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Fight Song

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映画『帝一の國』この内容にこのキャスト揃えられた奇跡

帝一の國

 

菅田将暉、竹内涼真、間宮祥太朗、野村周平、千葉雄大、志尊淳。この並び見ただけで「うわ、ずりぃ」と思いました。2017年にこのキャストの時点で、もうどんな内容の映画だろうが勝ち確だろと。大貧民でカード配られたら、2が4枚、1が4枚、8が4枚、ジョーカー2枚持ってました状態。そりゃ若旦那も負けてマジギレするわ。

こんな「2018年ピーク迎えてるオールスターズ」みたいなキャスティング、絶対この先10年不可能。この映画、間違いなく10年後伝説になってる。なにが恐ろしいって、「一人好きならもれなく全員好きでしょ」っていうこの見事なまでのキャスティング数珠つなぎ。例えば、菅田将暉好きで竹内涼真好きで野村周平好きで間宮祥太朗だけめちゃくちゃ嫌いってやつ聞いたことないですし、千葉雄大、志尊淳然り、キャストの統一感がもう体育大の集団行動。

ってなってくると、かなり大事なのが「ヒロインの選定」なんですけど、この映画の徹底してるのが、女のキャラクターが(ほぼ)1人しか出てこないんですよ。ここ選びミスると大変なことになる。ただでさえ見てる男女の比率1:9ぐらいだってのに、エンドロールで「クリープハイプの主題歌に乗せて男ウケ100女ウケ2みたいな格好しながらギター抱えて1ミリもストーリーに関係ないブリブリなダンス披露する」っていう地雷処理班みたいな役割担ってるし。最後にこれを見せる意味なんなんですか。

だから、ここのキャスティング一歩間違えると少なからずいるであろう過激派にバチクソ叩かれかねない、ハチの巣にされかねない。そんな戦場のド真ん中に広瀬すずでも橋本環奈でもなく「永野芽郁」を当てるっていう。これ以上ない絶妙なライン、オン・ザ・ラインすぎて、ぐぅの音も出ませんでした。これがもし小松菜奈でもたぶんギリギリアウト。浜辺美波でもキツい。土屋太鳳だったら確実にYahoo!映画のコメント欄地獄です。

 


「帝一の國」美美子ダンス特別版

 

こんなんママとパパお兄さんお姉さんおじいちゃんもおばちゃんもお隣さんも「うわっ…かっわぁ…」ってなるじゃないですか。かわいさのおはロック状態。

しかも、しかもだ、この究極メンツ揃えて贈るのがフワフワのワッフル恋愛映画じゃなくて、死ぬほど汗臭いゴリゴリの男映画っていう、高級食材使ってチャーハン作りましたみたいな良い意味でのムダ遣い。

どっかのサイトのレビューで「若者が政治にもうちょっと関心を持ってみようかな?と思わせられるきっかけにもなる」とか書いてたんですけど、アホか、なるわけがねぇ。内容なんか「拍手のスピード超速ぇ…」「吉田鋼太郎超うるせぇ…」「菅田将暉のケツ超小せぇ…」くらいしか覚えてねぇ。正直2時間ずっと「なにやってんだコイツら」って感じなんですけど、演技も演出も音楽もあまりにも全員が本気(マジ)なんでいつの間にかその熱量に見てるこっちがやられて帝一の國にのめり込まれるっていう。バカです、キャスト、スタッフ含めてこいつら全員、最高のバカです。バカのブラックホールです。

で、とにかく全員ダサいんですよ、これだけ男前揃えたらどうやってもカッコ良さ勝っちゃうだろって思ったんですけど、ちゃんとみんなダサいしちゃんとバカやってる。でも、それが逆に『俳優』としてのカッコよさを際立たせてるっていうか、見てくれだけのカッコよさ、かわいさじゃなくて、全員、俳優って職業に命かけてんだろうなっていう、性根の部分でのカッコよさをバチバチ感じて、同じ男として同じ人間として「こいつら…かっけぇ…」って思わせられるし、見た後にふつうに全員好きになるし、全員に一回ずつ抱きしめられたくなるし、劇中で帝一(菅田将暉)が氷室ローランド(間宮祥太朗)のクツ舐めてるシーンありましたけど俺が全員のクツ舐めたい。