かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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3DS『ドラクエ11』2Dモードクリア感想【ネタバレなし】

3DSの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のメインストーリーをクリアしたので感想。ドットを有難がるアラサーなのでほぼ2Dモードプレイ。ネタバレほぼなし。

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良かった

・良い意味でチャチなドットクオリティ

 時間なかったのかあえてそうしてるのか、ドットのクオリティとしてはマジでチャチ。過去作で言うと5(スーファミ)以上、3、6(スーファミ)以下の出来で背景はところどころおかしい部分はあるし、攻撃時の特技や呪文のアニメーションもショボく、モンスターのアクションもほぼない。

単純なドットクオリティで言えば20年以上も前のゲームにすら劣る。だがそれがやっぱりいい。これがドラクエ。このドットのチャチさと良い意味でチープなBGMとストーリー、キャラ、それらの絶妙なバランス加減によって極上のRPGとして成り立ってるのがドラクエ。どれかひとつ欠けててもドラクエは成立しない。そして俺たちプレイヤーの想像力、足りない部分は脳内で補完すればいい。なにより元々今回のキャラデザインが全然好きじゃなかったから尚更良かった。

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・ストーリーがとにかく暗い

良くも悪くも今までのドラクエらしく基本的にはご都合主義のストーリー展開なんだが、「めでたしめでたし」になるまでの過程がとにかく暗い。ドラクエ史上でも屈指の暗さ。すぐ死ぬしすぐ裏切る。

 

 

・ゾーン、れんけい

敵味方問わず、戦闘中に一定確率で「ゾーン」といういわゆるパワーアップ状態になる。ゾーンに入るとステータスの上昇とゾーンに入った仲間同士で使える「れんけい」が使えるようになる。(クロノトリガーの合体技に近い)

例えば、

ボスだろうがメタル系だろうが、強制的に眠らせる『ユグノアの子守歌』

マルティナ(女格闘家)の能力がただただ超絶アップする『サタンモード』

仲間全員の消費MPが0になる『超ミラクルゾーン』

などなど、たぶん制作スタッフがどうするか頭抱えながら道歩いてたら小学生のガキが落としたじゆうちょうに書いてあった「ぼくのかんがえたさいきょうのじゅもん」をたまたま拾ってそのまま丸パクリしたんじゃねぇかってレベルのバカ効果が目白押しで鼻水出た。

最初は「こんなんドラクエじゃねえ」と思ってたんだけど、どうしても後半になるにつれ戦闘にメリハリがなくなってくるのがこれによってある程度は解消されてる、ただ難易度的に言うと過去作に比べると楽。(大修練場以外)

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・スキルパネル

コレに関しても、FF10のスフィア盤が嫌で嫌で序盤でソフト捨てた思い出が蘇ったが、やってみると意外と楽しい。ポイントさえあればどのパネルを選んでもいいので自分なりにある程度育成プランを立てて自由に特技や能力アップを習得できる。こいつはゴリゴリの格闘タイプだけど、あえて魔法タイプにしよう、とかこの女にはムチ持たせてにしおかすみこスタイルで戦わせようとか、プレイヤーごとに個性が出る。

自由度が高すぎて最終的に全員が全部の呪文・特技が使えるようになるドラクエ6みたいになんでもあり、バーリトゥード状態にはならず、ステータスが高いキャラだけでパーティ固めてあとは壁役、とかならないのはすごい良かった。

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・レベルが上がるたびにHPMP全回復

鬼のように長いダンジョンだと雑魚敵で消耗しきってボス直前でMP枯渇、仲間死亡、最後っ屁のザオラルも「しかし○○は生き返らなかった!」という地獄の連鎖に陥ることがままありましたが、今作はレベルが上がるごとにHPMPが全回復してくれるというかなりのゆとり仕様。ヒリヒリするような、胸がカーっと熱くなるようなダンジョン探索はなくなりましたが、正直達成感よりもストレスのほうが多かったのでこの仕様変更はありがたい。

 

 

・魔法キャラ救済「こうげき魔力」「かいふく魔力」

ドラクエ9から登場した魔法キャラ救済の「こうげき魔力」「かいふく魔力」だがドラクエ11でも健在。いままでベホマズンかやまびこの帽子メラゾーマくらいしか運用方法がなかった魔法キャラもこのこうげき魔力、かいふく魔力を極限まで上げれば、例えば今作の魔法キャラであるベロニカも、イオ系の最強魔法「イオグランデ」は最終的に敵全体に900ダメージ近くを与える化物に成長。え?どっちが魔王?

 

 

・痒いところを搔き毟れる「ほぼまんたん」

従来のドラクエプレイヤーなら誰もが使ったことのあるコマンド「まんたん」全快まで残り2という状況でもホイミを使われ貴重なMPが勿体ねえ!ってこと、あるよね?この「ほぼまんたん」は文字通り、HPがほぼ全快というところで自動的に回復を止めてくれるので無駄なMP消費が一切ない!なんで今までなかったんだこれ。

 

 

悪かった

・ダメージのインフレがえげつない。そしてボスが弱い

シンボルエンカウントの3Dモードを基準に作られてるのか、2Dだとどうしてもエンカウントが多くなって結果レベルが上がり過ぎてボスがメチャクチャ弱い。例えば「ばくれつきゃく」というランダムに7回連続攻撃ができる特技があってバイキルトで強化するだけで一発100以上のダメージが余裕で叩き出せるのでせいぜい3、4000しかHPがないボスだと3ターンで死ぬ。

さらに、「会心の一撃(呪文の暴走)」は全攻撃に適用されるので、ギガスラッシュのような剣技や複数回攻撃の一撃一撃にすら判定があるのでスキルや装備で会心率を上げると4桁ダメージすら容易くいく。

もっと言えば、あらかじめボス戦前にパーティメンバーをゾーンに入れてから連携技を使って、最初のターンで強制的に眠らせてボコボコにする、みたいな戦い方もできますが、全然面白くないです。

 

 

・カイジもさすがにドン引きするほどカジノの仕様がザル

今作のカジノにはスロット、ポーカーの他に「ルーレット」があってコイツの登場でカジノはもはやコイン製造永久機関と化す。とりあえずルーレットの27マス(宝箱を含めれば28マス)すべてにコインを100枚ずつBETする。※別に全マスに賭けなくても20マス程度で確率的にほぼ当たる。

これでどこのマスに止まっても27倍、27000枚戻ってくるのでプラマイゼロ。あとはひたすら回して、当たったマスがルーレットの矢印に止まればジャックポッド成立となりコイン100万枚を獲得できる。なんじゃこのクソゲー。 

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・ヨッチ族をはじめミニゲームが吐くほどつまらない

理由なんかねえ。ただただつまらない。

 

 

・行き先を事細かに教えてくれるので「ゲームさせられてる感」が半端ない

なにをするんでも「○○の北にある○○という街で○○の話を聞こう」といちいち次の行き先を表示してくれるので、「次どうすればいいんだっけ」というのが一切ない。

ストーリーは基本一本道。街でも次に話しかけるべき住人をご丁寧に表示してくれるし、地図を開けば目的地のポイントをグーグルマップかってくらいに指してくれている。「はなす」コマンドで仲間に話しかければ「いまは寄り道もいいけど早く○○の北にある○○に行こうぜ!」と急かされる。

別に効率が良いと言えば良いが、「自分で考えて探す楽しみ」みたいなのは確実に薄れるので微妙。

いっかい「お前の指図は受けねぇ」と仲間の忠告を無視してフラグ立てないでダンジョンに入ったら案の定詰んだ。

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・2Dモードでも装備変更画面は強制的に3Dモードになる。そして3Dモードのキャラグラフィックが思ったよりダサくてそこで若干冷める。

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そんでなんでちょっと猫背気味なんだよ。魔王倒しに行く前に整体へ行かせろ。

 

まとめ

さっきもちらっと書いたが、今作ドラクエ11、今まででもかなり異質。とにかく陰鬱でドラクエ5もなかなかのもんだったがそれを凌ぐほど闇が深い。雰囲気で言えばドラクエというかむしろFF6とかあのへんの世界観に近い。ラスボス戦前のくだりはクロノトリガーの魔王城で仲間の身内に罵倒されまくるヤツ思い出したし、そう考えると今作はドラクエと冠しつつも、言わばスクエアエニックスの集大成的RPGだと思った。

ルート案内、特技・呪文・装備のインフレとか過去作の初見殺しっぷりに比べるとやっぱりヌルさもあるが、懐かしくも新しいドラゴンクエストとしてはかなり気合の入ったゲームになってるので気になったらどうぞ。