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スーパー野田ゲーPARTY『将棋II』なら誰でも藤井聡太に勝てる

マヂカルラブリー野田クリスタルが制作したニンテンドースイッチのダウンロード用ソフト『スーパー野田ゲーPARTY』にハマり狂う毎日を送っている。

 

バラエティ豊かな全16本のゲームが収録されており『太ももが鉄のように硬い男てつじ 令和も!平成も!昭和も!』『ボルダリング姉さん〜アルティメット・エディション〜』などのおなじみの野田ゲーの進化版はもちろんのこと、迷路とクイズの悪魔合体『ボタン遠すぎじゃない!? 早押しクイズ』、ゴールまで「1兆マス」ある無限地獄すごろく『凄六』、雀卓の上で襲いくる麻雀牌を避け続けながらツモを目指す『まぁまぁあぶないじゃん』など既存のものを大胆にアレンジしたゲームはまさにやりごたえの塊。最高のパーティゲームがここに爆誕した。

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その中でも特に羽生善治や藤井聡太など多数のプロ棋士も輩出し国民的ボードゲームとなった『将棋Ⅰ』の続編『将棋II』は、『将棋Ⅰ』の良さを踏襲しつつ、前作の問題点を改善。戦略性とギャンブル性を絶妙なバランスで両立させた「新時代のボードゲームの基盤」ともなりうる可能性を秘めた素晴らしいゲームに仕上がっている。早くも『将棋シリーズ』の中で「最高傑作」との呼び声が高い。

 

『将棋II』基本ルール

ルールを簡単に説明すると『将棋II』は『将棋Ⅰ』と同じく「王将を獲ったほうが勝利」という基本的なルールは変わらないが、将棋Ⅰと決定的に違うのは「王将が一局ごとにランダムで選出される」という点。

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相手はおろか自分の駒ですらどれが王将なのかまったくわからない状態でゲームを進めなければならない。それ故に「適当獲った駒が王将だった」「相手陣地に攻め込んだ駒が王将でその駒を獲られてしまい敗北」「場外に出る動きしかできない駒が王で自滅」というケースが多々発生する。

王将どころか手持ちの駒ですら毎局ランダムに振り分けられ、その種類はなんと「200」を超える。もちろん駒によって動けるマスは異なり初見ではその動きの全てを把握することはまず不可能。1マスしか動かせない駒もあれば、盤面全てに移動できる駒も存在する。そう、ここに将棋Ⅰにない面白さがある。

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また、プレイヤーには「ライフポイント」が存在し、駒を相手プレイヤーに直接当て攻撃ができる。相手プレイヤーのライフを3つ減らすことで王将を獲らずして勝利することも可能。

王将を予想して駒を獲るか、それとも相手に直接攻撃するか、相手を出し抜き状況によって臨機応変に立ち回らなければ試合を制することは出来ない。

 

この将棋Ⅱの最大の魅力、それは知識とコツさえ掴めば格上の棋士相手に大番狂わせ、ジャイアントキリングを決めることが充分に可能だという点。製作者の野田クリスタルも言っていたが、仮に羽生善治や藤井聡太と将棋Ⅰで5000兆回試合してもわれわれ一般人は絶対に1勝もできないが、将棋Ⅱなら10回試合して10回藤井聡太に勝てるのだ。

想像してみるといい、自分が藤井聡太に「ワンターンキル」を決めている光景を。

「つ…強えぇ…ぼ…僕もまだまだでした…イチから…いやゼロから出直してきます…僕に将棋Ⅱを教えてください…」

と自分の前で泣き崩れる藤井聡太。それを見た瞬間、確実に脳汁で溺れ死ぬ。

 

『将棋II』攻略法

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まず、大前提として理解しなくてはならないのは「『将棋II』に必勝法はない」ということだ。「王将がどれかわからない」という絶対的ルールがある以上、一手目でゲームが終了してしまうのは日常茶飯事。

「誰にでも勝利できるが、誰にでも敗北する」

これが将棋Ⅱの真理であり全てだ。

必勝法はない、だが「攻略法」は確実に存在する。これが将棋Ⅱの面白さ。1パーセントでも勝利の可能性を上げる、そのためにはどうするか。答えはただひとつ。

 

「全ての駒の動きを把握する」

 

ということ。将棋Ⅱのルールには「一度選んだ駒は絶対に動かさなくてはいけない」というものがあり、駒の動きを把握していないとどの駒をどこに動かしていいのか一切わからず結果「適当に選んだ駒を動かして場外」など無駄な一手を打つことになり相手に盤上を支配されやすくなる。

序盤はどうしても「これが王かもしれない」というプレッシャーから慎重に動かざるを得ない時間帯が続く。加えて駒の動きを覚えることに精一杯になり正確に戦況を分析できなくなってしまうのだ。

しかし逆に言えば、駒の動きを全て把握していれば相手の動きを予測しやすくなり、常に有利に試合を進めることができる。初手から強気に攻めることも可能。どれだけ相手より駒を把握しているか、それがこの将棋Ⅱにおいて最も重要な要素のひとつ。

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そしてもうひとつ、絶対におさえておきたい点それは

 

「奪った駒=王将ではない」

 

『将棋Ⅰ』と同じく『将棋Ⅱ』にも「相手の獲った駒を自分の駒として使える」というルールがあり、奪取に成功した駒はその時点で「王ではない」ことが確定する。つまり「奪われた駒を奪い返す」といった将棋Ⅰでは定石になっていた行為は将棋Ⅱではそれほど意味を持たないのだ。

また、相手の虚を突き奪った駒をおもむろに配置することで奪った駒と元々あった手持ちの駒をカモフラージュして王に仕立てあげることもできる。記憶力と知識力のどちらも兼ね備えていなければ勝利することは難しい。まさに「真の人間力」が試されるゲームと言える。

試合が長く続けば続くほど「どれが王ではない」かが分からなくなってきた時ほど勝機。盤面の状態を常に見極め、どの駒が「自分の駒が奪われた駒」なのかを記憶することがとても重要になってくる。

 

 

『将棋II』駒の動かし方一覧(随時更新)

私が発見した駒の種類と動かし方をここに随時まとめていく。

厳密に全部で何種類の駒があるのかは公式でも発表されておらず、誰も見たことがない未知の駒はまだまだ存在する。これから更に試合を重ね新しい駒を発見次第、すぐに更新したい。

 

『将棋Ⅰ』から登場

・「王将」…前1、左右1、左右前斜1、後1、左右後斜1

成駒

 

・「金将」…前1、左右1、左右前斜1、後1

成駒

 

・「銀将」…前1、左右前斜1、左右後斜1

成駒「成銀」…前1、左右1、左右前斜1、後1

 

・「歩兵」…前1

成駒「と金」…前1、左右1、左右前斜1、後1

 

・「飛車」…前後∞、左右∞

成駒「龍王」…前後∞、左右∞、左右前斜1、左右後斜1

 

・「角行」…斜左右∞

成駒「竜馬」…斜左右∞、前1、左右1、後1

 

・「香車」…前∞

成駒「成香」…前1、左右1、左右前斜1、後1

 

・「桂馬」…前2×左右1

成駒「成桂」…前1、左右1、左右前斜1、後1

 

『将棋Ⅱ』から登場 

・「大急」足がうずまきの男…前1、左右1、左右前斜1、後1、左右後斜1、前3、左右2、前4、左右3

成駒「恐竜」緑のトカゲ…右∞、左斜め3ずつ、右斜め3

 

・「灰猫」灰色の猫…右1、左2ずつ、前2×左右1

成駒

・「洋服」ハンガーにかかったピンクベスト…前2ずつ、左右3ずつ、前1×左右3、前3×左右1

成駒「白服」白い服の女子…前後左右2ずつ、斜め1ずつ、前2×左右1

 

・「男達」マヂカルラブリー…前1×左4、前3×右4、

成駒「鳥達」鳥の大群…左4、右2、前2、後1、左右後斜1

 

・「達磨」2つの達磨…前3、左右1、左右前斜1、前2×左右1

成駒「小判」小判…前1、左右前斜1、前3、前3×左右1、左右後斜1

 

・「左向」左向きの男2人…前3×左3

成駒「?」

 

・「立熊」ゲームを持った熊…前2×左3、前2×左4、前3×左3、前3×左4

成駒「白熊」白熊…前3、左右斜1、前2×左右2、前2×左右4、前4×左右2

 

・「武家」歯の抜けた侍…前1×左1、前2×左1、前3×左1、前1×左2、前2×左2、前3×左2

成駒「公家」厳つい男…前4、左右後斜2、前1×左1、前3×左2

 

・「玉子」…前3、右3、右斜3

成駒「黄身」…前後2、左右前斜1

 

・「饅頭」茶色い饅頭…前1、左右1、左右前斜11

成駒「洋菓」…前2、後3、左右2、左右後斜1、前1×左右2、前2×左右2

 

・「愛玩」裸の野田クリスタル…前1、左右3

成駒「筋肉」筋肉の化物…前後∞、左右2、前1×左右2、前4×右4

 

・「白犬」白い犬…後1×左1、前2×右2、前3×右2、前2×右3、前3×右3

 成駒「振尾」…左2、右3、斜右前3、斜右後3

 

・「両手」両手を上げた子供2人…前2×左右2、前2×左右4

成駒「姉妹」黒い姉妹…前1×左右1、前2×左右1、左右後斜2

 

・「長髪」…オシャレな女性…前1、左右1、左右前斜1、左右後斜1、後2×左右1

成駒「茶髪」茶髪ショートカットの女性…前2、右2、後2、左斜2、前1×右3、前2×右4

 

・「三尾」尻尾3本の犬…前3のみ、左3、前3×右2、前3×4

成駒「犬耳」たれ耳の犬のような生物…前1、左右1、左右後斜1、前2×左右3、前3×左右2

 

・「馬車」…前1、左右1、左前斜1、後1、右前斜∞、左右後斜1

成駒「獣馬」上半身ネズミの下半身馬…前2、左2、右3、後2、前2×右1、後1×左右2、後2×右2

 

・「兎娘」バニーガール…前2、後1、前4×左2、前5×右3

成駒「兎男」…前3、後3、前4×左右1、前5×左右1

 

 

 

まとめ

『将棋Ⅰ』が何千年と続く歴史を作り出したようにこれからは『将棋Ⅱ』が未来を作り出していく。新たな伝説の1ページ目が、いま刻まれた。さぁ、私に勝ってみろ羽生、藤井。

 

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