kansou

Fight Song

広告

俺だけ店員にナメられてて地獄

ジュラシック・ワールド インドラプトル FVW27

 

わたくし、ジュラシックワールドのラプトルみたいな外見してるせいか知らないんですけど、なんかいっつも店員にナメられてて地獄。

コンビニなんか行っても、俺の前に並んでたガテン系の兄ちゃんには、

「いらっしゃいませ!いつもありがとうございます!ありがとうございました!またお越しくださいませ〜!」

つって陛下かよみたいな死ぬほど丁寧な接客してんのに、俺の番になったらレシート渡した流れで「お次の方どうぞ〜」とかつって俺に言うはずの「ありがとうございました」省略して次の客行くんだよ。どうなってんの?ド深夜にブリトー買ってるからって絶対俺のことファッキンニートかファッキンヒモ野郎だと思ってんですよ。血ヘド吐きながらめちゃめちゃ働いてるっつーんだよ。こち亀の中川の親父くらい働いてるわ。

あと居酒屋、特に焼き鳥屋な、個人経営のさびれた汚い焼き鳥屋なんか行くとほぼ確定でタメ口。入った瞬間に開口一番、

「開いてるとこ座って〜」

っつって(は?いきなりタメ口RUSH入ってんのかよ)ってすでにちょっとイヤな気分になってるんですけど、しぶしぶ座って「生ビールと〜豚串と鳥精肉と皮とぽんじり2本ずつください」って頼んだら、

「あ〜〜〜!ごめん!ぽんじりもう切らしてんだわ!」

てめぇ三親等かよ年1で会う叔父かよみたいな距離の詰め方。マイク・タイソン並のコミュ豪腕振り回してくるんですよ。マジでイカレ。しかも見てたら、俺みたいにタメ口かまされてる客もいればバリバリ敬語で喋ってる客もいたりして、確実に人選んでんの。なんなんだよ、お前のその客との距離近めのスタンスで行くならそこ統一しろよ。

そもそもジジイにそれやられても全然嬉しくねぇんだよ、嬉しいのは「普段は100敬語なのに酒飲んで酔うと徐々にタメ口と敬語入り交じるメガネかけた同僚の女」だけなんだよ。

 

「あ〜楽しい〜〜。こんなに飲んだの久しぶり〜〜」

「おいおい、ちょっと飲み過ぎじゃねぇ?」

「え〜、いいじゃないですかぁ〜、ちょっと飲みたい気分なんですよ〜。はぁ〜〜…なんかイイ感じになってきましたねぇ〜」

「なぁ、電車だいじょうぶか?そろそろ…」

「てゆうか!ぶっちゃけ、かんそうくんってわたしのこと嫌いですよね〜?」

「な、なんでそう思うんだよ。べ、別に嫌いじゃねーよ」

「だって、態度でわかりますもん。ちょっと距離置かれてるっていうか〜」

「い、いや、別に置いてねーよ(かわいすぎて目ぇ見て話せねぇんだよ…)」

「さみしーなぁ…。わたしもっとかんそうくんと仲良くなりたいのになぁ…」

「は、はぁ!?な、なに言ってんだよ………!」

「かんそうくん…もう終電過ぎちゃったねぇ…。このあと…どうしこんな同僚はどこにも存在しねんだよ!糞がよ!どうなってんだよこの世は。

  

 

…でも、そんなド腐れラプトルの俺にもたま〜〜〜〜〜〜〜〜に丁寧に接客してくれる店員さんもいるんですよ。で、そういう店員さんに当たると老若男女問わず100パー好きになっちゃう。

例えば、近所に手作りの最強にうまい弁当屋があってそこ老夫婦が二人で切り盛りしてるんですけど、めちゃめちゃ良い人たちなんですよ。て〜〜〜〜〜〜〜いねいに、まっっっっっっすぐ俺の目だけを一点に見つめて、

「いらっしゃいませ」「ご注文はお決まりですか?」「はい、○○弁当おひとつですね」「少々お時間いただいてよろしいでしょうか?」「○○円になります」「○○円のお返しになります」「ありがとうございました」

もう逆に嫌味かってくらいハッキリ言いますから。気持ち良いことつぼみの如し。神です。神接客。これだよ。これぞ接客業のあるべき姿だよ。これがジャパンクオリティだよ。少しは見習え。聞いてんのか?おい、近所のファミマの金髪。お前に言ってんだぞ。

 

それで、その弁当屋ってかなりの繁盛店で、そのへんの大学生とかサラリーとか家族とかもよく弁当買いに来たりしてるんですけど、

 

「お〜!上田君いらっしゃい!もう学校終わりかい?」「落合さん!今日も仕事お疲れ様!いつもありがとね〜」「あら!高橋さんご無沙汰だね〜!カオリちゃんも大きくなって!」「ご飯ちょっと多めに入れといたから!若いうちはたくさん食べな!」

 

えっえっ…?いや…あの…僕にもフレンドリーにしてくれてもいいんですよ……?あれっ…?もうけっこうな回数行ってるのに「ご飯多め」とか言ってもらったこと、一回もないんですけど……?あれっ…そういえば名前すら呼んでもらったことない…。えっえっ。うわっ…目からなんか出てきた…。