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Creepy Nuts 『doppelgänger』韻、歌詞考察。誰もが違う自分を持つドッペルゲンガー

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 重低音と陶酔感のある四つ打ちが印象的な本楽曲。ドッペルゲンガーとは「自分自身の姿を自分で見る」という幻覚の一種だ。また、同じ人間が同時に複数の場所に存在する現象を指す。

この文章だけを見ると、単なる「オカルト」のように思えるが、この歌詞ではこのドッペルゲンガーを「姿形こそ同じだが状況によって別の自分を使い分ける人間の面白さ」を表現しているのではないだろうか。 

それはまさに一曲ごとに色が全く違うCreepy Nutsの音楽のようだ。

2020年にリリースされた『かつて天才だった俺たちへ』に「無傷のまんまじゃいられない変わり続けていく多面体」というフレーズがあるが、まさにこの楽曲も変わり続けていくCreepy Nutsをドッペルゲンガーという自分の分身に置き換えたリリックになっている。では、見ていこう。

聞いてっか?オレ 見えてっか?オレ iiea oe ieea oe
生きてっか?オレ 死んでっか?オレ iiea oe inea oe
イッテェなオレ 機嫌斜め ieea oe ienaae
ごめんなオレ 人間離れ oena oe inenaae
消えてったオレ 散ってったオレ ieea oe iea oe
新鮮なオレ ヴィンテージなオレ inena oe ineia oe
知ってっかオレ うっせーなオレ iea oe uea oe
しつけーなオレ 引っ込んでろyeah yeah iuea oe ioneo ieie

iea「聞いてっか?iiea」「見えてっか?ieea」「生きてっかiiea」「死んでっかinea」「イッテなieea」「機嫌斜めienaae」「(ご)めんなena」「人間離れinenaae」「消えてったieea」「散ってったiea」「新鮮なinena」「ヴィンテー(ジ)なine(i)a」「知ってっかiea」「(うっ)せーなea」「し(つ)けーなi(u)ea」「引(っ込ん)でi(on)e」「yeah yeah ieie」

oe「オレoe」「ごめ(んな)oe(na)」「(引っ)込んで(ろ)(i)one(o)」

 

※やったらめったらMADなメンタル aaa eaa aoa enau
ヤンデレ目なBRAIN aneeea uein
イキったライバル皆 青ざめてった iia aiau ia aoaeea
真っ赤な目が点 aaa ea en
思えばどっから来てどこへ行った? ooea oaa ie ooe ia
アスタラビスタ auaaiua
よく似てんな ouiena
俺お前のドッペルゲンガー oe oaeo oeuena-
しゃにむに働けっから三度の飯より aiui aaaeaa anooeioi
ガンバレpaper chase anae e-a e-u
穿った目ん玉しか持ってねーヘイター uaa enaa ia oee eia
あんたら目掛け anaa eae
往復ビンタ ouuuina
ぶっ飛ばしちゃうアンドロメダへ uoaiau anooeae
とっくにfade away oui e-o aei
俺お前のドッペルゲンガー oe oaeo oeuena-

aaaeea「やったらめったらaaa eaa」「MA(D)なメンタルa(o)a ena(u)」「ヤンデレ目なaneeea」「青ざめてったaoaeea」「真っ赤な目がaaaea」「働けっからaaaeaa」「ガンバレpaper anae e-a」「穿った目ん玉uaa enaa」「あんたら目掛けanaa eae」「アンドロメダへanooeae」

ia「イキったiia」「みなia」「行ったia」

ouiena「よく似てんなouiena」往復ビンタouuuina」「とっくにfade away oui e-o aei」

 

俺お前の痛みの権化 oe oaeo iaio one
俺お前の怒りの権化  oe oaeo iaio one
穢らわしい魂の権化 eaaaii aaiio one
俺のせいにしたらばOK oeo eii iaaa o-e-
手放しで肯定してやるから鏡覗いて eaaie oiei ieauaa aai ooie
巷では誰もがall day赤白帽で花一匁 iaaea aeoa o-u ai aaiooue aaiione
アイツらニンゲン止まり aiua inen oai
誰もが思ってる一点モンらしい aeoa ooeu ienon aii
自分だけは…でも結局Mr. Nobody innaea eo eou iua-o-ai-
誰でもあり 誰でもない aeeoai aeeoai
また新しいその人生もーらい aa aaaii oo inei o-ai

iaio「痛みのiaio」「iaio」「魂のaaiio」「赤白aaio」「花一(匁)aaiio 」

oe「権化one」「OK o-e-」「覗いてooie」「匁one」「思ってるooeu」

eo「一点モ(ン)ieo(n)「でもeo」「(誰)でもeo」「(人)生も(ーらい)eio」

ai「(穢)らわしいaaaii」「魂aaii」「鏡aai」「day ai」「赤白aaio」「らしいaii」「Nobody o-ai-」「ありai」「ないae」「もーらいoa-ai」

前に一度会ってる aei iio aeu
ずっとすれ違ってる uo ueiaeu
とっくに入れ替わってる oui ieaaeu
もう随分経ってる ou uinn aeu
目が合ったら即死 ea aaa oui
んな訳ない直進 naaeai oiun
1人2人3人 ioi uai anin
逃げ道ならコッチ ieiiaa oi
鎧であり、仮面であり、着ぐるみかつ戦闘機、 ooieai aeneai iuui au enoii
身代わり、生まれ変わり、まぁ何でも良い…出るエンドルフィン iaai uaeaai aa aneoii eu enouoin
俺がオモテ お前がウラ oea ooe oaea ua
お前オモテで 俺がウラ oaea ooee oea ua
まぁどっちでも良い aa oieoii
好きな時にすっと入れ替わり uiaoii uo ieaai
カマしますか aaiaua

aeu「会ってるaeu」「(すれ)違ってるaeu」「(入れ)替わってるaaeu」「経ってるaeu」

oui(i)「とっくにoui」「もう随分ouuinn」「即死oui」「直進ouin」「1人2人3人 (i)oi u(a)i (ani)n」「コッチoi」「鎧ooi」「(戦)闘機oui」「戦闘機enoii」「エンドルフィンenouoi」 「どっちでもいいoieoii」「(好きな)時にoii」

 

 

昔から呼び名はいろいろあるけど uaiaa oiaa ioio aueo 
1人の顔して御輿を担ぐ ioio aoie ioio auu
生き延びるタフな諦めの悪さで iioiu aua aiaeo auae
増してくしのぎの数 aoeu ioio au
忍び込ます ioioau
あっちゅー間 血の色に染まるha au-a ioioi oau a
でもテメェの身を切るバース eo eeeo ioiu a-u
で廻ってく命のサイクル e aaeu ioio aiuu
漲るパワー!うーわー! iaiu aa- u-a-
飛行中夜中のアイツ iouuu oaao aiu
昼間のパパ ワンツー iuao aa anu-
着込んだらすぐお迎え行く ionaa uu ouaeiu
テレビのアイツ、ミームのアイツ、海越えて世界中、 eeio aiu i-uo aiu uioee eaiuu
しれっと背後に立つ、紛れる観衆、だーれも知らないアイツ ieo aioiau aieu anu a-eo iaai aiu

a(i)u「あるけどau」「担ぐauu」「タフなaua」「悪さでauae」「数au」「(忍びこ)ますoau」「(染)まるau」「バースau」「廻ってくaaeu」「サイクルaiuu」「(み)なぎる(i)aiu」「パワー!うーわー!aa- u-a-」「アイツaiu」「ワンツーanu-」「(おむ)か(え)いくa(e)iu」「(世)界中aiu」背(後に)立つai(oi)au」「紛れる観衆aieu anu」

io「いろいろioio」「1人のioio」「神輿をioio」「生き延びるiioiu」「しのぎのioio」「忍び込ますioioau」「血の色ioio」「身を切るioiu」「命のioio」「飛行iou」「ひ(るま)のi(ua)o」「着込(んだら)io(naa)」「(テレ)ビの(ee)io」「し(れっ)とi(e)o」

 

人は気づかないだけで、自分の中に常に複数の人格が存在している。なにが本当の自分で、なにが嘘の自分なのか。人はそんな自分を使い分けて上手く生きていかなければならない。R-指定もラッパーとしての姿、二児の父親としての姿など、様々な「自分」を持っている。そして、それは1つだけではない、人は人生の様々な変化や試練に直面するたび、新しい「自分」が増えていくのだろう。

それだけではない。例えば『Bling-Bang-Bang-Born』が世界中にとんでもない速度で広まり、本人たちの知らないところで突然ミーム化された現象のように、自分の姿や声が自分の知らないところで影響を及ぼすこともある。 良くも悪くも。そんな自分たちの音楽や作品が「自分だけど別の自分」となっていくある意味で怪奇現象のような現代の流れを表しているのではないだろうか。そう、それはまさにドッペルゲンガーのように。

 

※この文章はドッペルゲンガーに書かせました