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Fight Song

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朝ドラ『半分、青い』の中村倫也のモテテク一挙手一投足を教科書にして街で配りたい

お前ら、モテたいか。モテたいなら朝ドラ『半分、青い』の中村倫也が演じる朝井正人の一挙手一投足をマネしろ。コイツは男からすればマジでムカつく。今すぐ「これは里奈のぶん!」つってぶん殴りたい。だが女には異常にモテる。「普通にモテる」とかじゃなく「異常にモテる」。モテに関してコイツは人外、モテクリーチャーだ。歯を食いしばれ。目を閉じろ。自分を捨てろ。さすれば今日からお前もわれわれ朝井正人の仲間入り、こちら側の世界へようこそ。

 

 

サプライズとミラーリング

ある日、主人公の鈴愛はアシスタントをしている漫画家先生に自分の考えた漫画のセリフをこっぴどくダメ出しされる。

「あなたがわたしの王子様…なんじゃこれ?こんなセリフ生きてて人が言うか?」

落ち込み、行きつけのカフェでため息をつく鈴愛。そこへ、店員である正人がやってきて頼んでもいないチョコレートパフェをそっと差し出す。

鈴愛「へっ…これ正人くんが…?」

正人「うん。元気出してのプレゼント…」

鈴愛「正人くん…あなたがわたしの王子様…」

正人「えっ…?」

思わず、漫画のセリフを口に出してしまい、固まる鈴愛。そして鈴愛がおそるおそる上体を起こすとそれに合わせて正人も上体を起こす。ここだ、これが『ミラーリング』だ。ミラーリングとは自分が好意を寄せている相手に対して自然と動きや表情を合わせてしまうことを言うが、テクニックとして逆に自分から相手に動きを合わせることで好意を持たせる、というものがある。正人が意識的にこれをしたかはわからないが、この「相手に合わせる」というのがいかに重要であるかということがそのあと鈴愛が終始「乙女の顔」になってることからわかる。ミラーリングはサプライズと合わせることでヤン坊とマー坊、最強のコンビになる。

それにしてもこの鈴愛、いや永野芽郁の良い意味での「作画の不安定さ」はなんなんだオイ。女っ気がないいわゆる「岐阜の山猿」の顔をしていたかと思えば次の瞬間には誰もが振り返るようなハチャメチャにかわいい笑顔を見せたりするのマジでこわい。近くにいたら絶対惚れるだろこんなん。共演きっかけの交際待った無しどす恋。

 

 

話を遮らない

正人は鈴愛の話を決して遮らない。鈴愛は興奮すると時々、地元である岐阜の訛り言葉で早口でまくしたててしまう、ということがあるのだがそれに対して正人はいつも鈴愛の話をじっと目を見つめながら微笑んで聞く。これが非常に重要なことなのだ。

男は「おれがかんがえたさいこうのおもしろトーク」を披露したいがあまり相手の話をまったく聞くことのできない輩が非常に多い。自分の話なんか聞かれない限りするな、誰もお前の話に興味なんかない。「まず相手の話を聞いて受け入れる」これがコミュニケーションの基本であり全てだ。

 

 

『自然』に次のフェーズに繋げる

気まずくなった鈴愛は「あっ…真ん中で花火がパチパチってなるやついいよねっ…」と話をごまかすのだが、とっさに口から出ただけのことだった。しかし正人はそれを逃さない、次の瞬間にはすぐに花火を買いに街を駆け回る。

そして鈴愛のパフェに花火を乗せてあげようとするのだが、実は「デザートに乗せる用の花火」というものがあって普通の花火はパフェには乗せないのだ。

「知らなかった…」と落胆する正人。しかし帰り際、鈴愛に花火をプレゼントしこう告げる。

正人「鈴愛ちゃんの喜ぶ顔、見たかった…頑張ってね、漫画…」

鈴愛「あっ、あの良かったらっ、この花火、一緒にやりませんか?」

…ここだ。おわかりだろうか、なんの違和感もなく次への約束を「相手が」取り付けているのを。俺は最初、正人のこの一連の行動を純粋な優しさのみのものだと思っていた。

だがだ、せいぜいパフェに立てる花火なんて1本や2本、どう計算してもほとんどの花火は余ってしまう。本当は正人は花火をパフェに立てる立てられるというのはどうでもよかったのではないだろうか。「パフェに立てるために花火を買う」というはあくまで口実。その真意は鈴愛に花火をプレゼントし、相手から花火を一緒にするという『次に会うための約束』を引き出すための伏線だったのではないのか。いーや、それどころか本当は専用の花火があるということを最初から知っていた可能性すらある。

そしてこれは仮に失敗していたとしてもまったくマイナスにはならない。あくまで「花火イコール正人」というイメージを印象づけるのがキモで、仮に鈴愛が他の人と花火をすることになっていたとしても、花火を見るたびに正人のことを思い出す。そうなってしまえばもはや鈴愛は網にかかった魚同然。スズメなのに。 

 

 

倒置法

「好きだよ…」

「えっ…(なんのこと…?もしかして私のこと…)」

「君の作ったケーキ」

「あっ、あっ、ケーキか…(ポッ、ヤダ私ったら)」

と主語をあえて言葉の最後に言うことで相手の脳を揺さぶり正常な判断力を奪うというテクニックなのだが、「モテる」と言われる世の中の全人間はこの倒置法(スタンドアローンラブジェネレーション)の使い手。そして正人も例外ではない。

「明日、しよっか…花火」

と電話口で鈴愛に伝える正人。この「しよっか」と「花火」の0コンマ何秒の『間』。

「えっ…?「する」ってなにを…?」

鈴愛はこの一瞬にこう思ったことだろう。そう、この間だ。この間から人類は生まれた。

 

 

変化に気づき褒める

どんな些細な変化にも気づいて褒める、こんな初歩中の初歩ができてない男が世の中には多すぎる。「太った?」だの「ヒザ汚くない?」だの「肌荒れスゴいよ?」、気づかれたくないことには万引きGメンも引くほど敏感なのにもかかわらず、髪型や服装の変化には忍たま乱太郎のしんべヱかってくらいに鈍感。

その点、正人は鈴愛がそのときに一番欲しい言葉を嫌味なく投げてくる。

「カエルのドレス、着てくれたんだね…はじめてのデートで着るって言ってた」

「かわいいよ…似合ってる」

一般的に見るとカエルのワンピースはどうなんだ、という意見もあるだろう。もしこれが正人以外の男だったら

「なんだよそのダッセぇワンピース!ないわー」

と鈴愛を罵倒していたかもしれない。しかし正人は褒める、聞いてるこっちが恥ずかしくなる歯の浮くようなセリフをサラリと言ってのける。「ワンピース」を「ドレス」と言い換えるのもシャツビリビリに破きたくなる。

 

 

押し引き

正人はただ押すだけの馬鹿ではない。「イケる」と思わせておいて平気で引く。この押し引きの巧さこそが中村倫也が中村倫也たるゆえんだ。ドレスを褒めたあと、正人は神妙な面持ちで鈴愛にこう告げる。

正人「自分、引っ越すんだ…」

鈴愛「えっ?」

正人「吉祥寺にね。親戚の叔父さん家があって、海外転勤になったから留守のあいだ家見ててくれたら家賃とかいらないよって…」

(略)

鈴愛「もう近所じゃなくなっちゃうんだ…おもかげ(喫茶店)も辞めるの?」

正人「せっかくソフトクリーム作れるようになったのにね…」

鈴愛「いつ?」

正人「あと…半月ぐらい」

悲しげな表情を浮かべる鈴愛。ハイ、ここ。一旦止めて。ここで設定を思い出そう、鈴愛は岐阜の田舎から東京に出てきたばかり、区と区の距離感がまだよくわからない。そう、正人はそれを逆手に取りただの「都内間での引っ越し」を「海外行くテンション」で話すことで悲壮感を持たせているのだ。すかさず正人は言う。

「鈴愛ちゃん…遊びに来てよ、吉祥寺近いよ電車で20分くらい…」

おまえふざけるのも大概にしろコラ。

 

 

マジで意味のわからんことを真顔で言う

なにげないシーンに『特別感』を演出した正人。もはやこれは朝ドラではない、月9だ。だがこれだけでは終わらない。間髪入れず次の一手に出る。

 

鈴愛「なんだ、そんなか…!もっとずっと遠いと思った…ふふっ」

 

 

正人「…鈴愛ちゃん、金魚みたい」

 

 

・・・・・・・・ん?

んんんんんん?????????ん????????き??????ぬぬぬんんぬぬぬんんんうんふうんんんん?????????

 

 

鈴愛「えっ?」

 

 

正人「遠くまで来たかなって思うと…スッて行っちゃう…ヒラヒラっと泳ぐ…金魚みたい」

 

 

…えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと………。

 

 

鈴愛「金魚…すくってください…」

 

……すずめちゃん?

 

鈴愛の“ほお骨”に優しくキスする正人 

 

8時14分

 

見つめ合い、クチビルを近づける二人

ゆっくり目を閉じる鈴愛

 

8時15分

 

 

つづく

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……。この中にお医者様はいらっしゃいませんか…?

 

 

まとめ

参考になりましたでしょうか。気になるあの娘に「金魚みたい」からの『ほお骨キス』、ぜひ試してみてくださいね。僕は無理です、なんせ目が死んだ魚みたいなんで。「は?金魚はてめえだよ気持ち悪い」って言われる。

 

 

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