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B’zライブDVD 『HINOTORI』の稲葉さんと松本さんが「鬼いちゃん」だった

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B’zライブDVD & Blu-ray『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』が最高だった。本編も最強で、特にディスク2枚目に収録されていたツアードキュメンタリーが最強界の中でも最も最強の最強だった。

全国各地のライブでの舞台裏、本編には収録されていない日替わり曲『love me , I Iove you』『もう一度キスしたかった』『Calling』『OCEAN』などのフル収録や、合間の新曲のレコーディング風景なんかも収録されていて、特に9月1日、9月2日の福岡ヤフオクドーム、噂にも聞いていた「稲葉浩志史上一番声の調子が悪い日」の様子もガッツリ収められていた。

 

ライブが始まった瞬間からビビるほど稲葉さんの声はガラガラのガラ、2曲目『BLOWIN’』の時点で今日はまともに歌えるような状況じゃないことが誰の目からも明らかだった。稲葉さんはしきりに水分を補給したり発声練習をするが調子は戻らず、3曲目「ミエナイチカラ」が終わった時点でライブが一時中断になる事態に。

 

「ザワザワ…」

 

(一旦中断というアナウンスを入れてください)

 

「ご来場のみなさまに申し上げます」

「ザワッ…」

「誠に申し訳ありませんがしばらくの間、中断させていただきます。お席についたまましばらくお待ちください」

 

「ワァアアアアア…!パチパチ…」

 

 

稲葉「オォオオオォオオ〜〜〜〜〜…ダメだ…多分水持ってったほうがいい。歌えるけどね」

 

…オイオイ…どうなるんだ…。

 

パァッ…

 

会場暗転

 

再び姿を現す稲葉さん。

 

稲葉「みなさんごめんなさい。えー、こんなに集まってもらったのに。謝っても謝りきれません。ちょっと…えー…いい感じの声を聴かせられなくて、一回引っ込みましたけども。これがこのあとスパーン!とまた美しく蘇るかっていうとちょっと自信がなくて…」

 

「ワァァアアアアアアア!」

 

稲葉「…でもあのまま終わらすわけにもいかないし、歌いたい気持ちはたぶん今まで以上にあるんですよ私。なので、ちょっとこんなことやったことないんですけど、歌います歌うんですけど…。やっぱり『こんなんじゃ金払えねぇよ』って感じになればやめます、そして途中でやめた場合にはちゃんとこの埋め合わせはします」

 

「ワァアアアアアア!」

 

「…なので、尻すぼみでも終わりたくないし、ちゃんと次に演る予定の曲…それをちょっと歌わせてください…」

 

「ワァアアアアアア!」

 

「皆さんに頼るつもりはありません。えー、酷い歌を聴かしちゃプロとして失格ですけど、今日の僕の姿、見てってください」

 

「ワァアアアアアア!」

 

 

…いつもは稲葉さんに抱かれたいと思っていたがこのときばかりは稲葉さんを抱きしめたいと思

 

「オォーーーーーーーー!マイ裸足の女神よォーーーーーーー!傷を隠さないでいいよ~~~~ウゥゥウーーーーー………痛みを知る眼差しはァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!深くゥ澄んでもォ萎れることはぁなィイイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イイイィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ウゥゥウゥウウゥゥ〜〜〜〜〜(裏声)……イエェア!!」

 

 

だっ、、、、、抱いて…………………。

 

「裸足の女神」サビバラード始まりバージョェエエエエェェェェェ…………。

もちろん、本調子じゃないものの明らかにさっきまでとは違う、凄みすら感じられるB'z稲葉浩志のボーカル、一生消えない鳥肌立った。これがプロ。これがボーカリストなんや……。

 

「ワァァアアアアアッッッッ……!!」

 

稲葉「まだ生きてるよ…。こんなのはじめてだ…!こんなことある!?ほんとはライブっていうのはね、あのー、なにもかも忘れて自分たちが普段なんか嫌なことがあったとしてもそれを忘れて楽しみにわざわざ自分の時間を割いて来てくれてるわけですから…そんなとこまできて人の心配しないといけないっていうのは、最低ですよね!」

 

「ワァァアアアアアッッッッ……!!」

 

稲葉「なにやってくれてんだって感じでしょ!?笑 でもなんか、みなさんの力をもらいながら自分の中にまだ残ってるエネルギーが少しずつ足されはじめてきてるんで…、今日はなんかそういうドキュメント的な楽しみ方をしていただいて…このB’zというバンドの生き様を皆さまにみていただきたいと思います…」

 

「ワァアアアアアア!!!」

 

「とにかく今日は言い訳せずにやります!あのー、行けるとこまで行きます。あのー、厳しい目で見てください、最後までよろしく」

 

…次々と演奏される往年の名曲たち、したたる汗、画面越しからも伝わる熱気、俺の目と耳に「B'z」って名の永遠に消えない焼印が押された瞬間だった。

  

 

稲葉「30年やってきて、またライブジムの歴史の中にひとつ特別な夜が生まれました。心から感謝してます。みなさん凄いや!ほんと凄い!どうもありがとう!」

 

 

文字通り「命削るように」シャウトする姿は、まさに歌の鬼。「歌の鬼いちゃん」だった。

 

…そして2日目。開演前にメンバーで円陣を組むくだりがあってそこでのB'z二人のやりとり、

 

稲葉「すいませんセットリスト」

松本「いえいえ。もうあの、現場でも全然対応していくんで」

稲葉「ありがとうございます」

 

この稲葉はんと松本はんのやりとりに一生分泣いた。

 

魂で歌う稲葉さんが「歌の鬼いちゃん」なら、多くを語らずとも完璧なギタープレイで稲葉さんを支える松本さんは「ギターの鬼いちゃん」。

 

B’z鬼いちゃん…一生ついてく…。

 

 

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