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ミクスチャーブログ

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星野源『不思議』視聴一発で脳ギュンした

愚痴から入って非常に申し訳ないんですが、ドラマ『着飾る恋には理由があって』冒頭5分でリタイアしそうになりました。

そもそも俺のような気が狂いかけた小汚い男は1ミリもターゲットではないということは重々承知なんですけど、全てを可視化しないと気が済まないSNS演出の鬼のダサさ、奇人レベルの独り言と説明ゼリフの多さ、ツイッタラーが見たら失明するほどの登場人物のおちゃらけたキラキラ具合に、

「なに全部説明してこっちの想像の余白全消ししてんだよ過保護すぎるだろ俺の母ちゃんかこのドラマ?わからなさを楽しませろや。あと出てくる奴出てくる奴全員漏れなく鼻につくって楽しい地獄かここは?なにが#うちキュンだシコってる途中で家爆発しろ」

とハラワタ煮えくり返ってたんですよ。が…中盤のあるシーンを境に煮えたハラワタ全て飲み干した

 

横浜流星絶対人殺してる…

 

川口春奈が横浜の作った料理に対して「見た目が地味だからもうちょっと野菜を飾って」「自分の気持ちばっかりでそんなんじゃ誰とも仕事できないよ」みたいなこと言い出した瞬間、

 

「個人事業主ィィイイイッッ!!!!」

 

って叫んでガチギレしたかと思えば、別の日にはベッドに倒れ込んで物憂げな表情を浮かべ虚無虚無プリンと化し、また別の日には珍しい虫みつけた小3男子のようなおどけた笑顔を見せる…どう考えても情緒がバグり果てている横浜流星、いや川崎黒穴がそこにはいた。「フリーランスゥゥウ!!!!」じゃなかっただけまだ救いはあるが…

そんな黒穴の一挙手一投足に釘付けになると同時に、黒穴を唯一心の底から笑わす存在になるであろう川口春奈の不器用さと真っ直ぐさが愛おしくてたまらなくなり、さらに最高のタイミングでかかる星野源の『不思議』…一発で絶頂(#うちギュン)した。

ブラックホールの心をいかにしてシューティングスターへと戻すか、それがこのドラマの「核」の部分ではないかと思った。そして観終わった瞬間に全て察した。あのチープでダサい演出も表面だけをなぞった血の通ってないセリフ回しも#うちキュンも、奥底にある「闇」を覆い隠すための「光のベール」だったのだ。

川口も横浜も向井も丸山も中村も夏川も山下も飯尾も、おちゃらけキラキラの中に闇を隠してる。人を見た目だけで判断するな、ドラマも雰囲気だけで判断するな。この世には目には見えない闇の住人達がいる…奴らは時として牙をむき、君達を襲ってくる…誰もが忘れかけていたことに改めて気づかせてくれる心えぐる問題作だったのだ。

 

追記:全然違いました、腹立つほどただの王道恋愛ドラマでした

 

youtu.be

それをふまえた上で星野源『不思議』。星野源が「久々のラブソング」と言った意味がわかった。いくら大型タイアップとはいえ星野源は中途半端なドラマに曲を提供する人間じゃねぇ、『着飾る恋には理由があって』は星野源に「ラブソングを書かせる」だけのドラマだったのだ。圧倒的な愛、気が狂うほどの愛がここにある。

まず「歌詞の対比」のえげつなさ。「希望あふれたこの檻の中で」「きらきらはしゃぐこの地獄の中で」シュークリームにハバネロぶっかけるレベルのアンバランスな言葉の組み合わせ、これだけで星野源を煮込んでできたカレーを食ってる気分になる。

とにかく全フレーズ、全文字に「星野源」の名前が書いてある。「君と出会ったこの水の中で手を繋いだら息をしていた」「仕様のない身体抱きしめ合った赤子に戻って」官能小説かよ。どこを切り取っても星野フェスティバルが開催されている。特にラスト一文

「二人をいま歩き出す」

武田双雲が使うようなクソデカイ筆で「ど〜〜〜も〜〜〜〜!!!星野源で〜〜〜〜すッッッッ!!!!!」と書いてあるのがわかるか。良い意味で胸焼けが止まらない。近日中にロフトプラスワンで「助詞でわかる星野源講座」開きたい。「二人を」

 

「を」!???

 

そこに繋がる「愛に足る想い」。そもそも星野源という男は愛を愛と表現しない。いや、したくないと言うほうが正しいか。2018年にリリースされた俺の一番好きな曲『Dead Leaf』でも「これはさ 愛だ もっと似合った言葉がいいけど一番近くて古い言葉」と歌っているように愛よりも愛を表現する言葉を永遠に探し続けるのが星野源。そしてこの曲で星野源は答えのひとつを見つけたのかもしれない、それが「不思議」…

 

さらに歌詞に輪をかけてクソヤベェのが曲。火曜10時にかけていいメロディじゃねぇ…深夜4時のそれ。もはや聴くAV。音源FANZAのみで買えるようにしろ。ボロンしてる高橋しょう子の隣に星野源の頬杖を並べろ。

一発聴くだけで腰が崩壊するまで強制的に動き続けるビート、頭おかしくなるベースライン、裏筋いじくられるギター、超絶吸引バキュームドラム、喘ぎ声シンセ、『着飾る恋には理由があって』が光の皮を被った闇ドラマであるように、正統派バラードの皮被ったガン勃ちダンスミュージックが爆誕した。未成年にこの曲を聴かせようと思った星野源を誰か今すぐ逮捕してください。

 

あとマジで全然関係ないんですけど星野源がAVの話するたびに「俺が星野源のCDとか音源買った金で星野源がAV買ってるってことはイコール俺が星野源にAV買い与えてるっってことじゃねぇか」と思って絶望した。

 

…ドラマ最終回、この曲をバックにエッチエチのキスをするであろう横浜流星と川口春奈を想像するだけで人生終了する。冒頭で「家爆発しろ」と書いたが爆発するのは俺の脳みそだった。