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ミクスチャーブログ

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M-1のジャルジャル『国名分けっこ』がアドリブらしいので数えたらマジだった

M-1後の『M-1打ち上げbyストロングゼロ』でジャルジャルが「国名分けっこのツッコミを場のウケ具合で決めてツッコんでる」「(国名を)なに言うかも決めてない」「ホンマにあのゲームをしてる」って言ってて、ためしに準々決勝と決勝のネタ数えたらマジでした。

マジであのゲーム普通に楽しみながら、笑いのピークで絶妙にツッコミ入れてるし、ウケ具合によってドネシア足したりゼンチン引いたりしてました。一番自由にやってるように見せて、一番客との距離感が緻密でした。こわい。

 

1回目

  準々決勝 決勝
1 「ドイ」「ツ」 「ドイ」「ツ」
2 「ド」「イツ」 「ド」「イツ」
3 「イタリ」「ア」 「イタリ」「ア」
4 「イタ」「リア」 「モン」「ゴル」
5 「アメリ」「カ」 「モンゴ」「ル」
6 「カナ」「ダ」 「エジプ」「ト」
7 「イギ」「リス」 「インドネ」「シア」
8 「イギリ」「ス」 「インド」「ネシア」
9 「ドイ」「ツ」 「イン」「ドネシア」
10 「インドネ」「シア」 「カナ」「ダ」
11 「インド」「ネシア」 「中」「国」
12 「イン」「ドネシア」 「イン」「ドネシア」
13 「イタ」「リア」 「ギリ」「シャ」
14 「エジ」「プト」 「イン」「ドネシア」
15 「イン」「ドネシア」 「イタ」「リア」
16 「アメ」「リカ」 「イン」「ドネシア」
17 「イン」「ドネシア」 「中」「国」
18 「モン」「ゴル」 「イン」「ドネシア」
19 「イン」「ドネシア」 「韓」「国」
20 「韓」「国」 「イン」「ドネシア」
21 「イン」「ドネシア」 「カナ」「ダ」
22 「ギリ」「シャ」 「イン」「ドネシア」
23 「イン」「ドネシア」 「ギリ」「シャ」
24 「イタ」「リア」 「イン」「ドネシア」
25 「イン」「ドネシア」 「エジ」「プト」
26 後藤ツッコミ 「イン」「ドネシア」
27   後藤ツッコミ

 

2回目

  準々決勝 決勝
1 「イタ」「リア」 「イタ」「リア」
2 「エジ」「プト」 「オース」「トラリア」
3 「アメ」「リカ」 「日」「本」
4 「ブラ」「ジル」 「ブラジ」「ル」
5 「アルゼン」「チン」 「ブラ」「ジル」
6 「アル」「ゼンチン」 「アルゼン」「チン」
7 「イタ」「リア」 「アル」「ゼンチン」
8 「オース」「トラリア」 「イタ」「リア」
9 「中」「国」 「オース」「トラリア」
10 「アル」「ゼンチン」 「アル」「ゼンチン」
11 「アルゼン」「チン」 「アルゼン」「チン」
12 「アル」「ゼンチン」 「アル」「ゼンチン」
13 「アル」「ゼンチン」 「アルゼン」「チン」
14 「アルゼン」「チン」 「アルゼン」「チン」
15 「アル」「ゼンチン」 「アル」「ゼンチン」
16 「アル」「ゼンチン」 「アル」「ゼンチン」
17 「アル」「ゼンチン」 「アル」「ゼンチン」
18 「アルゼン」「チン」 「アルゼン」「チン」
19 「アルゼン」「チン」 後藤ツッコミ
21 「アル」「ゼンチン」  
20 後藤ツッコミ  

 

3回目 

  準々決勝 決勝
1 「エジ」「プト」 「イタ」「リア」
2 「ギリ」「シャ」 「オース」「トラリア」
3 「オース」「トラリア」 「日」「本」
4 「イン」「ドネシア」 「イン」「ドネシア」
5 「アル」「ゼンチン」 「アル」「ゼンチン」
6 「イン」「ドネシア」 「オース」「トラリア」
7 「オース」「トラリア」 「イン」「ドネシア」
8 「イン」「ドネシア」 「イン」「ドネシア」
9 「アルゼン」「チン」 「アルゼン」「チン」
10 「アル」「ゼンチン」 「イン」「ドネシア」
11 「イン」「ドネシア」 「アル」「ゼンチン」
12 「アルゼン」「チン」 「アルゼン」「チン」
13 「アルゼン」「チン」 「イン」「ドネシア」
14 「アル」「ゼンチン」 「イン」「ドネシア」
15 「イン」「ドネシア」 「アル」「ゼンチン」
16 後藤ツッコミ 「アルゼン」「チン」
17   後藤ツッコミ

 

4回目

  準々決勝 決勝
1 「アルアルアルアル」「ゼンチンゼンチンゼンチンゼンチン」 「アルアルアルアル」「ゼンチンゼンチンゼンチンゼンチン」
2 「インインインイン」「ドネシアドネシアドネシアドネシア」 「インインインイン」「ドネシアドネシアドネシアドネシア」
3 「アルインアルイン」「ゼンチンドネシアゼンチンドネシア」 「アルインアルイン」「ゼンチンドネシアゼンチンドネシア」
4 「インインインアル」「ドネシアドネシアドネシアゼンチン」 「インインアルアル」「ドネシアドネシアゼンチンゼンチン」
5 「アルゼンアルゼン」「チンチン」 「アルゼンアルゼン」「チンチン」
6 「インインインアル」「ドネシアドネシアドネシアゼンチン」 「インインインアル」「ドネシアドネシアドネシアゼンチン」
7 「アール」「ゼーンチーン」 「アール」「ゼーンチーン」
8 「イーン」「ドネーシアー」 「イーン」「ドネーシアー」
9 「オース」「トラーリアー」 「オース」「トラーリアー」
10 「アルアルインインインインアルアルインインアルアルアルインアルインオースオースエジ中エジ中イタドイイタドイインインインアル」「ゼンチンゼンチンゼンゼンチンチンエジ...」 アルアルインインインインアルアルインインアルアルオースオースエジ中イタドイギリモンギリモンインインインインインアル」「ゼンチンゼンチンゼンゼンチンチントラリアエジプトオンゼン...」

 


ジャルジャルのネタのタネ『M-1決勝でやったネタ 国名分けっこやる奴』【JARUJARUTOWER】

ドラマ『大恋愛』の小池徹平の気持ち、わからないわからないよ

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「気持ちわかるくん」こと小池徹平くんがドラマ『大恋愛』に出演してるんですが、俺は1ミリも君の気持ちがわかりません。

小説家の真司(ムロツヨシ)と若年性アルツハイマー病の尚(戸田恵梨香)のラブストーリーで、二人のやりとりが「ハァ…もうお前ら(リアルに)付き合っちまえよバーカ!」ってため息出るほどゲロ甘のキュンキュン恋愛ドラマだったのが、気持わかるくんが登場した6話から急にほんと急にサイコスリラー展開になってムロツヨシの髪型みたいに頭のなかグッチャグチャです僕は。

 

そもそも、尚の元婚約者でアルツハイマー病の専門医でもある井原(TOKIO松岡)がそういう役回りだと思ってたんですよ。嫉妬に狂った松岡が治療と称して「俺が真司だ。ラブユーオンリー」とか言い出すのかと思ってたのに。基本、目がめちゃくちゃ怖ぇぇですしあの人。感情がないんですよ感情が。TOKIOで一番感情ありそうで一番ないんだから。

…つってフタ開けてみたら、松岡、めっっっちゃくちゃ良い奴。プロポーズの後押しまでしちゃって。そっからはもう一番の良き理解者。松岡…もう誰かのために生きるのはやめろよ…お前の手でその舟漕いでゆけ天国にいちばん近い男。Shall we ダンス?と幸せにな…

 

しかも、真司の担当編集者役が木南晴夏なんですよ。「目のクマすごい奴だいたいサイコパス」って言葉もあるとおり、真司に気ぃあって「あわよくば」狙ってるのバレっバレなんですよ。恋愛ゴルゴじゃんお前。俺は騙されねぇからなこんんの泥棒猫がァァアァァア!!!

…つってフタ開けてみたら、木南、めっっっっっっっちゃくちゃ良い奴。すっっげえええ超仕事熱心な超良い子。好きは好きなんだろうがそこと仕事はちゃんと分けて考えられる女。木南晴夏主演のお仕事がんばる系ドラマあったら絶対観るからな俺。そもそも思い返してみたら木南晴夏ってそこまで性根腐った役やってないんだよ。なんでそんなイメージ持ってんだ俺は。玉木ごめん…

 

こんなミスリードバリバリ誘発してくるようなキャストだから、誰も気持ちわかるくんがダウトだなんて思わないじゃないですか。わかるくん、6話で尚と同じ若年性アルツハイマー病を持ってる患者として登場するんですけど、てっきり本当に良い理解者であり、彼の気持ち、生き様を知ることで真司と尚の関係性がより深まる、的な役柄だと思うじゃないですか。

…つってフタ開けみたら、たぁーーーだのド☆畜生でした。天使のような悪魔の笑顔でした。リアル・ミッドナイト・シャッフルです。自分が病気のせいで人に愛されなくなったからっつって、尚と真司の関係を羨んでなのかなんなのか知らねぇがアズスーンアズで尚にやたら絡みやがるなと思ったら、クソやべぇんですよアイツ。尚が学生の前で講演会するってシーンの時、わざと自分の持ってたマイク、スピーカーに近づけてそのハウリングが原因で尚の病気が悪化しちゃうんですよ。あん時はマジで蕎麦はちみつリバースするまで一気飲みさせようかと思ったからな????広沢コラああああ。

そのくせ、それがバレそうになっても都合の悪いことは全部病気のせい「覚えてません、忘れました、僕そんなことしたんですか?」で済ませようとしやがって。貴様には死すら生ぬるいわゴラ。ゴラ。両手両足しばり上げてウエンツのゲゲゲの鬼太郎、気ぃ狂うまで見せ続けてやるからなぁぁああぁ???

で、極めつけが8話。尚の職場わざわざ調べて後つけて財布忘れた尚の代わりにスーパーの代金払って恩売って尚にさらに近づくわかるくん。そっから定期的に2人で会うようになって、親身に相談に乗るフリとかしやがるんすよ…。で、ある日、「真司が小説のタイトルを一番に教えてくれるって言ったのに私より先に担当の水野さんに教えてた…」的なことを尚がこぼしたんすよ…。その瞬間、なんつったと思います…?????

 

「尚の気持ち……わかるよ…」

 

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????????!?!??!?!?!??!うっっっっっっっ、、、うるっっっっっせぇぇぇええええええええああああああああ嗚呼嗚呼嗚!!!

てめえええええええええになぁああああああにがわかるんっじゃああああああああああああ!?!??!?!ボケェエエエエエエ!!!キエエエエエえええ!!

もう一回言うぞ??てめえになにがわかるんだ??「同じ病気同士幸せに…」なぁれるわけがぁ!ねぇぇえなろうがぁあああ!!

しかも、最後のシーンてめえちょっと「納得しました」みたいなスッキリした顔してやがったけどは???なにが「バイバイっっ…」じゃボケカスぅぅゥゥ!!こっちはぜっってえぇえええええ忘れねぇからなぁああ!???泣いてもお父さん許しませんからねええ???back numberの曲でなんかいい感じに無理クソまとめようとしても全っっっっっ然こっちは納得してねぇし騙されねぇえからなああああああ!!!??!お前マジでなんだったんだ?????いるか??お前の役??なにが悲しいって、尚の気持ち1ミリも動かなかったじゃねえかよ??ただのピエロじゃん。哀しきピエロじゃんお前。ただただ気持ちわかるくんの演技の新境地開いただけじゃねぇかよ????


なんだこれ?なんだこのドラマ??見てるこっちが「WaT???」だよ…ウエンツたのむなんとかしてくれ…もういいよ…とりまアロエヨーグルト食お…

 

映画『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』はもはや「随筆」

テレビアニメや映画の前後編の完璧な締まりから、[新編]なんざどんな劣化させられるのかと思ったらこれ以上ないほどすべてにおいて完璧な[新編]でおしっこ漏らしてしまいました。

前半の超平和ストーリーと恥ずかしさの中にある、ほんの少しの気持ち悪さと違和感を全回収する中盤〜後半にかけての超展開。どんでん返しに次ぐどんでん返し。もはやこれは「アニメ」という体裁を保った「随筆」です。

『徒然草』『枕草子』『方丈記』そして『まどか☆マギカ』。100年後、確実に教科書に載り、センター試験の問題に出ます。「このときの暁美ほむらの心情を述べよ」と。

まず、冒頭の視聴者への感情のブン回しが室伏広治のハンマーでした。

テレビアニメじゃラストはまどかが神になることで世界は作り変えられ、それによって魔法少女たちは運命の連鎖から解き放たれた、的な締めだったのに、冒頭でいきなり出てくるんですよ神、ふつうに出てきて朝メシ食うんですよ神。

この時点で脳破裂するほど混乱します。アニメ12話が、映画4時間がなにもなかったかのように「王道魔法少女アニメ」やってることに頭バグってくる。「なんだこの世界は」と。なんだこの同人は。パラレルワールドは。杏子てめぇ最終学歴小卒だろうが。なにしれっとクラスメイトやってんだコラ。なにが「キュゥ」だよきっしょと…

そして、世界観がかわいければかわいいほど、5人がみーんな仲良く幸せそうにすればするほど、ゴミ屑糞白イタチがキュゥキュゥとマスコットに徹せば徹すほど、見てるこっちは言いしれぬ違和感と恐怖で気が狂いそうになる。なにが「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」だよくだらねぇ。変身シーンにバカみてぇに時間割きやがって。はやくやめろこんな茶番バカしょうもな。

 

 

杏子の変身で血管切れるほど興奮しました。

 

心のどっかで「このまま物語進まないでくれ…」って願う俺がいるんですよ…。彼女たちだけじゃなく俺もまた「それ」を願っていたんだと。まどか、ほむら、マミ、さやか、杏子の5人が手を取り合い、生きていく物語を。つくりもの、まがいものでもいい、間違っててもいい、この世界が永遠に続いてくれよって……。

だってわかってるから。こんな幸せな世界がこのまま続かないことは。だってこれは「まどか☆マギカ」なんだから。ゴミ屑糞白イタチがキュゥキュゥ以外の言葉を発したとき、それは終わりの始まりだって。わかってんだから、こっから絶望のどん底に落とされんの、わかってんだから。

 

そして、先に待ってたのは絶望なんてそんな生易しいものじゃありませんでした。いや、そりゃあ絶望なんだが、これを「絶望」なんて言葉で片付けていいんか。いや良くねぇ。目の痛くなるくらいに作り込まれたイヌカレーの作画やゴミ屑糞白イタチがもたらす糞味噌展開に目が行きがちだが、このアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』って作品は結局のところ「愛されたい」「愛したい」と願った一人の女の子の物語なんだと。難しそうに見えて難しいことなんてなにひとつないんですよ。しかも、これって決して夢物語じゃない。人はみな誰しもが心のなかに自分だけの『まどか』がいて、それを守るためならなんだってする、なんにだってなれる。

 

そういうことなんだと思ったんです私は。

 

物語終盤の展開を「闇堕ち」だなんて表現する方もいらっしゃるかと思いますが、それは違うと思うんですよ。そこには闇も光も、良いも悪いもない、あるのは少女から少女への「愛」のみだと。彼女は闇に堕ちたんじゃない、「愛成り」そう「愛に成ったんですよ……。

なにを言ってるんでしょうか私は。「愛成り」とか書いたとたんに薄っぺらくなったじゃねぇかよ。なにが「愛成り」だよ。どこの5流シンガーソングライターの曲タイトルだよ。絶対売れねぇだろこんな曲。

俺はしょせん、まどかにもほむらにも、なれないただの雑魚。せいぜいタツヤだよ。わけがわからないよ。

次のポルノグラフィティのライブツアーのヤバさはコウメ太夫がM-1の審査員やるヤバさ

来月からやる次のポルノグラフィティのライブツアー『UNFADED』がヤバいです。例えるなら、コウメ太夫が次のM-1グランプリの審査員やるヤバさがある。予測不能、カオス。

 

ダウンタウンの松ちゃんが「ですよねぇ…いや僕は一番面白かったんですけど。たぶんそうでもないと思う人もおるかなぁ…」とか中川家礼二が「面白かったんですけど…んん〜…なにかこう展開が…ひとつ大きい笑いが…同じ繰り返しがずっとあったんで、違う裏切られた感じも見せてほしかったなぁと思います…」ってガチ審査してる横で、

「それかと思ったら~、あれでした~。チクショー!!」

とか言ってんの。しかも点数超辛いっていう。和牛とかジャルジャルに12点とか平気でつけちゃう。たぶん水田ブチ切れてコウメ太夫ぶん殴るでしょ。めちゃくちゃ見たくないですか?そんな天地ひっくり返ってもあり得ないことが、マミさんとほむらが仲良く紅茶飲んでる世界線が、パラレル・オブ・パラレルワールドが、今回のポルノのライブで起きるんですよ。行くしかないでしょ。

 

わかりやすく言うと、ポルノグラフィティの全楽曲のストリーミング配信がスタートしたキッカケで「今までリリースした全楽曲の中から平等に選んでセトリを組む」っていうのが今回のツアーのコンセプトなんですけど、このヤバさ、どう考えてもヤバいです。

ポルノも「今まではスタメンとベンチメンバーで回してた試合を今回は応援席にいた奴らも全員引っ張り出して選ぶ」みたいなこと言ってましたけど、生きてりゃ誰もが知ってるアポヒトリMアワサボアゲハサウダ幸Mu愛呼メリッシスタネオメロジョバハネウ今宵リバルTDY他の超絶ヒット曲や、ジレンマCentury Loversなんかのライブ定番曲と、本人が作ったことすら忘れてるホコリまみれの曲が全員並列に並ぶ世界線、まごうことなきカオス。Regretとか小説のようにとか絶対に忘れてるだろ。

どの曲がコウメ太夫だとかそういう話する気はないですけど、スーパースター押しのけてそういう楽曲がメイン張れる日がついに来た。『ひみつの太夫ちゃん!』『太夫にしやがれ』スタートです。同じシングル内でも『サウダージ』か『見つめているか』の二択で『見つめている』が選ばれる、なんてことが現実に起こりうる。

 

「ラスト1きょぉぉぉくッッッ!!!フィ!!ルムズゥゥゥ!!!」

 

これが起こりうる……。だからあんまり言いたかねぇけど、古参こそ来いよと。「3人時代は良かったんだけどねぇ」クソ野郎共こそライブ来て『今のポルノ』に度肝抜かれてほしいんだ俺は。

 

 

だからこそ今回のライブツアーは、ポルノグラフィティ本人はもちろんのこと、ファンもいつも以上にガチ中のガチ。バトル・ロワイアル。アイアム桐山和雄、アイアム相馬光子。なんせ、ここ逃したら永久に日の目を見ない曲とか絶対あるんだから。俺もう「固め聴き」してる。「これ来たら泡吹いて白目剥いて倒れるセトリ」組んでもうそれしか聴いてないです。軽いギャンブルだから今回のツアーは。CRポルノグラフィティだから。小規模な敗北チャンスも小説のようにチャレンジもビタースイートボーナスもドリーマーボーナスもまほろば○△ラッシュもCLUB UNDERWORLDゾーンも引きてぇんだよ……。

今現在、インスト含めて『240曲以上』ポルノグラフィティの楽曲がある中でそれぞれの「推し曲」みたいなのがあってだ、「俺以外に好きな奴いないだろこれ」ってくらいのドマイナー曲が1番好きだってファンもわんさかいる。それをポルノグラフィティがピンポイントにセットリストに組み込んで実際にライブで演ってくれるなんて、そんなんその曲引き当てた日にゃ俺たぶん脳汁に溺れて死ぬと思う。今宵はワンピースばりの宴。樽の形したジョッキで乾杯しますわ。

冷静に考えてもとんでもねぇ確率じゃないですか、ライブで演奏する曲数を仮に25曲だとしてだ、240曲あってその中の25曲に選択した1曲が選ばれる確率240…ぶん…?の??25の…????えーーーと……は…?…………と、、とにかくヤバいんですよ。

あの、アレだ、じゃあ例えば、俺が今からスマホで適当な番号11ケタ押してだ、それでサチモスのメンバーの誰かにつながる、それくらいヤバいってこと。

あっ、でも仮につながっても困るな、サチモスとなに話していいかわかんねぇ…。

 

……そ、それくらい、ヤバいんですよ。100万人来い。

週刊少年ジャンプの急な打ち切りは心臓に悪いので本当にやめてください

週刊少年ジャンプ、子供の頃から毎週楽しく読んでるんですけど、ジャンプお家芸のひとつ、

「人気なくなった漫画が急に連載打ち切られる」

アレなんとかなりませんか。そろそろ読んでるこっちの心臓が止まるわ。

「新進気鋭!若き天才現る!」とか東京ドーム包むくらいの大風呂敷広げて、巻頭カラーとかセンターカラーでドドーン!と新連載スタートキメるわけじゃないですか。それで、こっちも「絵フツーだけどバトルシーン超面白いな…」「ストーリー全然意味わからんけどヒロインがアホみたいにかわいいな…」って当たり外れはあれど次話を楽しみにしながら読むじゃないですか。

けど、3話4話5話…って進んでいくと、なんか様子おかしいんですよ。稲川淳二がずっと耳元で囁いてくる「あれー?変だなー変だなー、先々週は上から3番目くらいの掲載順だったのに、先週は真ん中よりちょっと下…今週は後ろから2番目だぞー?やだなーこわいなー」って。ちょっともうこの時点で鳥肌止まんないんですけど。なのに、その漫画自体はそんなん微塵も感じさせないで「あと100話書きます」みたいなノリでやってんですよ。「まずは8人仲間集めるぞ!」っていうストーリーの3人目のくだりに何話も平気で費やしたりしてるし、「人の心を失くした最凶の敵現る…!くそっ…今の俺達じゃまるで歯が立たない…!伝説の老師のところで修行だ!」みたいなのバンバン書いてる。

だからこっちも(あっ…掲載順位は下がったけど、大丈夫だったのかな…?デッドゾーンの20話、クリアしたのかな…?よかったぁ…)ってホッとするじゃないですか。で、「よっしゃあ…いよいよ面白くなってきやがった…!」ってワクワクしながら次のページめくったら、

 

数年後ー。

 

は????????いやいやいやいや。

 

「あの戦いは本当にすごかったよなぁ…」

「あいつはいま腕を磨くために海外で頑張ってて…」

 

は????????????いやいやいやいやいやいやいやいや。いやいやいやいやいやいやいやいやいや。

 

「俺たちの戦いはこれからも続くんだ…!」

「さぁ…終わらないパーティをはじめようか…!」

ご愛読ありがとうございました!先生の次回作にご期待ください!

 

終わらないパーティ1秒で終わったーーー!!!???

 

ごめん。あの、ごめん。ちょっと待って。待て待て。ついていけてないついていけてない。おい。やめろ。急ピッチで風呂敷畳もうとすんな。まだ中のおまんじゅういっぱい残ってますけど?潰れてる!あんこはみ出てるから!ちょっ、残り5人の仲間は??最凶の敵との戦いは??

やめて。今まで出てきたキャラクターの満足げな表情に合わせて主人公が長方形のコマで心境語るモノローグやめて。ずっと見開きで絵だけドン!!!みたいなコマ多かったのにいきなりセリフ詰め込むのやめて。全然まとまってないのにまとめようとするのやめて。ラスト数コマにぎゅぎゅー!って詰め込むのやめて。キャラクターより文字のほうが大きくなっちゃってるから。絵がセリフに押し出されてるだろ。ロケット鉛筆じゃねぇんだから。ちょっとしたホラーだよこんなの。やば…ちっちゃい鳥肌たくさん集まって1個のおっきい鳥肌になってる…。キングスライムみたいになってる。

しかも「表紙の時点じゃラストかどうかほぼわかんねぇ」のが本当に鬼。デーモン。たまーに「感動の最終話!大増38ページ!」とか触込んでくれるパターンもあるんですけど、それはまぁまぁの人気作限定で、明らかに打ち切りパターンだと最悪その漫画の冒頭ページに行ってもわかんないですから。普通は最終話つったら、話数のとこに「Last Lesson」「Final Chapter」とかってやるじゃないですか。しれーっと「21ノ拳」とかやってるのに誰が最終話ってわかるんだよ。まだまだ続くって思うだろうが。なにが「21ノ拳」だよ。オリジナルの話数カウントが悲壮感をさらに煽ってくるから…

なによりも一番悲しいのが、漫画家本人が1ミリも納得してないのが読んでるこっちにもビンビン伝わってくるってとこで、そんなの悟られちゃ絶対ダメだろ。原稿に涙の痕が滲んでるの、わかってるからな。いくら人気至上実力至上の厳しい世界だからっつって半ばヤケクソみたいな終わらせ方お前……

「ご期待下さい!」

誰が期待できるんだよ。あんな地獄が他にありますか。読み終わり泥食ったみたいな顔になってますからこっちは。しまぶーのアレをリアルタイムで経験した身でもキツい。

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漫画が人気出なかったのはしょうがないけど、他にやりようないんですか。どのタイミングで漫画家に終了通告するのか知らないですけど、せめて最低でも3話くらい前には決めて、本誌にもちゃんと「ラスト3話!」って載せる、とか。じゃないといつか本当に心臓麻痺になるわ。名前も書かれてねぇのにどんなデスマガジン?

ジャンプという雑誌を本当に愛してて、ジジイになってもずっと読み続けていきたいと思ってるんですけど、あの時だけはジャンプどころか、底のない落とし穴に落ちた気分です、次回作にご期待下さい。

 

ウチのばあさんがあいみょんを見て「昔のワシ」って言った

ばあさんの家でメシ食いながら『ベストヒット歌謡祭』を見てたら突然、ばあさんが画面に映ってたあいみょんを見て開口一番「昔のワシそっくりじゃ」って言い出して口からキムチ鍋吹き出した。

 

ばあさんはたまに突拍子もないことを言って家族を驚かす生まれながらのボケで、そのボケは今現在でも継続中、変わったのはツッコミ役がだんだんと介護役になってるくらいなもんだが、今回もまたとんでもねぇことを言い出してきた。よりにもよって「あいみょん」てあんた。またすげぇなんとも言えない絶妙なラインを出してきやがった。仮に「橋本環奈」とか言い出したらマジでどうしようかと思った。しかるべき施設を紹介するしかない。ウチの家系の顔の作りからあんなん生まれるわけねぇだろと。ずっと塩スープ継ぎ足し継ぎ足しだったのに、いきなり醤油スープにならねぇだろと。ただ「あいみょん」。すっげぇ絶妙なラインで、ありえる。とんでもなく絶妙な、鶏白湯顔。

 

「き、急にどした…ばあちゃん…」

「この今テレビで歌ってるあっ…あい…?あいみょ…?ナントカって娘が昔のワシそっくりでビックリしたわ」

「えっ?そんな似てんの…?…あぁー…ま、まぁ言われてみれば鼻?のカタチとか、目元とか…似てるっちゃ似てるけど」

「いやそっくりだわ。じいさんが生きてたらたぶんテレビにキッスしてたわ」

「まさかよ。昔の写真とか持ってないの?」

「あるよ。結婚したときに撮った写真が」

 

そう言って、ばあさんがおもむろにタンスから一枚の写真を取り出した。

その写真に映っているキレイな格好をした若いころのばあさんは、本当にあいみょんそっくりで、どんな似方だよドッペルゲンガーかよってくらいの写し鏡だった。てゆうか、普通にウチの母親よりもガッツリ似てて、なんか、いろいろ疑った。

 

「え……?は…?大丈夫これ?え…?ばあちゃん…まさかだけど、知らない男と作った子供とか…いないよな?」

「なにバカ言ってんだい、ワシはじいさん一筋だよ。……まぁ若いころは色んな男に『豆腐のように美しい』なんて言われたもんだけど♡」

「なんだその例えは。褒められてんのそれ?とうふて。「絹」とか「雪」とか言うんじゃないのふつう?」

「豆腐のように誰からも好かれて品のある女だってことさ。あんたも女の子褒めるときは豆腐のようだねキミはって言ってあげるんだよ」

「はぁーー。わかりづらっ」

「それにしても、この娘は良い歌歌うねぇ。最近の娘にしちゃ珍しいわ。歌の上手いところなんかも、ワシそっくりで」

「まぁ、今はあいみょんっていうか、ぬらりひょんみたいだけど」

「はは、うまいこと言うねアンタ。もっと肉食べ」

 


あいみょん - 今夜このまま【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

ポルノグラフィティ国歌『フラワー』感想


ポルノグラフィティ主題歌の映画版PV解禁 大泉洋主演『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』

 

かつてポルノグラフィティのシングルでこんなにもド直球なタイトルがあったか。いや、ねぇ。シンプルに単語だけのタイトルは山ほどあるが、「アポロ」だの「アゲハ蝶」だの「メリッサ」だの、どれも曲名としては使われない言葉を選んで使ってたはずだ。ポルノグラフィティの、新曲のタイトルが、フラワー。度肝の二枚抜きです。

ポルノグラフィティひいては新藤晴一という男は「いかに自分の作詞した曲に爪痕を残すかを考える妖怪・爪痕残したがり」で、例を挙げれば『ゆきのいろ』という曲はタイトルをそのまま「雪の色」にすると中島美嘉の『雪の華』他に被るってことでひらがなの「ゆきのいろ」にしたり、『LiAR』という曲もB'zの『Liar! Liar!』他に被るってことで「i」だけを小文字にしたりする男が、ただでさえ「この世に2兆曲あるんじゃねぇか」みたいな散々こすられにこすられ続けてきた「花」「フラワー」っていうタイトル、テーマにするってことがどれほどのもんなのか。言葉軽いんですけど「本気って書いてマジ(本気)じゃん…」って思った。

先日のラジオでもしきりに「人の一生」をエンターテイメントに、ポップスにすることの難しさを口にしてたように、これだけ歌詞に対して悩んでる新藤晴一を見たのははじめてかもしれない。なんなら「完成したのにちょっと納得してなくない?」くらいの印象受けたし。それでも、悩みながら苦しみながらゲボ吐きながら生み出したこの曲、ポルノグラフィティの「マジ」の曲を、こっちも耳をダンボ、いや耳をメリッサにして聴かなきゃならねぇじゃないですか。それで、フル音源が解禁されてからずっと聴いてるんですが正直、この曲を全然つかみきれてません。歌詞もメロディも声も、今までの楽曲と比べてもどっか異質で、優しくて強いんだけど、怖くて弱い。

例えば歌詞。今回の歌詞には新藤晴一が得意とする皮肉もパンチラインもない、ただただそこにあるものを丁寧に描いてる。死にゆく主人公を「花のような君だった」つってる歌詞は腐るほどあるがそうじゃない。終始、小さな一輪の花を「生の象徴」として描きつつ、最終的に星だとか大地みたいなドでかいものまでフォーカスして「命」っていう確かにそこにあるんだけど不確かで概念的なものを包み込む歌詞。人をあえて描かないことで逆にどんな曲よりも「人」を感じる。毛布か。雪山で毛布かけられてるみたいなあったかさだよ。

そしてメロディ。イントロの「テロテロテロテロテロテロ………(ポォワポォワポォワポォワポォワ…)」からもうすっごい不安になってなにが始まるんだと思ったら、2番始まりの「バッタが言う…」

テロテロテロテロテロテロ………

ファッ…

ドゥデェーデロデロ……

ここの相変わらずの無音使いの上手さで心臓止まりそうになるのに、ラスサビ前の打ち込みでゾウの一歩みたいなバカでかい強さ感じてめでたくギャップで心臓麻痺。この不安が一気にサビで開けて希望が満ちてくるんですけど、この全体通してのメロディバランスっていうのか、バラードだからっつって重くなりすぎず、ポップ塩梅を貫き通してる感じ、ここがポルノグラフィティのバラードの「妙」なんですよ。

そして声。岡野昭仁の声もどっかか細くて消え入りそうで、一声目の「なぜ こんなとこに咲いた?」の「なぜ」からぐっと直接脳内に声注入されてる感じ。この掠れと滑らかさのミックスこそが2018年岡野昭仁の真骨頂。サビ終わり一回目の「フラワァ……」とかもう切なさの針で胸ぶっ刺されたみたいな感じになるのに、かと思えば100パーの圧で「ひとォーーりじゃない!」「ひかァーーーりあふるゥ!オオーーー!」とか、一曲に何人いるんだよ。あれ?ポルノグラフィティってゴスペラーズみたいな何人もボーカルいるタイプのグループだっけ??みたいな錯覚に陥るんですよ…。こわい。

 

…みたいな感じで、曲のどのポイントがスゴいっていうのは何千文字だろうが書けるのに、全体としての奥深さみたいなとこには全ッッ然踏み込んでいけねぇ。使ってる言葉も音もものすごくシンプルなのにとんでもねぇ深さを感じる。考えれば考えほど、聴けば聴くほどドツボにはまって抜け出せなくなってる。限りが無い。曲名『フラワー』なんですけど、ある意味『Mugen』。は?

「ポルノグラフィティという国があるとしてどの曲を国歌にするか」というのはみな常々考えていると思うんですが、ぜひ『フラワー』を国歌として共有してもらって国民全員でこの曲について考えていきたい。