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ミクスチャーブログ

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もしかしたら俺の父親も「光石研」なのかもしれない


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最近観てたドラマの主人公の父親役が、ほぼ「光石研」でした。その数なんと

 

最愛(2021年10月15日 -12月17日) - 朝宮達雄(吉高由里子の父親)

六本木クラス(2022年7月7日 - 9月29日) - 宮部信二(竹内涼真の父親)

純愛ディソナンス(2022年7月14日 - 9月22日)- 碓井賢治(Hey! Say! JUMP中島裕翔の父親役)

泳げ!ニシキゴイ(2022年7月19日 - 9月16日) - 渡辺政夫(渡辺大知の父親)

だが、情熱はある(2023年4月9日 - 6月25日) - 若林徳義(King & Prince高橋海人の父親)

こっち向いてよ向井くん(2023年8月23日 -) - 向井隆(赤楚衛二の父親)

 

2年で、6父親

 

異常なペースすぎる…一体どういうことなんだ…観測しているだけでもこの数、俺が知らないだけで他にも様々な作品で様々な父親の光石研が存在していることだろう…

仮に、このペースで光石研の出演作が増えていった場合、20年で60本、200年で600本の作品で光石研が誰かの父親になる、という計算になります。つまり

 

「全ての俳優は光石研から生まれた」

 

と言っても過言ではありません。特に意味わからなかったのが、

 

六本木クラス(2022年7月7日 - 9月29日) - 宮部信二(竹内涼真の父親)

純愛ディソナンス(2022年7月14日 - 9月22日)- 碓井賢治(Hey! Say! JUMP中島裕翔の義理の父親)

泳げ!ニシキゴイ(2022年7月19日 - 9月16日) - 渡辺政夫(渡辺大知の父親)

 

同時期にやっている3作品の父親が全員光石研でした。「え?光石研以外の父親役できる俳優全員辞めた?」と思うほど、テレビを点ければ光石研が映っていました。

『六本木クラス』の誰よりも息子を愛する父親の光石研の裏で『純愛ディソナンス』で「俺の利益にならないなら今すぐ消えろ」とか言いながら息子の頭に水をぶっかける父親の光石研の合間に『泳げ!ニシキゴイ』で毎朝芸人の父親をする光石研。いや、

 

光石全でした。

 

しかも、父親の光石研はだいたい途中で死にます。「頼むから今回は最後まで生きててくれ…」と安否を心配してしまうくらい、殺人、事故、病気、あらゆる事象で父親の光石研は旅立ってしまいます。

しかしその直後、光石研はすぐに復活し、また別のドラマで「別の父親の光石研」として俺の前に姿を表してくる。これが震えるほど怖かった。

光石研は輪廻転生を繰り返し父親をループしている。完全に「光石研の永久機関」が完成していたのです…

 

泳げ!ニシキゴイ(2022年7月19日 - 9月16日) - 渡辺政夫(渡辺大知の父親)

だが、情熱はある(2023年4月9日 - 6月25日) - 若林徳義(King & Prince高橋海人の父親)

 

そしてこの2作の衝撃は忘れられません。錦鯉とオードリー、同じ「芸人の半生を描いたドラマ」において、その両方の父親が光石研。

視聴者に混乱を与えてしまうリスクがあるのに父親を光石研にした制作陣に対し、最初は「正気か?」とすら思っていました。

だが、光石研は自分に与えられた父親の全てを完璧に演じ分けました。

こんなにもあらゆる人間の父親を演じてたら、普通は頭がおかしくなり、自分が今どこの家の誰の父親なのかワケがわからなくなり、目に映る人間全員が自分の息子、娘に見えるようになってても不思議じゃない。

にもかかわらず、光石研はどこからどう見ても光石研なのに、そこにはまったく違う父親の光石研がそこに存在していた。光石研…なんという恐ろしい演技力と精神力を持っているんだ…

 

ここまでくると

 

「本当に光石研は一人なのか」

 

という疑問さえ生まれてきます。まさか、光石研というのは個人の名前ではなく、父親を極めた俳優のみが名乗ることのできる「称号」なのではないか…?と。

「光石研が父親を演じている」のではなく、「父親を演じた先に光石研がある」としたら…?

だとすれば…「六本木クラス→純愛ディソナンス→泳げ!ニシキゴイ」の地獄の父親横断も納得がいく。本当のことは分かりませんが、そうとしか思えないほどの父親を光石研はこなしている…

 

こんなことを考えていると、もはや「俺の父親も光石研なのか…?」とすら思えてきます。

まだ小さかった俺をおんぶしてくれたその背中は「光石研の背中」だったかもしれないし、塾サボって友達とボウリング行った中学生の俺をブン殴ったその手は「光石研の手」だったかもしれない。

やりたいことが見つからずブックオフで立ち読みばかりしてた高校生の俺に「バイトして家に金入れろ」と言ったその声は「光石研の声」だったのかもしれない…

 

まさか…?いや…別にそれでもいいんです、俺の父さんが光石研でも。むしろ光石研であってほしい。ただ「どっちの光石研」なのか…それが問題です。

 

我が子の幸せを自分のこと以上に考えて、誰よりも我が子の理解者であろうとする光の「光石研」なのか…

それとも、我が子を自分の手足、いや道具のように扱い、使えなければゴミのように捨てる闇の「闇石研」なのか…

 

そのことを知るために今度、久しぶりに実家に帰ろうと思います。ただいま父さん…