KANSOU

テキストサイト。20代後半男。札幌

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洗顔料使うのやめたら肌ツルツルになった

二十歳そこそこの時、すごい肌荒れで悩んでました。

学校卒業してすぐ静岡県に働きに出たんですけど、勤務先がめちゃめちゃ汚く空気も淀んでて、夜勤もあって昼夜逆転、ヘトヘトになって帰るもんだから食事もコンビニ弁当かすき家かっていうような生活、(しかも一時期チョコレートにハマって常に食ってた)栄養不足&偏りでニキビは毎日のように増え続け、目の下のクマは取れない、ヒゲを剃るのも億劫で常に無精髭の無人島遭難者みたいな状態でした。

そんな生活を繰り返してたんですけど、住んでる所が静岡県の牧之原市っていうど田舎に住んでたので周りに何も娯楽がなくて、ある時期からキャバクラにドハマりするようになりました。『HONEY’S』っていう店名のキャバクラでした。そこに、べらぼうにかわいいレイちゃん(源氏名)っていう女の子がいて、俺もう一目惚れしちゃって。レイちゃんを絶対に俺の女にしたい!とりあえずアフター行きたい!と。

それで、まずこの小汚い顔からなんとかせにゃあならんっていうことで、夜勤だから給料だけは死そこそこ貰ってたんで、金に物言わせて超高額な洗顔料とかガシガシ試してたんですよ。でも、肌に合わないのか、そもそもの生活習慣を変えなきゃ意味無いのかわかんないですけど、一向にニキビは治らずどんどんドラゴンクエストのばくだんいわみたいな顔になって、もうなに使えば良いのかわかんなくなって、途中からなにをトチ狂ったのか通ってた美容師に勧められた「コレ一本で洗髪も、洗顔も、洗体までできるシャンプー」みたいなめちゃくちゃインチキ臭いやつを1本1万とかで買わされてそれを使ったりしてて。でも、一向に肌は綺麗にならない。ほんと俺そろそろプロアクティブのCM出れるんじゃねぇかってくらい悩んでました。

そんな状態が続いたある日、仕事終わりにふと貯金通帳見たら腰抜かしました。びっくりするくらい全然残高がなくて。「は?なんで?」って3秒悩んで、あぁ〜〜「土日はキャバクラ通って、開店するまでパチンコ屋で時間潰してみたいな生活してたらそうなるわ」って納得してそれと同時に「あぁ。終わった。もうレイちゃんにも会えねぇ、アフター行きたかったなぁ…レイちゃん…レイちゃん…」ってめっちゃ泣きました。

それで意気消沈して家帰ってきて、はぁ、とりあえず風呂入って寝よ、って風呂場行ったら「コレ一本で洗髪も、洗顔も、洗体までできるシャンプー」が切れてて。ああ…こんなときはなにやってもうまくいかねぇ、どうでもいいって、ぬるま湯で適当に顔洗って、シャワー軽く浴びて、速攻で布団に入って「あ〜あ、レイちゃんとアフター行きたかったな〜、ちくしょう、ちくしょう…」って悔しんでたら疲れてたのかいつのまにか気を失うかのように寝てて。

で、何時間寝たのかもわからずハッと気がついたら、なんか体がメチャクチャ重いんですよ。「え…えっ、うっわ、もしかして金縛りかよ…」って思って目を開けたら、目の前にタンクトップ着たエヴァンゲリオンの碇ゲンドウ似のオッサンが俺の体に覆い被さってきてて。

「ゆるさん、絶対にゆるさん」

「ちょっ、な、なんですかあんた」

「ゆるさん、絶対にゆるさん」

って言いながらオッサンがいきなり俺の顔をベロベロ舐めはじめて。

「う、うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」

そこで目が覚めて「はぁ〜なんだ夢か〜」ってホッとして、とりあえず顔洗おうと思って鏡見たらニキビほぼ治ってた。

それから、仕事辞めて空気のきれいな北海道帰ってきて自炊もちゃんとするようにして洗顔料使わないでぬるま湯だけで顔洗うようにしてたら、みるみるうちに肌ツルツルになりました。碇さん、本当にありがとうございました。