Vaundyの『タイムパラドックス』ちょっ、、、良すぎねぇか……………………………???
まさに極上の「静」の音楽…素材だけの味を追求した蕎麦…数が少ないからこそ、一つひとつの音の粒が大きくて、耳にスッと入ってくる感覚、この気持ち良さ…………
風呂………?
最近の音楽は「とにかく脳みそ混乱させて耳バグらせれば勝ち」みたいなゾーンに入ってると感じてて、俺もそういう麻薬音楽は大好きなんですが、そんな曲に耳が慣れきっていた絶妙なタイミングでの素朴だけど奥深いこの曲は、音楽オーバードーズで疲れた俺の心と体にとんでもなくブッ刺さってしまったのドぅえアル。今、俺のVaundyの中でぶっちぎり1位を更新してしまった
「あのねェ………」
から良すぎて「バゥンディイィぃぃえも〜〜〜んんんん♡」って、のび太がドラえもん呼ぶ時と同じ声出た。優しい、あまりにも優しすぎる。聴く有給休暇だった。
そして、とにかく歌詞がめちゃくちゃ良いいい…シンプルだからこそ歌詞がミネラルウォーターのように俺の体内にゴクゴクと染み渡ってくる。
この曲の歌詞って、泡吹くほどにドラえもんで、星野源に続いてこの曲もタイトル『ドラえもん』でいいだろってくらいにドラえもんなんですよ。
のび太がドラえもんと出会った時点でのび太の未来は変わっているし、のび太が大人になったその時には、遠い未来の存在であるドラえもんは、もうのび太の前にはいない。
でも、のび太とドラえもんが過ごした時間は、のび太の心の中にずっと残っているし、きっとのび太の未来で例え辛く悲しいことが起きたとしても「過去の記憶の中にいるドラえもん」が、きっとのび太を助けてくれる。
だから僕の中の君(過去ののび太)はいつも笑っているんだよ。だから今の君(未来ののび太)も僕を思い出して笑っててくれよ。
というメッセージをギュッと3分っていう短い時間の中で完璧に落とし込んでる。
え?藤子・V・不二雄?
だが、このヤバい所はそれだけじゃありませんでした。Vaundyのコメントを読んで膝から崩れ落ちました。
毎年映画館へ観に行っていた作品に自分が参加できるなんて。
目標のひとつが叶って子供の頃の僕が報われました。「タイムパラドックス」は、今これを映画館で観る子供たちにとって、20年後も思い出深い曲になってるといいなと思って書いた曲です。
最小限の音数で硬度のあるポップスを作ることを意識しながら曲を考えるのが大変でしたが、シンプルで子供の耳にも聞き馴染みがよく、大人になっても深掘りできる音楽構成になったと思っています。
時代を越えて長く楽しんでもらえる楽曲になったら嬉しいです。
「今これを映画館で観る子供たちにとって、20年後も思い出深い曲になってるといいなと思って書いた曲です」
「時代を越えて長く楽しんでもらえる楽曲になったら嬉しいです」
……
こういうことなんですよ…涙
「ドラえもんとのび太」の関係性を完璧に描いた上でもう一つ、この曲は
「Vaundyを知らない世界を生きる君」
つまり、タイムパラドックスをいつか初めて聴くであろう未来の子供たちに向けてのメッセージでもあると…
そこにVaundyはいなくても、Vaundyの作った「過去の音楽」はいつか「未来」に届き、辛い思いをしている「君」を笑わせることができると。それが20年後、いや100年後のどんなに先の話でも。いつまでも…
「これは いつか この先出会うあなたの
痛み一つ拭う魔法
ねぇ ほら しまっておきなよ」
その現象それこそが「タイムパラドックス」なんだと……
そして未来の子供だけじゃない、今を生きる俺がVaundyを聴いた時間は俺の心の中にずっと残っているし、きっと俺の未来に辛く悲しいことが起きたとしても、その「過去の記憶の中にいるVaundyの音楽」がきっと俺を助けてくれると……
「どうしても拭えない痛みが
君を襲いかかる時がくるさ
そんなときは君もその魔法の力を唱えてみて
ねぇ あのね僕のポケットの未来の君はね
いつも笑ってるんだよ
だから君のポケットの未来の僕もね
笑っててほしいから
ねぇ 笑っててほしいから
ねぇ 笑っててくれよ」
俺「ばっっ、、、、、、、バゥンディイィぃぃいいいいいいいえもぉぉぉお〜〜〜〜〜んんんんんんッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
…「お前いつまで言ってんだ」って話なんですが、いまだにドラえもんは「のぶ代ドラこそ絶対」という危険思想の持ち主だったんですが、この曲が主題歌になるなら新しいドラえもんをイチから全部見てやろうと思ったし、子供に混じって一人でドラエもん観るためだけに映画館乗り込んでやろうと思いました。これもタイムパラドックス…
そして、そもそもVaundyって存在自体が「なんで俺の好きな音楽知ってんの?」って未来の俺の耳をどんどん改変してくる「音楽のタイムパラドックス」だよ…
バゥンディイィえもぉぉおぉお〜〜〜〜〜んんんんん♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡