kansou

ミクスチャーブログ

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仲良くないのにカラオケで時間長いバラード歌うな

カラオケ自由にできるバーみたいなとこ連れてかれたんですけど、なんか「めちゃくちゃ客同士絡ませようとする店」だったんですよ。

その場にいたほぼ全員初対面にも関わらず、マスターが平等に話ふって、気づいたらカウンターの左から順に歌ってくみたいな流れ作り出してきて。

で、みんな天体観測とか、小さな恋のうたとか、さくらんぼとか、無難なアップテンポの曲入れてなんとなくやり過ごしてたら、俺の2つ左にいた知らんオッサンが

 

「俺、歌けっこう自信あるんだよねえぇ」

 

とかほざき出して、それで入れたのが山崎まさよし『One more time,One more chance』

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いいですか…「吉田鋼太郎の出来損ない」みたいなオッサンが「微妙な歌唱力で」歌ってるのを想像してください。

 

オッサン「いつでも探しているよォ…」

 

オッサン「どっかに君の姿をォ…交差点でもォ…」 

 

オッサン「夢の中でもォ…こんなとこにいるはずもないのにイ…」

 

オッサン「奇跡がもしも起こるならァ…今すぐ君に見せたいィ…」

 

オッサン「新しい朝ァ…これからの僕ゥ…言えなかった好きという言葉ァアアアもォオオオオオオオゥゥ………!!!!」

 

 

俺「う、うまいっすね〜〜〜…!!」

 

 

オッサン「夏の思い出がまわるウゥウウウウウウウウ〜〜〜〜〜〜!ふいに消ィイイイイイイえたァア鼓動ォオオオオオオオオオオオオゥ!!!!!!」

 

オッサン「いつでも探しているよォ…」

 

オッサン「どっかに君の姿をォ…」

 

オッサン「明け方の街ィ…桜木町でェ…」

 

オッサン「こんなとこに来るはずもないのにィ…」

 

オッサン「願いがもしも叶うならァ… 今すぐ君のもとへェ…」

 

オッサン「できないことはァ…もう何もないイ…」

 

オッサン「すべてかけて抱きしめてみせるよォ」

 

 

俺「……」

 

 

オッサン「いつでも探しているよォ…どっかに君のかけらをォ…」

 

オッサン「旅先の店ェ…」

 

オッサン「新聞の隅ィ…」

 

オッサン「こんなとこにあるはずもないのにィ…」

 

オッサン「奇跡がもしも起こるならァ…』

 

オッサン「今すぐ君に見せたいィ…」

 

オッサン「新しい朝ァ…」

 

オッサン「これからの僕ゥ…」

 

オッサン「言えなかった好きという言葉もァ…」

 

 

俺「う、うぉ〜〜〜…!すっスゲ〜〜…!(拍手)パチパチパチパ…

 

 

オッサン「いつでも探してしまうゥ…」

 

オッサン「どっかに君の笑顔をォ……」

 

オッサン「急行待ちのォ…踏切あたりィ…こんなと

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あァァァアアアアアアア!!?!?!!???いつまで歌ってんだテメェずっっっっっっと気色悪りぃんっっだよバカ!!!!!!

 

「いつでも捜しているよォ…」じゃねぇんだよその粘土みたいなキモい語尾の伸ばし方いますぐやめろ、つーかテメェ離れてても口くせぇんだよ、いやそもそも、なんじゃこの曲!?!??!!?

なっっっっっが…だっっっっっっる…サビ無限か?終わるまでに実家行って帰って来れるだろ。そもそもこいつ、ずっとどこ探してんだ?路地裏の窓?踏切…?虫でも探してんのか…?

 

いや…まさよしはなにも悪くないんですよ…まさよしだってライブで歌いたくない時くらいあるよな…?

悪いのは、こんな微妙な歌唱力で、こんなダルい曲入れた吉田鋼太郎の出来損ないみたいなオッサンだよ、絶対ゆるせねぇ。こういうやつがいるから、まさよしはスネちゃったんだよ。

そんなイカレオッサンの次にカラオケが回ってきたのが、俺の隣に座ってたバンドとかやってそうな風の金髪の兄ちゃん。

カウンターでもほとんど喋らず一人でクールに酒飲んでたんですけど、そいつが入れたのが、スキマスイッチの『奏』でした。

 

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テェン…テェン…テェレレンテェン…

 

テェン…テェン…テェレレンテェン…

 

テェン…テェン…テェレレンテェン…

 

テェン…テェン…テェレレンテェレレレレ…

 

 

俺「…」

 

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…

 

デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…

 

デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…

 

デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…

 

デッデデデッ…

 

 

俺「………」

 

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアアー…デェン…

 

ファッ…ファッ…ファッ…ファァァァアア…ファッファァーーーーン……

 

 

デドデェンッ……

 

 

金髪「かあああああいさつのまええええ…つぅうううなあああああぐてぇええと

 

いや、その感じで下手なの!?!!!?!??!?!?

 

ウソだろ…俺が言えた立場じゃねぇけどお前…「全音」外れてんじゃねぇかよ…髪染めてんのに歌下手な人間とかこの世に存在したのかよ…

スキマスイッチ、お前らも悪いからな?こんな「今から…良い曲…はじまりまっせ…」みたいなクソ長いイントロ作るな。そのせいでカラオケで『奏』かかるたびにハードルが天までハネ上がってんだよ。「おっ、歌自慢ですか?どんな美声聞かせてくれるんですか?」みたいになるだろ。それで下手だった時の

 

「えっ…きっつ…」

 

っていう地獄の空気もう耐えられねぇんだよ…

 

いいですか?仲良くないやつとのカラオケで5分以上のバラード曲を絶対に入れるな。これは人間社会で生きていくための最低限のマナーです。

ちなみに俺はワケわかんなくなって、絢香×コブクロの『WINDING ROAD』一人で歌って地獄空気モード継続させました。

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