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山﨑賢人が実写化地獄の末にドラマ『グッド・ドクター』で演技の鬼と化してた

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俳優・山﨑賢人といえばご存知「実写化の申し子」。

俺が知らんうちに日本でなんかそういう法でもできたんかって思うくらい漫画の実写化といえば「主演:山﨑賢人」

「あの人気漫画が山﨑賢人主演で実写化!」

は自分の顔より見た文面で、特に少女漫画の実写化で恋愛モノのドS俺様系キャラにおける山﨑賢人の起用されっぷりは声優界における山寺宏一のそれで、見てるこっちも、いやたぶん演ってる本人すら胸焼けして口から山﨑賢人を吐き出しそうなくらい、365日3食なんの料理にも山﨑賢人がかかってる。

最近じゃそれだけにとどまらず、なにトチ狂ったのか『ジョジョの奇妙な冒険』だの『斉木楠雄のΨ難』だの、そもそも作品の実写化自体がほぼ全マス地雷埋まってるマインスイーパーみたいな無理ゲー案件を一手に引き受けてきたわけで、最近はもはや腹立つっていうか、かわいそう…とすら思ってました。

 

ところが、そんな実写化地獄を一作残らず全部受けきった結果、超絶パワーアップしてバケモンになった俳優・山﨑賢人がそこにはいました。

ベリーハードモードの役をあんだけムチャクチャなハイペースでこなしてきて一昨年くらいまでレベル5ぐらいだったのが、今年に入って一気にレベル95くらいまでハネ上がっていたのです。

漫画『東京喰種 トーキョーグール』で主人公のカネキがめちゃくちゃな拷問を長い時間受けて頭のネジ外れてなんか超強くなる、みたいなシーンあるんですけど、今年に入っての山﨑賢人にそれと同じものを感じてました。山﨑賢人くん、いま軽い無敵状態、「ゾーン」入ってる。

 

去年、ドラマ『陸王』で完全等身大の「ただの人」「ただの息子」の役やったときも「こんな自然に良い演技する役者だったのこの子…」と驚愕しましたし、ドラマ『グッド・ドクター』では「自閉症スペクトラムでサヴァン症候群持ちの小児科医」の役で、一歩間違えればその筋の人らに訴えられかねない難しい役柄を本当に嫌味なく丁寧に演じていて、アホみたいな感想なんですけどマジで「そういう人間」にしか見えませんでした。

 

そもそも、今までの実写化地獄ってほとんどの作品は山﨑賢人はじめキャストにはほぼ罪なくて、あくまでキャスティングした側と監督やら脚本のマスタベーション丸出しのわけわからんオリジナル要素とか内輪ウケ狙いのギャグが足引っ張るどころか引きちぎってきたって部分がかなりデカかったんですよ。

その足に付いてた糞重いトゲトゲの鉄球が外れてちゃんとした作品に当たったらそりゃ爆発するのも必然で、しかも今の山﨑賢人のなにが一番恐ろしいかって、そういう人間にしか見えないのにも関わらず誰がどう見ても『山﨑賢人』って存在が1ミリもブレないところにある。

「あの作品であの役やってたのもコイツだったんか…」っていうことが一切ない。『山﨑賢人』っていう「個」の強さ、顔面認識率の高さがiPhone。

 

とんでもない顔面の強さに加えて、超能力者だろうが障害者だろうがどんな役にも憑依できるようになった山﨑賢人、完全な『演技の鬼』です。

仮に、今のタイミングで同じように実写化地獄の修羅をくぐり抜けた窪田正孝とともに『デスノート』をやってたら、間違いなく藤原松山の映画版を超える伝説になってたでしょう。マジで3年早かった。

 

山「﨑」賢人。「崎」ではなく、正式には「山」に「竒」です。名前だけでも覚えてください

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