RECのアカウントを乗っ取り、爆破テロを仕掛けると予告。次々と飛ばされるドローン。
志摩と伊吹の元へも「近くの病院が爆破された」という情報が届く。
志摩「…右に行けば久住、左に行けば病院……どうする…?どうする…?」
伊吹「…なぁ、志摩ちゃん…死んだやつには勝てないって言ってたけど、それ違うよ…生きていりゃあ何回でも勝つチャンスがある!!なっ?」
志摩「了解。相棒」
伊吹「おっし!!!」
ウィンカーを左に出す志摩。
伊吹「機捜404から警視庁。目黒駅前から北目黒病院へ向かいます、どうぞ」
「警視庁了解」
久住「正義の味方は、つらいのぉ〜」
病院へ到着し、メロンパン号を停車させた志摩
爆発のあった病院上部を見上げるが…爆発は起きていない。
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
志摩「やられた」
6位 5話「夢の島」
技能実習生の外国人を低賃金で搾取している実態を知った日本語学校職員の水森は、SNSで外国人に強盗を煽りながら、自らも強盗に手を染めていた。
好意を寄せられていた留学生・マイに共犯の容疑がかかることを知った水森は、その容疑を晴らすため、最後に自分の強盗の様子を全世界に配信させ、外国人にメッセージを送る、という計画を企てる。
水森「日本人だ! 強盗した俺は日本人だ!」
伊吹「水森やめろ!」
水森「外国人は、この国に来るな!!!!」
マイ「水森さん…?」
水森「(ベトナム語で)外国人はこの国に来るな!外国人はこの国に来るな!」
伊吹「水森!」
志摩「水森! やめろ!」
水森「この国に来るな!!!!この国に来ちゃいけない!!!ここはあなたを人間扱いしない!!!一山いくらで買って、いらなくなれば帰れという、棄てられる!!!!(ベトナム語で)一山いくらで買って、いらなくなれば帰れという、捨てられる!!!!!」
水森「ジャパニーズドリームは全部嘘だ!!!!(ベトナム語で)ジャパニーズドリームは全部嘘だ!!!!!」
マイ「水森さん!!! 水森さん!!!」
水森「来るな!!!!!」
マイ「水森さん!!!」
伊吹「共犯だと思われる!!!」
マイ「やだ! 水森さん!」
伊吹「マイちゃん!!」
水森「来るな!!!!!」
マイ「水森さん!!!」
水森「来るな!!!!!」
マイ「いやっ!!!!」
水森「来るな〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
〜回想〜
差し込む木漏れ日のなか、燦々と照らされた紫陽花を見つめる水森とマイ
マイ「見て、きれい。ねっ、きれいね」
水森「…」
5位 4話「ミリオンダラー・ガール」
青池透子はマネーロンダリングに使われていた口座から1億円を横領し、それを知った暴力団からの逃亡中、腹部に重症を追ってしまう。
もう自分は助からないと悟った青池は、1億円を宝石に変え、差別や貧困に苦しむ少女たちのために寄付することを決意する。
配達員「かわいいですね」
青池「私の手作り、すっごく価値があるんです。その価値に気がつかないと困るから、そのことも書きます…!」
青池「私、これまで全然余裕がなくて…!あの、募金とかしたことなかったんです…!だから、最後にひとつだけ…お願いします」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
伊吹「…」
志摩「…」
青池「何時ごろ出ますか?」
配達員「いま出るあのトラックに載せるんで19時のフライトには間に合います」
青池「19時まで逃げればいい……よろしくお願いします!
青池はSNSに最後のつぶやきを残す
「もう死ぬみたい」
「つまらない人生」
「誰が決めたの」
「弱くてちっぽけな小さな女の子」
「逃げられない、何もできない」
「そんなの嘘だ」
「自由になれる」
「わたしが助ける」
「最後に」
「ひとつだけ」
4位 1話「激突」
志摩が現場に着くと、伊吹が犯人に向かって拳銃を突きつけていた。
伊吹「もう志摩ちゃん遅いよぉ〜、こいつ撃っちゃってもいいよね?」
志摩「…銃を降ろせ。相手は降伏してる」
伊吹「轢かれた、殺されかけた。正当防衛だよ」
志摩「発砲の要件にかなってない」
伊吹「規則なんてど〜でもよくない?誰も見てない防犯カメラもない、ここにいるのは俺と志摩ちゃんとこのクソ野郎だけだ」
犯人「ゆっ、、、許してくださいぃ!!!!」
伊吹「お前みたいなやつが生きてると…みんな不幸になるんだよ。許せるはずねぇだろうがよ。はい、死んだら終わり。死人に口なしだ…」
志摩「やめろ」
伊吹「バイバイ」
志摩「やめろ!!!!!!!!」
バッッッ!!!!!
おもちゃ「はばたけ空に!!チェンジあんどソウ〜〜〜ル!!!!キラキラリ〜〜ン☆!!!!」
志摩「…」
伊吹「ハハッ、だ〜から懲りたって言ったじゃ〜〜〜ん!…もう銃は抜かないよ、どうせ撃ったって当たんないしね。だったら走ってとっ捕まえて殴ったほうが早いよ♡」
ボガッァアアアアア!!!!!!!
伊吹をぶん殴る志摩
伊吹「あっっ!!!痛っ!?イテっ?な、なに???」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
志摩「ああすごい、9時ちょうど。 公務執行妨害、道交法違反、 傷害に器物損壊と色々」
伊吹「何で?」
志摩「いいですね?」
伊吹「いいですね、じゃないでしょ?」
3位 3話「分岐点」
スタンガンを持った犯人との格闘の末、あわや浄水場に落ちそうになる伊吹。その時、志摩が伊吹の手を握る。
伊吹「うわぁあーーーーーっ!!!志摩志摩志摩っっ!!!!」
志摩「おいバカ!!!!!」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
カァッッ…!!
伊吹「よしナイス!ナイス…ああーーーーっ!!」
志摩「あぁあ!!!!!」
伊吹「あああ!!!!」
志摩「おおおあ!!!」
伊吹「ああぁ〜〜〜っ!!!」
志摩「ああぁああ〜〜〜っ!お前なんで引っ張んだよバカっ!!!!!」
伊吹「お前が持ってないからおかしいんだろっ!!!!!」
2位 最終話「ゼロ」
ついに久住を追い詰めたMIU404。
窮地に陥った久住は、わざと鉄橋に自分の頭を激突させ、船の中にいる仲間に「警察に暴行を受けた」と拡散させようとする。
しかし仲間は全員、久住が売り捌いてきた薬物「ドーナツEP」のせいで錯乱状態。誰も久住を助けようとする人間はいなかった。
久住「この船、俺のツレが貸し切っとんねん…警察の暴行の目撃者を大勢作れるっちゅうわけや」
伊吹「おい大丈夫か…」
久住「あ痛〜!俺なんにもしてないじゃないですかぁ〜!警察にやられた〜!殺される〜〜!おい、ケン!ほら見ろや…」
ケン「…お前どうしたの?真っ赤じゃん!ハハハハハアハ!!!(笑)」
周囲「(笑)」
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
久住「…」
伊吹「…」
志摩「…」
ケン「ほら久住ちゃん!久住ちゃん、ほら一緒に、やろうよ?ハハハハハハアアア(笑)」
久住「…」
志摩「望み通りの世界だな」
伊吹「こんな世界にしたお前を、俺は一生許さない。許さないから殺してやんねぇ」
久住「…」
志摩「そんな楽さしてたまるか」
傷口をタオルで抑える志摩
久住「あ゛っ…」
志摩「生きて…俺達とここで苦しめ」
伊吹「そういうこと」
久住「…」
1位 8話「君の笑顔」
蒲郡慈生。通称・ガマさん。伊吹の恩人であり師匠であり、刑事を目指すキッカケになった人物だが、妻を殺された復讐のため、殺人を犯していた。
蒲郡「堀内は、許してくれと何度も叫んだ。俺は何度も答えた。許さない、許さない、俺は許さない。刑事だった自分を捨てても、俺は許さない」
伊吹「俺は…ガマさんがいたから刑事になった。ガマさんみたいな刑事になりたかった。いや、なるんだよ!定年まで勤め上げてさ!俺みたいなやつらをまっすぐな道に戻して、やり直して…誰でもやり直せるってガマさんが教えてくれたじゃん俺に!!!俺は、どこで止められた?……いつならガマさん止められた?どうすればよかった!?」
蒲郡「…」
伊吹「ねえガマさん!!!」
蒲郡「志摩君、他の刑事さんもいますね、聴いてますね?逃げも隠れもしない。堀内を殺したのは俺だ。これは自首ではない。逮捕しろ」
伊吹「ねえ、ねえ、ガマさん」
蒲郡「早いとこ死刑にしてくれ。俺のような人間を収監して、いつまでも飯を食わせるなんて税金の無駄だ」
刈谷「突入」
蒲郡「(妻の遺影に)同じ場所に行けなくて、ごめんな…」
伊吹「ねえ、ガマさん…ねえ」
蒲郡「殺害現場は風呂場。凶器は洗面所の戸棚、勝手に調べてくれ」
刑事「凶器ありました!」
伊吹「ガマさん!」
刈谷「蒲郡慈生、17時13分。堀内伸也の殺害および死体遺棄で逮捕する」
伊吹「ねえガマさん、ガマさん!」
手錠、カチャッ
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
〜回想〜
伊吹「俺も刑事になってみようかな」
蒲郡「お前ならなれる向いてるよ!」
〜
志摩「ガマさん、何があってもあなたは人を殺しちゃいけなかった。全警察官と…伊吹のために」
蒲郡「…あの子に、伊吹に伝えてくれ。お前にできることは何もなかった、何もだ」
まとめ
MIU404の面白さの理由は、事件そのものだけでなくどうしてそうなってしまったのかその背景を丁寧に描いていることにあると私は考えている。野木亜紀子による脚本で現代社会の問題(SNSの問題、外国人労働者の扱いなど)を巧みに組み込み上手くエンターテイメントに昇華させることでリアリティとユーモアのバランスを絶妙に保つことで単なる刑事ドラマとしての側面でなくその奥にあるメッセージを問うドラマになっているのだ。さらに情熱的で直感的な綾野剛演じる伊吹藍と冷静な分析派の星野源演じる志摩一未という2人が事件と向き合うことで同じ事件に当たっていてもまるで感じ方の違う2つの側面から一つの物事を見ることが出来るこの多角的な視点があるからこそ最後まで飽きさせること無く我々視聴者のこ
感電「パパラパッ!ペッペッ!!」
理由とか知らね〜〜!!!
MIU404おもしれ〜〜〜〜!!!!!!