SixTONESアルバム『CITY』買ったんですが、初回盤Aのボーナストラック『Papercut』『Takes Two』耳が狂う劇薬曲で「ボーナストラック」の意味をずっと考えてる。
『Everlasting』まで聴き終わり、
「良いアルバムだったー、あ、忘れてたわ、そういやまだボーナストラックってのがあったか。ま、アルバムからあぶれたオマケ楽曲ってやつだろ。どうせ気の抜けたフザケ曲だろうし、適当にじゃがりこでも食いながら流し聴くかー」
と、油断しきった俺の脳みそをじゃがりこごとSixTONESが貫通した。全収録曲で俺の中の圧倒的TOP2。今すぐMV作って全音楽番組でフル披露すべき魔曲。ボーナストラックとは…
・『Papercut』
初回盤Aとは「アダルト」のAだった。『マスカラ』ですら、まだ世に広く放つシングル曲として「ポップなエロ」の体裁をギリギリ保っていましたが『Papercut』は完全にリミッター崩壊、正真正銘モザイク無し違法性ゴリゴリの裏曲。今すぐCDコーナーじゃなく「18歳未満立入禁止」の向こうに陳列したほうがいい。
「Your love is like a papercut…」
意味はまったく分からないが、恐ろしいまでのエロをビコビコに感じる。日本広しと言えど、このパンチラインを歌いこなせるアイドルはSixTONESだけだと確信した。
大人の禁断の情事を歌う曲は多数あり、それぞれのグループによって特色が違いますがSixTONESは間違いなく「洋モノ」、スケール感が日本超えて欧米サイズ。重なり合って出す色気ではなく、6人全員に独立した強烈な「個の色気」がある。SixTONESとはエロの個人事業主だった。早く俺を確定申告してほしい。
「What's the game?」「君のペース」「Call my name」
「そう全部がScandalous」「君は僕のBaddest chick」
初っ端から舐めるように踏まれた中枢神経を直接攻撃する韻、「腰つき」を連想させるヒネたメロ、EDM要素を匂わせたタメから一気に突入する暴力的なサビ、その全てで「欲望」を体現しているんですが、1番から2番にかけて、徐々にただの友達以上恋人未満だった関係性から丁度いい「浮気相手」「セフレ」と堕ちてバグっていく様子に恐怖すら覚えた。特に、田中樹のラップの荒々しさとキレとヤケクソ感、もはや凄すぎて笑えてきた。「ウィーキャンゲットアウェイ!オーッ!」じゃねぇんだよ。勢いで逃げようとすな。
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を最近観始めた俺は、松村北斗こと稔が一生懸命勉強した英語でこんなイカレ歌詞を歌ってることにパニックになり、勇と雪衣の関係を知った時の算太になりました。安子助けてくれ。
・『Takes Two』
『Papercut』からの情緒どうなってんの?どういう順番でレコーディングしてるのか知らないですが、この2曲並べて「ボーナストラック」とか言い出すSixTONES陣営本当にどうかしてる。
俺の中でこれ以上糖度高い曲は存在しないと思っていた『Coffee & Cream』に匹敵する糖尿病確定の激甘チルラブソングで、むしろ真正面からバラードやりまくってる『Takes Two』の方が没入感がヤバい。チョコ沼に顔面から突っ込んでる。
頭から爪先までとにかく歌割りが永久満点を叩き出してるんですが、例えば1番の森本慎太郎→松村北斗→京本大我→髙地優吾と徐々に糖度が増していきサビのジェシーで破裂する構図、全員で「優しさ」を擬人化させててSixTONESという毛布で俺を包み込んでいく…この曲聴きながら立ったまま寝れるわ。もう一回言いますけど『Papercut』との情緒、なに?この実家のような安心感とほんの少しの切なさ、完全にバトルアニメのエンディング曲だった。
「You know I’m feeling so good…As it takes two…イェィ…takes two…ウーゥーーーフゥー…」
テンレレレン…チャァーーーーン…ファーーーン…ファーーーー…チャッ…チャッ…ファーーーーァ……
…
テーーンテー!テレッテッテレーレーー!♪(陽気な音楽)
高地「ほ、北斗…?まさかお前が裏切り者だったっていうのか…?嘘だ…絶対に何かワケがあるに違いねぇ…俺達は信じてる…お前はなにがあっても俺達の仲間だ…!」
アニメ『SixTONES』第135話「うやむや」
来週もまた観てくれよな!六つの音色が!世界を変えるッ!
…
以上です。ボーナストラック?オマケ?むしろこっちが「本体」