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ミクスチャーブログ

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キズナアイが関西弁で悩み相談してくれる『スナック愛 〜関西店〜』がゲボかわいくてネクストドア開いた


スナック 愛 ~関西店~」

 

バーチャルユーチューバー筆頭「キズナアイ」の喋る関西弁のせいで僕の次のトビラ、キモメンズ・ネクスト・ドアが開きました助けてください。

そもそもバーチャルユーチューバーとかまるで範囲外だったのに、ある日ぴょこんとおすすめ動画に出現しましてタイトルの「スナック」と「関西店」の文字にまんまとブチ釣られて再生クリックを押したのが終わりであり始まり。本当にありがとうございました。

まず、この「スナック」という舞台設定でキズナアイは「スナックのママ」、この位置づけがどうしようもなく最高。

スナックのママっていうのはな、どれだけ「親しみ」を感じさせようとも一枚のカウンター隔ててあくまで「仕事」として接してくれるんだよ。ある意味では決して手の届かない存在。だがそれがいい。「親」「兄妹」「姉弟」「彼女」「嫁」「友達」…この関係のどれでもないからこそなんでも話せちゃうし素になれる…そして、そのだれでもないからこそどれにでもなれる存在……雲……それが「スナックのママ」という職業。これがひとつ。

そしてキズナアイの操る関西弁。もうかわいすぎて脳みそ飛び散るかと思った。この関西弁キズナアイちゃん、菅田将暉をはじめ多くのナチュラルオブ人たらしが使う「標準語からフッと関西弁になる」の裏モード「関西弁からたまに標準語になる」の使い手でした。「方言リーサルウェポン」でした。ダメ、これはダメ、だめですよ。こんなもん落ちねぇ人間いないんだから。アンビリーバブルキングアルティメットハイパーK・A・W・A・I・I。いいですか……動画の冒頭……

 

「あっもうアンタ遅いやん、もう待っててんで、早くそこ座り?なに飲むいつものでいい?はい、どうぞ。今日はどうしたん?悩み聞くやん?わたしぐらいしかおらへんやろ?聞いてあげるの……あっ、あぁ自己紹介ね。あっ、そちらのお兄さん、ねっ…?はじめてだもんね…?

 

 

ここッッッッッッ!!!!!アッッッッッッッッt!!!!!!!!!

 

あの…これ男2人で店に行って片方は元々このスナックの常連でもう片方が初来店っていう設定だと思うんですが、このスッと仕事モードで標準語に切り替えた一瞬、この一瞬が永遠に思えた。かわいいチャキチャキの元気娘かって思ってたら「ねっ?はじめてだもんね…?」とか…おまッッッ…こんなッッッ……艶っぽさッッッ……そっからの、

 

「わたしはこのスナックのママの愛って『いいます〜』、よろしくお願い『します〜』」

 

で一瞬で関西弁に戻るのがまたッッ…おまッッッええええ…この一瞬で人生狂った奴何人いるよ…?光の速さで縮まる距離感………はい、これでこの初来店の男は借金地獄で身ぐるみ剥がされるまで愛ちゃんにハマり続けることでしょう。よ、よかった〜〜〜……大人になってて〜〜〜〜〜〜〜……こんなもん女性経験の浅さ子供用プール並だった高校生んときに見てたらパソコンの画面の中に吸い込まれて一生出てこれなくなってましたわ。

 

母親「かんそう〜?ゴハンここ置いとくわね〜〜……かんそう…?」

俺「……」

父親「どうした?」

母親「変ねぇ…いつもだったらうるせぇ!そこ置いとけババァ!とか言うのに……」

父親「ほっとけ。もう大人なんだから」

 

的な展開になってた。マジで命拾いした。そもそも、キズナアイ…関西弁うますぎるだろ。上手い下手とかそういうレベルじゃねぇ…まるで「作ってる感」がない。自然すぎる採れたてのゴボウの関西弁。だからこそ標準語に戻ったときのドキドキが何倍にも膨れ上がってゴンの成長を見たときのヒソカみたいになる。

これ…エセの方言じゃねえ…キズナアイの「中」関西出身だろ俺わかるんだよ。一言喋るたびにいちいち心臓のかゆい部分つついてくる感じ…どう聞いてもマジモンの関西のやつの喋り……俺わかるんだから…これ「中」ぜってぇ生粋のナチュラル関西人だわ、この感じ…兵庫とかアッチらへんのだな……?あっ、いや…「中」の話はやめとこうか……。「中」なんてないんだったね………

 

夜中3時のことだった。これ見つけてからというもの『スナック愛 〜関西店〜』シリーズを狂ったように無限再生していたら、また関連動画んとこに……

 


スナック 愛 ~関東店~

 

 

関東店

 

 

えー、キモメンズ・ネクスト・ドア、ぶっ壊れました。いままでありがとな、俗世。

漫画『SPY×FAMILY』面白すぎて新しい時代始まった

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ジャンプ+で連載中の漫画『SPY×FAMILY』が面白すぎて完全に新しい時代始まった。

凄腕スパイのロイド、人の心が読める超能力者のアーニャ、最強の殺し屋のヨル、3人が互いの目的のために仮初めの家族になる「スパイ×アクション×特殊家族コメディ」

まだ始まったばかりなんですがもう令和最強漫画決定した。漫画が上手すぎる。百億人にウケる圧倒的な画力に起承転結が緻密計算されたスキのないストーリー構成に集英社ごと抱きしめたい魅力的すぎるキャラクター設定、連載モノなのに1話1話が渾身の読み切り読んでるかのようなボリューム。完璧すぎる。圧倒的に完璧。始まった。

 

まずは集英社ごと抱きしめたい魅力的すぎるキャラクター達を紹介したい。

子・少女アーニャは人の心を読める超能力者でロイドとヨルの正体を知りつつ懐いていて、一言で言えば好奇心と可愛さの塊。コロコロ変わる表情。向日葵のような笑顔。本当に本当に本当に、連れて帰りたい。連れて、帰りたい。ツレテカエリタイ。養いたい。愛情を注ぎたい。成人式の日に「ちち、ありがとう」と泣きながら言われたい。俺がヤバいこと言ってると思ってる人は1話読んだ時点で詫び死にしたくなることでしょう。全員アーニャのかわいさに死ね。このまま行くと確実に変な扉開く。ありがとうございました。

嫁・ヨル、おそらく今現存する漫画キャラの中で色んな意味で一番強ぇ。普段はおっとりしててコテコテの天然系のキャラなんだが、文字通り戦闘能力という意味で「最強」で殺しが関わるときだけとんでもねぇ冷たい目したり美術館行って斬首刑の絵画見てウットリしたりレストランでナイフ持ちながら息荒くしたりして、ホント今すぐ俺を殺してほしい。泡吹くまで金玉を蹴ってほしい。

そしてその2人に振り回されつつも自分の任務をまっとうしようと奮闘する千の顔を持つスパイ“黄昏”ことロイド、3人の中じゃ一番打算的で一歩引いてる感出してるんですけど、実際一歩どころか半歩も引けてねぇんですよこいつ。全然引けてない。どんなに利己的に振る舞おうとも「絶対的にいいヤツ」っていうのが透けて見えちゃってる。かわいいかよ。どんな冷静に振る舞って隠そうとしてても優しさダダ漏れなのがもう愛おしすぎる。バファリン?なにがあっても二人を見捨てることはないんだろうなという、終期の飛影や水鏡、玉藻、ヒイロ・ユイ、爆豪勝己、中堂系、藍沢耕作にも似た完成された究極型ツンデレ。

 

ロイド、アーニャ、ヨルの3人はその特殊な生い立ちから重い過去を抱えているが、表向きにはそれを微塵も感じさせない明るさを持っていて、読んでいて暗い気持ちになることが0.000000001ミリもない。まったく引きずらない。なんでもいい、全員抱きしめさせてくれ。

それに比例するかのように構成も抜くところは抜く、キメるところはバシっとキメる、このシリアスなシーンからのギャグ、おふざけからのマジ、この緩急の付け方が上手いし、1話1話しっかりと起承転結させながら主軸のストーリーを少しずつ進行させていく手法も鬼。1話のなかで必ず見せ場を作ってるので、変に引っ張られてモヤモヤすることがなくスッキリした気持ちで次話を迎えられるようになってる。風呂かよ。

 

最も最高なのが、これからのストーリー展開の絶対に面白くなるという安心感、これが凄ぇ。どうせ勢いは最初だけで途中からダレるんだろ、という気配が1ミリたりともない。この先どんな展開になっていくのか…確実に尻上がりに盛り上がっていくことは間違いないし、3人の行く末想像するだけで今まで流したことないタイプのヌルヌルした涙出そうになる。おそらく3人は徐々に「本当の家族」のように絆が深まっていくんでしょう…そして互いの正体のために一度はバラバラになっちゃうんでしょう…そりゃそうだ仮初めの家族、ずっと一緒になんかいられるハズがねぇ…そこで3人がどういう行動を取るのか、どう宿命に折り合いをつけていくのか…ロイド、アーニャ、ヨル……たのむ…幸せに、幸せになってくれよな…なるよな…?なぁ…?なんとか言ってくれよ…?

 

願わくばこのテンポで2兆話くらいダラダラと続けてほしいんですがそうはいかないのだろう。今はただこの漫画がこの世に存在してくれていること、自分が生きてこの漫画と出会えたこと、作者さんはじめ生きとし生ける全ての生命体に「ありがとう」を言いたい。

この漫画もう確定です。確定で後の「このマンガがすごい!」「次にくるマンガ大賞」等で圧倒的大差で大賞獲るしアニメ化するしゲーム化するし実写化するし舞台化するしセブンイレブンくじでグッズ出るし宝くじスクラッチのキャラクターになるしUSJコラボのアトラクションできる。家族でウォーターサーバーのCMとかやる。その全部に金溶かす覚悟、できてる。

まだ連載スタートしてたった3話、ジャンプ+にて最新話まで無料で読めるので今からでもゴリゴリ追えるこの幸福を産んでくれた生きとし生ける森羅万象に感謝しながら一緒に時代の目撃者、FAMILYになろうや…

 

[1話]SPY×FAMILY - 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+

shonenjumpplus.com

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

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映画『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』感想。2010年代クレヨンしんちゃん映画の最高傑作

映画『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』感想。

前段として、私は小さい頃からクレヨンしんちゃんの大ファンで、特に映画作品はすべて欠かさず観ているのだが、正直2004年に公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 夕陽のカスカベボーイズ』以降の劇場版はこれまで自分が思っていた「クレヨンしんちゃん像」とはかけ離れたものだった。(これは映画のタイトル冠に『嵐を呼ぶ』がつかなくなったことから制作サイド自身も過去の劇場版と差別化を図っているのがわかる)

とは言っても、時代のニーズや、視聴者層が移り変わっている21世紀2017年において「昔のクレヨンしんちゃん」をやるということがどういうことなのか、を理解していないわけではない。だからこそ、妥協点、いや「新旧のクレヨンしんちゃんファン」のどちらもがある程度納得の行く着地点のようなものが必要だった。前ニ作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』『オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』はその実験的作品だったと言っていい。ロボとーちゃんは『嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』や『嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』を踏襲したようないわゆる「大人も笑って泣けるクレヨンしんちゃん」、サボテン大襲撃は『ヘンダーランドの大冒険』や『暗黒タマタマ大追跡』のような「ひたすらバカバカしいクレヨンしんちゃん」の雰囲気が感じられた。しかし、作者・臼井儀人氏の死後はどうしてもストーリー展開の稚拙さや旧クレヨンしんちゃんの真骨頂である世相を反映したブラックジョークや下ネタ混じりのジョークもいまいちキレがなく、評価は二分された。

それでも昔のクレヨンしんちゃんを知らない、今を生きる子供たちにとってはこの二作は「良いアニメ映画」として評価を得ていたと記憶している。われわれ大人の求めているクレヨンしんちゃんと、子供たちの求めるクレヨンしんちゃんは違う、昔には昔の、今には今のクレヨンしんちゃんの良さがある、それを大人が揚げ足を取って石を投げるというのはあまりにも野暮なことだ、それはわかっている。だが、それがいかに滑稽なことと知りつつも以前のような心から「面白かった!」と言えるクレヨンしんちゃんの映画を望んでいるのはいけないことだろうか。『クレヨンしんちゃん』という作品のメインターゲットから私は外れてしまったのか、そんなことさえ思った。

 

そこで今回の『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』。一言で言えば、「大人にこそ観てほしい最高の作品」だった。「笑って泣ける」、これぞクレヨンしんちゃん映画の原点を見た稀代の傑作。

今作は脚本を現役のお笑い芸人でもあり、映画『青天の霹靂』などの名作を生み出している劇団ひとり氏に一任することでギャグのキレ、確かなストーリーテーリングを取り戻した。

さすがに旧作然とした外角ギリギリを攻めるブラックジョークは少ないが、大和田獏をはじめとした子供がキョトンとするようなボケの斜め上の発想は臼井儀人リスペクトを確かに感じられた。また、ゲスト声優をつとめた安田顕が本当に素晴らしい。「親」として子供を想うがゆえに凶行を繰り返す夢彦の熱がこもった演技は善人から極悪人まで様々な役をこなしてきた彼だからこそできる「怪演」と呼ぶにふさわしいものだった。

ある日、巨大な魚に呑み込まれるを見たのをきっかけに春日部市民たちは夢の中で巨大魚の体内にある不思議な世界に迷い込む。そこではやりたい事が自由にできるということで市民たちは自分の夢に浸っていくが、その中で大人たちは楽しい夢を奪われて魚の体内に放り出されてしまう。魚の体外は地獄のような世界で次々と現れる恐ろしい出来事=悪夢にうなされた大人たちは次第に元気を無くし、日が経つにつれて子供までもが夢を奪われて悪夢ばかり見るようになってしまう。

それに気づいた野原しんのすけカスカベ防衛隊は原因を探るため、悪夢のせいで元気を無くした佐藤マサオの代役として春日部に引っ越してきた少女・貫庭玉サキを仲間に加えて夢の中に入り、その原因がサキの父親・貫庭玉夢彦であることを突き止める。夢彦は悪夢しか見られない貫庭玉サキのために人々の夢を操っては楽しい夢を奪い取り、そのパワーで貫庭玉サキの悪夢を中和していたのだ。

風間トオル、桜田ネネ、ボーちゃんも悪夢を見る様になる中、真相を知ったしんのすけはサキの幸せのためにサキの悪夢を獏に食べさせるという作戦を考え、野原一家は揃って夢の中へ入っていく。

 wikipediaより

あらすじを読んでもらうとわかるように、この映画にはわかりやすい「悪人」が存在しない。たしかにサキを救うためとはいえ、大勢の人間を集団催眠にかけた父親の夢彦の行為は決して許されることではないが映画内でも「こうするしかなかった」「他にあの娘を救える方法があるのか!」というセリフがあるように、一貫して私利私欲のためではなく「自分の命より大切な娘を守りたい」「辛い思いをさせたくない」という痛いほどまっすぐな親心からくるものだった。そして、サキが悪夢しか見ることのできない体になってしまった原因は5歳の子供にはとても耐えられない経験からくるものなのだが、それはこれまでのクレヨンしんちゃんの中でも最もヘビーな理由だった。

序盤はヒロイン・サキとしんのすけ達かすかべ防衛隊との絆が深まっていく様子が描かれる。これまでの作品のなかでも最も陰のあるヒロインのサキは頑なにしんのすけ達と馴れ合うことを拒む。それどころかサキが原因で命の危険にまで晒されてしまう。それでも友達を信じて助けたい、そんなしんのすけ達の優しさによって少しずつサキは救われ、変わっていく。今作のキーパーソンとも言えるのが、かすかべ防衛隊の紅一点・ネネだ。いつもは高飛車でみんなを振り回す彼女が、(おそらく)はじめてできた女友達のために立ち上がる姿は胸を打たれた。 ※酢乙女あいは友達ではなく「ライバル」という位置づけだと思っている

中盤〜終盤にかけてはその悪夢の元凶がしんのすけたちを容赦なく襲うのだが、これまでのポップでファンシーな雰囲気とは一線を画した、まるでホラー映画のようなショッキングなシーンが続く。「映画クレヨンしんちゃん」と言えば『暗黒タマタマ〜』に代表されるように敵キャラクターのどこか不気味なキャラクターデザインがその魅力のひとつなのだが、ここまでストレートに「恐怖」というものを表現した作品は近年では他に類を見ない。(『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! 』の洗脳シーンにも通ずるものがある)

そしてサキがその恐怖に打ち勝つ術、ネタバレになってしまうのでここでは多くは語らないが、作品のまとめ方としてはクレヨンしんちゃん映画史上最も美しいものだと感じた。終盤からラストシーンにかけては、クレヨンしんちゃんの真骨頂とも言える「静と動、ギャグと感動の絶妙なバランス」が本当に素晴らしかった。まさに「新旧クレヨンしんちゃんの融合」と言うべき完璧なラストだった。

今作のテーマはズバリ「トラウマからの脱却」そして「親と子」。クレヨンしんちゃんの映画というのは不思議なもので、子供の頃は単なるギャグアニメという認識だったのが、大人になってから改めて作品を見返すとそこにはとても深いテーマがあり、それは現代の様々な問題に通じるものがあるということだ。今作もおそらく年を重ねれば重ねるほど、守るべきものが増えれば増えるほど心に突き刺さる作品になっている。

余談だが、サキの声優を務めているのが、90年代にNHKで放送されていたアメリカンコメディドラマ『フルハウス』の三女・ミシェルの声でもある川田妙子さんなのだ。われわれをアラサーを狙い撃ちするキャスティング、天晴れとしか言いようがない。『フルハウス』といえば、20年前、すべての小学生が夕方6時半にTVにかじりついて観ていた伝説の番組でクレヨンしんちゃんと共にわれわれの人格形成に大きな影響を与えた作品だと言える。この2作品から私達は多くのものを学んだ。家族の在り方、笑いの取り方、人を愛するということ。そして20年の時を経て、『クレヨンしんちゃん』と『フルハウス』のクロスオーバーともいえるコラボレーションがユメミーワールドという物語で実現したこと、その意味はわれわれにとって本当にかけがえない宝物になった。

 

最後に、今作の主題歌はケツメイシが担当している。元々はゲスの極み乙女が主題歌候補だったのだが、ある理由によって降板せざるを得ない状況になってしまった。その理由はある意味ではとても「クレヨンしんちゃん的」な理由なのだが、それはわれわれ大人の夢の中だけに置いておくとしよう。未来の子供たちのために。

 

 

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ミスチルのライブでスマホのライト点ける?じゃあ俺キムチ鍋食う

ここ数年のMr.Childrenのライブで「本編終わってアンコール待ちの間はスマホライト点ける」っていうくだりがあるんですけど、あれ「アリ」ってことでいいんですか?じゃあ僕は生ミスチルを肴にビール飲みながらキムチ鍋が食べたいです。 

 

そもそもの流れが、

  1. 数年前のツアー『未完』で途中でミスチル側から「スマホのライト点けて!」の演出
  2. その後のツアーでも味をしめたファンが公式側から一言も点けていいって言われてないのに勝手にスマホライト点灯
  3. 何も知らない他のファンが同じようにスマホライト点けてスタッフが止めても収拾つかない
  4. グダグダでアンコール始まってカオス

で、今回のツアー『Against All GRAVITY』においては公式側から明確なイエスもノーも出てないんですね。いや、厳密に言えば出てるんですけど。開演前にアナウンスで、

「携帯電話、スマートフォンは電源をお切りになるかマナーモードに設定し、公演中のご使用はお控え下さい」

「ペンライト・サイリウムの使用も禁止となっております」

ってめちゃくちゃ言ってた。言ってたけど、あんなの誰も聞いてねぇし。開演前のザワザワしてる時間帯だから。もっと静かな時に言えよ。そんなんだからなんも知らない「今日がミスチル初めてです」って人らは寺田心くんみたいな顔して

「へぇ〜〜〜〜!ミスチルライブってアンコールにスマホライト照らすんだーーーー!じゃあ僕も私もやる!(ピカッ!)わーーーーきれーーーー!さいこーーーーー!」

ってなっちゃうの、わからんでもないんですよ。だって心くんは知らないんだから。その日がはじめてのミスチルライブの心くんにとってはスマホライトが当たり前なんだ!ってなっちゃうのは「ちょっとは流れ調べてから来い」とも思うんですけど、まぁ、わからんでもない。

 

一方で、息子のゲームバキバキにする高嶋ちさ子先生みたいな立ち位置の激おこファンの、

「は?あれは未完のとき限定の演出で一発限りなんだよ。ライブ中スマホいじるのダメに決まってんだろうが。公式から一言も「点けろ」なんて言われてねぇだろうが。なに勝手にライト点けてんだ演出の邪魔なんだよ喪すぞコラ」

っていう気持ち、吐くほどわかる。百億万歩譲って光演出それが公式OKだとするならば、いっそペンライトOKでいいだろ。なんでスマホでやるんだよ。スマホでやると確実にドサクサ紛れでめちゃくちゃするサイコファン(通称:Sign)出てくるに決まってんだろうが。いや実際いたしな、ライト点けるドサクサ紛れでステージにカメラ向けてる奴。インカメでミスチルバックに二人の思い出刻んでたカップルいたし、静止画じゃなくて普通にムービー回してた奴すらいた。もはや子供の運動会とか忘年会のノリ。こんなサザンクロス状態だったら演奏中MC中にボイレコとか回してる奴も絶対いるだろ。たぶん撮影録音録画のトリプルスリーキメてる奴だっている。スラム街以上にルール無用じゃねーか。違法アップロード反対!ってあれだけ叫んでてなんでそこガバガバなんだよ。でもお前らは言うよな「私はやってませんライト点けてただけです」って、いやお前が撮影録音機能ついてるスマホ取り出した時点で完全シロってことにはならねぇからな信用できるわけねぇだろ。コンビニで店員に包丁向けて「刺す気はありません」っていくら言っても警察に通報されるだろうがやってることそれと同じだからな。それやっちゃったらなんでもしていいってことになるだろうが。そんなもん音源画像映像残しておいていいなら俺だってやりてぇわ、でもやらねぇんだよ。そんなもん無人販売の野菜盗むのと一緒だからな。怪しい動きしてんのが悪いからないきなりぶん殴られても文句言うなよ?…あーー、オーケーオーケー、やりてぇんならやればいいわ。じゃあこっからはなんでもあり、バーリ・トゥードってことだな?じゃあ俺は次からガスコンロ持参してキムチ鍋食うから。アンコールのタイミングでシメのうどん食えるように前半4曲目くらいから食い始めるけどいいよな?だってお前らはスマホのライト勝手につけるんだろ?写真撮るんだろコラ?ならキムチ鍋食ったっていいだろ?「スマホの使用は禁止」でも「スマホのライトは禁止されてない」んですよね?スマホのライトは使用に当たらないんですよね?じゃあ「食事は禁止」でも「キムチ鍋は禁止されてない」ですよね。パンフとかアナウンスで「キムチ鍋」って明記されてないですもんね?てゆうか僕にとってキムチ鍋って飲料ですから。って言ってんのと一緒だろ?あ?…ハァハァ……なにこれ?

  

…こういうヤバいこと言い出す奴出てくるので、スマホライトOKなのかNGなのか公式回答、キリンぐらい首長くして待ってます。

「あっ!ノドいらない!」と思ったときに歌いたい高音地獄曲

生活の中で「あっ!ノドいらない!」と思うことありますよね。そんなときに簡単にノドをなくせる高音地獄曲を選びました。

 

 

GLAY Winter, agein


GLAY / Winter, again

GLAYのヤバさ、それは「もうこっから上がんねぇだろ」というところからすんなりと2段3段ギア上げてくるTAKUROのドS具合とTERUのドM具合にあります。

レベル1「いつか二人で行きたいね〜雪が積もる頃に〜生まれた街のあの白さをあなたにも見せたい〜」

レベル2「逢いたいからぁあっっ…!恋しくてっ…!あなたを想うほどォオ!ウゥーーーッウッッ!寒い夜はァ〜!まだ胸の奥っ鐘の音ッッ!ガッッ!!聴こえるゥゥウウウウウ!(アイタイカラーーーーー!)

レベルMAX「逢いたいからぁ〜〜〜あッッ!逢えない夜にはッッ!あなたを想うほどォオ!ウゥーーーッ!!ウーーーーーッッ!!思い出にはァアアーーーーッ!二人が歩いたッッ!!ア!シ!ア!ト!ヲッッ!ノコシテェェーーーーーーーーーェェッッ……!!!」

ノド凍死。

 

スピッツ ロビンソン


スピッツ / ロビンソン

永遠に続くんかと思うサイコイントロに油断してAメロを余裕しゃくしゃくで歌い終えたと錯覚したときにはもう手遅れ。Bメロ突入時点で「あれ…?なんかおかしいぞ…?」となり、

「作りあァァア〜〜〜〜〜〜げ〜〜〜た〜〜〜〜よ〜〜〜〜!!」の時点でノドの余力の9割使い切り「だァァア〜〜〜〜〜れもさわれない〜〜〜〜〜!!」でめでたく死亡、ラスボス「ルララ」で地獄行き決定。あのスンとした顔の草野マサムネにちょっとずつ首絞められてる感覚です。

 

King Gnu 白日


King Gnu - 白日

なんですかこれは。基本の声が異次元に高すぎてどこが地声でどこがミックスボイスでどこが裏声なのかまったくわからないんですが。

こっちは裏声使ってもうパワー残ってねぇのにさらに高くなってメロディを歌い切る前にノミみたいな声しか出せなくなります。なのにその歌い終わりが最強に鬼。「知るゥゥゥゥウウ……」「ろうともォォオオオオオ……」「隠してくれェェエエエエエエエエ!!」「忘れさせてェェェエエエエ!!!くれよォオオオオオオオ!!!!」ノド焼き切りたいときにどうぞ。

さらにこのナイフみたいな声のボーカルとハンマーみたいな声のボーカルの二人の声を瞬時に歌い分けなければいけないので、そもそも一人で歌うこと自体が地獄。

  

Official髭男dism 犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう


Official髭男dism - 犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう![Official Video]

声ヤバ界のニューカマー・Official髭男dismのヤバさは、声がバッタなんですよ。一音一音ごとに声がピョン!!って飛ぶのでそれをついていこうとすると、わたしたちの軟弱なノドは一回の伸び縮みでちぎれてしまうんですね。この曲はそんなOfficial虫バッタdismの最たる曲で、しょっぱなの

「いぃ゛!ぬか!キャッ!トかで!死!ぬまで喧嘩!しようッッッッ!!」

の時点でノド引き裂かれますし、ラストの「(ウウウウウウウウウッウウウウウウウウウウッッ)オォォオオーーーーーーイェイイェエエエエーーーーーーーイ!(ウウウウウウウウウッウウウウウウウウウウッッ)フゥゥゥウフゥーーーーーーーーーー、ずっとこのままでいようよ、イェエエエエエイヘェエエエエエエイ!ウウウウウウウウウッウウウウウウウウウウッッ、ウウウウウウウウウッウウウウウウウウウウッッ」でノドも頭おかしくなります。

 

B'z ギリギリchop


B'z / ギリギリchop

地獄のような高音と地獄のようなスピード、そして地獄のような歌詞の恥ずかしさで地獄大三元ロンしてくれるのがB'z兄やん。全てのプライドとノドをドブに捨てるような気持ちで稲葉になりきり、

「ため息(ハァ…)でちゃうワァ……」

「大丈夫!僕の場合はァアアアアアアアアアアアアアアアアア…フゥッ!…イェイェェエア!」

「楽しめなきゃまずいんじゃないのィォオォォォゥォェエア!」

「シマリがないとまたみんなにコソコソ笑われるぞオマエェッッッッ!!」

「大丈夫僕の場合はァアアアアアアアアアアアアアアアアア…イェエ゛エ゛エ゛エッッ!…ギャイギャイギャイギャイギャイギャイギャイ!!」

までキッチリ歌うとキレイさっぱりノドなくなります。

 

ゴスペラーズ ミモザ

ゴスペラーズの最大のノド爆発ポイントはラスサビの畳み掛け。1サビ2サビは、「ガラスの靴でぇ〜〜〜踊るミモザ〜〜〜銀色の〜甘いキスを〜〜〜」とまともに歌えるのにラスト急にコーラスに主メロを奪われ、

「ガラスのくぅ (わすれられな〜〜〜い!!) つぅでぇぇぇ〜〜〜〜〜〜おどるぅミぃモぉ (あのひのきみがぁ〜〜〜) ザぁぁ〜〜〜〜〜〜〜 きんいろのぉ あまぁいキスうぉぉぉうぉぅ つれてゆぅくぅ (みつめるだけぇで!!) よぉ〜〜〜〜〜〜 きみがぁいれ (こいにおちてたぁ〜〜〜) ばぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜 (きっと) きっとぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜うぉぉうぉ〜〜〜」

と、自分が今どこにいるのか、何をしているのかまったくわからなくなり、脳のバグりと共にノドがイカれ、途中でマイクぶん投げたくなります。

 

ポルノグラフィティ アゲハ蝶

ポルノのヤバさは休みの少なさ。4週4休激ヤバブラックボーカリスト。

特に『アゲハ蝶』のラスサビ、

「荒野に咲いたアゲハ蝶揺らぐその景色の向こう近づくことは出来ないオアシス冷たい水をくださいできたら愛してください僕の肩で羽を休めておくれ」

この100回読んでようやく意味がわかるような回りくどい歌詞をあのグニャグニャしたリズムに乗せ「息継ぎなし」で歌わなければいけないというカラオケというよりただの修行。いっつも途中で、「なにがオアシスじゃ!地獄じゃねぇかこんなもん!テメェが水持ってこい肩じゃなくて布団敷けやコラァァァアアアアア!!!」ってブチ切れてますTama元気かメシ食ってるか。

 

Folder パラシューター


Folder-パラシューター

高さに加えてツヤとヌメリもある今のパーフェクト第3形態の三浦大知さんも高音激難リズム地獄なんですが、Folder時代すなわち第1形態の攻撃力(高さ)全振りの「子ども三浦大知くん」の声、悪魔。テクニック関係なく才能だけでブン殴ってくるので才能のない大人が歌おうとすると簡単にノド破壊できます。

「愛されながらッッッッ!愛したいッッッッ!今宵こそSoシュールなポーズで君の屋根に降りてゆくよォオオ!イェエエエエエ!」

「So」あたりでノドパラシューターします。

 

Mr.Children and I love you


Mr.Children「and I love you」Music Video(Short ver.)

桜井和寿は表と裏声をパタパタと使いけるオセロのような声の持ち主でボーカリストと言うよりはもはやプロの「オセリスト」なのですが、このand I love youはそのオセリスト桜井和寿ここにありと言わんばかりの表と裏の行き来がハンパじゃありません。通常サビのオール裏声感謝祭、

「アイラァァアアアアビュゥゥウウウウウ…(裏声)アンドアイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ…(裏声)アンドアイラビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ…ウウ(裏声)」

だけでも羞恥と高音でノドと脳がイカれそうなのにラスサビの、

「アイラァァアアアアビュゥゥウウウウウ…(裏声)アイラァァアアアアビュゥゥウウウウウ…(裏声)アンドアイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ…アンド(地声)アイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ(裏声)アァァンド(地声)アイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ(裏声)アァァンド(地声)アイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ(裏声)アンドアイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ(地声)アァァンドアイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ(地声)アァァンド(地声)アイラァァアアビュゥゥゥウウゥゥゥウウウウ…」

なんですかこれは。

 

小田和正 ラブストーリーは突然に

昔のJ-POPヒットソングによくある「サビしつけぇシリーズ」の代表ともいれるのがこの小田和正さんの『ラブストーリーは突然に』です。

Cメロ「今〜君の心が動いた〜」からラスサビ繰り返してもだいたい2回くらいかなぁって思うじゃないですか。

「君のためにつばさになる〜君を守りつづける〜やわらかく君をつつむ〜あのっっ…!風になる〜」

 

「あの日〜あの時〜あの場所で〜君に会えなかったら〜僕等はいつまでも〜〜見知らぬ二人のっっ…ままっっ…!」

 

はぁ〜〜〜…終わっ…

 

「誰かが甘く誘う〜言葉にもう…ハァ…心揺れたりしないで〜〜…ハァ…ハァ…君をつつむ〜あの〜っっ…!風になるっっ…!」

 

 

「あの日〜あの時〜あの場あぁあああああああああ死ね〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

 

…以上10曲でした。ほかに「この曲もノドなくせますよ〜〜」というのがあればぜひ教えてくださいね。

人生は録音した自分の声のキモさに気づいてからが本番

ずっと自分の声のことイケメンボイス、イケボだと思ってました。だって自分の耳で自分の声聞いてても超カッコいいし、口調も落ち着いてるし、耳内、脳内はCV:緑川光。それが地獄の始まりだった。

 

高2の文化祭で、クラスに一人はいるリアル映画泥棒みたいな四六時中カメラ回してる奴が思い出とか言って準備中の様子を撮影してたんですよ。当然俺もなんか喋って、たまに調子こいたこと言ったりして男子にボケてるように見せて実は反対側にいる女子グループに話しかけてるあの感覚。

それで文化祭終わったあとのクラス打ち上げで撮った映像みんなで観たんですね。

 

そしたらなんか、一人、聞き慣れない、声めちゃくちゃキモい奴いるんですよ。

えっキモ。えっ誰こいつ、こんな声のやつきた?え?キモっ?なにこのドブみたいな声の奴?誰?

 

俺でした。

 

ウソだろ。は?気持ち悪。なにこの声。すこぶる気味が悪い。声変わり終わりかけなのかなんなのか知らんが、絶妙にキモい。

は?wwwいやいやwww俺こんな声じゃねーしwww緑川光だしwwwwビデオカメラぶっ壊れてんじゃね????wwwww

 

俺でした。早く殺してくれ

 

い…いや…声もそうだけど、この…口調…なに?えっ俺こんな喋り方なの?なにこのイキリオ童貞特有の絶妙にキモい早口。自分の中じゃもっと落ち着いた喋りだって思ってたんですけど。誰こいつ。想定の10倍早いんですが。なんですかこれは。なに早口の界王拳やってんの俺。てゆうか、えっ本当にこれ俺すか…?げんじつ?

もう今までの言動とか思い出して全身のヘドというヘド全部出た。中二病って言葉ありますけど中二どころか高二の春まで重めの病気でしたから。さっきも言いましたけど僕の脳内CV:緑川光でしたから。Wガンダムのヒイロ・ユイ意識して感情が希薄なフリしてたことあったしな。よく「殺す」とか言ってた気がするし。フタ開けてみたらCV:ドブテッシュて。どのノドさげて緑川光とかヒイロ・ユイとかのたまっとんじゃボケが。

 

あと歌。歌こそ地獄。よくお風呂とかで大声で歌うでしょ。あれってなんか知らんけど本来の実力の600倍くらい声出るの。高音も低音もバッシバシ出る。あと自分で片耳でイヤホンして歌ったりするのもそう。ミスチルだろうがGLAYだろうがB'zだろうが、ビックリするくらい上手く歌えるじゃないですか。

だから初めてカラオケ行ってマイク通して歌ったら頭おかしくなりそうだった。いざマイク持って歌うと全ッッッッッ然歌えねぇし風呂場の1パーセントも声出ねぇしイヤホン装着時の1ミリも音程合わねぇ。なんの罠ですかこれ。歌ってる途中で吐いた。

 

いや…そりゃそうなんだよイヤホン付けて音源流しながら歌うのなんて最強のガイドボーカル付けてるようなもんなんだから。なんなら半分以上その歌手の声じゃねぇかよ。なんで自分の声だと思ってたんだよ。風呂場だってあの狭さのあの良い具合にノドの潤ったあの空間だからこそのあの声なんだろ。しかも、脳内CV:緑川光。なんだこの現実

それであとから友達がケータイで録音してたカラオケの声聴かせてもらってからもう一回吐いた。マイク越しプラス録音越しに聴く自分の声、想定の2兆倍キモい。ウソみたいにキモくて、ウソみたいにヘタ。キモさがジャックポットしてる、早く、早く殺して…

 

だから自分の声が残る仕事してる人は自分の声聴いてて具合悪くなったりしないのか不思議でしょうがない。特にユーチューバーとか、自分の顔と声を自分で何回も見返して編集してって……ただのサイコ野郎だろ。俺なんかいまだに外部機器通した自分の声聴くと気狂いそうになるんですけど。

 

そ、その点、文章って最高ですよね。声聞こえませんもんね。各々が各々の想像する声で文章読み上げてくれますもんね。じゃあ俺が「今回はこの人!CV:○○!」って言ったらその人の声になりますもんね…。

 

えー、以上、かんそう(CV:こおろぎさとみ)でした。チョッギッッッ、チョッギッッッ、、プルリリィィィィィィイイイイイ!!!!!!!

この俳優とメシ食いに行くならこんな店

ドラマとか映画見ていると「俳優とメシ行きてぇ〜」「酒飲みてぇ〜」って思うことありますよね。なので脳内で勝手に飲みに行きました。

 

菅田将暉

菅田将暉 アニバーサリーブック 通常版 『 誰かと作った何かをきっかけに創ったモノを 見ていた者が繕った何かは いつの日か愛するものが造った何かのようだった。 』

場所:小上がりの席仕切られてるタイプの焼き肉屋

実はマサキってシャイで、でもいっかい仲良くなればけっこうガツガツ来るタイプでもあるんすよ(笑)

だから、堅苦しい高い店、というよりは値段はそこまで行かないんだけどゆっくり落ち着いて喋れるような「小上がりで席仕切られてるタイプの焼き肉屋」に行きたいと思ってたんですね。なんていうかフラットに?話したくて。

マサキって関西出身で、メシ行くの2回目とかだから、やっぱ基本は標準語で喋ってくるんだけど、でも、たまに標準語からフッと関西弁がこぼれる瞬間があって、それがめっちゃ「ドアっ開けてくれた……!」って感じがして最高なんですよ。

 

俺「やっぱ肉食ってたら米食いたくなるよなぁ」

マサキ「いや〜、俺は米いらないなぁ」

俺「えっ?なんで?」

マサキ「肉だけで腹いっぱいにしたい派なんで(ドヤッ)」

俺「ははは笑。いやでもマサキ、ビールめっちゃ飲んでんじゃん、肉っていうかビールで腹いっぱいじゃん笑」

マサキ「うっさいわ!細かいことはどうでもええねん!お前ももっと飲めや!笑」

俺「しょーがねーなー、今日は朝まで付き合ってやるよ笑」

 

 

吉沢亮

吉沢亮  PHOTO BOOK 『 One day off 』

場所:小洒落た照明の暗いタイプのBAR

リョウとは幼なじみなんですよ。なんか「国宝級イケメン」とかっつって周りからもてはやされてますけど、俺の中ではガキの頃となんも変わらないっつーか、リョウはリョウっていうか(笑)

でも最近リョウが忙しすぎて全然会えなかったんですけど。ある日、リョウの仕事終わりにやっと会えることになって。現場でもうメシ食ったっていうんで、行きつけのBARで待ち合わせて。会えばあの頃に戻るんだよなー。

 

リョウ「わりぃなー、なかなか時間取れなくて」

俺「リョウ最近すげぇもんなー、ドラマやら映画やバラエティ番組やらで」

リョウ「いやー、こんな忙しくなると思ってなかったよ。たまに自分が今何やってるのかわかんなくなるし」

俺「でも売れようが売れまいがリョウは俺が昔から知ってる、ひざ小僧すりむいてビービー泣いてた『泣き虫リョウくん』のままだからな?あんまり調子に乗るなよ?笑」

リョウ「うるせぇよ、いつの話してんだよ笑」

俺「はははは笑」

リョウ「…」

リョウ「ありがとな」

俺「えっ…?」

リョウ「いや、すげー感謝してる。ありがとう」

俺「なっ、、、なに言ってんだよ急に…!…とにかく!今日は飲もうぜ、ただしリョウのおごりな笑」

リョウ「はぁ!?言って損したわ!笑」

俺「はははは!笑」

 

 

千葉雄大

千葉雄大 写真集 『 彩り 』

場所:フライドポテトとピザのうまいイタリアンバル

バーチーとは大学の同期で。つるんでたグループは違ったんですけど、ある日近所のレンタルビデオ屋でたまたま同じDVDを手に取ったとこから仲良くなるんですよ。そっから意外と食べ物の好みとかも合うってわかって2人でメシとか行くようになって。

バーチーはもうなんっでもバクバク食べてくれるんすよ。バーチこう見えて次の日とか全ッッッ然気にしないの。おなかパンッパンになるまで食べちゃう。で、も〜〜〜これがまたうまそうに食うのよ。マジで「天使の笑顔かよ!」っつっていっつもツッコむんですけど(笑)

 

俺「ちょっ、ちょっと食い過ぎじゃねぇ?明日撮影だろ?大丈夫なの?」

バーチー「大丈夫大丈夫。だって、ここの店ホンッットおいしいから食べなきゃ失礼でしょ」

俺「昔っからうまいものには目がないよな、バーチーは」

バーチー「このフライドポテトとかめちゃくちゃおいしいよ?はい、あーん」

俺「ばっ!!バカ!お前!か、彼女か!!」

バーチー「ははは、なに赤くなってんの笑 (パクッ、モグモグ…)

俺「ったく……(///////)」 

 

 

新田真剣佑

UP THE ROAD 特別限定版 ポストカード付

場所:海鮮系がうまい大衆居酒屋

マッケンはちょっと世相に疎い部分があるから、たぶん普通の居酒屋とかあんまり行かないんじゃないかなー。だからあえて、老夫婦が切り盛りしてる地元のリーマンが集まるちょっと小汚い居酒屋とか行きたい。

そこ、魚がうまくて安いんですけど、そこでマッケンが見たこともないようなもん注文して、いっつもビックリさせるんですよ。そんときの素のマッケンのリアクションが最高(笑)

 

マッケン「(メニュー見ながら)なぁ、これなんて読むの?」

俺「ん?あぁこれ「しらこ」だよ。マッケン、白子食ったことないの?」

マッケン「し、しらこ?それ、、なに?」

俺「え〜〜知らねぇの〜?アレだよ、魚の、、、(ゴニョゴニョ)」

マッケン「キンタ、、!?っ嘘つけよ!何言ってんだよ!」

俺「ははは、ホントだって笑。でもマジでうまいから!いっぺん食ってみ!な?大将!白子の酢の物ひとつーー!」

マッケン「えっ???これが、しっ、白子???気持ち悪い……」

俺「騙されたと思って食ってみ。ビッッックリするから」

マッケン「……不味かったら親父に言うからな」

俺「じょっ、冗談でも怖ぇ……」

マッケン「うっ……(パクッ)モグモグ……」

俺「どうよ?」

マッケン「Oh,my God……めっちゃうまい…」

俺「だろ?はははは笑」

 

 

堤真一

孤高のメス

場所:日本酒と天ぷらのうまい小料理屋

真さんは直属の会社の上司で、いっつも優しくて怒ってんの見たことないから周りからは「仏の堤」とか呼ばれてて。でも俺もプライドだけは一丁前に高いもんだから、真さんのヌルいやり方に対して反発しちゃうんですね。

でもある日、俺が仕事でけっこうデカいミスしちゃって、それを真さんが庇ってフォローしてくれたんですよ。落ち込んでる俺を堤さんは飲みに連れてってくれて。そこは真さんの行きつけの小料理屋。美人な女将(鈴木杏樹)がやってるこじんまりしてるけど品のある店で…

 

俺「…」

真さん「あんまり落ち込むな。今回のことはお前じゃなくても起こってたことだ、だから次に活かして…」

俺「……っっ!真さんになにがわかるんすか!?俺のことなんて放っておいてくれればいいのにっっ…」

真さん「そう割り切れりゃラクなんだけどなぁ。できねぇんだよなあ…」

俺「真さん……俺なんかのことなんで気にかけるんすか…?」

真さん「…お前見てるとさ、昔の自分見てるみたいで、なんか放っておけねぇんだよ」

俺「えっ…」

真さん「俺も昔はプライドばっか高くて実力が全てだって思ってた。毎日遅くまで死に物狂いで働いて無茶してな…。周りは全員ライバル、敵だって思って、必死に…。成績は良かったからみんなチヤホヤしてくれたよ。だから俺自身、天狗になってたんだな。でもある日な、身体、ぶっ壊しちまった。そっからは成績もガタガタだよ。でも、そうなっても周りはだ〜れも助けてくれなかった。ははっ、そりゃそうだよな、俺自身、誰も信じてなかったんだからな。そのとき初めて気づいたんだよ…『1人じゃ仕事はできねぇ』ってな…」

俺「し、真さん…」

真さん「もっと周りを頼れ。少しくらい弱音も吐け。いつでも付き合うからよ?」

俺「真さん…俺…俺っ……」

杏樹「ほらほら!湿っぽい話はそれで終わり!天ぷら、冷めちゃうわよ?」

俺「は゛い゛っ゛……!うっ、う゛ま゛い゛っ゛っ……!」

真さん「はははは!笑。だろ?ここの天ぷらうめぇだろ?」

 

 

間宮祥太朗

間宮祥太朗 1st PHOTO BOOK 『 未熟者 』

場所:宅飲み

マミとは1ミリも気ぃ使わない関係でいたいんですよ。俳優とか、タレントとか、そういう互いの立場とか全然関係なく接することができるっつーか。だからどっちかの家にふら〜っと行って、なんならアポなしとかで行っちゃって。

それでそのへんのコンビニ行って金麦とかクリアアサヒみたいなやっすい缶ビールと適当なつまみ買ってマリカーとかしながらダラダラ飲んじゃう。特別なに話すってわけじゃないけど、それがめちゃくちゃ心地良い、落ち着くんすよ。

…でも、朝になって俺が起きるとマミいないんすよ。たぶん仕事行ったんでしょうね、あいつ照れ屋だから俺に「俳優・間宮祥太朗の顔」見られたくないっていうのあるんだと思う(笑)

スマホ見るとライン入ってて、

「リハあるから先出るわ。ハラ減ってたら冷蔵庫の中のもん適当に食って。出るとき鍵ポストん中入れといてー」

で、時間差でもう一通来て、

「そういや、お前寝言で女の名前言ってたけど。誰?ミユキって笑。じゃごゆっくり笑」

ニヤニヤしながら「おまっ、それ誰にも言うなよ!」とか返して。で、冷蔵庫開けるんですよ。

卵焼きとウインナー焼いたやつ入ってんすよ。

米も炊いてあって。

鍋に味噌汁も作ってて。

 

あいつ…適当とか言ってたくせに……。

 

それを食う俺。

 

ズズッ…

 

「うまっ………サンキュ」

 

 

 

以上。この記事を部屋で1人でウイスキー飲みながら書いてる俺、飲んでるのソーダ割りですけど最高にロックじゃないですか?よし、死のう。