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髭男の新曲『Pretender』、最強


Official髭男dism - Pretender[Official Video]

 

新進気鋭、天下無敵の超新星4人組バンド・Official髭男dismの新曲『Pretender』、最強。

映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌で、パッと聴き「好きな女への想いを断ち切って別れを告げる男」を主人公にしたいわゆる王道の失恋ソングなわけですが、最強なのがそのタイトル。『Pretender』、その意味が、

 

Pretender(偽り、ふりをする人、詐欺師、ペテン師)

 

…全ッッッ然断ち切れてねぇじゃねぇかオメーー…っていう。未練タラちゃんかよ。

それもこれもロマンスの運命なら悪くないよな

ぜ〜〜〜んぶPretender。嘘、ペテン。なにが「悪くないよな」だよ。ちょっと達観したフリして効いてませんアピールしてんじゃないよ…。足ブルブル震えてるくせに…。

結局、道のド真ん中を真っ直ぐ走ってたつもりが実はベロベロに蛇行してて、爽やかに夜空の下で歌い上げてるつもりが実は地獄の煮え湯の釜ん中で叫んでるんだよこいつは…。助けてください。

曲の歌詞のワードチョイス、韻の踏み方もそう、

「ラブストーリー」「予想通り」「アイムソーリー」「いつもどおり」「恋愛の論理」

「君との人生柄」「飛行機の窓から」

「僕じゃない」「否めない」「離れがたい」「エンドライン」「君は何?」「疼き出す未来」

「痛いや」「いやでも」「甘いな」「いやいや」「Cry」 …

鬼の韻踏みの連打。韻のラダートレーニング。こんな綺麗なメロに乗せてKREVAも裸足で逃げ出すほどの韻アンド韻。歌詞は寂しくて切なくて苦しいのに口に出すと気持ち良すぎてヨダレ出てくるっていう耳と脳みそへの騙し。

でもこれだってそう。俺から言わせりゃただの強がりなんだよ…。想いを伝えることができないから、ストレートに気持ち言えないから、ちょけたダジャレ言ってピエロ演じてるだけなんだよ…。言うに事欠いて「君は綺麗だ」だと……?ううう…これ以上俺を泣かせんじゃねぇよ…。こんどガールズバー行くべ……。

っていう曲の持つ切なさ弱さ虚しさが、Pretenderの意味を知った瞬間に6億倍になるの…タイトルの伏線回収の上手さがあだち充……。

 

しかもこの曲、ドラマ版の主題歌の『ノーダウト』と合わせて聴くと、凄さがさらに2兆倍されて脳爆発します。『ノーダウト』が嘘や偽りをテーマにした歌詞にもかかわらずタイトルがNo Doubt…疑わない、信じる、つまり「真実」。前述したとおり『Pretender』は「嘘」「偽り」……。そう、どっちもタイトルとか真逆のことを歌ってる………。「真実と嘘」「表と裏」……。

さらにだ、ノーダウトの歌詞を読み直してみていただきたい。この歌詞に出てくる主人公の一人称はなんだ?そう……「私」。難解な言葉選びに紛れてわかりにくいが、実は女目線……そして『Pretender』……これは前述の通り、これは口では強がってても未練タラタラの男の曲……。 

そして曲に対する本人のコメント……

「夢の中で『あっ、これは夢だ。』と気付く事ってありませんか?自分を騙し切って、夢の主人公を続けたいのに、夢だってまだ気付きたくないのに、叶わない。そんな寂しさと、儚さが、この映画に隠れているのを見つけた気がしました。そして生まれたのがこの『Pretender』でした」

音楽ナタリー Official髭男dism、長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP」で初の映画主題歌担当

 

「嘘と真実」

「表と裏」

「男と女」

「夢と現実」

…こっから先は…言わなくてもわかるな……?

 

この幾重にも張り巡らされた仕掛けの数々…映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌にこれ以上ふさわしいバンド、ふさわしい曲はないんじゃないでしょうか。

ただ、映画…最後にこの曲でしっとり終わるってことあるか…?だってコンフィデンスマンJPですよ…?金のためなら、家族だろうが、友達だろうが、色恋だろうが、人の死だろうが、利用するだけ利用してしゃぶり尽くして高笑いする女が主人公の映画ですよ…?

エンドロールで『Pretender』流れてるんですけど、

 

「とても綺麗だぁ〜〜……………ぁっ……」

 

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

ジャァァン…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレ…

テロロレンテロンテロロテロロレン…

 

 

(へぇ〜〜…意外と綺麗に終わっ……)

 

バァァアアアアンッッッ!!

 

 

デロロロロロデッデーーーーーーーン!

 

スットコッテトコトテットトコトコォ…

 

ヒョワワヒョワワヒョオワヒョウワオウ

 

ワヒョワワヒョウワワヒョワワ

 

ヘェェエエエエエイイ…

 

(イェエエエエイイェエエエイウオオオ!)

 

(イェエエエエイイェエエエイウオオオ!)

 

「まるで魔法の〜〜〜

  

で、『ノーダウト』始まる真のエンディング、期待してもいいですか?

バイトの「軽作業」のこと軽作業って言うのやめろ

アルバイト求人サイトとかでよく見かける

「軽作業」

ってあるじゃないですか。「工場での軽作業です」みてぇなの。いつ見ても鬼のように大量に案件あるアレ。アレのこと「軽作業」って呼ぶの本当にやめてくれませんか。アレが「軽」だっつーんなら、それより上の作業ってなに?「生物兵器の開発作業」とか「戦乱の鎮火作業」とか「邪神復活への生贄作業」とかそういうデスワーク?

 

20そこそこの時、この「軽作業」の文字につられて工場でバイトしてて、アルバイト未経験の学生さんとかは何言ってるかわかんないかもしれないですけど、軽作業の「軽」って「軽」じゃないんですよ。「軽い」って意味の「軽」じゃないの。いや厳密に言えば「軽い」なんですけど、大きく言ったら全然「軽」じゃねぇっていうか。てゆうかそもそも「軽」とは?「軽」ってなに??

当時、俺が働いてたのが車のヘッドライトの製造工場で、業務内容はいわゆる「ライン作業」。3〜5人一組のチームで役割分担しながらライトを組み立てていくんですけど、たしかに作業自体は超超超超超イージーモード。例えば、1人はプラスチック製の型みたいなやつに、

「ネジ2箇所はめて機械のスイッチ押す」

これだけ。めっっっっっっちゃくちゃ楽。えっ?こんなんで金もらっていいんですか?これ世界一楽な仕事なんじゃね???ヤバっ!!!

仮に勤務時間が「昼の1時から6時まで」だとして、5時間ずーーーーーっと「ネジ2箇所はめて機械のスイッチ押す」だけ。だから10分くらいでもう流れ覚えて、慣れたらなんっっっっも考えなくても余裕のよっちゃんで作業できるの。例えでもなんでもなく本当に「サルでもできる仕事」。だから「今日帰ったらなに食べよっかな〜☆」とか全然別のこと考えちゃう。だって「ネジ2箇所はめて機械のスイッチ押す」だけなんだからから。脳内で音楽かけちゃったりして。「みぃつめぁぁあああうとぉおお〜〜〜〜!!!!!すなぁあああおにぃぃ〜〜〜!!!」って鼻歌とか歌いながら作業しちゃう。だって「ネジ2箇所はめて機械のスイッチ押す」だけなんだから。

そんなウキウキ気分で仕事して。たま〜〜に同じラインにいる歯が赤ちゃんの本数しかねぇオッサンとか、初期のあいみょんの曲に出てきそうな金髪の女の子とか脱獄囚みたいな顔の黒人とかと世間話なんかして。

木下さん、どうしたんスかその歯〜〜?えっ?シン…な…?あっ、あぁぁ〜〜〜ありますね〜〜〜そういうときぃぃ。

高橋さん、右手包帯巻いてどうしたの?えっ、自分…で??ザックリ??りょう、りとか、で?へっ?違う?あぁぁ〜〜〜〜あるよねぇよくあるよくあるぅぅぅうううううう〜〜〜〜〜。

ホセ、それなんの薬飲んでんの?元気になれる薬?……い、いやちょっと存じ上げない名前っすね…。飲むとどうなんのそれ?えっ?クレイジー、アンド、エクスタシー?あっはははハハハハあああ〜〜〜〜〜〜〜……。

 

 

ウィーーーン

ギュルルルー

ポチー

ガシャーーン!

 

 

ウィーーーン

ギュルルルー

ポチー

ガシャーーン!

 

 

で!しばらくして「ふぅ〜!簡単とはいえけっこう疲れたな〜!さ、もうそろそろ終わりかな〜〜!いま何時だろ?5時すぎとか?」って思ってチラッと備え付けの時計見たんですよ。

 

 

1時半なんすよ。

 

 

1時半なんすよ。

 

 

 

 

あっ、、あ〜!電池切れなのかな?!??!?…ったくちゃんと直しとけっつーーーの!ってポケットに入ってる自分の携帯電話の時計見たんですよ、

 

 

1時半なんすよ。

 

… 

 

…あっ…あれれ〜〜?おかしいぞ〜〜?って脳内の高山みなみが言うんで、頭フル回転させて、色んな可能性とか、今までの人生とか、お母さんに言えなかった言葉とか必死に探して推理した結果、「あ!わかった!見間違いだ!」ってわかってもう一回時計見たら、 

 

 

1時半なんすよ。

 

 

fじゃおpkふぁ@pgじゃごあがが いbはがkgか@「ごあ^;

 

 

リアルに吐いた。これ週5やるの想像して胃の中の粘液という粘液全部吐き散らかしました。なんですかここは。『ドラゴンボール』の「精神と時の部屋」ですか。ここでの1年は外の1日ですか。なんの修行ですかこれ。たぶんこれずっと続けたら悟空ワンパンでイケるようになると思うんですけど。

「軽作業」ってなんですか。wikiで見たら

軽作業(けいさぎょう)とは、体力をあまり必要としない軽い作業のことである

ですって。いや体力尽きる前に精神が死ぬんですがそれは。この仕事してたとき家にいながらにして「帰りてぇ」って思ってたしな。どこに還りたいんだ俺は…。

「軽」ってなんですか。軽い作業て。もっと言い方あるだろうが。「軽」作業じゃなくて「時間の進みがゲボ遅いサルでもできる脳死発狂」作業って言え。もしかして「命は軽い」って意味の「軽作業」?「やっちゃえニッサン」の「やっちゃえ」って「殺っちゃえ」ってこと?

あ〜〜〜あっははあはははは…ホセ、クレイジーアンドエクスタシーになれる薬もらえる?

寝ずに考えた「最強の芸能人座席表」2019

寝ずに考えた最強の「芸能人座席表」2019です。

 

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・男子

北村匠海:幼い頃に両親が他界し、祖母に引き取られる。厳しくも優しい祖母のもとで真っ直ぐに成長したが、両親がいない寂しさを抱えている。

磯村勇斗:成績優秀で父が官僚。その恵まれた環境ゆえに他の生徒を見下しているが、自分より数段優秀な兄に小さい頃から比べられ、絶対的存在の父の期待に応えねばというプレッシャーを抱えている。

山﨑賢人:成績も運動神経も人並み、どこにでもいる生徒の1人だったが、ある日突然「余命1年」を宣告されてしまう。自分の生きた証を残したいと、誰にも余命のことは告げずある大きな事件を起こす。

吉沢亮:女子から圧倒的な人気を誇る学園一の美少年。友達も多く、順風満帆な学園生活を送っていると思われているが、中学生のころ父親(吉田鋼太郎)から暴力を振るわれていた母親(木村多江)を守るため事故に見せかけて殺人を犯している。神木隆之介に6話で秘密が知られてしまう。

新田真剣佑:日本人離れしたルックスを持ち、吉沢亮と争うほどの女子人気を誇る。スポーツ万能で成績も優秀だが、幼い頃から他人の感情が理解できない。

竜星涼:クールな性格でいつも一歩引いた目でクラスの問題を傍観している。山﨑賢人の秘密を偶然知り、彼に興味を持つ。

矢本悠馬:いつもニコニコしていて動物好きのとても優しい性格。同じクラスメイトの太賀には強く当たられているが元々幼なじみでまた昔みたいに仲良くしたいと思っている。

成田凌:クラスでも地味で目立たない存在だったが、ひょんなことから橋本環奈と急接近し父親(竜雷太)に気に入られる。最終話でボサボサの髪を切りメガネを外し美少年になる。

神木隆之介:一見なんの問題もない優等生に見えるが、退屈な日常を壊したいと考えている。他の生徒や教師の弱みを握り、ゆする。

村上虹郎:県選抜にも選ばれるほどの将来有望なサッカー選手だったが、あることがキッカケで夢を諦めてしまう。池田エライザとは小学校からの腐れ縁。

太賀:中途半端な不良気取りの生徒。矢本や成田などクラスの地味な生徒をバカにすることでしか自分を表現できないが、夢も目標もない自分を変えたいとも思っている。竹内涼真には逆らえない。

志尊淳:パソコン関連に詳しく、くだらない動画を作ってはネット上にアップするのが趣味。白石聖に好意を抱いている。

高杉真宙:物静かな性格で休み時間は1人で読書をしていることが多い。剣道部だが実力はお世辞にも高いとは言えない。東出昌大が馬場ふみかにしていることを知り、自分の退学か東出の退職かをかけて剣道勝負をすることになる(7話)

竹内涼真:空手経験者でケンカはめっぽう強い学園一の不良。深川麻衣とは幼なじみで彼女に抱いている気持ちがなんなのかわからずにいる。

俺:父親の仕事の関係でこの学園に転校してきた。平凡な生活を送っていたが、学園で起きる様々な事件に巻き込まれていく。ネコ好き。

 

・女子

葵わかな:純粋で親が警察官ということもあり正義感の強い性格。匠海とは幼なじみで彼の持つ悲しみを少しでも支えてあげたいと思っている。

橋本環奈:資産家の娘で生粋のお嬢様。そのため度々ズレた発言をしてしまうが、一周してクラスメイトからは面白がられている。

今田美桜:男子からの人気も高いツインテール女子。はじめは匠海と仲の良いわかなに嫉妬心をむき出しにし嫌がらせをするが彼女の純粋さに触れるうち自分の間違いに気づき2人を応援するようになる。最終的にはわかなの「親友」と呼べるような存在になる。

浜辺美波:日本人形のような白い肌と黒髪、独特な喋り方と笑うと歯の矯正器具が見えることでクラスメイトからは気味悪がられている。7話であることをきっかけにショートカットになり歯の矯正も終わったことでとんでもない美少女に変貌する。実は明るい性格。

深川麻衣:成績優秀、容姿端麗、家も裕福で誰にでも優しく男女ともに人気が高い優等生。しかし7話でホストの男(平岡祐太)に恋をしてしまう。

桜井日奈子:弁当屋の一人娘。太陽のような性格で個性派揃いのクラスの中において皆の癒やしになっている。

芳根京子:気が弱く、自分の意見をはっきりと言えない性格。大学受験のためにある塾に通うが、詐欺にあってしまう。

佐久間由衣:バドミントン部のエース。クラスでも姉御肌的な存在。桜井日奈子とは仲が良く特別な感情を抱いている。

白石聖:無口でクールな性格だが、実はある男性アイドルグループの追っかけをしている。「そのアイドルグループに会える」という自称・芸能関係者の忍成修吾の口車に乗って拉致されてしまう(4話)

川栄玲奈:「超」がつくほどの恋愛体質で教師である小泉孝太郎に恋をしているが、彼の本性を知ってしまい深く傷つく。

高橋ひかる:兄(AAA・西島隆弘)に本気で恋をしていて、その彼女に対し殺意にも似た感情を抱いている。

池田エライザ:学年でもトップクラスの成績を誇る。気が強く、他の女子とはあまり関わろうとしないが悪い娘ではない。父親(我が家・坪倉)に対して素直になれない自分に嫌気が差している。

早見あかり:周りの空気を読むのが上手いクラスの潤滑油的な存在。将来は看護師になりたいが、入学費が足りずある闇バイトに手を出してしまう。

小松菜奈:モデルの仕事をしていてプライドが高い。中学時代は太っていて違法な薬を使い無茶なダイエットをして今の体型を手に入れた。そのことを神木隆之介に知られてしまった。

馬場ふみか:剣道部のエース。礼儀正しく品があり男子からの人気も高い。

 

・教師

石原さとみ:音楽。真面目と元気だけが取り柄の教師。はじめて自分のクラスを受け持つ。その性格ゆえにどんな生徒ともとことん関わろうとし、それが原因で様々な問題が発生する。

吉岡里帆:現代文。そのルックスとあざとい性格で男子の人気はナンバーワンだがそのせいで女子から嫌がらせを受けている。裏表のない性格の石原さとみを快く思ってない(後半仲良くなる)

波瑠:英語。クールで合理的な性格。問題ばかりの学園に嫌気が差し、転勤を希望している。しかし、なんだかんだ石原さとみに振り回されてしまう(中盤仲良くなる)

東出昌大:古典。剣道部顧問。妻子持ち。端正なルックスと長身、優しい性格で男女ともに人気が高い。しかし、ある女子生徒に並々ならぬ執着心を持ちストーカー行為を繰り返す。

千葉雄大:数学。頭が良く、面倒事には関わりたくないタイプ。童顔で一部女子からの熱狂的な支持を得ている。が、プライドが高く生徒や他の教師のことを見下したような態度を取る。同じように事なかれ主義だった波瑠に想いを寄せていたが、徐々に変わっていく彼女を見て苛立ちを覚える。

鈴木杏樹:保健体育、保健室勤務。誰にでも優しい学園の聖母。石原さとみは何か問題が起きるたびに保健室で愚痴をこぼしている。

浜野謙太:化学。実験のことしか頭にない変わり者。なぜか学園の内部事情に詳しい。

荒川良々:公民。教師の中でのムードメーカー的存在だが、性格は二枚目気取りで少しウザい。

小泉孝太郎:体育。教師の中では東出、千葉に次いで人気があるが自分の保身のためには平気で生徒を切り捨てる一面を持つ。

音尾琢真:生活指導。いつも竹刀を持ち歩き、教育のためなら体罰も厭わないという信念を持つ。が、神木隆之介にJKクラブに出入りしているところを見られ、それをネタにゆすられる。

國村隼:地理歴史。穏やかな性格で他の教師からの信頼も厚い。昔は正反対の鬼教師だったが、あることをキッカケに仏のようになった。

角田晃広(東京03):美術。いつもなにかにビクビクしていて教師・生徒問わずいつも敬語で話す。

木下ほうか:教頭。自分の保身を一番に考えているが、押しに弱く結局は石原さとみに協力してしまう。

夏木マリ:学園理事長。「真の教育とは放任」をモットーとし、あらゆる問題を知りながらもそれをあえて放置している異常者。

 

・生徒、教師の家族、恋人

窪田正孝:石原さとみの彼氏。問題を起こして仕事をクビになったことを伝えられずにいる。

錦戸亮(関ジャニ∞):吉岡里帆の彼氏。束縛が強く、同僚教師や男子生徒と必要以上に会話しているのを見ると激しく激昂する(後半別れる)

木野花:北村匠海の祖母。「他人を傷つけるといつか自分が傷つく」と匠海に教える。

西島秀俊:葵わかなの父。捜査一課の刑事。学園内で起きている不可解な事件を単独で調べている。わかなには頭が上がらない。

吉田羊:芳根京子の母。物事をズバズバ言う性格で男にも物怖じしない。

松雪泰子:桜井日奈子の母。弁当屋「ほかほか」を1人で切り盛りしている。最近は体調が良くないが日奈子にはそれを隠している。

野間口徹:磯村勇斗の父。自分にも他人にも厳しく「100点以外は0点と同じ」が口癖。

横浜流星:磯村勇斗の兄。一流大学の4年生。幼い頃から「神童」と呼ばれエリートコースを歩んできた。が、あることがキッカケで薬物に手を出してしまう(3話)

坪倉由幸(我が家):池田エライザの父。妻とはエライザが幼い頃に離婚し、男で一つで育ててきた。娘の気持ちには気がついている。

西島隆弘(AAA):高橋ひかるの兄。ひかるのことはもちろん大切だが兄弟以上の想いは持っていない。結婚間近の彼女(泉里香)がいる。

竜雷太:橋本環奈の父。日本でも有数の資産家で年の離れた娘の環奈のことをなによりも愛している。ある出来事がキッカケで成田凌を婿に迎えると言い出す。

 

・その他

中村倫也:山﨑賢人の主治医。賢人に昔の自分を重ね、彼が残りの人生をまっとうできるように医者という立場を超えて協力する。二重人格。

平岡祐太:ホストクラブの新人。なかなか指名が取れず悩んでいたときに深川麻衣と知り合う。店に誘うことはしないが、麻衣の優しさにつけこんで金をもらっている。

忍成修吾:芸能関係者を名乗り白石聖に近づき、彼女を拉致する。

星野源:学園の卒業生。かつては学園でもトップクラスの成績を誇っていた生徒だったが在学中のある事件をキッカケにそこから10年間部屋に引きこもるようになってしまった。教師に恨みを持ち、学園に爆弾を仕掛ける(3〜8話)

間宮祥太朗:犯罪サイトの運営者。元々はクラスの一員だったが退学している。星野源に爆弾の作り方を教える。

大野智(嵐):学園に出入りする清掃員。学園の生徒とは滅多に話すことはない。裏では凄腕のハッカーとしての顔を持ち、学園のデータベースに侵入し情報を闇業者に売っている。

生田斗真:「100人殺し」をした史上最凶の死刑囚。脱獄し、学校に潜伏する。

 

・主題歌

主題歌:King Gnu「School」

 

 

ドラマ『最後の教室』、テレビ東京系列ドラマ24で毎週土曜日0:12 - 0:52放送です。ぜひご期待ください。

 

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寿司屋でコーンマヨとハンバーグを注文するという「王の食事」

近所に『トリトン』っていうバカ安いのに鬼うまい回転寿司屋があるんですけど、そこで王の食事を覚えてしまいました助けてください。

まぁ、ふつうのお客さんとか観光客のみなさんはスタンダードに魚介頼むでしょう。トロ、中トロ、コハダ、アジ、アナゴ甘エビしめサバスズキホタテアワビに赤貝ミル貝、カツオカンパチウニイクラ……。いや、悪くない、本木とか薬丸の選択肢としては全然悪くないんですが回転寿司という「武」を極めた男にのみ許される「王の食事」がこれ。

  • コーンマヨ
  • ハンバーグ
  • ポテトフライ
  • プリン
  • パックのオレンジジュース 

はい最強。森羅万象すべての寿司ネタを極め尽くした男・スシ王だからこそできる「覇王の食卓 キングオブテーブル」がここに爆誕しました。

コーンマヨのイイ感じに酸味の効いた酢飯とシャキシャキのコーンそして濃厚なマヨの相性、宇宙そのもの。ハンバーグ、これも酢飯とフワッフワの肉塊のコラボに頭おかしくなる。肉に酢を漬け込むことで柔らかくなるアレ、アレを口内でやるイメージ。ポテトフライ、もはや説明不要。店内を一周し絶妙にふやけてしけったポテトフライは生きた証、いま俺は人生を食べている。プリン、これがもう最強中の最強、寿司界の悟空。プラスチック容器のシャバい市販のプリンじゃない、あの「食う前からうまい」瓶詰めのプリン。トロットロのカスタードと濃厚なカラメルが絡み合ってマジでのどちんこ溶ける。そしてそれをやっっっっすいやっすいドールのオレジューで舌リセット。たぶん店内ザワついてたと思う。

「見ろ…!テーブルが金色(こんじき)に輝いてる…!」

「あれがスシ王…ウワサには聞いていたがこれほどとは…」

「これが、これが王の食事か……」

…それで、コーンマヨうんめぇハンバーグうんめぇってヨダレ垂らしながらバクついてたら、近くに親子連れがいて、すれ違いざまにピコのTシャツ着た小ぃちゃいキッズが、

「いいなぁ〜〜〜〜〜!!ママ〜〜〜!僕もアレ食べたい!!!!!!」

ってヒーローにするような羨望のまなざしで俺を見つめてきて、脳汁見えるくらい興奮してんですよ。おいおいおいおい…俺のこと仮面ライダーだと思ってんのかボウズ?俺はオダギリジョーじゃねぇぞ?水嶋ヒロじゃねぇぞ?佐藤健じゃねぇぞ?菅田将暉じゃねぇぞ?いや〜〜〜…まぁ…間違える気持ちもわかるけどよ〜〜…。でもまぁ、この「回転寿司屋」っていう空間のなかにおいて俺はコーンマヨって名のじゃじゃ馬バイクにまたがる事実上の仮面ライダーみたいなものだけどな…。は?

 

…って脳内でイキり倒してましたら、その横にいた母ちゃんが、

 

「ち、ちょっ…!コラ!見ちゃダメ!ダメでしょ…変な人に話しかけちゃ…」

 

 

もしも…近所のガキに「コーンマヨおじさん」と呼んばれている存在がいたとしたら、それは、僕です。どうしてこうなった人生。俺はただコーンマヨを食べてただけなのに。

漫画『約束のネバーランド』が面白すぎてブタの気持ちを考えた

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス)

ジャンプで連載中の『約束のネバーランド』という漫画があるんですが、これがいま現存してるあらゆるエンターテイメントのなかで一番面白い。

 

ある孤児院でシアワセな生活を送っていると思っていた子供たちが実は「人間を食う鬼のための食用児」で、自分たちの運命を変えようとする子供たちとそれを許さない大人、そして鬼との壮絶な戦いを描くストーリーなんですが、「いやこれ以上は面白くならねぇだろ」というところからどんどん面白くなってくる。 話が進むごとに尻上がりに面白さ増してきて気づいたらネバーランド中毒になってる自分がいた。読むストロングゼロ。

この漫画、基本的な図式はガキVS大人・鬼で、普通に考えて力でも頭脳でも劣る子供が敵うハズない。まともに戦ってたらワンパンでKO。でも「優秀な子供のほうが鬼にとっては美味い」「だからこそ孤児院で優秀な子供を育てている」「それゆえに簡単に殺せない」という設定を作ることで「大人並の知能を持つ子供」をなんの違和感もなく成立させている。この設定の妙こそが魅力のひとつ。さらに、その中でもとびきり優秀なエマ、ノーマン、レイという3人の天才キッズを物語の中心に据えることで、大勢のキャラクターが登場する物語のなかでも読者の視点がブレることがなく、スッと入り込むことができる。

真っ直ぐに理想だけを追い求めるエマ、合理主義でドライだが実は周りのことをちゃんと考えているバランサーでもあるレイ、子供達はもちろんだがエマのことをなにより一番に優先するノーマン、この3人の目的はパッと見同じのようでほどけることのない固い絆で結ばれてるように見える、でも実はそれぞれがそれぞれの思う理想のために動いていて、時にその理想のズレによってぶつかり合う。

エマは食用児すべてを救いたいプラス人を食う鬼すらも救えないかと考えていて一番言ってることはジャンプ的で読んでるこっちも応援したくなるTHE主人公タイプではあるのだがその真っ直ぐさがたまに怖くなる善玉サイコ。レイはそんなエマの考えを「甘い」と思いつつも、どこか彼女に共感している部分もあってエマのブレーキ役になりつつも最善の方法を模索し続けてる。そしてノーマン、ノーマンは本当にノーマンとしか言えない。ノーマンはどこまでいってもノーマンというかこの漫画の8割はノーマンでできてる。「約束」と書いて「ノーマンのネバーランド」と読む。この3人の考え方の違い、そこから生まれる迷いや葛藤、ぶつかり合いながらもどう着地していくのか、というところもこの漫画の魅力の一つ。

物語は大きく分けて現在まで3部構成になっていて、大人の目を欺いて孤児院からの脱獄を目指す『GFハウス脱獄編』、唯一の協力者・ミネルヴァを探す『ミネルヴァ探訪編』、そして『邂逅編』。なかでも『GFハウス脱獄編』は子供たちのママでもある「イザベラ」のキャラ立ちがハンパじゃなく、1章の主役と言っても過言ではないほどの存在感を誇っている。いくらエマ達があの手この手を使って出し抜こうとしても常に二手先三手先まで読んでさらに上を行くまさに「最強の敵」。1巻から5巻までで読者を一気に引き込むパワーが本当にすごい。

ただ、ゆえに読者もこの『GFハウス脱獄編』でピークを迎えてしまい『ミネルヴァ探訪編』は中だるみだという意見が見られるのも事実。たしかに脱獄編のヒリつくような頭脳戦心理戦の応酬から、ただの脳筋バトル漫画へシフトチャンジした感はあるが、それは完全な間違いだと声を稲葉にして言いたい。最新話まで読むとこの『ミネルヴァ探訪編』でエマたちが経験したことは全部意味がある展開だということがわかる。どうしようもない現実や仲間の死、命の殺り合いを経験してもエマはその純粋さや理想を貫けるのか、という重要なターニングポイントになる部分なのでぜひそのことを頭に入れてもう一度読んでもらいたい。

そもそも、力で勝てない大人や鬼に「知恵」という唯一の武器を使って戦っていたのが『GFハウス脱獄編』なら、『ミネルヴァ探訪編』からは鬼や大人に負けないだけの「武力」そして「情報」を得たからそれを使ってるだけの話であって、なにもこの漫画は地頭比べをメインにやりたいわけではなくそれは面白さの一片に過ぎない。冒頭でも書いたように「抗えない現実からどうやって生き抜き自分たちの運命を切り開いていくか」という部分、それこそが『約束のネバーランド』の肝で、それは『ミネルヴァ探訪編』に入っても1ミリもブレてない。「生き抜く」これをふまえたうえで、物語を読み返すと、『約束のネバーランド』が単なる心理バトル漫画ではないということがわかる。

そして『邂逅編』。この『邂逅編』こそがおそらく『約束のネバーランド』で最も重要な部分。ここから物語は加速度的に進む。子供たちが、鬼たちが、大人たちが、どういう選択をするのか。知りたけど、知りたくない。ラストを想像するだけで、漏らすくらい怖い。

 

最後に、この『約束のネバーランド』の最大の面白さ、そして怖さ、それは「人間を食う鬼と鬼に食われる人間」の設定が決してファンタジー、絵空事ではないという点にある。われわれもふだんの生活でブタや牛を食べて生きている。そのブタや牛にしてみれば、優しい農家のおじさんおばさん、あったかい寝床、おいしいゴハン、こんなシアワセな生活はない、と信じて暮らしている。そう、ブタ達からしてみてばまさか自分達が「食われるために育てられている」なんて夢にも思わない。ブタたちは「人間に食べられて嬉しいブー」なんてたぶん1ミリも思ってないだろう。だが、人間はより美味いブタ、より美味い牛を食うという目的のためにブタや牛に真実を告げず、大切に大切に育て、出荷し、切り刻み、ミンチにし、焼き、炙り、塩タレをつけ、食う。人間を食う鬼となにが違うのか。

そう、この『約束のネバーランド』で鬼として描かれている存在とはわれわれ人間なのではないだろうか。「エマがんばれ。レイがんばれ。ノーマンがんばれ」と応援していたわれわれこそが「鬼」そのものなのではないかということに気づいたとき、「命を食らい生きる」ということの本当の意味をもう一度考え直すキッカケになった。

 

…そんなことをふまえて、今日食った松屋の「豚肩ロースの生姜焼定食」…もう変なヨダレ出るくらいうまい…。人間って鬼。

 

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス)

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今の子供はダンス踊れないと人権ないらしいので大人で本当に良かった

何年か前に親戚の集まりがあったんですけど、なんか中学生の甥っ子が音楽流して踊り狂ってて。

「思春期でついにぶっ壊れたか」って思ったら、体育の授業で創作ダンスのテストがあると。音楽に合わせて自分なりのオリジナルダンス作ってそれをクラス全員の前で一曲披露しろと。

耳疑ったんですけど、今の中高生ってダンスが『必修科目』らしくて学校入った瞬間から泣こうが喚こうが踊らないと進級すらできないらしいの…なぜなら『必修』だから。ヤバぁ。マジで命拾いしたぁ危ねぇぇぇ。そんなのリズム感ゴミ中のゴミの俺が学生の時にあったらテスト終わった瞬間に引くほどイジられてる。あだ名100パー「どろにんぎょう」になってた。ドラクエの。だったら「ウンコ漏らし」のほうが二万倍マシ。ウンコ漏らすことでダンス回避できるなら喜んでウンコ漏らす。

 

いや、そもそもダンスが必修の時点で狂ってるのにクラスメイトの前で発表って。ただでさえ運動音痴なんて「イジりの宝箱」みたいなもんなのにそんな奴が踊るダンス、ヘタしたら死ぬまでイジられるだろ。それを羞恥心バリバリの中高生にクラスメイトの前でやらせるってなんですかその地獄中の地獄は。

厄介なのが、ダンスできる奴ってそういうできねぇ奴の気持ちが1ミリもわかんねぇんだよ。しかも、わかんねぇんだったらほっといてくれればいいのになんかやたらと踊らせたがるだろ。「こんなに楽しいんだから踊らないほうがどうかしてる」みたいな空気感めっちゃ出すだろ。全部黒目で、

「恥ずかしがらずに踊ろうよ!笑顔で思いっきり踊ればヘタでも関係ないよ!さぁ!みんなで踊ろう!」

みたいなことなんの悪気もなくナチュラルに言うだろ。うるせぇ。ほんとにうるせぇ。

 

小学校の時あったんだよ。「学芸会で全校生徒の前でT.M.Revolutionの『HIGH PRESSURE』踊りましょう!!」とか昔ダンサーやってましたみたいなアホの担任が言い出して、

「カラダをッッッ!!!ナツにしてッッッッ!!!」

とかいうあの。狂曲。あれを、全校生徒の前で、踊る?正気かコイツ…って最初は死ぬ気で反対したんですけど「みんなで踊るのに一人だけ踊らないのはおかしいよね?」とか獲物見つけたときのハンターハンターのヒソカみたいな顔して言われて、小5でオシッコガチちびりするかと思ったわ。それで、しぶしぶ練習してたらはじめて数日経ったタイミングでその担任が、

「踊りが苦手な人にはこの曲は難しすぎるので2チームに分けて別の曲やりましょう」

とか言い出しやがってぇ…。ある程度リズム感あって踊れる奴らはそのまま『HIGH PRESSURE』踊るんすよ。で、選抜から漏れた俺たちリズムウンコ共の踊る曲が、

 

長渕剛の『ひまわり』って曲でぇ……

 

一回原曲聴いてみてほしいんですけど、想像してみてくださいよ。真っ白なブカブカの空手着着た数十人の子供が、

「北ヘェエエ〜〜〜〜〜〜〜!南ヘェエエエエ〜〜〜〜〜〜!東へ西ヘェエエエエエエエエ〜〜〜〜〜!」

つって、超スローのリズムに合わせて正拳突きかます画を。マジで俺らの人生終わらせたいんかコイツ…。 

それで、学芸会終わって全校生徒360人の前で長渕踊った全員この世の終わりみたいな顔してんのに、

「みんなでひとつになって踊るって本当に素晴らしいことだよね!!」

とかヘド出るほど底抜けの明るい笑顔で言い出して。本物のイカレ。完全なるダンスサイコパス。今でも夢に見るわ。

 

 

…そんなこともあってダンスが憎くて仕方なかったんですよ…でも…

 

甥っ子「ちょっと一回みんなに見てもらってもいい?」

 

♬〜

 

そう言って大勢の親戚の前で踊り出す甥っ子。本当に楽しそうに笑顔でダンスする彼を見てたら「ダンスってのも悪くねぇな…」って思っ… 

 

♬〜

 

 

♬〜

 

 

ゲボ吐くほど下手……呪われた血族……

B’zライブDVD 『HINOTORI』の稲葉さんと松本さんが「鬼いちゃん」だった

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B’zライブDVD & Blu-ray『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』が最強だった。本編も最強なんだが、特にディスク2枚目に収録されていたツアードキュメンタリーが最強界の中でも最も最強の最強オブ最強、最強王だった。

全国各地のライブでの舞台裏、本編には収録されていない日替わり曲『love me , I Iove you』『もう一度キスしたかった』『Calling』『OCEAN』などのフル収録や、合間の新曲のレコーディング風景なんかも収録されていて、特に9月1日、9月2日の福岡ヤフオクドーム、噂にも聞いていた「稲葉浩志史上イチ声の調子が悪い日」の様子も収められていた。

 

ライブが始まった瞬間からビビるほど稲葉さんの声はガラガラのガラ、2曲目『BLOWIN’』の時点で今日はまともに歌えるような状況じゃないことが誰の目からも明らかだった。稲葉さんはしきりに水分を補給したり発声練習をするが調子は戻らず、3曲目「ミエナイチカラ」が終わった時点でライブが一時中断になる事態に。

 

「ザワザワ…」

 

(一旦中断というアナウンスを入れてください)

 

「ご来場のみなさまに申し上げます」

「ザワッ…」

「誠に申し訳ありませんがしばらくの間、中断させていただきます。お席についたまましばらくお待ちください」

 

「ワァアアアアア…!パチパチ…」

 

 

稲葉「オォオオオォオオ〜〜〜〜〜…ダメだ…多分水持ってったほうがいい。歌えるけどね」

 

…オイオイ…どうなるんだ…。

 

パァッ…

 

会場暗転

 

再び姿を現す稲葉さん。

 

稲葉「みなさんごめんなさい。えー、こんなに集まってもらったのに。謝っても謝りきれません。ちょっと…えー…いい感じの声を聴かせられなくて、一回引っ込みましたけども。これがこのあとスパーン!とまた美しく蘇るかっていうとちょっと自信がなくて…」

 

「ワァァアアアアアアア!」

 

稲葉「…でもあのまま終わらすわけにもいかないし、歌いたい気持ちはたぶん今まで以上にあるんですよ私。なので、ちょっとこんなことやったことないんですけど、歌います歌うんですけど…。やっぱり『こんなんじゃ金払えねぇよ』って感じになればやめます、そして途中でやめた場合にはちゃんとこの埋め合わせはします」

 

「ワァアアアアアア!」

 

「…なので、尻すぼみでも終わりたくないし、ちゃんと次に演る予定の曲…それをちょっと歌わせてください…」

 

「ワァアアアアアア!」

 

「皆さんに頼るつもりはありません。えー、酷い歌を聴かしちゃプロとして失格ですけど、今日の僕の姿、見てってください」

 

「ワァアアアアアア!」

 

 

…いつもは稲葉さんに抱かれたいと思っていたが、このときばかりは稲葉さんを抱きしめたいと思

 

「オォーーーーーーーー!マイ裸足の女神よォーーーーーーー!傷を隠さないでいいよ~~~~ウゥゥウーーーーー………痛みを知る眼差しはァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!深くゥ澄んでもォ萎れることはぁなィイイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イイイィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ウゥゥウゥウウゥゥ〜〜〜〜〜(裏声)……イエェア!!」

 

 

抱いてェ………………

 

「裸足の女神」サビバラード始まりバージョェエエエエェェェェェ………

もちろん、本調子じゃないものの明らかにさっきまでとは違う、鬼気迫る鬼B'z稲葉浩志のボーカル、一生消えない鳥肌が立った。これがプロ。これが日本一のボーカリストの底力なんや……

 

「ワァァアアアアアッッッッ……!!」

 

稲葉「まだ生きてるよ…。こんなのはじめてだ…!こんなことある!?ほんとはライブっていうのはね、あのー、なにもかも忘れて自分たちが普段なんか嫌なことがあったとしてもそれを忘れて楽しみにわざわざ自分の時間を割いて来てくれてるわけですから…そんなとこまできて人の心配しないといけないっていうのは、最低ですよね!」

 

「ワァァアアアアアッッッッ……!!」

 

稲葉「なにやってくれてんだって感じでしょ!?笑 でもなんか、みなさんの力をもらいながら自分の中にまだ残ってるエネルギーが少しずつ足されはじめてきてるんで…、今日はなんかそういうドキュメント的な楽しみ方をしていただいて…このB’zというバンドの生き様を皆さまにみていただきたいと思います…」

 

「ワァアアアアアア!!!」

 

「とにかく今日は言い訳せずにやります!あのー、行けるとこまで行きます。あのー、厳しい目で見てください、最後までよろしく」

 

…次々と演奏される往年の名曲たち、したたる汗、画面越しからも伝わる熱気、俺の目と耳に「B'z」という名の永遠に消えない焼印が押された瞬間だった。

  

 

稲葉「30年やってきて、またライブジムの歴史の中にひとつ特別な夜が生まれました。心から感謝してます。みなさん凄いや!ほんと凄い!どうもありがとうッッ!」

 

 

文字通り「命削るように」シャウトする姿は、まさに歌の鬼。「歌の鬼いちゃん」だった。

 

…そして2日目。開演前にメンバーで円陣を組むくだりがあってそこでのB'z二人のやりとり、

 

稲葉「すいませんセットリスト」

松本「いえいえ。もうあの、現場でも全然対応していくんで」

稲葉「ありがとうございます」

 

この稲葉はんと松本はんのやりとりに一生分の涙がこぼれた

 

魂で歌う稲葉さんが「歌の鬼いちゃん」なら、多くを語らずとも完璧なギタープレイで稲葉さんを支える松本さんは「ギターの鬼いちゃん」。鬼いちゃん&鬼いちゃん、ダブル鬼いちゃんがここに爆誕したんや……

 

B’z鬼いちゃん…一生ついてく……

 

 

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