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耳が溶ける三浦大知の「声」が良い曲20曲

鬼のようなダンス能力がピックアップされがちな『次の音楽元号』こと三浦大知ですが、真の凄さはむしろ「声」にあります。

三浦大知のコアは声。仮に「三浦大知を倒したい」と思ったとして、激しく動く三浦大知の体を攻撃しても意味がありません。三浦大知は何度でも再生し、声でわれわれを狂わせてくるのです。

ということで、数ある楽曲のなかでも特に耳が溶ける三浦大知の「声」が良い20曲を選びました。

 

Everlasting Love(Folder)

Folder時代、三浦大知がちょうど声変わりに差し掛かった12歳のときにリリースした楽曲で、子供の無邪気さと大人の繊細さ、儚さと強さが交互に顔を覗かせる、この時期の三浦大知にしか出せない奇跡の声を堪能できる一曲。

仮に自分が小学校の音楽教師で生徒に三浦大知がいたら速攻で辞表出してる。そのくらいの衝撃。

 

熱帯夜(SUGAR SHACK FACTORY)

三浦大知は吐息のエロさで耳が窒息する『色欲息 -ラストブレス(lust bless)-』の使い手でもあり、ゆらゆらと揺れるメロウな楽曲でこそネットリとまとわりつくような三浦大知の声は真価を発揮する。

『熱帯夜』は三浦大知が歌う曲でも最もそれを味わうことのできる。三浦大知が歌うだけで曲の色気が10倍増しになってしまう。三浦大知が歌えば童謡ですらアダルトコンテンツ、お父さんお母さん、お子さんに聞かせるときは十分に注意していただきたい。

 

蜃気楼(feat.KREVA)

BoA、福原美穂、絢香、レキシ、ゴス黒沢…他、数々のアーティストとのコラボが証明するように三浦大知の『声の親和性』の高さは誰もが知るところですが、そのなかでもKREVAとの相性の良さはアダムとイヴ。

気だるげだが芯に刺さるKREVAの声と、ネバっこくもズドンと胸を撃ち抜く三浦大知の声のハーモニー、ラップの疾走感があるからサビの爆発力が何倍にも膨れ上がる。KREVAと三浦大知は白米と納豆、聴く国民食。

他にもRHYMESTERの宇多丸とコラボした『No Limit』も最高中の最高。「ラッパー×三浦大知=最高」は今すぐ教科書に載せるべき方程式。

 

Magic

三浦大知は自分の声を楽器の音色に「乗せる」のが異常に上手い。『EXCITE』のようなEDMのスピード感のある曲では短く「切る」ような歌い方、この『Magic』のようなアコギの音が特徴的なラテンリズムの曲では流れるような歌い方と、楽器によって時に優しく、時に激しい。

三浦大知は曲によって自分の声の出し方を自在に変えられる「カメレオンボーカリスト」。三浦大知というのは「一人ではない」。あなたがいま聴いているのは、三浦大知でいて、三浦大知ではない。

 

Touch Me

『音源ですら踊る』

これが三浦大知が三浦大知たるゆえんであり、これが彼が「次の音楽元号」と呼ばれる最大の理由。三浦大知の声は声にして声にあらず。宇宙に浮遊してるかのような怪しすぎるイントロ、歌詞を立体的に捉え正確に音に乗せるコンピュータのような精密さ、耳に届くと脳みその中でたちまち映像化される表現力。「アッアッ」「イェア…」「カァモォン…」「オゥオオオゥ」と執拗に繰り返されるフェイク、もはや「声のVR」。

そして衝撃のサビ。

 

「タッチミタッチミタッチタッチタッチミータッチミタッチミタッチタッチタッチミータッチミタッチミタッチタッチタッチミー …タッチミーガール イェエ タッチミタッチミタッチタッチタッチミータッチミタッチミタッチタッチタッチミータッチミタッチミタッチタッチタッチミー  タッチミーガール タッタッッッタタタッッタタタタ アッ タッタッッッタタタッッタタタタ アッ タッタッッッタタタッッタタタタ アッ」

 

どうだろうか。いや正直もはや「どうだろうか。」どころの騒ぎでありません。どうもこうもない。こんな曲がいまだかつてあったでしょうか。ちなみに数えたところ、曲中で計「258回」タッチミーと言っていました。

 

Human Nature(マイケル・ジャクソンcover)

マイケル・ジャクソンの超音波声をマネをするのではなく、マイケルのエッセンスを微妙に残しつつ自分の声の強みでもある「ネバつき」を全面に出した問題作。「純粋」それでいて「エロい」、相反する2つを融合させた声は唯一無二。

誰よりもマイケルという男を愛している三浦大知だからこそ、原曲の良さを壊すことなく自分の色を出すことができる。

 

GO FOR IT

三浦大知の声のすごさは、三浦大知の横を通ったらほっぺたがスパッと切れそうなくらいの『声のキレ』、そしてそのキレを0%から100%にノータイム、一瞬で持っていくことのできる『声の瞬発力』にあるのです。

「アッ!」と思った瞬間に、隣にいたはずの三浦大知の声は遥か100キロ先の岬にいる。『声の瞬間移動』の使い手それが三浦大知。

 

Right Now

『Touch Me』しかり、この曲での「ダンスをしてキスそしてダンスキスまたダンスキスダンスキスダンス」しかり、常人がカラオケなんかで歌おうもんなら軽く舌噛み切って絶命するメチャクチャな譜割りの曲を、呼吸するように難なく歌うのが三浦大知。

おそるべきは、引くほど激しいダンスを踊りながらの生歌でもそれがいっさいブレないその鍛え抜かれた体幹に支えられた異常なピッチ(音程)力。

そして、三浦大知の中でも有数の「治安悪曲」でもあり、サビ前の

「ヘイヘイヘェェエイ!!!俺はァァ!俺ェェでェェエ!!!!

 

ンア゛ッ!!!ア゛ッ!!!ア゛ッ!!!」

 

の野太さに震えていただきたい。

 

comrade(SOIL & "PIMP" SESSIONS)

脂の乗り切った今だからこそ出せる成熟した色気。前述した『熱帯夜』から脈々と流れる「エロい三浦大知」のひとつの到達点とも言える曲。速く歌えるからこそ、遅く歌った時の凄さが際立つんですが、とにかく「粘度」がヤバい。

ジャズテイストのメロディに乗せる三浦大知の声はもはやアルコールそのものと言っていい。音楽界の歌舞伎町。酒が無くても簡単に酔える声のストロングゼロ。

 

The Answer

何が何でも「君」を取り戻す。ある意味、三浦大知の「雄」の部分が最も出ている曲と言っても過言ではなく、それはなぜか。この『The Answer』は『Right Now』と同じく、三浦大知の一人称「俺」を聴ける数少ない曲なのだ…。

そして特筆すべきは圧倒的なブレス。「アイワズブラインドッ……」「一体ッ……」「なにをッ……」「見てきたッ……」音を短く切って発声するスタッカートを異常に多様することで「君」を奪われるかもしれない鬼気迫るような焦燥感と、強すぎる想いが心臓ちぎれるほど伝わってきて、聴くたび声の棍棒で殴られてるような気持ちになる鬼曲。

 

IT'S THE RIGHT TIME

三浦大知本来の「優しさ」に溺れる極上バラード。

三浦大知のバラードには前述した『熱帯夜』や『comrade』のような色気に溶かされる曲ともうひとつ、三浦大知が用意してくれたあったか毛布にくるまれているような「トゥルースリーパー曲」があるのですが、それを存分に感じることができる。俺は三浦大知という布団で永久に眠りたい。

 

Chocolate

三浦大知史上最も「だらしねぇ男」を歌った曲。

真夜中に呼び出してくるようなとんでもない女(チョコレート)に溺れていくどうしようもない男を完璧に表現する三浦大知の憑依能力がもはや恐怖でしかない。今すぐにこの曲を明治チョコレートの永久CMソングに抜擢してほしい。

 

Body kills

三浦大知に「kills」と言われたら死ぬしかない、そんなことを毎日思っているんですが、この曲はとにかく「叫び」が素晴らしい。

「オッオーーーオ!オッッーーォオオ!」「ヘェイ……」「フォォーーーゥ!」「タラララリラァ…」「ハァァアアァァァァ………」「ウゥゥウウウウウウウゥゥウゥゥゥウウウウウゥゥウウーーーーーーーゥゥゥゥゥウゥ……」

ありとあらゆる三浦大知の叫びのビュッフェ。メロディの凄まじい緩急から繰り出される三浦大知の「速遅高遅の声」が食べ放題。聴くたびに胃が爆発して死。

 

4am

「そもそも歌う曲じゃねぇだろ…」と耳が驚愕する変態メロディを当たり前のように歌うのが三浦大知なのですが、この『4am』の後半に関しては、もはや曲として成立してるのが奇跡としか言いようがないほほどにメロディラインが鬼のように変化していて、まるで曲と三浦大知とのガチンコの殴り合いを見ているかのようで、しかもその勝負に圧倒的大差でKO勝ちする三浦大知。

 

銀の涙

三浦大知は声の演技が異常に上手く、どの曲でも歌詞の主人公の心情を完璧に表現する「聴くレオナルド・ディカプリオ」で、異国情緒のあるラテン調のこの曲と三浦大知の声の組み合わせは最高中の最高で。声のカンヌ国際映画祭があったら確実にパルムドールを獲得している。

 

Two Hearts

「女性6000万人に聞いた結婚式で流したい曲」圧倒的1位曲(俺調べ)。

「そのメロディと歌詞にはその声しかない」バラードにおける「発声の大正解」を常に叩き出してくるのが三浦大知というボーカリストなのですが、それを存分に味わうことができます。ラストの

 

「答えはいつもォ…!!!インサイノゥトゥ…ハァァァァァァァァ…………ッ……」

 

「ァァ…………ッ……」のヤバさをぜひ味わっていただきたい。

 

すべりだい

キャンディ

カバーであろうが、一声目から「元から三浦大知の曲でした?」と聴いている人間の脳と耳の錯覚を起こさせるのが三浦大知の声。

先ほども言ったように、自分の曲だろうが他人の曲だろうが、どんな曲を歌っていても三浦大知は「発声の圧倒的正解」を叩き出しているんですが、その理由は異常なまでの「原曲に対するリスペクト」。

おそらくわれわれの想像を絶するほど原曲を聴きこんで、原曲の良さを1ミリも損なわず、単なるモノマネやカラオケじゃなく、その上で「三浦大知の曲」にするために血の滲むような研究とトレーニングの上でカバーをしているのが、この2曲を聴くと恐ろしいほどに伝わってくる。

私は来世、三浦大知にカバーされる歌になりたい。

 

以上

以上20曲でした。正直、20曲どころか「三浦大知の耳が溶ける曲」はまだまだ星の数ほどありますが、これ以上紹介するとわれわれの耳が三浦大知の声に耐えられず消滅してしまいかねません。

「三浦大知を倒すときはノドから狙え」、おわかりいただけましたでしょうか。