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ミクスチャーブログ

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『邦キチ!映子さん』の「池ちゃん」が地獄を煮詰めてできた純度100%のサブカルクソ野郎(俺)でした

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毎回「邦画」を題材にツッコミどころを見つけて味がしなくなるまでイジり倒す漫画『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』の最新回『花束みたいな恋をした』に登場したキャラクター「池ちゃん」が、あまりにも地獄みたいなサブカルクソ野郎の魂を煮詰めてできた生きとし生ける全てのカルチャー好きに感染するウイルスで緑色のゲロ吐きそうです。

そもそも題材になってる映画『花束みたいな恋をした』は、菅田将暉と有村架純が演じる「ド痛サブカル好きクソカップルの5年間」を描いた物語で、登場する「知る人ぞ知る固有名詞の多さ」と「主人公2人のカルチャーに対する自意識のデカさ」によってただの青春ラブストーリーというよりは、「カルチャー好きを殺すサブカルスプラッター」の側面を持ってる観るなキケン!の劇薬映画なんですね。

誰かが長文で『花束みたいな恋をした』の感想を語れば語るほど「その人間の痛さ」をあぶり出す踏み絵みたいになってて「物語を語ってるようで単なるキモい自分語り」に終始するか、「主題と関係ない斜め上の視点で語ろうする的外れ野郎」の二択になるってしまう。だから『花束みたいな恋をした』に対する感想の正解は「キュンキュンした〜」「切なかった〜」のみ。

が、邦キチは「自分のカルチャー好きを周りにアピールしたいがために早口で中身のない語りをするつまらない人間」ことサブカルクソ野郎の化身である「池ちゃん」を物語の主軸に置いて話を進めることでイコール『花束みたいな恋をした』を語ることになっているというメタ回で、この構造があまりにも美しくグロテスク。

池ちゃんは「『花束みたいな恋をした』の脚本が坂元裕二」という断面から、

坂元裕二と野木亜紀子を神格化→坂元裕二脚本ドラマ『大豆田とわ子』の話→伊藤沙莉のナレーションを褒める→角田晃広の演技を褒める→東京03の古参ファンアピール→お笑い好きアピール→キングオブコント2021の内容ではなくOP映像をの良さをあえて語る→優勝した空気階段のラジオ『空気階段の踊り場』リスナーアピール

と、サブカルクソ野郎トークの完璧なテンプレをやってのけてるんですが、池ちゃんがカルチャー好きをアピってのさばればのさばるほど、それは『花束みたいな恋をした』で菅田将暉が演じている「面白い作品が好きで面白い何者かになりたいけど何者にもなれないオレ」こと「麦」を芯から体現してることになるんですよ。

なにより一番の恐怖が、面白いもの好きをアピールし、noteで映画の感想記事を8000字書いてしまうような池ちゃんを見てなんか言ってるわれわれTwitter民(サブカルクソ野郎)こそ、池ちゃんをさらに薄めてできた「ジェネリック池ちゃん」であるというなによりの証になること。

「私も話下手だから池ちゃんの気持ちわかる」と共感しようが、「面白くない池ちゃん可哀想」と同情しようが、「俺は池ちゃんみたいに長文書けないから凄い」と卑下しようが、「池ちゃんは自分の気持ちを優先し相手の話を聞こうとしないのが悪い。しかも〜」と分析しようが、全ては「池ちゃんの一部」。

池ちゃんに対してなにかを語る行為そのものが「自分は池ちゃんと同じ穴のムジナであるを自覚してる分析力のあるオレ」もしくは「自分は池ちゃんとは違う特別な面白いオレ」をあぶり出す踏み絵になってる。『花束みたいな恋をした』と「池ちゃん」の二重トラップ。マジでなにがしてぇんだ作者?ロクな死に方しねぇ…

池ちゃんに対する最適解は「無視」それのみ。池ちゃんに触れたその時点で人は池ちゃんスパイラルの渦に巻き込まれて永遠に池ちゃんの呪縛からは逃れられない。

そしてこれを書いているオレも「池ちゃんを冷静に俯瞰して考察できてるオレ」という自意識に飲み込まれる池ちゃんの一人。無限池ちゃん。全員インターネットやめたほうがいい。

『Omoinotake』の曲の気持ち良さは風呂

『Omoinotake』というバンドがいるんですが「風呂」でした。一昨年あたりからから「肌ツルツルになったね」って言われるようになったんですけど、思い返せば髭男のベース楢崎誠のラジオで初めて知ったタイミングとまったく一緒だった。Omoinotake聴いてりゃ体からアカ出なくなった。

一音目から一声目から「これ好きィ…」と老若男女が思うであろう耳馴染みの良さと、ワンフレーズに何ヵ所もある聴きどころの多さ、完全に耳から入る風呂。何回聴いても曲の浸透力が、「全身に染み渡る」感がすげぇ。胎内?

鳴らしてほしい所に鳴らしてほしい音がバチっとハマる感覚とそれによるリラックス効果、ただ音の温浴スパ。むしろ全国各地の温泉施設は今すぐ「肩こり腰痛リウマチに効く音楽」としてOmoinotakeを流すべき。

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一番好きな曲は『One Day』なんですが、余計な音がひとつも鳴ってなくて洗練されてるのにとっつきにくさが1ミリもない奇跡。AメロBメロからバチバチ韻を踏みつつ、キャッチーさをもたせて耳をガッチリ掴んでくる曲構成の上手さもさることながら、それをさらに超えてくるサビ。サビでちゃんと「さ、サビィイイイ!!!」と狂えるバンドは最強。

「Delight(iaio)したい(iai)未来(iai)想い(ooi)」

「再会を(aiaio)誓い(iai)合いたい(aiai)tonight(uaio)繋ぐ(uau)」

韻のなめらかさと実際に音として聴いたときの耳ざわり、このサビを飴玉にして口に含んで舐めたい…なにを言ってるかわからないかもしれませんが…

 

Omoinotakeの音楽とはわかりやすい言葉で言えば「全ての音が気持ち良い」これに尽きます。人が快楽を覚える音だけを徹底的に抽出して鳴らしてる。しかも、ただ気持ち良いだけじゃなく「お、俺はこの音から生まれたのか…?」と錯覚する安心感と、触れたら消えてしまいそうな危うさがとんでもなく絶妙なバランスで両立してる。

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特にボーカルの声。お願いだから俺が見つけたことにしてほしい。例えば新曲『EVERBULE』の

「ペェッ↑ジをめくればァァ…↓景ィイ↑色を変えるノベェエエエル…!カレ↑ェンダァめくってもォォ…↓変わッ↑れもしない僕ゥゥウ…!」

…この裏声とミックスボイスの切り替えの儚さ、「ひと夏の恋」か…?

これ以上高くなると「うるせぇ」とも捉えられかねないギリギリのラインを常に攻めてくるから聴きながら「メチャクチャ気持ち良いけどそれ0.1ミリでもズレたら痛えからな」ってずっと思ってる。崖に張られたピアノ線の上を歩いてるみたいな危うさ。にもかかわらずまったく落ちる気配がない。なんじゃこの声…

演奏も仮にボーカルオフで音だけ鳴ってても耳引っ張られるくらいの吸引力があってマジで耳を増やしたい。特に「擦る瞼〜」から絡んでくるベース聴いた瞬間に泡吹いた。「ここでこの音が来たら気持ち良い」の想像を超えて毎秒更新していって「これ以上は気持ち良くならねぇだろ…」ってところからもう二段階くらい軽々と快楽がカンストする。俺はもうダメです。この音に触れないと生きていけなくなってきてる。

 

風呂は入ると気持ち良いのに、油断すれば簡単に溺れてしまう危うさがあるように、Omoinotakeの曲もまた聴く人間を油断させないスリルがある。でも俺はこの音にだったら溺死していい…Soredake,

EVERBLUE

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実写化したら色んな意味でヤバそうなオススメ漫画6作品

漫画の実写化って基本的に失敗か大失敗かの二択ですが、しかるべきキャスティングとしかるべき脚本としかるべき演出が成立すれば漫画以上の爆発を起こすこともまれにあります。

ということで、最近読んでる漫画で「これ実写化したら0か100だろ」と思うやつを紹介します。

 

往生際の意味を知れ!

独身アラサー男の前に7年間ひたすら想い続けてきた元カノが突然現れて「精子くれ」と懇願され、その出産ドキュメンタリー映画を撮ることになる漫画。

一見ブッ飛んだエロ漫画かと思いきや「そうくる?」の連続で、徐々にスピードが加速していって気がついた時には目に見えねぇ速さまで到達してる。1話、1巻を読んだだけじゃ全貌がほとんど見えてこない気味の悪さがあるんですが、最新巻まで読むと最初の印象とは「まったく別の漫画」に変わる。いちご100%かと思ったらDEATH NOTEだったみたいな衝撃でした。

基本的に登場人物が全員イカレなので誰がどの役を演じても楽しそうなんですが、主人公の市松はDJ松永でいい。

 

もしも世界に「レンアイ」がなかったら

タイトルどおり世界には「恋愛」の概念がなく、人間の9割がヤリチンとヤリマンで構成され(そういう言葉すらない)、逆に一人を一途に愛する人間は迫害され生きづらさを味わうというトチ狂った漫画。

恋愛がないということは「不倫」「浮気」の概念もないので、結婚して子供がいようが「パパは今日となりのママの家泊まってくるから〜」「いってらっしゃ~い♡楽しんで♪」的な会話が普通にまかり通っていてただのホラーでした。

これを読んで「うらやましい」と思うのか「おぞましい」と思うのかで、その後の人間関係に亀裂が入りそうなので絶対に他人と感想を共有したくない。

たぶん来年あたりド深夜の30分ドラマ枠で実写化されてる。

 

シンデレラ クロゼット

さえない女子大生・はるかが同じバイト先のイケメンに恋をするものの、自分に自信が持てず諦めていたところに謎の金髪美女・光と出会い、メイクやオシャレを伝授され徐々に魅力的になっていき、恋もうまく行きかけるかと思いきや、その金髪美女は「金髪イケメン」だった、という話。

友情をメインに描くのかと思いきや、ゴリゴリの恋愛もので、どんどん魅力的になっていく主人公とどんどん主人公にハマっていく男どもの悶々をドストレートに感じられる王道中の王道漫画。

実写化するとなると、主人公のはるかは誰がやってもある程度ハマると思うんですが、光の「女装してちゃんと女に見えるめちゃくちゃ線の細いキレイな男」のキャスティングだけでたぶん一生モメるので、もう空気階段のかたまりでいい。

 

無能の鷹

雰囲気はバリバリの一流キャリアウーマンなのに、フタ開けてみたら足し算引き算も漢字の読み書きすらまともにできない、「会社のパソコンでYouTube見ながら書類のホチキス留め」くらいしか仕事のない社内ニート女・鷹野の無能を描いた漫画。

基本的に物語って「成長」とセットで、どんなにダメなやつでも努力に努力を重ねて自分の才能や強みを見つけて輝ける場所を見つけていくLike a ロック・リーでしか成り立たないじゃないですか。にもかかわらず、この漫画はスキル「無能」をどこまでも貫き通してる。

主人公の鷹野はレベル1でのステータスがオール0なのにレベル2までの経験値が8兆くらいあって比喩でもなんでもなくマジでただの「給料泥棒」。同じ会社にいたら最悪以外のなにものでもないですが、それをとんでもないテンポと、絶妙な「間」で面白く描いてて、冷静に考えたら確実に「いないほうがスムーズにいってた案件」もなぜか「アイツがいたから成功した」に置き換わってしまう。

読んでると、読者含め鷹野に関わった人間全員が「仕事とは…?」の認識が曖昧になっていき、常に催眠にかかったような感覚になるバグ漫画。実写化は絶対に菜々緒。

 

血の轍

誇張でもなんでもなく1巻1分で読み終わる地獄漫画。

ヤベェ母親とヤベェ息子がヤベェ世界でグチャグチャになっていく話で「毒親」というか「核爆弾親」。読者含め、こいつらに関わった他者を巻き込んで全てを破壊していく。

読んでると精神に異常きたしますし、「面白い」とか「つまらない」の枠からは完全に逸脱した漫画なので、読まずに人生終われるなら絶対に読まないほうがいい。俺はもう一度足を踏み入れてしまった場所から途中で逃げ出したくないという執念だけで読んでます。

もし実写化がするなら仲間由紀恵か菅野美穂か栗山千明あたりに顔見るだけで吐き気するくらいメチャクチャに演じてほしいです。

 

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

「高校生活で出会う運命の彼女100人全員を幸せにできなければ死ぬ」という業を背負った男・恋太郎と100人の彼女との究極バカハーレム漫画で、現在75話にして「16人目」。

とにかく勢いだけで全てを片付けようとするF1カーみたいな作品で情報量とボケ数が渋滞しすぎてて1話読むだけでも目が爆発します。ここまでふざけ散らかしてると、肝心の恋愛部分までもギャグで終わりそうなのに、イチャイチャシーンは湯葉職人くらいに丁寧に、かつ読者がちゃんと興奮できるようにエロく描いているのが本当にイカレ。しかも、今のとこヒロイン全員にちゃんと魅力があって普通に全員と「かわいい結婚したい」と思わせる萌力があるし、読んでるとどんどん性癖が広がる。

なにより、文字通り「全員彼女」「全員本命」なので誰が傷つくとか、誰が負けヒロインとか、そういうメンドくせぇ要素を全部取っ払ってるからなんのストレスもなく全員を愛でられますし、本気で性格もキャラもまったく違う魅力的な女キャラを100人書ききるつもりなのか、それともその前に集英社が倒産するのか、の勝負みたいになってて別の意味でも楽しめます。

俺にもし遺産が2兆円あったらあらゆる手を使って実写化したい。考えつく有名女優全員出演させて死ぬほどイチャつかせて、恋太郎役の俳優に全ての憎しみを集結させたい。

 

 

以上です、ちなみに一番好きな実写化作品は要潤さん主演の映画『ピューと吹く!ジャガー』です。

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『関ジャムJ-POP史プロが選ぶ豪華アーティスト9組の最強ベスト10』90連単ガチ予想&結果

今夜放送の『関ジャムJ-POP史 プロが選ぶ豪華アーティスト9組の最強ベスト10』の「90連単」予想しました。ガチで当てにいく。

Official髭男dism、宇多田ヒカル、スピッツ、あいみょん、嵐、Mr.Children、DREAMS COME TRUE、B’z、星野源の9組から「音楽のプロ56人」が、9組それぞれの曲の中から“これぞ!”という曲を5曲ずつ厳選し、独自ランキングを作成。その順位に応じてポイントを集計し、“アーティストごとの総合ベスト10”を決定する。

目次

Official髭男dism

予想

10位 FIRE GROUND

9位 115万キロのフィルム

8位 Universe

7位 宿命

6位 ノーダウト

5位 Stand By You

4位 Cry Baby

3位 Tell Me Baby

2位 I LOVE…

1位 Pretender

結果

10位 Universe

「どこを切り取っても口ずさめるような名メロディー」

(関口シンゴ)「ユニバースの「ユ」をスパンと出せる歌唱力に脱帽」(YUMIKO)

9位 イエスタデイ

「ストレートな曲と煮え切らない歌詞のバランスが良い」(ゴスペラーズ 黒沢薫)

8位 ノーダウト

「藤原くんの声質を完全に生かし切った名曲」(大橋トリオ)

「R&Bテイストをキャッチーにまとめていてカッコいい」(宮野弦士)

7位 アポトーシス

「ボーカルの練習か!と思うほど音程が上がるサビがすごい」(MayuWakisaka)

「6分越えの長さを感じさせない匠のなせる技」(酒井雄二)

6位 115万キロのフィルム

「この曲で「あ、好き」ってなった人も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。笑」(GReeeN HIDE)

「よい歌声、よい歌詞、よいメロディ、よい演奏、すべてがある」(松尾潔)

「複雑な曲なのにちゃんと「言葉」に注目させている」(いきものがかり 水野良樹)

5位 I LOVE…

「「イレギュラー」という圧倒的なインパクトの歌詞」(松尾潔)

「不穏な展開からサビの解放感がたまらない」(ゴスペラーズ 黒沢薫)

4位 Stand By You

「ブルーノマーズを彷彿とさせるポップスター感とブラックミュージックな匂い」(石崎ひゅーい)

「盛り上げる為になんでも足せばいいんじゃないと教えてくれる楽曲」(YUMIKO)

3位 宿命

「曲が丸裸になったとしても失うことない熱がそこにある曲」(GReeeN HIDE)

「いままでの応援歌のテンプレートをぶっ壊した楽曲」(ヒャダイン)

2位 Cry Baby

「一見、無茶苦茶なサビでの摩訶不思議な転調。それにもかかわらずちゃんと曲として筋を通し成立できている。それはその転調に対応する複雑なメロを歌いきれる藤原くんの歌唱力あってこそなんだと思います。」(大橋トリオ)

1位 Pretender ◯

「体操選手の凄い連続技を見せられているような素晴らしい楽曲」(いきものがかり 水野良樹)

 

宇多田ヒカル

予想

10位 誰かの願いが叶うころ

9位 time will tell

8位 SAKURAドロップス

7位 COLORS

6位 桜流し

5位 光

4位 Can You Keep A Secret

3位 Automatic

2位 花束を君に

1位 First Love

結果

10位 SAKURAドロップス

「日本的なメロディーで桜舞う情景が浮かぶ」(押尾コータロー)

9位 光

「曲の構成や歌唱のアプローチも現代的で色褪せない」(大石昌良)

8位 Be My Last

7位 初恋

「今、恋をしているという数々の描写のどれも真に迫っていて胸を打つ」(いしわたり淳治)

6位 Beautiful World

「圧倒的な歌唱力と楽曲、一流とはこういうことだと感じた」(syudou)

5位 真夏の通り雨

「宇多田さんのインナーワールドに落とされ溺れてしまうよう。息継ぎも出来ず、曲が終わったら呼吸が出来る集中力がある曲」(ヒャダイン)

4位 One Last Kiss

「無駄な音もなければ足りない音も一切ない。合間に出てくるちょっとした音まで全てが必要なピース」

3位 traveling

「この曲から宇多田ヒカルの第2章が始まったのではないか」(バグベア)

「今年発売の新曲です」と発売してもめちゃくちゃ売れると思う」

2位 First Love

「15歳が書く歌詞とは思えない完成度」(ちゃんMARI)

「とてつもないアーティストが登場したと半ば打ちのめされながら聴いていた彼女のファーストアルバム。最後にこの曲がきて、正直「もう勘弁してほしいと思いました。あれから20年以上経っても、それぐらい圧倒的な曲だと思います」(ゴスペラーズ 村上てつや)

1位 Automatic

「日本の女性R&Bシーンの本当の始まりにして革命」(ゴスペラーズ 黒沢薫)

「全J-POP作曲家が日本語の新しい使い方をこれで学んだといっても過言ではない」(清塚信也)

 

スピッツ

予想

10位 桃

9位 みなと

8位 運命の人

7位 ロビンソン

6位 夏の魔物

5位 渚

4位 空も飛べるはず

3位 青い車

2位 チェリー

1位 楓

結果

10位 スターゲイザー

「「明日君がいなきゃ困る」というフレーズに惚れ込みました」(緑黄色社会 長屋晴子)

9位 ハチミツ

「2020年代に聴いてもまったく古さを感じさせない」(本間昭光)

8位 青い車

「しっかり上がるサビ、コード進行と対比になるメロディーが秀逸」(大橋トリオ)

7位 春の歌

「爽やかな歌声と少し切ない響きを持ったメロディーが印象的」(syudou)

6位 空も飛べるはず

「ポップで誰もが口ずさめる曲の中に強烈な文学性が花開いている曲」(GReeeN HIDE)

「シンプルなバンドのアンサンブルが心地よいです」(石崎ひゅーい)

「草野さんの声は難しい言葉を歌っていてもそう感じさせない魔法が宿っている気がします」(いしわたり淳治)

5位 渚 ◯

「透明感ってなんなんだろうと考えさせる曲」(いきものがかり 水野良樹)

4位 君が思い出になる前に

「こんな全てを言っちゃうタイトルあるだろうか。もうこのタイトルだけで泣けちゃう」(いきものがかり 水野良樹)

3位 楓

「無条件で歌いながら涙が流せる歌」(マカロニえんぴつ はっとり)

「サビの一番美味しい音程をキュンとする歌詞で伸ばし切る手法に憧れます」(大橋トリオ)

2位 チェリー ◯

「時代を超える名曲。これまでもこれからも歌い継がれていくことでしょう」(GReeeN HIDE)

「歌詞の一言一言、メロディーの一音一恩、隅々まで無駄なく表現が入っている」(清塚信也)

1位 ロビンソン

「こんなメロディーの曲を作れたら最高!唯一無二の名曲」(松隈ケンタ)

「この曲で日本語ロックのカッコよさを知りました」(いしわたり淳治)

「当時こんなに抽象的な表現で描かれた歌はなく、革命的」(石崎ひゅーい)

 

あいみょん

予想

10位 恋をしたから

9位 二人だけの国

8位 今夜このまま

7位 満月の夜なら

6位 愛を伝えたいだとか

5位 ハルノヒ

4位 裸の心

3位 生きていたんだよな

2位 マリーゴールド

1位 君はロックを聴かない

結果

10位 空の青さを知る人よ

「等身大の言葉選びで、赤と青の色の対比も面白い」(MEG.ME)

9位 満月の夜なら

「あいみょんの「言葉」のような歌い方が魅力的」(清塚信也)

8位 猫

「あいみょんが歌わなくてもヒットする。職業作家的にはヘコむ」(山本加津彦)

7位 愛を伝えたいだとか

「作詞作曲の他、歌唱力やプロデュース能力もすごいと分かる」(石崎ひゅーい)

「やられましたね。悔しい。PVがまた良くて」(マカロニえんぴつ はっとり)

6位 ハルノヒ

「大げさじゃない普通の言葉で人生の素晴らしさを教えてくれる」(岡嶋かな多)

5位 貴方解剖純愛歌 ~死ね~

「時に強烈に、時に優しく、時に可愛く、時に強く、まさに令和の天才」(石崎ひゅーい)

4位 生きていたんだよな

「死を題材にしながらも生を生々しく力強く表現している」(MEG.ME)

「この曲での濃度を、今でもどこかに保っているからすごい」(いきものがかり 水野良樹)

「この曲を聴くと呆然とするが、同時に生命力がみなぎってきます」(緑黄色社会  長屋晴子)

3位 君はロックを聴かない

「敬意をこめて「ずるいタイトルだな」と思いました。笑」(いきものがかり 水野良樹)

「ロックを聴く人と聴かない人に違いがあると実感している世代ならではの視点が新鮮で、その違いをテーマに歌を作れてしまう才能が素晴らしい」(いしわたり淳治)

2位 マリーゴールド ◯

「ものすごい説得力を持って語りかけてくるような歌唱」(弥勒忠史)

「細かい音楽理論は抜きにして、普遍的な音楽の良さを持った曲」(mabanua)

1位 裸の心

「親友のような距離感で寄り添ってくれる曲」(緑黄色社会 長屋晴子)

「世間があいみょんに慣れてきたところでものすごいシンプルなラブソングを出す肝の太さに感動しました」(ゴスペラーズ 村上てつや)

「基本的にビブラートをかけない。それがこの曲の飾らない言葉がまっすぐ届く」(今井マサキ)

 

予想

10位 Step and Go

9位 カイト

8位 未完

7位 Believe

6位 Monster

5位 A・RA・SHI

4位 Sakura

3位 Love so sweet

2位 truth

1位 One Love

結果

10位 One Love

9位 Whenever You Call

8位 きっと大丈夫

7位 カイト

6位 Turning Up

5位 truth

「アイドルソングの世界を広げた一曲」

「クラシックを感じるサビのメロディーがすごい」

4位 Happiness

「元気な楽曲だが、実は細かくアイデアが散らしてある名曲」

「ジャニーズにしては珍しい、ロック風のメロとアレンジが斬新」

3位 Monster

「不気味で怖いのにカッコよくて安心するという構造」

2位 Love so sweet

「広く嵐が知られる事となった不動の名曲」

「「ずっとずっと」が跳躍音程と相まって耳に残る」

1位 A・RA・SHI

「「チキソウソウ」と聞こえた瞬間に感じる高揚感」

「ファンキーなイントロやラップなど全てが挑戦的」

 

Mr.Children

予想

10位 himawari

9位 ニシエヒガシエ

8位 NOT FOUND

7位 くるみ

6位 HERO

5位 Tomorrow never knows

4位 innocent world

3位 終わりなき旅

2位 名もなき詩

1位 HANABI

結果

10位 終わりなき旅

「人を前向きに鼓舞してくれる不思議な力をとても感じた楽曲」(AAAMYYY)

「声色でコンセプトを変えることが出来るなんて規格外の技術」(清塚信也)

9位 ニシエヒガシエ ◯

「西とか東とか、東西○○って言葉を聞くたびに思い出してくちずさんでしまう」(丸谷マナブ)

「ビートルズを感じさせる懐かしさもあり、新しさもある」

8位 しるし

「リフレインが日本最高峰に上手に使われている曲です」(石崎ひゅーい)

7位 Sign

「これぞ愛という言葉の数々」(緑黄色社会 長屋晴子)

「忘れられないショートムービーを見た感覚を味わえる芸術的ソング」(河田総一郎)

「タイトル「Sign」が入る位置、メロディーが衝撃的」(松隈ケンタ)

6位 シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜

「ビジュアル含めて遊び心満点」(ゴスペラーズ 黒沢薫)

「英語と日本語の垣根を取り払ったような斬新な歌い方。その歌い方がサウンドとマッチしている」(関口シンゴ)

5位 CROSS ROAD

「サビ頭の主語を「誰もが」にすることによって万人の感情移入を誘う」

4位 HERO

「不器用で弱気なヒーローだけど、そこに否が応にも共感できるすごさ」(zopp)

「裏声、メロディー、歌詞とのシンクロ、全ての面で美しすぎる」(清塚信也)

「自分のことを歌っているという共感性」(ヒャダイン)

3位 HANABI

「もう一回、もう一回という繰り返す言葉に勇気づけられる」(押尾コータロー)

「憂いのあるAメロからサビへ、徐々に感情をふくらませていく歌詞が最高」(音楽P)

2位 innocent world

「「Mr.myself」というキャッチーな言葉を使って自分自身に問いかけるのはこの歌だけのキラーワード」(いしわたり淳治)

「ボーカルもコードも歌詞もこれ以上ない完成度」

「どこを切ってもミスチルを感じられる名曲」

1位 Tomorrow never knows

「20年以上前の曲なのに決して色褪せない素晴らしい曲です」(優里)

「全てが衝撃、後にも先に超えられない名曲」

 

DREAMS COME TRUE

予想

10位 朝がまた来る

9位 決戦は金曜日

8位 うれしい!たのしい!大好き!

7位 大阪LOVER

6位 WINTER SONG

5位 サンキュ

4位 何度でも

3位 やさしいキスをして

2位 未来予想図Ⅱ

1位 LOVE LOVE LOVE

結果

10位 晴れたらいいね

「どんなに落ち込んでいても今日一日頑張ろうと思える、毎日朝ドラで流れていた曲」(mabanua)

9位 すき

「好きという言葉だけでサビを歌いきる吉田美和のすごい表現力」

「悲しいを悲しいで表現しない吉田さんの表現力たるや…」(家入レオ)

8位 やさしいキスをして

「シンプルな構成の中に複雑な感情と切なさに心が揺らされる」(草野華余子)

7位 サンキュ

「さりげないメロディーをじっくり聴かせるということの難しさを軽々と乗り越えている」(いきものがかり 水野良樹)

「別れた後に友達と公園に来るシチュエーションに落とし込んだことで、悲しさではなく切なさにフォーカスすることに成功していて発明」(いしわたり淳治)

6位 大阪LOVER

「方言に憧れている主人公の感情を歌にしているのが面白いし、他にはない」(石崎ひゅーい)

5位 うれしい!たのしい!だいすき!

「幸せワードのこれ以上の並び順はありません」(ゴスペラーズ 村上てつや)

4位 何度でも

「心がくじけそうになった時に、側で寄り添ってくれた1曲」(syudou)

3位 未来予想図Ⅱ

「真似したくなるエピソードを楽曲に入れ、トレンドになる。そんなムーブメント、一度でいいから起こしてみたい」(岡嶋かな多)

「日本を代表する卒業ソングでもあり、ラブソングでもある」(石崎ひゅーい)

2位 決戦は金曜日

「「アース・ウインド & ファイアー」をオマージュしたアレンジ。メロディーのポップさはドリカムサウンド。名曲中の名曲」(押尾コータロー)

「吉田美和節全開!自由に歌いながらメロディーが奏でられる」

1位 LOVE LOVE LOVE  ◯

「愛しているという気持ちを最小限の平易な言葉で最も壮大に歌った曲」(いしわたり淳治)

「洋楽のような構成なのに王道を行くすごい曲」(石崎ひゅーい)

「色々な理屈も無粋に思える、世にいうスタンダードナンバー」

 

B’z

予想

10位 love me, I love you

9位 ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜

8位 恋心(KOI-GOKORO)

7位 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

6位 イチブトゼンブ

5位 さまよえる蒼い弾丸

4位 Calling

3位 兵、走る

2位 ultra soul

1位 LOVE PHANTOM

結果

10位 太陽のKomachi Angle

「このサウンドに日本語!強い異物感が癖になりやがて至高に」(松尾潔)

9位 Liar!Liar!

「Liarに対して信じられないや。これ以上ハマる韻を踏む言葉はみつからない」(音楽P)

8位 イチブトゼンブ

「「愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに」の歌詞の破壊力」(家入レオ)

7位 ギリギリchop

「爆音でヘッドホンで聞くととにかくスカっとする」(バグベア)

6位 いつかのメリークリスマス

「クリスマスの時期じゃなくても聴きたくなる曲」(GReeeN HIDE)

5位 今夜月の見える丘に

「歌詞、メロディー、全てにおいて圧巻で本気を感じる」(音楽作家)

4位 ALONE

「トレンドを捉えたカッコよさと普遍的なカッコよさで世に放たれた至高のロックバラード」(大石昌良)

3位 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない

「25文字をほとんどの人が間違えずに復唱できる、キャッチーな語感」(いしわたり淳治)

2位 LOVE PHANTOM

「イントロが長い!ドラマチックが過ぎる!最高」(ヒャダイン)

「イントロを聴いただけでテンションがブチ上がる名曲」(石崎ひゅーい)

1位 ultra Soul

「時代が変わっても色あせない魅力、J-POPのカッコよさが全て詰まっていると言っても過言ではない」(syudou)

「ハードなロック曲でここまでポップなのは他にはない強さを持った曲」(音楽P)

 

星野源

予想

10位 ばらばら

9位 ドラえもん

8位 Family Song

7位 創造

6位 くだらないの中に

5位 Pop Virus

4位 地獄でなぜ悪い

3位 不思議

2位 アイデア

1位 恋

結果

10位 桜の森

「ディスコやソウル、ダンスミュージックと、そこには絶対はまらない日本語の歌詞の音ハメをあえて意識した感じが面白い」(もふくちゃん)

9位 うちで踊ろう

8位 Pop Virus

「キャッチーと挑戦が同居していてワクワクします。どんどん展開していくアレンジが根源的で最新」(音楽P小倉しんこう)

7位 くだらないの中に

「シンガーソングライター星野源が確立された一曲」(syudou)

6位 SUN

「カッコいいグルーヴの中に自然体な歌声生かされている」(清塚信也)

5位 不思議

「星野源スタイルのさらなる洗練と深化を色鮮やかに証明」(松尾潔)

「難解なコードでも無駄が一切ない緻密なアレンジ。クールな楽曲だが、クリエイターとしての燃えるような情熱もひしひしと感じます。すごい!悔しい」(音楽P丸谷マナブ)

4位 創造

「ここ、あそこのあれだ!と思い出しながら聴けるところが新しい」(緑黄色社会 長屋晴子)

「サブカルに合うメロディーと星野さんが持つソウルのメロディーが融合」(バグベア)

3位 ドラえもん

「「ドラえもん」というタイトルでシングルとしてリリースする衝撃」(いしわたり淳治)

「星野源がドラえもんを歌うとこうなるというのが的中している曲。歌や演奏の技術も一流じゃないと完成できない」(サウンドプロデューサー)

2位 アイデア ◯

「1曲の中に3曲入っている、みたいな曲」(MEG.ME)

「1番は生演奏を基調に、2番はエレクトロサウンドと1つの楽曲の中に全く異なる2つのアレンジ要素を共存させているところがすごい」(サウンドプロデューサー)

1位 恋 ◯

「聞き馴染みと新しさの両方の効果で星野源の色を世間にひろめた」(バグベア)

「ポップスとしては難しいと思うような複雑なことをやっている楽曲かと思ったけど、ダンスミュージックとして受け入れられ、日本のポップスの可能性を広げた名曲」(もふくちゃん)

 

 

正解率

…8/90

 

キエエエエエエエエエエエエ!!!!!!

最近の倉科カナの「憧れのあの人」感は異常

最近の倉科カナの「憧れのあの人」感が異常。もし俺の近くに倉科カナがいたら人生のそれまでが全部ひっくり返る自信がある。

ここ数年のドラマ『俺の話は長い』『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『婚姻届に判を捺しただけですが』…を筆頭に、倉科カナが演じる「叶うはずない初恋のあの人」「手の届かない高嶺の花」のドンピシャぶり、そしてそれとまったく同時に感じる「こんなどうしようもない俺にも優しくしてくれるあの子」感、本当に気が狂いそうです。

倉科カナの魅力とは「異常愛嬌」これに尽きる。どんな人間だろうがわけへだてなくアルティメット笑顔を振りまいてくれるのに、絶対に手に入らない…倉科カナとは「光」。すぐそこにあるのに掴もうとしても決して触れられない光。

 

にしてもこの「年上のお姉さん」にもなれるし「幼なじみのあの子」にもなれる倉科カナの「憧れの変幻自在ぶり」どうかしてるよ、もはや忍者。恋の忍者。倉科カナが画面に現れるたびに俺はバジリスクタイムを踊り狂ってる。おい、倉科カナのインスタを今すぐ見てみろ、かわいさの「アウト・オブ・常軌」がそこにはある。完全に逸してる、常軌を。

そもそもこれまでのロングヘア倉科カナも頭おかしくなるくらいかわいかったが、最近の「ショートカット・オブ・倉科カナ」はもう今すぐにでも世界遺産に申請したほうがいい。美しさと可愛さが一つになったその概念こそ倉科カナだった。特に最新作『婚姻届に判を捺しただけですが』における倉科カナはもう終わりです、世界は完全に倉科カナ以前以後に分けられた。

1話のラストで登場した瞬間、俺はテレビ画面にダイブした。0.000000001%の確率でも画面の向こう側に倉科カナがいるっていうんなら俺はそれに賭けたかった。俺にとっての希望の船エスポワールは倉科カナだった。そして負けた。倉科カナという名の地下労働施設に永遠に収容される人生。それでいいんだよ。

 

ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』は坂口健太郎演じる男が、突然不特定多数の女に次々と求婚を迫るというガチヤバうんちマンなんですが、その理由というのが

「偽装結婚してまで貫きたい恋の相手(兄貴の嫁)がいる」

というものだった。なんでウソの結婚をすることが相手への恋を貫くことになるのか、ちょっと行動原理がイマイチ理解できねぇが、とにかく坂口健太郎は叶わぬ、いや絶対に叶えてはならぬ恋をしているのだ…

そして、ここの「相手」のキャスティングこそ…マジでこのドラマの「キモ」と言っていい。「広告代理店の営業」という肩書もありビジュアルも仕事も金もあって人生である程度モテてきたであろう坂口の野郎をキモキモ奇行に走らせるほどの女…ある意味で 「主演以上」に重要なポジションでもある…

ここにあてがう女優のチョイスを1ミリでも間違えれば、たちまちタイムライン上は

「いや清野菜名のほうが全然いいだろ坂口見る目なさすぎ」

「女を結婚するための道具に扱うとか坂口最低」

のコメントで溢れ返り炎上確定TBSは一瞬で焼け野原、跡も残らねぇ。いやいっそ俺がTwitterという名の火炎放射器で燃やしてたかもしれん…それほどの「リスク」…いったい誰だ…?誰をキャスティングしてやがるんだ…?あ…?

 

それが

 

 

倉科カナ

 

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相関図|TBSテレビ 火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』

 

アッアッアッアッ誰が文句言える?この説得力「ぐうの音も出ねぇ」とはまさにこのこと。こんなもん好きにならないわけねぇし、この魂果てても絶対に諦めきれるわっきゃねぇ。今すぐに倉科カナかわいすぎる大学どうかしてる学科の入学試験を受けたい確実に満点取れる自信がある。

倉科カナは弟の気持ちに気づかずにその気もなしにめちゃめちゃ思わせぶりな態度取りそうですし、それがまったく嫌味にならない自然さを兼ね備えている…まさに「あざとさの無印良品」。

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ナチュラル美人で天然な一面もあるが、本人はそのことに気が付いていない。

 

なんだこのバカの童貞が書きました、みたいな設定?俺が考えたんか?

 

倉科カナのなにが絶妙なのか…それをわからせてくれるのが倉科カナの旦那役であり坂口健太郎の兄役に抜擢されたのが「前野朋哉」。どこからどう見ても坂口健太郎とはまったく違うタイプに位置する男だ…事実だけを言えば街行く10~30代女性1000人に「坂口健太郎(弟)と前野朋哉(兄)どっちと結婚したいですか?」とアンケートを取れば、まず間違いなく弟の圧勝だろう。戸愚呂兄弟とまったく同じ格差。しかし、どういう流れでそうなったのかはともかく、倉科カナは坂口健太郎ではなく前野朋哉を選んだ。

ここだ。ここになんの違和感も抱かせないのが倉科カナのおそろしさよ。坂口健太郎よりも前野朋哉を選ぶのに圧倒的な説得力がある。高身長だとか高顔面だとか高収入だとか広告代理店だとかそういう「側」にいっさい惑わされず「人」として相手を見ることができる、そんな女を演じられる唯一の女優・それが倉科カナだったのだ。

 

ありがとう倉科カナを育ててくれた倉科カナに関わる全ての人間たちよ、倉科の父よ、倉科の母よ、倉科を反映させた倉科の始祖よありがとう、いやこの大地、アース、地球、いや宇宙、誕生してくれてありがとう。倉科カナを育ててくれたあらゆる生きとし生ける生物ありがとう。水ありがとう、米ありがとう、小麦ありがとう、肉ありがとう、魚ありがとう、野菜ありがとう、森羅万象ありがとう。えー、これから学生のみなさんが合唱コンクールで歌う曲は『大地讃頌』じゃありません『倉科讃頌』です。

 

坂口健太郎よ…ハッキリ言って俺はおまえのことは別に好きでもなんでもねぇ。むしろ「なにが塩顔だオラ顔面に岩塩押しつけたろか?」くらいは思ってる。例えるなら「煉獄さんにとっての猗窩座」が「俺にとっての坂口健太郎」

だが今回ばかりは完全に同情するし、もはや尊敬すらする…「倉科カナに叶わぬ想いを抱く」その一点にのみおいて、俺とおまえは同志、同じ夢を追いかける仲間、同じ海賊船のクルー、いや…もはや同じ盃を交わした「兄弟」と言っていい…

健太郎…これから俺のことは気軽に「お兄ちゃん」と呼んでくれていいんだよ…そして俺は兄として最後まで責任を持って戦いを見届けさせてもらうからな…ガンバレよ…

細かすぎて伝わらないポルノグラフィティの耳が溶ける音50曲

雲をも掴む民

※2021/10/22更新

ポルノグラフィティの聴いてると気持ち良すぎて耳が溶けてくる音50曲集めました。

 

 

1. アゲハ蝶

2番Aメロ「届けばいいと思ぉぉぉおーーーー」後の笛「プゥーーーピィーーーピィピィィプゥゥー…」

 

2. ライン

2番AメロBメロの後ろで鳴ってるギター「ぼんやりぃ光るぅ…(テレロォンッッ……)」「君ぃのアドレスッ……(テェーロッロォォンッ……)」「特別な話題などっ…(トゥレロォンッッ…)」

 

3. ミステーロ

2番Aメロ「白馬に魅入られて」後のギター音「ギュゥルルッルルティッティーーーン!」

 

4. マシンガントーク

Aメロで聴こえる鳥みたいな鳴き声「僕にはわかってるんだよ(クェークェー!)それが愛の形(クェークェー!)

 

5. 別れ話をしよう

後ろで鳴ってる「ポポォォォン……ポポポォォォン……」

 

6. ネオメロドラマティック

ラスサビ前「助けてと確かに聞こえたァァァァ(キィコォエタタァアーー)(タァーアーーーー)(アーーーー)!」後の「ギュルルルルゥ、ステテェェェンテテテッテッテテッテッテトンッッ!シャン!」

 

7. 幸せについて本気出して考えてみた

イントロのドラムシンバル「シャンシャンシャンシャン!!!シャンシャンシャンシャン!シャンシャンシャンシャン!シャンシャンシャステステッテテテェーーーーン!シャンシャンシャンシャン!!!シャンシャンシャンシャン!シャンシャンシャンシャン!シャンシャンシャステステッテテテェーーーーン!」

 

8. サボテン

「君の居場所かき消しぃぃてぇぇえーーーーー」あとのドラム「スットコデッッドデドデンッッッ」

 

 9. 蝙蝠

後ろで終始鳴り響くなんらかの音「クァパァ…クァパンクァパァ……」

 

10. ヴォイス

イントロ「ギュルルルルゥゥン…」

 

11. THE DAY

2番Aメロ「いるんだよぉーーーーゥ!!(イルンダヨッ!)」後の電子音「テューーゥィテロレロレロレロレロ」

 

12. メリッサ

2番Bメロ「もぉうぉ〜〜〜〜…(トゥントゥトゥントゥゥントゥン…)」

 

13. 瞬く星の下で

2番Aメロ「僕の手にある〜」後のギター音「ヴォン…デッデッデーデ」

 

14. シスター

ラスト「明日になったら会えるのかなぁ……?」後のギター音「テェンレ!テェンレ!テンテレンレェンレン!」

 

15. ナイトトレイン

2番に入る直前のドラム音「ダダスダッタダダッタタッタッタ!」

 

16. CLUB UNDERWORLD

アウトロのギター「ティレレティレレティレレティレレ…」

 

17. サウダージ

フェードアウト時のギターソロ「トォワンワトォワンワトォワンワトォワンワトォワンワトォワンワ(ヒィーイッヒィーーーー!)トォワンワトォワンワトォワンワトォワンワトォワンワ……」

 

18. Sheep ~song of teenage love soldier~

アウトロ、イントロで計7回鳴ってる「ピッ…」

 

19. 365日

イントロ「ェッ!オッパァイ!ジィダッ!ウウッ!オエッ!アアアーーーイ!ジダッ!」

 

20. アポロ

間奏部分のゴチャゴチャ言ってるなにか。

 

21. この胸を、愛を射よ

ラスサビ前の鐘の音「カァーーーーーーン…!カァーーーーーン…!カァーーン…!」

 

22. ジョバイロ

サビのクラップ音「チャッチャッチャッチャチャ!チャッチャッチャッチャチャ!」

 

23. Part time love affair

1番Bメロ「僕らのルールを忘れてさ」あたりから後ろのほうで聴こえる「ケコッ…!」というなんらかの音

 

24. Regret

終始聴こえる電子音「ピポパポピポパポピポパポピポパポ…」

 

25. 螺旋

0分52秒付近から顔を出す「トゥトゥトートゥットゥトゥー」というオルガン音

 

26. 空蝉

1番終わりの踊るようなギターソロ1分42秒〜「ドゥットゥトゥルルルトゥドゥットゥトゥルルルトゥテレロンテレロンティッティティー!」

 

27. INNERVISIONS

1番終わりのアラビア音楽「ティーレンティティンレンレンレーティンレッテン」

 

28. ライオン

ラスサビ「見ィィィイイ下して(ギイュゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーン!)いる!」

 

29. Swing

Cメロのベース音「ゆぅ〜〜らゆらときえぇるあの虹もぉ〜〜〜〜(ベベンボベベンボベンボッベベンボ……)」

 

30. 今宵、月が見えずとも

メロで聴こえる電子音「ピッポパポピポパパピポピピポ」、アウトロのドラム「ズダダダダダダ!!」

 

31. 空想科学少年

終始流れるなんらかの音「ンフィフィフィフィフィーンフィフィフィフィフィー」

 

32. まほろば○△

コーラス「ウーーーーーーーーウーーーーーーーーーウーーーウーーーーーーウーーーーーーーウーーーーーウーーーーーーーーウーーーーーーーウーーーーーーーーウゥーーー、ウーーーーーーーーウーーーーーーーーーウーーーウーーーーーーウーーーーーーーウーーーーーウーーーーーーーーウーーーーーーーウーーーーーーーーウゥーーー」

 

33. 君は100%

終始聴こえるドラム「ドンドドンドン!ドンドコドン!ドンドドンドン!ドンドコドン!」

 

34. ANGRY BIRD

終始聴こえる電子音「ポパッパポッパッパポッピポパッパポッパッパポッピ」

 

35. 渦

イントロのベース音「ドゥドゥンドゥンドゥドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥドゥンドゥンドゥ」、ラストの「シュウゥゥゥゥゥゥスゥゥゥゥ………」

 

36. ROLL

Cメロのドラム「ドッ…トゥ…トッ…ティン!ドッ…トゥ…トッ…ティン!」

 

37. Misson of the East

1分3秒あたりの迫り来るようななんらかの音「ビョビョッビョビョビィヨッビヨヨ〜〜ビィヨッビヨヨ〜〜」

 

38. クリシェ

1番終わりのベース音「泣〜かせるよぉぉ〜〜〜(ドゥドゥドゥドゥドゥドゥンドゥルルゥン)」

 

39. Mr.ジェロニモ

2番に入る直前のギター&ドラム「ダァンダン!デェンデンデェンデェデェンデェンデンデン!ダァンダン!デェンデンデェンデェデェンデェンデンデン!テァロリァー!ダァンダン!ギュィィウェェーーー!デレスデンデンデンデ!!デデスデンデンデテュルスデッデッデッ!!」

 

40. ドリーマー

間奏部分のラッパ「ブァッパァパーーパァパァパァブァッパァパーーパァパァパァ」

 

41. 惑星キミ

イントロの「ペトゥシュユゥウィーーーーーー」というなんらかの音

 

42. ギフト

アウトロ「シャーーーーン…!…ファーーーーアーーーーァーーーーーーァァァーーーーン……」

 

43. 狼

サビ直前のドラム&トランペット「デデステッテデッテテデーデッ!」

 

44. 2012Spark

ラスサビのバイオリンのリズム「ティレティティレティレッーーーー!ティティティティティティ!」

 

45. 月飼い

イントロから終始聴こえるシンセサイザーの音「ヴヴヴゥィッヴゥィヴゥィッヴゥィッヴヴゥィッ」

  

46. 天気職人

サビの後ろで聴こえる「トコタットコタカットコタットコタカッファッファーファッファー」というなんらかの音

 

47. ルーズ

イントロの水の弾けるようななんらかの音「ペッチッ…ペチッ…ペッチッ…ペチッ…」

 

48. TVスター

大サビ前のベースソロ「ベベンベベンベンベベベン…ドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥンドゥンドゥン」

 

49. Light and Shadow

2番サビ終わり間奏部分のギターのアルペジオ「ティンティンティンティンティティンティンティンティンティティンティンティンティンティ」

 

50. 煙

アウトロ「デデン!デデン!デデン!デデン!デデンデデンデデンデデンデデンデデンデデンデデンデデンデデデデデデデデデデデデデデデデデデダダダダダダダダダダダダ……………ブゥーーーーーィィィーーーーーーーーーーーーーーン」

 

51. デッサン#1

アウトロのギターソロ「テレレテレレレテレレテレレレーーー!テレレテレレレテレレテレレレーーー!テレレテレレレレテレレレヴァヴァ!ヴァンヴァーヴァヴァヴァヴァヴァヴァーーーァーーー!」

 

52. AGAIN

ラスサビ前の「行かなきゃぁっっ……(クゥァァアァアアアアアン……ギュギュギュギュッッ……)」

 

53. メジャー

ラスサビ前のギター「ギャギャギャギャギャギャギャギャアーーーーーン!!!」

 

54. 痛い立ち位置

2番Aメロ後のギター音「テェロン!ティレレレレレッ!」 

 

55. 星球

出だし「パパァン!」というなんらかの音

 

56. うたかた

アウトロの二胡「ファアーーーーーーファーーーーーァン…ファーーーーーァァーーーーアファーーーーーーァアファーーーーーーアンファーーーーーーーーァ…」

 

57. MONSTER

Cメロ終わりのドラム&ギター「イッツアビッグモンスター!(スダッダーン!スダッタッタッダ!)アーオィ!!」

 

58. Didgedilli

序盤のドラム「ダァン!ダァンダン!」

 

59. フィルムズ

Aメロのギター音「ギュイッ!ギュイーン…ギュイッ!ギュイーン…」

 

60. Search the best way (幕張ロマンスポルノ)

ギターのアルベジオ「テロレテロレテロテロテロレテテロレリテロリロレロリロ…ドゥンドゥンドゥンドゥン…テロレテロレテロテロテロレテテロレリテロリロレロリロ…ドゥンドゥンドゥンドゥン…ドゥン…ドゥン…テロレテロレテロテロテロレテテロレ…!ワン!ツー!スリー!フォー!」

 

61. 敵はどこだ

全ての音

 

62. オー!リバル

2番終わりから始まる笛&コーラス&ドラム「む〜しばぁむ〜ときがくることうぉ〜〜〜〜(ピョ〜〜〜〜〜〜ピョオオ〜〜〜ッロロロロロロピョッピョピョピョピョピョ(オーレオレーオー)ピョビ〜〜〜〜〜ヒョロロロロ(デーデッテデーデッテ)ピョロロロロ(オーレーオレーオー)デーデッテデーデッテ(オーレーオレーオー)ピョロロロロ(デーデッテデーデッテ)オーレーオーレーオ(ピョロロロロ)デーデッテデーデッテ(オーレーオーレオー)ピョロロロロ(デーデッテデーデッテデデデデデデッダーン!!!」

 

63. Montage

サビのギター「デーデーデーデーデーデーデーデーデーデードデードデド」

 

64. MICRO WAVE

終始聴こえる「ンバンパ!ペバンパ!ユァァバァパッ!」

 

65. カメレオン・レンズ

2番Aメロ「真紅の薔薇もワインも…」(ンケッンケッンケッ…) 「色をなくし泣いてるのぉ…」(ンケッンケッンケッ…) ファッ… (のぉっ…のぉっ…のぉっ…) ッッチャカッ…ッッチ…パパァァァン………

 

66. ブレス

1番間奏の人の声なのかなんなのかわからない音「ゥゥンクェエッッ、ォホォォッ…!ゥゥンクェエッッ、ホァエェエ…!ゥゥンクェエッッ、ォホォォッ…!」

 

67. Zombies are standing out

2番Aメロのエコー「タマッワレッソウニタマァァアァア」

 

68. 俺たちのセレブレーション

2番「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」

 

69. ヒトリノ夜

ギターソロ前の「クァーーーーーッッッ!」

 

70. 憂色~Love is you~

アウトロのピアノ「トゥントゥントゥントゥン…トゥントゥトゥン…」

 

71.ワールド☆サタデーグラフティ

イントロ「ドゥッドゥドルッドゥドゥドゥドゥルドゥッドゥ、ドゥッドゥドルッドゥドゥドゥドゥルドゥッドゥーーードゥッドゥドルッドゥドゥドゥドゥルドゥッドゥ、ドゥッドゥドルッドゥドゥドゥドゥルドゥッドゥーーー…ブゥーーーーーン(パァーーーーン)」のパァーーーーン

 

72. Hard Days, Holy Night

2番後「セェンセェーセェンセェンセェンセェーーーーセェンセセセセセセェセッセェーーーーー(シャンシャンシャン!)(カァーーーーーーーーッッ!)」のカァーーーーーーーーッッ!

 

73. ラック

ラスサビ前「しまったようなァーーーーーーッッッッ!(ドゥッドゥドゥドッドゥッデェッデェデーーーデ!デーーーデッデッデェーーーーー!)」

 

74. 小説のように

ラスサビ前のベース「ヴゥン……」

 

75. Go Steady Go!

イントロのベース「デェンドンデェンデェンデ!(ドゥルドゥルドッドゥルドゥルドッ)デェンドンデェンデェンデ!(ドゥルドゥルドッドゥルドゥルドッ)デェンドンデェンデェンデ!(ドゥルドゥルドッドゥルドゥルドッ)ヴィィィィン…デェンドゥンデェェンデェェェ」

 

76. プッシュプレイ

サビ前のなんらかの音「シュゥゥイイッッ…!」

 

77. EXIT

2番バイオリン「これ以上ぉっっ…(ルレルレレルレルレリィィーーーー)この場所にっ…(リィーーーー)留まってはいけないとっ…(リィーーーリィリィリィーーー)」

 

78. We Love Us

Bメロギター「(トゥレェェン!)早く用意しないとぉっ(トゥレェェン)(トゥレェェン!)食器は僕が洗っとくぅっっ!」

 

78. 瞳の奥をのぞかせて

2番前「チーーーーン」

 

79. Twilight, トワイライト

ギター「テロテレェンッッッ…テロテレェンッッッ…」

 

80. 元素L

Cメロ前「ズンズンズンズンズンズンズン!」

 

81. プリズム

イントロ「ゼッ!ゼッ!ゼッ!ゼッ!ゼーーーッ!」

 

82. 一雫

「君の肩に止まれっ…(キィィーーイィィーーーーンッッ……!)」

 

83. テーマソング

「ささやかな私のスト(テテレレレエレレレレッ…テレレッレッ)ーリー 退屈なことには慣れている…」

 

84. REUINON

Cメロ「真理を孕んだこの矛盾(ヒュゥゥゥゥゥウウウウウウウイイイイイイイイ!!!)」

 

85. ベアーズ

Aメロのギター「デッデレェーーー、デッデッレェーン、デッデッデェ、デデッデッデッデェーーン」

 

86. 音のない森

1番サビ終わりのドラム「デデン…」

 

87. 素敵すぎてしまった

ラストフレーズ前のギター「ディディディディディディディディディディーーーーーンッッ……!」

 

88. デザイア

2番Aメロ「背中を照らした月の光を(ボォボォボォボォボォ…デッデデッデデーーーーーンッ!)」

 

 

50とか言ってましたけど、全然無理でした。一生できるのでこのあたりでやめます。

地獄テーマパーク、星野源『Cube』感想

www.youtube.com

パッと見ディズニーランドなのに中に入ったらイカつい鬼が金棒ブン回してる、みたいなのは星野源の必勝パターンなんですが、そのギャップを極限まで高めたのが『Cube』でした。

頭おかしくなるほど賑やかメロディの中に詰め込まれた地獄。着ぐるみとかキャラクターの置物って昼間に見るとハッピーで楽しい気持ちになりますけど、夜に見るとめちゃくちゃ怖いじゃないですか。薬局に置いてある人形とか閉店後の真っ暗な店内にあるとただのデスマシーンにしか見えないですし、夜道に「佐伯ポインティ」があのはじけるような笑顔で立ってたらたぶん怖すぎて漏らす。それです。

 

ポップの隠れ蓑を引き裂いたホラー、ディズニーに完全無許可で撮影した映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』観た時と全く同じ。リメイク版『Cube』の予告映像で流れた時の「ぜ…全然合ってねぇ…」とフルで歌詞読みながら聴いたあとの「こ…これだ…」のギャップが激しすぎて脳が破裂しかけた。

そりゃあ予告で流れる15秒足らずじゃ伝わらないし掴みきれるはずありませんでした。確実に良くも悪くもCMで流すような曲じゃないんですよ。なんならなんの予告もなしに映画館で初解禁、くらいがちょうどいい。「めちゃくちゃ固いスルメ」を主題歌って立場を使ってあえて作ってる気さえする。まるで死のエレクトリカルパレード、ミッキーとジョーカーが仲良く手つないで踊ってらぁ。

人間では再現不可能な爆速BPMとグッチャグチャのすこぶる気持ち悪い変則リズムパターンで『Cube』っていうワケわからん空間にいきなり閉じ込められて理不尽な死を待つだけの状況をワケのわからないメロディそのもので表現して「ただそこにある絶望」を鳴らしてる。「この曲に希望を込めてない」って星野源本人が言ってたように、人生そのものがCubeとなんも変わらないってことを痛いほど伝えてくる。

「箱がただ球になっただけだ」

で「星野源が何を描こうとしていたのか」「これが主題歌である理由」の尻尾の先の先がやっと見えてくる。むしろ徹底して希望を歌わないからこそ希望がある。死を意識することで生にしがみつく、「それ」を身近に感じた人間にしか書けない曲。

だから歌詞すらろくに読まないで上辺だけなんとなくで聴いて「なんだこれ全然合ってねぇ…ポップすぎるだろ」とつぶやくイコール「頭上にあるトゲだらけの天井がちょっとずつ下がってる」ってことだと、星野源っていうデスゲーム主催者の掌で転がされてることだと早く気がついてくれ…

俺はこの曲を聴いてもはや星野源に対して「恐怖」以外の感情失った。リピート再生で聴くとわかるんですが、最初の一発目聴いた時いつまで経っても曲終わらねぇから、

「いや、、、曲、、な、、長ぇ〜〜〜!?!!?永遠!!!?!?!

って叫びながらスマホ見たら「3周目」でした。

どこから始まってどこで終わってるのかまったくわからない。途中で停止ボタン押させない曲そのものの中毒性と相まって「あのッッ!?星野さんッッッ!?!?ど、どこで止めればいいんですか!?!?!?」って頭バグってきて、しばらく「俺の耳をちぎるか」「スマホをブッ壊すか」の究極の二択してた。曲の余白がゼロ。聴くファイナル・デッドコースターかよ。

しかも曲制作の話で、

「なんで人間に合わせなきゃいけないんだ」

「人を生み出したい」

「千手観音みたいな手が6本くらいあって足が4本くらいあるドラマー」

鋼の錬金術師の話してます…?

 

冒頭で書いたように「わくわくアトラクションだー!」つってはしゃぎながら乗ったときにはもうヤバいガスが回ってる。それでも楽しいからやめられない止められない地獄かっぱえびせん。リピートで聴くことで徐々に全身が侵される幸せな毒。一度ハマっちまったら「星野源」って名前の箱からは逃れられないんだと思って俺は諦めました。もう星野源に抗うな…

Cube

Cube

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