今年もたくさん曲を聴いてきました。その数ちょうど3000。中でも特に聴き狂ったベストソングを50曲選びました(邦楽)
50位〜41位
50位 Verbal Justice/中王区 言の葉党
中王区 言の葉党「Verbal Justice」 MV - YouTube
ヒプノシスマイクの世界に存在する政党「中央区 言の葉党」による一曲。
俺みたいな愚男(ぐおとこ)をターゲットにしていないということは重々承知の上で聴いても、Awichが書きおろしたリリックの一言<一言のえげつないパワーと、東方天乙統女と勘解由小路無花果と碧棺合歓の怒りのこもったフロウに「生きててすいませんでした」と土下寝しながらそのまま土に還りたくなる鬼曲。
49位 Hyper/Kroi
#Kroi - Hyper [Official Video] #アンダーニンジャ #UNDERNINJA - YouTube
5人組ミクスチャーバンドの新曲。アニメ「アンダーニンジャ」のオープニングテーマ。
野に放たれた獣のようなボーカルがワイルドすぎてもはや豪鬼。そして触れるものみな切り裂くあまりに攻撃的な演奏によって、曲を聴き終わる前にいつも気絶してしまう。
48位 トドメの一撃 feat. Cory Wong/Vaundy
トドメの一撃 feat. Cory Wong (TVアニメ『SPY×FAMILY』Season 2 エンディング主題歌) / Vaundy:MUSIC VIDEO - YouTube
シンガーソングライターVaundyの新曲。アニメ『SPY×FAMILY』エンディング曲。
アメリカのギタリストCory Wongが参加した楽曲でドラマチックなギターフレーズと和田アキ子を吸収したような情熱あふれるVaundyのボーカルがマッチして膝から崩れ落ちた。
47位 IMP/IMP.
IMP.「IMP.」Official MV - YouTube
TOBEに所属するアイドルグループのセカンドシングル。
絶対になんらかのオープニングを飾って欲しいと心から思うほどイントロからアウトロまで勢いが凄まじい。あまりの疾走感に曲を聴き終わって「これ1分くらいの曲か?」と思ってたら4分経ってた。
46位 回春/女王蜂 feat.満島ひかり
女王蜂『回春(Rejuvenation) feat.満島ひかり』Official MV - YouTube
3人組ロックバンド女王蜂が2月に発売したニューアルバム『十二次元』収録曲である「回春」に女優・満島ひかりをゲストボーカルに迎えた楽曲。
アヴちゃんと満島ひかり、まるで違う2種類の色気を放つ2人が融合し俺の全身が爆発した。
45位 未完成のパレード/タイトル未定
北海道札幌を拠点に活動するアイドルグループの楽曲。
腐りきった汚い心を全て洗い流してくれる透明感。「俺だってこんなふうに生まれたかった」「こんな恋したかった」と思わせられる人生の理想がここにあった。振込先を教えてほしい。
44位 Starry Rain (feat.HALLCA)/宮野弦士
宮野弦士 - Starry Rain (feat.HALLCA) [Official Audio] - YouTube
作編曲家・宮野弦士がシンガソングライターHALLCAをゲストボーカルに迎えてリリースした楽曲。
体ごと宇宙に放り出されそうな浮遊感のあるメロディと、6分という長さをまるで感じさせない多彩なアレンジ、キラキラした歌声が合わさって意識飛びそうになるほどの気持ち良さを生み出し、今すぐ高層マンションに引っ越したくなる。
43位 渦幕/Omoinotake
Omoinotake | 渦幕 【Official Music Video】 - YouTube
3人組ロックバンドOmoinotakeの楽曲。ドラマ「彼女たちの犯罪」の主題歌。
殺意すら感じる官能的な歌詞と、張り詰めたピアノ線のように緊張感のあるメロディが異常なまでの色気を醸し出している18禁コーナー行きの曲。
42位 線香花火 -feat. 幾田りら/佐藤千亜妃
佐藤千亜妃 - 線香花火 feat.幾田りら(MUSIC VIDEO) - YouTube
ロックバンドきのこ帝国のボーカル佐藤千亜妃とYOASOBIのボーカル幾田りらのコラボ楽曲。
2人とも声に感情を込めるのが上手すぎるがゆえ、聴いてると1ミリも歌詞みたいな経験したことねぇのに「俺の人生かこれ?」となってしまう禁断の曲。
41位 ココロネ/Kitri
姉妹ピアノ連弾ボーカル・ユニットkitriの楽曲。アニメ「事情を知らない転校生がグイグイくる。」エンディングテーマ。
姉妹だからこそ表現できる「ニコイチ」の完璧な連帯感と、指100本あるだろとしか思えない超絶技巧ピアノとエレクトリカルなアレンジの組み合わせに昇天する。
40位〜31位
40位 名前は片思い/indigo la End
indigo la End「名前は片想い」 - YouTube
川谷絵音が主宰するロックバンドの楽曲。
「しゃらくせえ恋愛の曲」を書かせたら日本一の男こと、川谷絵音の巧み過ぎるストーリーテリング力と表現力に「なに言ってんだこいつ」と思ってしまうのに、気がつけば涙を流している俺がいた。感情の波を表すかのような、演奏してる側の腕が心配になる小刻みなリズムの波によって感情が何倍にも膨れ上がり、爆発した。
39位 Smile Again/BE:FIRST
BE:FIRST / Smile Again -Music Video- - YouTube
7人組ボーカルグループBE:FIRSTのサードシングル。
全身を洗浄されるような美麗なメロディと共に次々と耳にブチ込まれる日本人離れしたメンバー全員のボーカルが、こんな俺でも好きな人に「君は綺麗だ」と伝えて良いんだと勇気をくれる。そしてサビ前に訪れる
「君はァ…綺麗だァッ…………」
ファッ…
「スマァアアアアアアアアアアアアイルアゲェェエエエエエエエエエ!!!!!!」
によって完全に脳がやられてしまう。頼むからこの曲を題材に実写ドラマを制作してほしい。
38位 …and Rescue Me/Rainy
Rainy。 "…and Rescue Me" MV - YouTube
2008年生まれの女性シンガーの楽曲。アニメ『名探偵コナン』エンディング曲。
作詞をコナンの化身ことGARNET CROWが作詞を担当しており、その時点で勝ちが確定しており、Rainyの真っ直ぐで芯のある歌声で、灰原哀の江戸川コナンに対する想いの全てを完璧に表現した最高の楽曲。
37位 舞夢/大和きり
シンガソングクリエイター大和きりのセカンドEP。
夜に誘われるような怪しげなメロディと「艶」としか言いようがない声。一音目から脳を酔わすような妖艶な雰囲気がそこら中に漂っており開始30秒で気絶しそうになる。
36位 氷菓子/吉澤嘉代子
吉澤嘉代子「氷菓子」MUSIC VIDEO - YouTube
シンガーソングライター吉澤嘉代子の6枚目シングル。
相変わらずの比喩表現の美しさにため息が出る。彼女にしか書けない歌詞を、少女の純粋性から大人のエロスまで、言葉の意味によって何色にも歌声を使い分けられる異次元のボーカル能力を極限まで堪能できる名曲。
35位 メロウ/須田景凪
須田景凪 - メロウ(Music Video) - YouTube
ボカロP・バルーンこと、シンガーソングライター須田景凪の楽曲。アニメ『スキップとローファー』のオープニング曲。
新しい世界に一歩踏み出す勇気、人と人が関わり合い変わっていくこと、そこで生まれる知らなかった感情、ここまでスキローの世界観を4分、いやオープニングの1分半に詰め込めるのかと驚愕した。お願いだから俺が作ったことにしてほしい。
34位 遥か/清竜人
シンガーソングライター清竜人の10枚目シングル。
アニメ『Dr.STONE NEW WORLD』第2クールオープニングテーマ。変態アイドルグループ清竜人25とはいったいなんだったのかと恐怖するほどに音の隅々から「純粋さ」が伝わってきて、情緒の差に気が狂いそうになる。
33位 九天/fishbowl
fishbowl「九天」live at LIVE ROXY SHIZUOKA - YouTube
静岡発のアイドルグループfishbowlの楽曲。
メロディの細かさに対して早口気味に歌詞を当てる気持ち良さ、値段高いシャワーを浴びた時のような快感。メンバー一人ひとりが自分の声の魅力を理解した上でそれを最大限まで引き出すようなボーカルをしているので可愛さが何倍にもハネ上がっていた。全員になんらかの株式を譲渡したい。
32位 Raise/Chilli Beans.
Chilli Beans. - Raise [TV animation "ONE PIECE" Ending Theme Song] - YouTube
3人組ロックバンドChilli Beans.の楽曲。アニメ『ONE PIECE』エンディング曲。
別れを繰り返して次の道に進むワノ国編のクライマックスの雰囲気を表現しながら自分たちの進む方向を示唆しているような歌詞とどこか懐かしいメロディ、サビのどこまでも行けるような開放感、涙で目なくなった。
31位 にゃんぼりーdeモッフィー!!/DIALOGUE+
DIALOGUE+ 「にゃんぼりーdeモッフィー!!」Music Video - YouTube
8人組声優ユニットの9枚目シングル。アニメ『カワイスギクライシス』エンディング曲。
間違いなく一回聴いただけで脳が溶ける奇人曲。完全に気狂いの音楽、これを聴いて正気でいられる人間は恐らく存在しない。
意味不明すぎる変態のワードチョイスにもかかわらず最後にはなぜかちょっとだけ元気をもらえてしまう歌詞、奇想天外の極みのようなメロディ展開、メンバー全員の腹立つほどの可愛さ、心の底からどうかしてる曲。
30位〜21位
30位 ハイファイ浪漫/岡野昭仁
岡野昭仁『ハイファイ浪漫』MUSIC VIDEO - YouTube
ポルノグラフィティのボーカル岡野昭仁のソロ楽曲。
Eveが提供した楽曲で『廻廻奇譚2』とでも言うべきグニャグニャのメロディを、齢50手前で歌おうと思うその精神力と、完璧に歌ってしまう身体能力、恐怖としか言いようがない。サビのドライブ感だけで米食える。
29位 花一匁/ずっと真夜中でいいのに
ずっと真夜中でいいのに。『花一匁』MV (ZUTOMAYO – Hanaichi Monnme) - YouTube
ロックバンドずっと真夜中でいいのにの新曲。
乗り物酔いしそうになるメロディと一見わけわからん歌詞なのにスッと入ってくる耳馴染みの良さ、声の愛くるしさが相変わらず異常。思考超えて本能に飛び込んでくる。俺にその声くれ。
28位 W●RK/millennium parade × 椎名林檎
millennium parade × 椎名林檎 - W●RK - YouTube
King Gnu常田大希が主宰のロックバンドmillennium paradeと椎名林檎のコラボ楽曲。アニメ『地獄楽』オープニング曲。
令和の時代にコンプライアンスをフル無視した女の内に秘めたエロさと、男の馬鹿なエロさがミックスした歌詞と、日本刀で切り刻まれ続けるようなソリッドなサウンドは完全に聴く房中術。聴くだけでなんらかを発射してしまう。
27位 超 Super Star/SKRYU
SKRYU - 超 Super Star (Prod. Shin Sakiura)【Music Video】 - YouTube
銀行員からラッパーへと転じた異色の経歴を持つSKRYUの新曲。
飄々とした掴みどころのないリリックと、ビートにまったくブレないリズムセンス、どこか上品さすら感じさせる声がとんでもない聴き心地を生み出している。悔しいが、こいつ強い。
26位 リサイズ/CYNHN
CYNHN(スウィーニー)「リサイズ」Music Video - YouTube
4人組女性ボーカルユニットCYNHNの楽曲。
静と動が入り交じるジェットコースターのような難しいメロディをとんでもないクオリティで歌いこなす、圧倒的なメンバーそれぞれの歌唱力が際立つ一曲。相変わらず「声の抜け」が永久未来永劫大優勝としか言いようがなく、俺は切なさで消えてしまいたい。
25位 Stray Hearts/稲葉浩志
稲葉浩志 - Stray Hearts / THE FIRST TAKE - YouTube
B'zのボーカル稲葉浩志のソロ楽曲。ドラマ『あなたがしてくれなくても』主題歌。
一言で言えば「説得力の鬼」。どんなにドラマがアホみたいなクソ展開になっても、この声とこのメロディが聴こえてくるだけで「め、名作ドラマ爆誕や……」という気持ちになってしまう本当に恐ろしい男。
24位 LOOK AT ME/NiziU
NiziU「LOOK AT ME」Choreography Video (Moving ver.) - YouTube
9人組ガールズグループNiZiUのアルバム『COCONUT』収録曲。ドラマ『こっち向いてよ向井くん』主題歌。
サビの「向かい合ってェ?(向かい合ってェェ〜〜〜ン♡)」の掛け合いを始め、多幸感とワクワク感、NiziUが本来持つアイドルとしての魅力がビッグバンのように爆発している一曲。さらにドラマの内容ともリンクし、全ての恋愛に悩む男を救ってくれる。
23位 ヒロイン/緑仙
にじさんじに所属するVtuber緑仙の楽曲。
ドラマ「灰色の乙女」エンディング曲。今にも壊れてしまいそうな絶望に満ちた歌詞と、緒方恵美かと錯覚してしまう低音で艶のある緑仙のボーカルがえげつないほどの破壊力で情緒が終了した。
22位 アマタノオロチ/梅田サイファー
梅田サイファー - アマタノオロチ [Official Music Video] - YouTube
大阪のラップグループ梅田サイファーの楽曲。
「全員がボスでヘッド」だと強く主張するスキルフルな楽曲。狂人を絵に描いたようなILL SWAG GAGAから始まり、もはや人間とは思えない舌を持つR-指定、クセになる柔軟性を持つコーラ、セクシーとワイルドを兼ね備えたKZ、ホッピングのように軽やかなKOPEU、ダーティな雰囲気をもつKBDなど全員のスキルに代わる代わるボコボコにされるサンドバッグ曲。
21位 蜘蛛ノ糸/Penthouse
Penthouse - 蜘蛛ノ糸 [Official Music Video] - YouTube
6人組ツインリードボーカルバンドの楽曲。
ジェジーなメロディに絡みつくサウンドに浪岡真太郎と大島真帆のボーカルの艶々で耳から汁が垂れてきそうな旨味のあるボーカルが合わさって聴くだけで酒に酔ったかのような感覚に陥る。聴くロマネコンティ。
20位〜11位
20位 花/藤井風
Fujii Kaze - Hana (Official Video) - YouTube
シンガソングライター藤井風の新曲。ドラマ『いちばんすきな花』主題歌。
この世に10000曲はあるであろう「花」というテーマに奇をてらうことなく正面から勝負を挑み、見事完全勝利した。誰にでも分かる言葉で、しかし藤井風にしか書けない言葉で生きることを肯定してくれる。聴けば聴くほど良さが増してくる、一瞬でバズるような派手さよりも「100年聴かれる曲」
19位 本音と建前/SexyZone
Sexy Zone 「本音と建前」 (YouTube Ver.) - YouTube
4人組アイドルグループSexyZoneの楽曲。ドラマ『ウソ婚』主題歌。
これでもかというほどボーカルに過剰なオートチューンをかけ、機械的な歌声と生バンドとの調和がカオス感を演出し、妖しく、艶やかで、Jazzな雰囲気を醸しながらも、その根底には「和」。徹頭徹尾、椎名林檎色を出しながら最後にはオートチューンから解き放たれた4人の「生声」による「三、二、一、Sexy」で昇天誠に有難う御座いました…
18位 kyo-do?/私立恵比寿中学
【MV】私立恵比寿中学「kyo-do?」 - YouTube
10人組アイドルグループ私立恵比寿中学の14枚目シングル。
お手本のようなアイドルとしての輝きと、その輝きに負けないほどの一人ひとりの地力の高さに未来への希望しか感じさせない。「今日どうする?」「共闘する?」「共同する?」のトリプルミーニングが最高すぎる。マジでどうとでもしてほしい。
17位 Biri-Biri/YOASOBI
YOASOBI「Biri-Biri」 Official Music Video - YouTube
Ayaseと幾田りらの音楽ユニットYOASOBIの楽曲。ゲーム「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」インスパイアソング。
懐かしくも新しさを感じさせる電子音のメロディと、歌詞にこれまでのシリーズタイトルを全て入れながら曲として成立させる「タイアップの鬼」としか言いようがない完成度にポケモン狂いである私は熱死した。
16位 GOLD/PEOPLE 1
PEOPLE 1 “GOLD” (Official Video) - YouTube
3人組ポップバンドPEOPLE 1の楽曲。『王様ランキング 勇気の宝箱』オープニング曲。
賑やかさと楽しさに切なさを絶妙にミックスさせた聴く度に新たな発見がある1000回でも聴ける曲。後半の静寂からの大サビの爆発は嫌いなやつがいるのか教えてほしい。
15位 美少女無罪♡パイレーツ/宝鐘マリン
【original anime MV】美少女無罪♡パイレーツ【hololive/宝鐘マリン】 - YouTube
ホロライブプロダクションに所属するVtuber宝鐘マリンの楽曲。ブン殴りたくなるほどの腹立たしさと気が狂うほどの可愛さを行ったり来たりする、今すぐに規制したほうがいい禁書。
14位 ライフ イズ ビューティフル!/アンジュルム
アンジュルム『ライフ イズ ビューティフル!』Promotion Edit - YouTube
11人組アイドルグループ・アンジュルムの新曲。「上手さ」と「可愛さ」を完璧に両立させた水陸両用アイドルの真骨頂。われわれ愚者(ぐしゃ)は難しいことは考えず、彼女ら一人ひとりの魅力の波に溺れるだけでいい。それだけで一生幸せになれる。
13位 Orange/星野源 feat. MC waka
オードリー若林正恭×星野源のNetflix番組『LIGHTHOUSE』から生まれた楽曲。2人が何者でも無かった頃の焦燥感と喪失感が漂う気怠い星野源のトラックと、赤裸々過ぎるほど赤裸々に当時の自分を歌った若林正恭のラップに胸が焼かれた。
歌詞の中に爆笑問題が登場したことで、間接的に星野源のオールナイトニッポンとオードリーのオールナイトニッポンと爆笑問題カーボーイのコラボ曲のようになり、全深夜ラジオリスナーである私はめでたく死亡。
12位 ビリケン/Creepy Nuts
【MV】Creepy Nuts - ビリケン - YouTube
ラップグループCreepy Nutsの新曲。「快」と「不快」のギリギリ快寄りを綱渡りするような中毒超えて致死量級のDJ松永のトラックと「最終的にどうなりたいんだよ」としか言いようがない常軌を逸したR-指定の爆裂ラップ。体感2秒の2分30秒。
11位 よりみち/小ザメちゃん(CV:花澤香菜)
アニメ「おでかけ子ザメ」エンディング曲。
「花澤香菜」という声優の才能、恐ろしさ、ヤバさ、全てが詰まった奇人曲、いや奇鮫曲。俺は一体なにを聴いているのか、成人男性が街中でこんなものを聴いていて職質されたら一発で強制連行の末になにかとんでもない容疑をかけられてそのまま起訴送検されてしまうのではないか。
しかしやめられない。一度こんなものを聴いてしまったら「狂う」以外の選択肢が俺の思考から生まれることはない。誰か俺を止めてくれ。助けてくれ。
10位〜1位
10位 能動/三浦大知
三浦大知 (Daichi Miura) / 能動 -Music Video- - YouTube
エンターテイナー三浦大知の楽曲。数秒ごとに「一浦大知」から「十浦大知」まで、複数の三浦大知が次々と襲ってくる怪物曲。まるで人生80年を生きたような濃度。
「キサマはまだ三浦大知の一部も知らない」と言われている気がした。
9位 LADY/米津玄師
米津玄師 Kenshi Yonezu - LADY - YouTube
ボカロPハチとしても知られる、シンガーソングライター米津玄師の楽曲。コカ・コーラ『ジョージア』CMソング。
私が知っている米津玄師とのギャップが激しすぎる多幸感に満ちており、いつもぶっきらぼうでひねくれてて何考えてるかよく分かんなかった彼氏彼女に、急にプレゼント渡されて「えっ…?今日俺の誕生日だって知ってたの…?一回もそんな話したことなかったのに…脳溶けちゃうよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」というギャップで悶え殺されるような感覚に陥った。
しかしよく楽曲を聴いていくと所々に「気のせい」という言葉では片付けられない違和感が散りばめれており「まさか…この音…この歌詞…一見すると幸せな2人のラブソングだが敢えてそれを真直ぐ描くことで幸福は孤独の上でしか成り立たない絶望を描いているのでは…」などと、聴けば聴くほど迷宮に誘われてしまう恐ろしい曲。
8位 悲しみはバスに乗って/マカロニえんぴつ
マカロニえんぴつ「悲しみはバスに乗って」MV - YouTube
4人組ロックバンド・マカロニえんぴつのアルバム『大人の涙』収録曲。
絶望の真っ只中なのに冗談めかして強がってる様子に胸が千切れそうになる歌詞と、1コーラスごと全く聴き心地が違うミルフィーユのように何層にも重なっているアレンジ、反比例するサビの開放感と、良い意味でのチグハグさが色んな想いがグチャグチャになって壊れそうな主人公の心情をどうしようもないほどリアルに表現している大名曲。
ラストは「ありふれた日、ありあまる日 ありきたりなしあわせ」と突然曲が変わりフェードアウトしながら終了し、聴き手に物語をブン投げて終わるのだが、まるで「この曲はお前だ」と言われているような気がして一生消えない鳥肌が立った。
7位 美しい鰭/スピッツ
劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』×スピッツ「美しい鰭」【スペシャルムービー】大ヒット上映中! - YouTube
4人組ロックバンド・スピッツの46枚目シングル。映画『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影』主題歌。
一音目からどこをどう聴いてもスピッツそのものでしか無いのに、これは確実に「灰原哀の曲」、灰原哀のハッピーセットだと断言できる。
イントロのドラムから『チェリー』(シェリー)を彷彿とさせる明るさの中に切なさを含んだメロディ、様々な感情を内包した歌声、じんわりと抜けない杭のように心に刺さっていく歌詞、この曲で奏でられる一音一音が、紡がれる一言一言が、その何もかもが僕の知っている灰原哀だった。
タイトル『美しい鰭』から『名探偵コナン』単行本31巻、アニメ第246話~247話に収録されている『網にかかった謎』で灰原さんが言った「相手はイルカ(中略)意地の悪いサメなんかじゃ(略)」のセリフから引用しているのだろうと推測できるし、2サビの「出し抜こうか」というフレーズは灰原哀のモデルとして知られる「アイリーン・アドラー」(ホームズを唯一出し抜いた女性)を知らなければ出ない…草野マサムネ…君はまさか…コナンくん…なのか…?by光彦
6位 光の跡/星野源
星野源 - 光の跡 (Official Video) - YouTube
シンガソングライター星野源の楽曲。映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』エンディング曲。
平成初期、子供の頃に聴いたアニメソングのエンディング曲の懐古的な雰囲気を踏襲しつつ星野源としての今のサウンドを確立させ「全てはいずれ必ず消えるからこそ美しい」ということをここまで繊細に残酷にそして美しく描いた大傑作。
星野源はロイドで俺はアーニャだった。ちち…
5位 SOUL SOUP/Official髭男dism
Official髭男dism - SOULSOUP [Official Video] - YouTube
4人組バンドOfficial髭男dismの楽曲。映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』主題歌。
ゴージャスなビッグバンドを主としながらバンドとして音も全く負けてない骨太のサウンドと、疾走感とかいう言葉じゃ片付かないほど奇想天外のメロディに、歌詞は「絶望」をテーマにしたキツめの内容にも関わらずそこに「スープ」の比喩表現を徹底的に重ねることで絶妙なバランスを保ちながらポップソングとしての強度を極限まで高めた化物曲。
完全復活、いや完全覚醒したボーカルも一音目から暴れ散らかしており2つ目のAメロの「ンゥあ゛んたじゃァアアアア!!!!!!」のがなりは藤原聡史上最も男dism。
4位 オールナイトレディオ/Ado
歌い手Adoの楽曲。生配信舞台演劇ドラマ「あの夜であえたら」主題歌。
深夜を想像させるシティポップ調のアレンジが極上の聴き心地で脳がブッ飛ぶ聴く麻薬グミ。「ラジオ」をテーマにした曲は多くあっても、Ado自身が現在オールナイトニッポンのパーソナリティを務めているタイミングでこの曲が生まれたことに物凄い説得力がある。常軌を逸した歌唱力を持つAdoの良い具合に抜けた声も新鮮で最高。
3位 人人人/SixTONES
SixTONES – 人人人 [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.6] - YouTube
6人組アイドルグループSixTONESのアルバム『声』収録曲。
ファンク×ヒップホップというゴリゴリにハードルが上がる「実力分からせ曲」に正面から挑み、SixTONESの実力を全員に分からせた一曲。「アイドルがラップをやる」ということ自体はなんら珍しくはない。が、「絶対にアイドルでしか出来ないラップ」を体現している。前の7曲があるからこそ、この曲の異常性が際立っていた。書いてるのは本人達じゃないのに圧倒的なリアリティと当事者性のあるリリック。
アイドルだからこそ生まれる陽の部分と陰の部分がグチャグチャに入り混じった感覚を「掌に人と書く」行為と重ね合わせて「結局アイドルも人」だという現実と、人間臭いSixTONESに魅せられるファン(人)の想いを重ね、そこにエロとユーモアとシリアスがカオスになったリズミカルな韻が6人の声と合わさることで酸いも甘いも出し尽くしたアイドルにしか、いやSixTONESにしかできないヒップホップが爆誕していた。強い、強すぎる。
2位 硝子窓/King Gnu
4人組ロックバンドKing Gnuのアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』収録曲。映画『ミステリと言う勿れ』主題歌。
この世の全ての切なさを詰め込んで抽出した原液を胃に直接注がれてるようなメロディと、その声を聴くだけで「俺はもうこんな汚い声で一生喋りたくない」と絶望するほど美しい声、そこに重なるヴォコーダーを使ったコーラスが入ることで静のエロさと動のエロさが一つになっていく。そして、優しく脈打つピアノとドラムが雨音のように鼓膜を刺激し、運命の悪戯のようなバイオリンと波のように揺れるベースが全身に絡みつく。そんな極上の音楽から生み出される物語を言語化した一筋縄ではいかない歌詞。
白いワンピースを着た少女の儚く神秘的な雰囲気と、スラム街のならず者の荒々しく退廃的な雰囲気が完璧に共存しているKing Gnuの真骨頂にして新境地。
1位 ROSSO/中島健人
4人組アイドルグループSexyZone中島健人のソロ曲。アルバム『Chapter Ⅱ』通常版収録曲。
とんでもない曲が誕生してしまった。Penthouse浪岡真太郎が生み出した「これ歌う曲じゃねぇだろ」としか思えない常人には口ずさむことすら困難極まりない変態の大蛇のようなメロディと、中島健人自身が書き上げた脳髄を溶かしてくる禁断の夜の関係を描いた歌詞と、俺の溜息で窒息するほど完璧なアプローチで表現する色気の塊のようなその声に一声目「ガッリップスティクゥォオオン……!グゥラスはめェェェエいてェェッッッッ……」から耳が焼け死んだ。もはや、ポップ、バラード、ジャズなどという枠を完全に超えた「KENTO NAJIMA」という一つのジャンルが完成していたのだ。ラストの
「アァイドンゲェテェルミィハゥ……指先がァ…ハァァァァァァアアア……
かりそめのトゥナァアッァァァァアィ……シャァァルウゥデェェイシィゥレッタァァイ戸惑いをォ…隠せなァい…脆くて儚ァき唇のサイレェエェェエン……」
デェデェエエエン!!!!
お・し・え・て・く・れ…
し・ん・じ・つ・の・お・く・で濡れるROSSOをォ…………
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全順位
50位 Verbal Justice/中王区 言の葉党
49位 Hyper/Kroi
48位 トドメの一撃 feat. Cory Wong/Vaundy
47位 IMP/IMP.
46位 回春/女王蜂 feat.満島ひかり
45位 未完成のパレード/タイトル未定
44位 Starry Rain (feat.HALLCA)/宮野弦士
43位 渦幕/Omoinotake
42位 線香花火 -feat. 幾田りら/佐藤千亜妃
41位 ココロネ/Kitori
40位 名前は片思い/indigo la End
39位 Smile Again/BE:FIRST
38位 …and Rescue Me/Rainy
37位 舞夢/大和きり
36位 氷菓子/吉澤嘉代子
35位 メロウ/須田景凪
34位 遥か/清竜人
33位 九天/fishbowl
32位 Raise/Chilli Beans.
31位 にゃんぼりーdeモッフィー!!/DIALOGUE+
30位 ハイファイ浪漫/岡野昭仁
29位 花一匁/ずっと真夜中でいいのに
28位 W●RK/millennium parade × 椎名林檎
27位 超 Super Star/SKRYU
26位 リサイズ/CYNHN
25位 Stray Hearts/稲葉浩志
24位 LOOK AT ME/NiziU
23位 ヒロイン/緑仙
22位 アマタノオロチ/梅田サイファー
21位 蜘蛛ノ糸/Penthouse
20位 花/藤井風
19位 本音と建前/SexyZone
18位 kyo-do?/私立恵比寿中学
17位 Biri-Biri/YOASOBI
16位 GOLD/PEOPLE 1
15位 美少女無罪♡パイレーツ/宝鐘マリン
14位 ライフ イズ ビューティフル!/アンジュルム
13位 Orange/星野源 feat. MC waka
12位 ビリケン/Creepy Nuts
11位 よりみち/小ザメちゃん(CV:花澤香菜)
10位 能動/三浦大知
9位 LADY/米津玄師
8位 悲しみはバスに乗って/マカロニえんぴつ
7位 美しい鰭/スピッツ
6位 光の跡/星野源
5位 SOUL SOUP/Official髭男dism
4位 オールナイトレディオ/Ado
3位 人人人/SixTONES
2位 硝子窓/King Gnu
1位 ROSSO/中島健人