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Fight Song

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寿司屋でコーンマヨとハンバーグを注文するという「王の食事」

近所に『トリトン』っていうバカ安いのに鬼うまい回転寿司屋があるんですけど、そこで王の食事を覚えてしまいました助けてください。

まぁ、ふつうのお客さんとか観光客のみなさんはスタンダードに魚介頼むでしょう。トロ、中トロ、コハダ、アジ、アナゴ甘エビしめサバスズキホタテアワビに赤貝ミル貝、カツオカンパチウニイクラ……。いや、悪くない、本木とか薬丸の選択肢としては全然悪くないんですが回転寿司という「武」を極めた男にのみ許される「王の食事」がこれ。

  • コーンマヨ
  • ハンバーグ
  • ポテトフライ
  • プリン
  • パックのオレンジジュース 

はい最強。森羅万象すべての寿司ネタを極め尽くした男・スシ王だからこそできる「覇王の食卓 キングオブテーブル」がここに爆誕しました。

コーンマヨのイイ感じに酸味の効いた酢飯とシャキシャキのコーンそして濃厚なマヨの相性、宇宙そのもの。ハンバーグ、これも酢飯とフワッフワの肉塊のコラボに頭おかしくなる。肉に酢を漬け込むことで柔らかくなるアレ、アレを口内でやるイメージ。ポテトフライ、もはや説明不要。店内を一周し絶妙にふやけてしけったポテトフライは生きた証、いま俺は人生を食べている。プリン、これがもう最強中の最強、寿司界の悟空。プラスチック容器のシャバい市販のプリンじゃない、あの「食う前からうまい」瓶詰めのプリン。トロットロのカスタードと濃厚なカラメルが絡み合ってマジでのどちんこ溶ける。そしてそれをやっっっっすいやっすいドールのオレジューで舌リセット。たぶん店内ザワついてたと思う。

「見ろ…!テーブルが金色(こんじき)に輝いてる…!」

「あれがスシ王…ウワサには聞いていたがこれほどとは…」

「これが、これが王の食事か……」

…それで、コーンマヨうんめぇハンバーグうんめぇってヨダレ垂らしながらバクついてたら、近くに親子連れがいて、すれ違いざまにピコのTシャツ着た小ぃちゃいキッズが、

「いいなぁ〜〜〜〜〜!!ママ〜〜〜!僕もアレ食べたい!!!!!!」

ってヒーローにするような羨望のまなざしで俺を見つめてきて、脳汁見えるくらい興奮してんですよ。おいおいおいおい…俺のこと仮面ライダーだと思ってんのかボウズ?俺はオダギリジョーじゃねぇぞ?水嶋ヒロじゃねぇぞ?佐藤健じゃねぇぞ?菅田将暉じゃねぇぞ?いや〜〜〜…まぁ…間違える気持ちもわかるけどよ〜〜…。でもまぁ、この「回転寿司屋」っていう空間のなかにおいて俺はコーンマヨって名のじゃじゃ馬バイクにまたがる事実上の仮面ライダーみたいなものだけどな…。は?

 

…って脳内でイキり倒してましたら、その横にいた母ちゃんが、

 

「ち、ちょっ…!コラ!見ちゃダメ!ダメでしょ…変な人に話しかけちゃ…」

 

 

もしも…近所のガキに「コーンマヨおじさん」と呼んばれている存在がいたとしたら、それは、僕です。どうしてこうなった人生。俺はただコーンマヨを食べてただけなのに。