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ウマ娘オープニング曲『GIRLS'LEGEND U』が神曲すぎてカード限度額超えそう

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アプリ『ウマ娘』はニシノフラワーが育成実装されるまで地獄堕ちるつもりはないんですが、チュートリアル後のオープニングで流れる『GIRLS'LEGEND U』が天国逝くほど良く、危うくアコムとレイクをハシゴしそうになった。

 

ゲームアプリのオープニング曲で重要なのは「短い時間でどれだけユーザーの心を掴むか」だが、GIRLS'LEGEND Uは言い方悪いが完全に「人間の脳をバグらせ金銭感覚を崩壊させるためだけに全振りした曲」だった。

冒頭の「やっとみんな会えたね」にはリリース発表から配信開始まで数年かかってしまったことが背景になっているというが、このフレーズを始め、レース直前を思わせるファンファーレからの合唱イントロ息をつかせぬまま突入する爆速Aメロ、一瞬の引きBメロ、一気に爆発するサビと、歌詞もメロディもユーザーを地の果てまで狂わすサキュバスの如し「あざとさ」が散りばめられている。 

まず特筆すべきは「205」という窒息するレベルのBPMと歌詞の詰め込み、そしてコーラス量。

 

・頭部分「(Wow Wow Wow Wow…) やっとみんな会えたね」

・イントロ「Don’t stop! No,don’t stop ’til finish!! (Wo oh oh)」

・Aメロ「Turn Up!(Turn Up!) 声出せ叫べ(Wo oh oh) トレセーン!ファイ!(オー!)ファイ!(オー!)」

・Bメロ「たかたった 全力上がりタイム ゆずれない夢の途中(Wow Wow) 始めよう ここから最高 STORY (Wow Wow Wow) (o oh o oh…おっおっおーー!)」

 

アイドルのライブでは欠かすことのできないコールアンドレスポンスを鬼のように増やすことでウマ娘とトレーナー(俺達)の一体感を極限まで高めている。ライブにも、声を出すことすら気軽にできなくなったこ社会情勢も相まって異常な高揚感に包まれる。喜怒哀楽の喜と楽だけに振り切ったAメロ、脳が溶けていく。

一人では確実に歌うことが不可能な異次元の曲展開も相まって「共に走っていく」というある種の洗脳に近いほどの訴求力の波が耳から襲いかかってくる。これに抗える人間は一人もいない。さらに終始ドラムスピードが変態的かつ変則的。完全に心拍数の上がった「心音」にリンクしていて、曲全体で「全力疾走」を表現している。この時点ですでに正常な判断力が奪われる。

反して、Bメロで一瞬テンポが下がって、ストリングスを効かせ楽しさだけじゃない苦しさも超えた先に勝利があるという真理を曲全体で表現する。MVの朝焼けに照らされ背を向けあっているスペシャルウィークとサイレンススズカの映像と完璧にリンクしている。ここまでくれば、もはや物語を知らなくてもゲームをプレイしてなくても存在しない記憶が脳内にダダ流れ「ウマ娘と共に過ごした日々」が刻み込まれ「俺は…ウマ娘を強くするためだけに生まれてきたのか…」と自分の人生の意味を知る。

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超絶メロディ、超絶アレンジ、超絶演奏の変態曲の核になるのは紛れもなく歌詞の部分。障害競走のように目まぐるしく変わる曲展開にも関わらずサビのキャッチーさと歌詞のわかりやすさが絶妙なバランスで両立している。「わけわかんねーけどわかりやすい」、このポップスと電波ソングのいいとこ取りこそ人間の脳を狂わす最大の理由。

ここまでくればサビ頭の

「きーーみーーと!」

で全身がフワッ…となる感覚がわかるだろうか。一瞬の無音からの爆発、メロ部分を超える高揚感と一体感が同時に押し寄せる。最終コーナーを曲がってラストスパートをかけるかのように一気にテンポが上がっていく。自分の心音もそれに呼応するようにどんどん速くなる。大脳新皮質全開。サウナで言うところの「ととのう」と全く同じ効果がここで得られる。

 

あの日キミに感じた何かを信じて

春も夏も秋も冬も超え 

願い焦がれ走れ Ah 勝利へ

一言で言えば「根性のサビ」。AメロBメロでアイドルだったはずのウマ娘達がサビで一気にアスリート、いやアマゾネスに変貌する。命尽きても、刺し違えても「勝つ」そんな覚悟さえ感じる。俺はもうゲボ吐くほど泣いてます。

 

曲は進み、最大の山場と言えるのがCメロからのラスサビの3連発。あらゆる感情がここに集約される。Aメロ=ポップ、Bメロ=クラシック、サビ=ロックときてCメロはいわば「アンセム」、全ウマ娘とトレーナーへの賛歌、応援歌。地響きのようなティンパニは足音、

「勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい キミと勝ちたい」

「答え」がここにある。勝ちたい、いや勝たせたい。君と一緒に俺も限界を超えなきゃいけない、借入額=貯金額なんだ、そんな気にさせてくれる…

 

…競馬を語る上で絶対に無視することのできない漫画『みどりのマキバオー』を知っているだろうか。最後に主人公・うんこたれ蔵の師匠でもある「チュウ兵衛」の言葉を引用してこの記事の締めとしたい。

スピード・スタミナ・瞬発力・成長力…それだけじゃねぇ…たれ蔵が本当に凄いのは負けたくないという気持ちから生まれる限界知らずの勝負根性なんだ!(皐月賞)

たとえ体力が尽きて肉体を動かせなくなろうとも体力をはるかに超える勝ちたい気持ちは肉体を動かすんだ!(日本ダービー)

これらの言葉はウマ娘、そしてGIRLS'LEGEND Uにも当てはまる。最後の直線、勝つか負けるかのデッドヒートを制することができるのは強い奴じゃない、勝ちたいという気持ちが強い奴、勝負根性がある奴なんだと、この曲は教えてくれる。

 

そして俺はいつかニシノフラワーに勝負根性(限度額)の全てを捧げたい…