この記事は、はてなブログ×codoc連携サービスのプロモーションのため、はてなからの依頼を受けて投稿しています
今回はてなブログ様からの依頼を受け、初の「有料記事」を書くことになりました。
普段「気付き」や「学び」とはまったく無縁の意味不明なキモ文章ばかり書いてる人間にいったいなにができるのか、とても悩みました。
そして思いました。もし金銭を払ってまでこのブログを読もうという変態の読者がいるのであれば私も「恥部」穴という穴を見せるべきだと。
そこで今回は、私が10年間運営し、月100万アクセスを獲得し、TBSラジオで冠番組を担当しているブログ「kansou」の全てを公開します。私が何を考え、どうやって文章を組み立てているのか、その文章術の全てを公開します。ついでに性癖も公開します。
これが「最初で最後の有料記事」。あなたが文章を書く上でのヒントになれば幸いです。
目次
- 1章 文章力=文章について本気出して考えた時間の量
- 「文章を書く」と決めた時点で全員文豪、いや「文王」
- 現代社会は誰が書いたか至上主義
- 「文章を極める」とは「文章を捨てる」こと
- 文章とは書く前から書いている
- 2章 感情を自在に伝えるために必要なのは「キモさ」
- 自分の中に「イマジナリー秋元康」を飼え
- 「恥ずかしさ」を捨てれば「無限」が手に入る
- 感情の海に潜れば何千字でも呼吸をするように書ける
- 詳しくなくても、書いていい。なぜなら真の「雄太躯」は死んだ
- 第3章「感情」を制するものは文章を制する
- 「感想」を書くには次の5つの要素
- テクニックを凌駕する圧倒的なパワー「怒」
- 他人に伝染する「好きすぎて怖い」
- 第4章 誰かを「刺す気」で文章を書く
- 刺す文章は「広いあるある」と「狭い固有名詞」
- 「お前は俺か」と思わせて虜にする
- 自分の感情を伝える切り札「対比」
- 「文章速度」を上げて臨場感を演出する
- 韻数分解を習慣にして文章速度を上げる
- 第5章 読者の目を操る文章
- 個人がSEOを学ぶのは、公園のジジイが今から野球を始めて大谷翔平になるのと同じ
- 絶対に自分しか使わないキモい言葉を探す
- 文章は「初速」が命
- 感想とは出会って4秒で合体
- 「起承転結」の「承転」はシカトして「起結」と親友になる
- 「真の推敲」とは脳汁が出る文章
- 欠点こそが長所を引き立たせる魅力
- 以上
私が10年間運営し、月100万PVを誇るこのブログ「kansou」の全てを公開します。私が何を考え、どうやって文章を組み立てているのか、その文章術の全てを公開します。ついでに性癖も公開します。
あなたが文章を書く上でのヒントになれば幸いです。
1章 文章力=文章について本気出して考えた時間の量
「文章を書く」と決めた時点で全員文豪、いや「文王」
好きなものが得意なものとは限りません。
例えば、私は強靭な肉体と鋼の精神力と人間離れした知性を持っていますが、「歌唱力」だけは全くありません。死ぬほど歌が下手です。カラオケの採点で、他の人間共が歌うと、
「神業のようなロングトーンです!」
「透明感のある歌声ですね!」
「一つひとつの音が生き生きと聴こえてきます!」
「安定感、ビブラート、声の響き、全てが完璧!」
「もしかしてプロの方ですか?」
と、「採点キャバクラ?」かと思うくらい褒め殺しているのに、私だけはどれだけ原曲を聴き込んで歌っても、
「アレンジが目立ちます。まずは基本のメロディをしっかりと覚えましょう」
「高音と低音があまり出ていないようです。もう少しやさしい曲にトライしてみては」
などと訴えたら勝てるレベルの罵倒をされ、しまいには一緒に行った人間から「あれ~? この曲好きって言ってたけど、実はあんまり知らないでしょ?」と煽られ、血の涙を流しています。私は音楽のことを誰よりも愛してるのに、音楽は私のことを愛してくれていない。
野球が好きな人間が全員ホームラン打てるわけじゃないですし、お笑いが好きな人間が全員面白いわけじゃないですし、漫画が好きな人間が全員絵が上手いわけじゃないですし、格闘技が好きな人間が全員タトゥーのマッチョではありません。エロいのにセックスできない童貞は死ぬほどいます。
これと同じで、文章が好きで文章を書きたいと思っても、文章が上手く書けるとは限りません。
「長い文章が書けないんですが……」
「文章力ってどうすれば上がりますか……?」
「ブログのアクセスが全然ないんですが、どうすればいいですか……?」
「語彙力がなくて……」
不安でしょう。わかります。でも、安心してください。切り抜き違法ショート動画ばかり見て、文章なんか誰も読まない修羅の時代に「書く」という選択をしたあなたは文豪、いや文字の王「文王」と名乗っていい。
しかも、140字のポストですら「ダルい」と思われてイヤな顔をされるのに、それ以上の長文を書こうとしている。もはや正気の沙汰ではありません。
もっと自分の異常性に自信を持ってください。あなたはもうすでにこの戦いに勝利しています。そしてもうひとつ、知っておいてほしいことがあります。