このあいだ、朝起きてすぐ外にゴミ出しに行ったんですど、たまに会う近所に住んでるZガンダムみたいなババアがいて
「ちょっと!外出てるときはマスクしなさいよ!」
とか言ってきて、
「はァァァああ!??なんで玄関から10mも離れてねぇゴミ捨て場行くのにいちいちマスクしねぇと行けねぇんだ?誰にも接触してねぇじゃねぇかよ誰に飛沫すんだよ?むしろお前が話かけてきたことでリスク増しただろうが、いちいち話かけてきてんじゃねぇババア〜〜〜!!!!!あ?」
って思ったんですけど、無駄に絡まれるの嫌だったんで意味を込めて
「すいませぇぇぇええんでしたァァァァ。次から気をつけますゥウウウウウ」
つって無事ことなきを得たのです…
と思ったら、数分後メシ買いにコンビニ行ったら、速攻でそのZババアと出くわした。
なんの運命だよ。なんなんだよ今日はよ。イルミナティババアかよ…ウザってえなって思ってマジでしゃくだったんですけど、
「あ…こんちは…さっきはどうも」
ってしぶしぶ挨拶したら、
ババア「…」
はァァァ?無視!?テメェいくらソーシャルなんとかっつっったって挨拶くらいしたらどうだ???今はマスクしてるだろうがよ。なんだこのババア?なんだこのババア?
ってもう内心ブチ切れながら朝メシ選んでたら、
ボソボソ……
つって後ろから呪詛みたいな声して…
バッ!
「バ…ババア……?」
そこにいたのはババア。振り返ればババアがいる…こ…怖ッッ!
「な…なんです…か…?」
ババア「……たの……」
「は?」
ババア「……アンタ…朝ゴハン食べたの……」
「えっ」
ババア「…朝ゴハン…食べたのって聞いてんのよ…?」
「い…いや…まだですけど……」
ババア「…好きなの買ってあげるからカゴの中入れなさい、ついでだから」
「えっ。でも」
ババア「…さっきは言いすぎたから。いつもうるさく言って悪いわね…」
な……バ、ババア……?
突然のババアに驚きを隠せない俺。
「あ……じゃ…じゃあ…これで…」
と言ってブリトーと串団子を手に取った俺。うろたえすぎて意味不明なチョイスしちゃった。バカの食事じゃねぇかよ。
「ありがとうございましたー」
ウイーン
ババア「…ホラ、アンタの」
「あっ…ありがとうございます…こちらこそ…なんかすいません…」
ババア「勘違いしないでよ。たまたまだから。あと…ちゃんとマスクしなさいよ」
そう言って、ババア イン ザ ハウス
「ババア……」
ババアの予想外の優しさに思わず平井堅のベストアルバムのジャケットみたいな顔になった。瞳をとじてババアを描くよそれだけでいい。
↓別のババア