先日、北海道札幌で開催された米津玄師のライブツアー『空想』に行ってきました。
ツアー中のため、内容に関するネタバレはいっさいすることはできませんが、米津玄師に関する、たったひとつの「真実」をお伝えします。
⚠⚠⚠⚠⚠⚠⚠ここからネタバレ⚠⚠⚠⚠⚠⚠⚠ここからネタバレ⚠⚠⚠⚠⚠⚠⚠ここからネタバレ⚠⚠⚠⚠⚠⚠⚠
米津玄師は、
「いた」
「え?」
「いるの?」
「米津って?」
落ちついてください。私もそうです。昨日まで、いやライブ開始1秒前まで、米津は「いない」と思ってました。
米津の作り出した音楽はある、声も聴いたことがある、その姿もわかる。しかし、私は米津はいない、いや、米津は「私の頭の中にだけ存在する」、そう思っていました。
ドラゴン
フェニックス
ペガサス
天狗
米津
これらはすべて「空想上の存在」だと思っていました。米津玄師とは「誰も聴いたことのない音楽を聴きたい」そんな人々の願いが作り出した夢、幻。それが米津だと。私はずっと思っていました。
いるはずがない、あんなすごい音楽を作る人間が実際に、いるはずがない。でも、いてほしい。
米津がいるのか、いないのか、不安になり、泣いた夜もありました。いっそ、米津のこと、きらいになれたらよかったのに。どうして(どうして どうして) ……
しかし、
いました。
実際に米津は、いました。
みなさんがまだ疑う気持ちもわかります。
「は!??!?いやっ、、、、いないだろ?!?!?うそつけ!!!!!米津、、、、いないだろ!??!?」
そう思うのは当然のことです。宇宙の果てになにがあるのか、誰もわからないように、米津玄師がいるのか、いないのか、それは実際に「見たもの」にしかわからないのですから。
よねづをみたものにしか、ね
いまだに私も信じられません、まさか米津が「いた」なんて。次の日、朝起きてからもずっと考えています「本当に……米津……いた………?」と。
しかし、私はこの目でこの耳ではっきりと認識したのです。
Q.なにを?
A.米津を
Q.どうやって?
A.ライブで
チケットを購入し、当選し、会場に行ったら「いた」のです。米津が。
つまり、数式に表すと、
米津いた>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>米津いない
さきほども言いましたが、米津が出てくるまで、こう思ってました。「米津はいないんだろうな」と。
時間になっても米津はいっこうに出てこず、しばらくすると、会場内にアナウンスが響き渡る。
アナウンス「本日は米津玄師ライブツアー『空想』にお集まりいただき、誠にありがとうございます…
しかし…大変残念なお知らせがあります…」
観客「えっ……?ザワザワ…」
アナウンス「米津玄師は……………
いません」
観客「そ…そんなぁ………」
アナウンス「お気づきでしょう…米津玄師とは、みなさんが作り出した夢、幻。そう、すなわち『空想』なのです…もう現実にお戻りください…お出口は左になります…」
観客「や…やっぱりそうだったのか……シュン…」
こういうライブになると思ってました。米津玄師のライブは「米津玄師がいない」ということを確認するライブなのだと。
しかし、実際は違いました。
開始時間と同時に、
ファッ………
そこに現れた、
あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。ああ。あ。。あ。あ。あ。あ。あ。あ。ああ。あ。あ。あ。あ。あ。。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。。あ。あ。あ。あ。ああ。。ああ。あ。。ああ。あ。あ。あ。あ。。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。。ああ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。。ああ。。あ。あ。あ。あ。あ。あ。。あ。あ。あああ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。ああ。あ。。あ。あ。あ。あ。あ。あ。
米、よ、よっよねよっ、づっっづづっづ、津
それは、米津でした。私たちが思い描いた、そのままの「米津玄師」がそこにはいたのです。夢じゃなかった、幻でもなかった、米津でした。それはまぎれもなく米津でした。
他の誰でもない。
竹野内豊でも、
織田裕二でも、
反町隆史でもない、
米津玄師が、いたのです。
米津いない
米津いた
そして、米津のライブの感想を、言わせてください。
【閲覧注意】【閲覧注意】【閲覧注意】【閲覧注意】【閲覧注意】【閲覧注意】
Q.米津のライブどうだった?
A.すごかった
すごかったです。米津玄師のライブは、本当にすごかった。正直な話をすれば、米津がいた、それが本当だった。それだけでもうじゅうぶんでした。
もう終わりでもよかった。もしも米津が、
「ごめん、今日は歌えない」
そう言ったとしても、私にとっては「最高のライブ」でした。だって「いた」んですから。米津が。
でも、もうひとつだけネタバレさせてください。
※自己責任※※自己責任※※自己責任※※自己責任※※自己責任※※自己責任※※自己責任※
米津は、
歌いました。
Q.なにを?
A.米津玄師の歌を
そう、つまり
「米津玄師のライブに行ったら、米津玄師がいて、米津玄師の歌を歌った」
これが現実に起こったのです。信じられますか?そして米津は歌いました。
私の「好きな曲」を。
それも、一曲だけではありません。
「たくさん」歌いました。
わかりますか?別に米津は歌う必要がないんです。私の「好きな曲を」。私の「嫌いな曲」を歌ったっていいんです。米津のライブなんですから。でも米津は私の「好きな曲」を歌ってくれた。誰のために?私のために。
ぜひ、米津を見るチャンスがある人は、米津を見てほしい。
安心してください。
米津いますよ
では最後に、米津が言った、札幌のライブの感想をお伝えしたいと思います。
米津「寒いと思ってたけど、意外とあったかくて、たすかった」