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最近Amazonプライムで観た、面白かったけど胸糞悪くて二度と観たくない邦画5選

最近Amazonプライムで観た、面白かったけど胸糞悪くて二度と観たくない邦画5選です。

 

明け方の若者たち

明け方の若者たち

飲み会で出会った僕(北村匠海)と彼女(黒島結菜)の淡い恋愛模様を描いた話で、途中で会抜け出して公園でハイボール飲みながらラッドのアルバムについて語ったり、ビレバンで待ち合わせて巨乳グラビア本読んでるところに「へー…そういうのが好きなんだ♡」って言われたり、下北でワケわからん演劇観たり、餃子の王将で軽く飲んだ後にホテル入って事済ませた後に裸でキリンジの『エイリアンズ』聴いたり、夜の神社にこっそり忍び込んで花火したり、ゲーセンでUFOキャッチャーとかバッティングセンターしたり、新居の荷造り手伝ってもらったり、一緒に風呂入ってハミガキしたり、服屋の試着室で買う気もねえくせにファッションショーしたり、汚い居酒屋で夢語り合ったり、終電逃して歩いて帰……ああああああぁぁぁああっっうざっってええええェエエエエエエエエエァァアアアアアバーーーーカ!!!!

と、叫びそうになる20代前半の死ぬほど羨ましい部分と死ぬほどいけ好かない部分が凝縮した「クソエモ青春」をとんでもなくビジュアルの良い男と女で映像化した「俺の気を狂わせるためだけに作られた映画」かと思ってたんですが、中盤でいきなり斜め上から叙述トリックとグロシーンかましてきて怖くて泣きました。死角から殴られると軽く当たっただけでも気絶するってこういう感覚なんだと思いました。

あと終始、黒島結菜の悪魔的な可愛さがちむどんどんしてて、何回も「こんなもん好きにならねぇわけねぇだろうがボケェえ」と画面破壊しかけたのでもう観たくない。

 

女子高生に殺されたい

女子高生に殺されたい

「女子高生に殺されたい」願望を持つ教師(田中圭)が、ある一人の生徒に自分を殺させる計画を実行していくという話。

そのルックスと優しい性格で周りの生徒からの信頼と恋心を得つつ、

「無抵抗じゃなくあくまで全力で抵抗した上で殺されたい…僕を上回る力の娘でなくては…」

「絶対条件は完全犯罪だ…僕の欲望のために彼女が罪を償うなんてあり得ない…」

とキモさ特化の夜神月みたいな思考を張り巡らせ綿密に計画を実行しようとするさまはあまりに純粋で、最終的になぜか田中圭側を応援してました。視聴者を共犯にするな。マジでずっと何を見せられてたんだ。

 

さがす

さがす

母を亡くした父親(佐藤二朗)と娘(伊東蒼)は貧乏でも仲良く暮らしてたんですけど、ある日突然父親が「連続殺人犯(清水尋也)見かけたわ、捕まえれば懸賞金300万や」って言い残し失踪してしまうんですね。当然、娘は父親を必死に探しやっと居場所を突き止めるんですが、父親の名前で働いていたのは連続殺人犯の男だったという話。

描いている内容は社会の闇を凝縮したような部分もあり、画的にもエロとグロのオンパレードで普通にキツイんですが、いつも「一人だけ台本もらってないだろ」と思うほどふざけ散らかしてるコメディ佐藤二朗をシリアスに落とし込むことによって、どんなに凄惨な場面だろうが「エンタメ」として観れてしまうので、後半は倫理観がバグってきてどういうテンションで観ればいいのか分からなくなりました。

あとキャストがほぼ『おかえりモネ』でした。頼むから天気の話だけしててくれ。

さがす

さがす

  • 佐藤二朗
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MOTHER マザー

MOTHER マザー

死ぬほど金と男にだらしねぇ母親(長澤まさみ)と、その母親のせいで人生が狂わされる息子(奥平大兼)の歪みに歪んだ関係を描いた話。

公開当時は映画館にも行ったんですが、改めてマジでこんな長澤まさみにだけは出会いたくなかったと自分の頭蓋殴りたくなりました。今すぐ全ての記憶消して『タッチ』『プロポーズ大作戦』『モテキ』『海街diary』の長澤まさみハッピーセット浴びたい。

役がクソすぎてその俳優まで嫌いになる現象って演技が上手いからこそだと思うんですが、これはあまりにも長澤まさみにとってマイナスイメージ。こんな役を完璧に演じきって自律神経がどうにかならなかったのか本当に心配です。

「これ以上のクズはいねぇ」と思った10秒後に軽々とクズ世界記録を更新していくクズ界のウサイン・ボルト。カラダにピースどころかココロにDEATHの逆カルピス。

急に家に寄生してくる阿部サダヲの期待を裏切らないクソさも相まってあらゆる胸糞が次々と襲ってくる地獄幕の内弁当で、最初から最後まで何の希望もない観ても「損」しかしない最悪映画。

邦画ってだいたいそうなんですけど、題材が暗ければ暗いほど、ストーリーが最悪であればあるほど反比例して「作品」としてのクオリティは高くなるのなんでだよ。

MOTHER マザー

MOTHER マザー

  • 長澤まさみ
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空白

空白

横暴で威圧的な父親(古田新太)と暗い性格で周囲からも浮いている中学生の娘(伊東蒼)は母親と離婚し二人暮らしをしていたんですが、ある日スーパーで娘が万引きしている所を店長(松坂桃李)が目撃し補導しようとするが逃げられてしまい追いかけた結果、娘は車に轢かれ死んでしまう。怒り狂った父親は自分のクソさを棚に上げまくってスーパーや学校にしつこく粘着し、それをきっかけに全員の人生がさらに狂っていくという話。

開始3分の時点で古田新太が「こいつとは絶対に関わりたくない」という強烈なファーストインパクトを残していくので、古田新太だけがヤバいモンスターかと思ったんですが、フタ開けてみたら登場人物ほぼキツくて、スーパー店長の松坂桃李も、パートの寺島しのぶも全員無理でした。むしろ古田新太みたいな「分かりやすいヤバさ」じゃないぶん逆にタチが悪い。あらゆるタイプの嫌な人間が大集合してるクズの大乱闘スマッシュブラザーズでした。

被害者と加害者がジワジワ精神削られていく様子を延々と観せられるだけの1時間40分なんですが、役者の演技が上手すぎて「面白く観れちゃう」という地獄。ずっとオドオドしてた松坂桃李が爆発した時は最悪と最高が入り混じって拍手しました。ただ、一応「救い」みたいなものは用意されていて、パッと見で一番どうしようもなさそうな奴がめちゃくちゃ愛くるしい奴だったのだけが唯一のセーブポイント。

二度と関ジャムで変な帽子被ってる古田新太のこと笑って観れない。

空白

空白

  • 古田新太
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以上です。逆に「マジで死ぬほどつまらないし胸糞悪いけど何回でも観たい映画」は、せーの!『模倣犯』です!