めちゃくちゃ良かった。月並みな感想だけどこれしか出てこない。ライブで「終わり方かっけえ!」って思ったの思い出した。元々ミスチルのアップテンポの曲が好きで好きで。世間一般の「Mr.Children」のイメージって「抱きしめたい」とか「しるし」のようなラブソングだったり、「終わりなき旅」「Tomorrow never knows」みたいなロックバラードのイメージだったりすると思うんですけど、今回のアルバム「REFLECTION」はツアーで聴いた限りだとかなりバンド色の強いアルバムだと感じてまして。で、この「未完」なんですけど良い意味でものすごく泥臭い男臭い曲だなーっていうのが初聴の感想です。めちゃくちゃバンドしてるな!って思った。過去の曲で例えるならなんだろう「Worlds end」とか「ランニングハイ」みたいな。最近こういう曲少ないから「なんだかな」って阿藤快並に思ってたんですけど、やっぱあのおっさん達かっこいいわ。最後のサビの「ユニホームを脱いで脱いで 自由自由自由」ってとこなんてCD音源なんだけどライブ感がすごかった。
なんていうか、今までのミスチルって「君に宛てた手紙」みたいな曲が多くて、代弁者でございスタイルと言いますか、良くも悪くもメッセージソングっていうか悪く言えば押し付けがましいわミスチル!って思う人も多分いると思うんだけど、この「未完」はもろ自分の気持ちで「俺達はこうやって走るからついてきたいやつだけついてこいや!」「だまって俺について来い」みたいないわゆる「俺感」があって「あーいい歌詞だなー」って素直に思った。
で、歌詞書き起こして思ったけど曲中に「君」っていう言葉がない。以前何かの番組でミスチルの歌詞で一番多い言葉は?っていうのを検証していてたしか1位が「君」だったんだけど、「未完」にはそれがなくて終始1人称で曲が展開されていてそれもすごく新しいというか男らしいと思った。歌詞の感じも「ちまう」「なっちまえばいい」とか言葉尻が強い。あと韻の踏み方が相変わらずうまい。「当てずっぽうのパスワード」「噛み付いてみんのはどう?」とか。あと一番Aメロで「ホームランの放物線」からラスメロで「果てなく伸びる放物線」に変わってるのもにくいねーこのこの!それから最後の「未来へ続く扉 相変わらず僕はノックし続ける」も「Prelude」のときも感じたけど過去曲とリンクさせる感じも良い意味であざとい…ズルいよ桜井……
REFLECTION{Naked}完全限定生産盤(CD+DVD+USB)
- アーティスト: Mr.Children
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2015/06/04
- メディア: CD
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