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圧倒的最強「俺」曲、三浦大知『Yours』感想

 

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「生きる音楽元号」こと三浦大知が突然発表した謎の新曲『Yours』、聴いた瞬間に耳脳がEXCITEして終わった。

 

誰のものでもない 「俺」の物語

何をどうするか 選び続けたい

 

「俺」

 

おれ

 

大知が…「俺」…?

 

満島ひかり…これは事件だオイ…

 

三浦大知が「俺」と歌う。それがどういうことなのか…

2020年6月現在、この『Yours』を除いて三浦大知がリリースした楽曲は全部で138曲、そのなかで歌詞の一人称が「俺」の楽曲、その数

 

たった「6曲」

 

2005年発売の2ndシングル『Free Style』カップリング『Be Shining』、2006年発売の1stアルバム『D-ROCK with U』収録『Word!』、2010年発売の9thシングル『The Answer』、2012年発売の13thシングル『Right Now』、2013年発売の4thアルバム『The Entertainer』収録『Baby Just Time』、2015年発売の5thアルバム収録『Testify』のみ…

 

これから音楽界に殴り込みかけてやんぞコラというゴリゴリの決意を歌った『Be Shining』、三浦大知というピストルが全身を貫く『Word!』、三浦大知史上最も「男」を感じる超ラブソング『The Answer』、耳から摂取するタイプの麻薬『Baby Just Time』、ドエロサイケデリックR&B『Right Now』、もはや全てを洗い流してくれる聖歌『Testify』、

 

そう…「俺」楽曲6曲…その全てが泡を吹くほど、超絶に、最強に、

 

「強い」

 

数ある楽曲のなかでも戦闘力トップクラスの「三浦大知六天大魔王」として君臨していました

 

そして満を持して7曲目となった『Yours』…

 

神・降臨

 

圧倒的強さ、次元が違った

 

音が左右の耳だけじゃなく全方向から聴こえる…脳そのもので聴く感覚、耳が、耳が足りねぇ…

 

「不穏」そのものをメロディにしたような、もはやなんの音が鳴ってんのかもわからないイントロ、AメロBメロサビそんなものの概念すら取り払ったような異次元の曲構成。意識トビそうになる。

「喜びも〜」で、ビートが上がって光が差したかと思えばまた闇、光、闇、光。まさに「今」、この混沌の時代を映したような曲。脳Blizzard。音の奥行きが無限に広がっていて恐怖すら感じる…そんなバッキバキに加工され洗練され尽くした冷たさすら感じる音の中で、三浦大知の奏でる歌の圧倒的な「熱」。

どんな音でも三浦大知が乗り、歌うことでそこに血が通って「救い」になる。この冷たさと熱さの高低差に耳脳がバグり頭の中が「大知」で埋め尽くされるつけ麺曲…

「旨味」というのは、料理の温度が体温に近ければ近いほど強く感じるといいます。つけ麺は冷たい麺と熱いスープを一緒に食べると口の中でぬるくなり、温度が体温に近づくことで旨味が格段に出る。そんな現象がこの曲でも起きているのかもしれません…

 

極めつけは歌詞のすさまじいまでのメッセージ性、

 

「喜びも悲しみも この手で繋いで 光放つ 命抱きしめ ここで」

「苛立ちも虚しさも この手で繋いで 無力でも命燃やして ここで」

 

 あまりにも強すぎる。もはやマイナスすらパワーになると。火属性なのに水吸収しちゃうと。「おいで…」と優しく手を差し伸べるんじゃなく、「こいよ…」っつってガッ!っと腕を掴まれるような、この人と一緒にいると自分まで強くなれるような、そんな勘違いすらしてしまう強さ…

 

終わってみればたった2分30秒。永遠かと思った

 

なにより、この曲がこれまでと違うのは、これまでの6曲はあくまでほとんど詞曲提供だったのに対し『Yours』は、

「作詞:三浦大知」

そう、ここで綴られるすべては紛れもなく「三浦大知自身」の言葉。三浦大知そのものから溢れ出た一人称「俺」。満を持しての「俺」、そう『Yours』は、三浦大知濃縮還元100%俺ンジジュース…

 

…つけ麺でありジュース、何言ってるかわかんないと思いますが、聴けばわかる。聴いてたら良い意味で頭おかしくなってくる。お前の心のピーキーズウィンドウ開く。それが『Yours』

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