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いま映画館にいくと天国澤まさみからの地獄澤まさみに会える

コロナによりあらゆる映画の公開日が遅れた影響で、なんといま映画館に行くと『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と『MOTHER マザー』という2本の長澤まさみ主演映画を続けて観ることができる「天国澤まさみからの地獄澤まさみスペシャルまさみコース」が味わえます。

 

コンフィデンスマンJP ダー子

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映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』公式サイト

 

まさみ演じる「ダー子」は、まさみ史上最高のキャラクターと言っても過言ではじゃない最高のまさみ。明るくユーモラスで天真爛漫、かつ気まぐれでミステリアス、俺たちの見たかった「天国澤まさみ」がそこにはいた。

なによりも「金」が第一で、大金を手に入れるためなら相手も手段も選ばない詐欺師。彼女は紛れもなく犯罪者で悪党なことには代わりない…だが、そこに陰湿さや卑しさはいっさいない。いつも豪快で爽快、行動に後悔がない。だからこそ、腐れ縁でもあるボクちゃんやリチャードもダー子に協力する。彼女の周りにはいつも人が集まる。生まれながらの太陽…

金のためと言いつつも、結果として周りの人間を救うことも多く、彼女にターゲットにされた「おサカナちゃん」ですら、騙されたことでむしろ本当の幸せを見つけることも少なくない。ある男は憑き物が落ちたように自分の夢をひたすら追いかけるようになり、ある男は本当に愛するものに対して真摯に向き合えるようになった…

そう、金だけじゃなくその心まで盗んでしまう、それがダー子のすごさ…そして、それを観ている俺たちもどこか救われた気にすらなる…

ダー子…好きだ…マイエンジェル…ありがとう…ありがとう…まさみ…

 

MOTHER マザー 秋子

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映画『MOTHER マザー』|7.3(fri)

 

からの「地獄澤まさみ」。できることならこんなまさみは一生見たくなかった。

「秋子」

人の形をしたゴミ。クソから煮詰めてできたクソ。どこがどう最悪なのか、語る口が腐る。悪名高き漫画『連ちゃんパパ』を10人分マグマの中にブチ込んで溶かしてドロドロにしたのを長澤まさみの型に流し込んで出来上がったのがこいつ。見た目がキレイなだけ本当にタチが悪い。

もしもひとつだけ願いが叶うのなら今すぐ記憶からこの女を消したい。その姿を見たくない、その声を聞きたくない、鑑賞中、何度も両の目と耳を潰したくなった。もはや「クズ」という言葉すら生ぬるい。

たとえ法が許しても俺が許さねぇ。映画始まってからずっと地獄澤まさみが画面に映るたび「ギルティギルティギルティギルティ…」ってつぶやいてたし、まさみそのものにすらハラワタ煮えくり返ってた。お前はもうまさみを名乗るな。人を傷つけるハサミめ。二度と俺の前にそのツラ見せるんじゃねぇ…

 

長澤まさみのおそろしさ

…と、この天国澤まさみと地獄澤まさみ、まったく違う2人の長澤まさみを映画館の大スクリーンでノータイムで連続で観るともれなく頭がおかしくなり、最後には「長澤まさみ」という女優が怖くて怖くて仕方なくなります。

おそるべきはこの2作、まさみが演じているのがどちらも「母」だということ…『コンフィデンスマンJP プリンセス編』では大富豪から金を騙し取るため身寄りのない少女を娘に仕立て上げ、自分はその母親役を演じ、『MOTHER マザー』では11歳になる息子のシングルマザーとして。前者は金のために人を騙すクズ、後者は苦労しながらも息子を育てる立派な母親に見える。

しかし、前者はたとえ血が繫がってなくても心さえ繋がっていれば本当の親子、本当の家族になれるというメッセージに心がポカポカと温かくなり、観終わったあとに幸福感と満腹感が味わえる天使澤まさみ。

後者は血が繫がっていたが最後、生まれた人生を呪えと言わんばかりにゲロ飲み込んだときの不快感と胃のムカつきが2時間延々と続く地獄澤まさみ。

圧倒的女神からの圧倒的ゴミ…このギャップに俺は映画館を出たら確実に何キロか痩せてた…これがまさみダイエット…

 

撮影期間のラグがあったとはいえ、続けてここまで違う人間を演じ分けられるまさみの女優力…そしてなにより…『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と『MOTHER マザー』…どちらもエンターテインメントとして最高に面白い作品だということが本当に凄澤まさみ…確実に2020澤まさみを代表する映画澤まさみだった…

 

わからない…もはや「長澤まさみ」がなんなのか…俺にはなにもわからない…

   

後日、本当の長澤まさみはどこにいるのか…長澤まさみとはいったいなんなのか…その秘密を探るため…われわれはシンガポールへと向かった…

 

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