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ミクスチャーブログ

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ドラマ『カルテット』最終話感想

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ドラマ『カルテット』最終話感想。

 

黒いリムジンに乗って白人に手を取られ、ゴリゴリの指輪を見せびらかしながら歩く女。「人生、チョロかった!」そう豪語する来杉有朱(吉岡里帆)、最後までブレないのがほんとうに気持ち良い。

ドーナツの穴のようになにか欠けたいわゆる「ダメ人間」でありながらもお互いに寄り添うようにして生きるカルテットメンバーとはまさに真逆。

「ベンジャミンさんも前にドーナツの話してましたよ。音楽っていうのはドーナツの穴のようなもんだ、なにかが欠けてる奴が奏でるから音楽になるんだよねって。全然意味分からなかったですけど(笑)」

ベンジャミンの言葉を理解できなかった彼女が、それでも最後あのコンサート会場に足を運んだのはカルテットのメンバーに対しなにかシンパシーのようなものを感じていたからだと思う。どこかのサイトで彼女のことを『悪女』と評していたがそれは違う。5話で彼女が「私はズボン履いてればノーパンでいい」と言っていたように、彼女にとってはなにが嘘でなにが本当なのかはどうでもいいこと、有朱と結婚した白人がズボンにノーパンなのかは知らんが、有朱自身がスカートにノーパンの女、7割本当で3割嘘の水人間。それこそ、嘘からはじまって嘘でつながってそれがいつの間にか本当になっていったカルテットとはまるで正反対の生き方だ。人生は不可逆だとさんざん説いてきたこのカルテットにおいて唯一バック運転で人生を逆走していく女。彼女にとっては生きることに善も悪もない。だからこそ、作中でもあえて彼女のバックボーンを多く語らなかったのだと思うし、もしなにかの理由があって彼女がそういう生き方しかできなくなっていたとしても有朱はきっと「え?そうなんですか?」と他人事のようにあっけらかんと振る舞うだろう。そんな彼女にずっと振り回されたい人生だった。とりあえずハンドルネーム・ゾゾにします。

 

1年待つカルテットと、2ヶ月待てない吉岡里帆。ともあれ、カルテットメンバー的な生き方をするのか有朱的生き方をするのか、どちらが正しくてどちらが間違ってるかは人それぞれだと思う、有朱のように白黒はっきりつけるでもよし、カルテットメンバーのようにグレーなまま生きていくでもよし、自分にとって楽しいほうを選べばいいんだと教えてくれた。無理に答えを出す必要もない。

 

実際問題、このドラマ自体もさんざん『全員片思い』と触れこんでおきながら飛び出た矢印は最後の最後まで向き合うことはなかった。それは残された三人の「真紀を待つ」という共通項があったからこそ、彼女が帰ってきた時に居心地の良い以前と変わらない関係性を保ってたんだろうなぁとも思う。 (「いや1年経ってなんもねぇことはねぇだろう」とも思ったけど)。

ただ正直、『問題のあるレストラン』なんかでも感じたが「彼らの日常はいつまでも続いていくー 坂元裕二先生の次回作にどうぞご期待ください!」的な終わりかたは視聴者に委ねすぎな感じがして微笑ましくもみぞみぞというよりはむしろむずむずした。個人的にこういうむず痒いラストが苦手なので『最高の離婚』みたいにいつかスペシャルドラマかなんかでなんらかのケリはつけてほしいなぁと思った。

 

なんにせよ、

 

ー真紀(松たか子)がカルテットを去って1年が過ぎようとしていた。しだいに音楽からも離れ四角関係から三角関係になったことで、三人の関係は微妙に変化していた。徐々にすずめに心惹かれつつもまだ真紀のことを忘れられない別府(松田龍平)。そんなとき、すずめ(満島ひかり)が仕事で海外に行くことになる。

すずめの仕事を応援したい別府は、わざとすずめに対して冷たい態度を取る。出発当日も、なにかと理由をつけて見送りに行こうとしない。そんな別府をとつぜん殴る家森(高橋一生)。

 

「なっ、なにするんですか?」

 

「なにつまらない意地張ってんだよ!この1年、君の側にずっといたのは誰だよ!?いいかげん自分の気持ちに素直になったらどうだよ!」

 

「…で、でも、家森さんもすずめちゃんのこと」

 

「フッ、僕はもうとっくに振られてるよ…だからここで別府君が諦めたら僕に失礼だ、好きなんだろ?すずめちゃんのこと」

 

「家森さん…」

 

「まだ飛行機、間に合うんじゃないの?」

 

「ありがとう」

 

急いで空港に向かう別府。

 

「…はぁ、つくづくお人好しだな、僕も」

 

ひとり涙する家森。

 

空港についた別府だったが、いままさにロビーを通過しようとしているすずめ。

 

「すっ、すずめちゃん!!」

 

「別府さん…?」

 

「…すずめちゃん!好きです!世界でいちばん君が好きです!僕が君の側にいます!ずっと側にいます!」

 

「別府さん…で、でも、わたし、今からニューヨー…んっ」

 

キスで口をふさぐ別府

 

「Wi-Fi、まだつながってますよね」

 

「…はい」 

 

人目もはばからずに抱き合う二人

 

 

まっくろななかにひとつ〜〜〜♪

 

 

 

的なラストじゃなくてマジで良かったです。

 

 
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ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』最終話感想

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ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』最終回感想。

 

予想通りといえば予想通り、期待通りといえば期待通り、視聴者を裏切らない完璧な最終回。

壮大(浅野忠信)が病院から追放され、深冬(竹内結子)のオペは予定通り、沖田(木村拓哉)が行うことに。しかし、1度目のオペでは深冬の脳にあった腫瘍は腫れによって奥に入り込んでしまいすべてを取り切れず、腫れが収まってから再手術をすることに。

柴田「あとは神経と腫瘍を見分けられるか、ですよね」

沖田「こればっかりは『経験』がモノを言うから」

この言葉どおり、2度目の手術には日本でもトップの腕を持つ脳外科医である壮大の力が絶対必要になった。ここで視聴者はずっと分かり合えなかった沖田と壮大が協力して「二人」で深冬を救うという未来が見える。そしてそれは現実になる。誰もが待ち望んだ王道ド真ん中の展開。淡々と自分の仕事をこなす「職人」の沖田に対して、ひとつひとつ饒舌に確認しながら手術を進める壮大はいわば「司令塔」まさに正反対のスペシャリストが揃った究極のオペ。無事深冬の手術は成功し、言葉を交わす二人。

沖田「壮大!俺ひとりじゃ厳しかった、ありがとう」

壮大「別にお前を助けるためにやったわけじゃないよ」

沖田「知ってるよ…。やっぱりお前最高だよ、外科医として」

壮大「…」

沖田「言い過ぎた…」(照れ臭そうに笑いながら振り返る)

 

 

ひっ、ひっ、ひっ、ヒィアァァァーーーーーーーッッッ!!たっ、タクヤーーーーーーーーーッッ!!!!!!!

 

これが、これが木村拓哉が木村拓哉といわれるゆえんだ。いままで、一貫して沖田一光、いや沖田拓哉として演技してきた彼がここで「木村拓哉の演技」を解放してきた。沖田一光という役が完全に木村拓哉によって昇華された瞬間。

このワンカットを見たくて、この木村拓哉の笑顔を見たくて、われわれはA LIFEを見ていたところはある。やっぱり俺は木村拓哉が好きだ。

 

すべての仕事を終えた沖田は再びシアトルに戻ることに。壮大も病院に戻り、晴れて院長に、家庭も円満、病院の壁も髪型も元通り。大円団とも言うべきラスト。ラストの深冬とのシーンで見せた沖田の去り際の背中、深冬への残る想いを振り切り自分の道を進む沖田が最高にクールでカッコ良かった。

 

…さて、お別れですね。もっともっと書きたいこととかね、あったと思います。このドラマが伝えたかったメッセージとか、他のキャストのこととか、全部ですが、このへんで勘弁していただきたいなとは思いますね。このA LIFEというドラマはいままでの木村拓哉主演作品に比べ決して派手さがあるわけではないんですけど、手術シーンひとつとっても細部までしっかりと作り込まれていて最終回まで飽きずに楽しんで観ることができたドラマでした。このドラマのあとは少しゆっくりしたいなぁって、10話感想を書くというのはあっという間だったとは思わないですし、話が脱線したとか、壮大のイジりやすさに頼り切った感想だったとかあるんですけど。

それではドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』最後ですね、勝手ながら締めさせていただきたいと思います。ちょっと声張りますね。

 

おきたー!まさおー!みふゆー!いがわー!しばたー!アライフーー!!!じゃあねーー!!!バイバーーーイ!!!!

 

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TBS系 日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」オリジナル・サウンドトラック

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星野源、高橋一生ときて次は誰だ選手権2017結果発表

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結果発表です。 

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1位 新井浩文…76票 18.1%

2位 平山浩行…62票 14.7%

3位 永山絢斗…60票 14.3%

4位 眞島秀和…54票 12.8%

5位 忍成修吾…47票 11.2%

6位 その他…41票 9.7%

7位 三浦貴大…29票 6.9%

8位 柄本時生…26票 6.2%

9位 荒川良々…21票 5%

10位 池内博之…5票 1.2%

11位 小澤征悦…0票 0%

 

その他で名前の挙がった俳優

・中村倫也

・柳楽優弥

・ムロツヨシ

・大倉孝二

・窪田正孝

・太賀

・小沢健二

・岡部尚(劇団東京乾電池)

・近藤公園

・賀来賢人

・相葉雅紀(嵐)

・真剣佑

・水橋研二

・村上新悟

・波岡一喜

・柄本佑

・成田凌

・安田顕(TEAM NACS)

・中丸雄一(KAT-TUN)

・長谷川博己

・坂口健太郎

・田中圭

・水橋研二

 

ブックマークコメントやTwitterで名前の挙がった俳優

・高良健吾

・綾野剛

・ムロツヨシ

・前野朋哉

・坂口健太郎

・柄本佑

・音尾琢真(TEAM NACS)

・浜野謙太

・中村倫也

・桜田通

・菅田将暉

・安住紳一郎

・加瀬亮

・鈴井貴之

・今野浩喜(キングオブコメディ)

・青木崇高

・小堺翔太

・中丸雄一(KAT-TUN)

・藤井隆

・ヘイポー

 

 

投票いただいたみなさん、ありがとうございました。次回は『狩野英孝、ノンスタイル井上ときて次に活動自粛する芸人は誰だ選手権』開催予定です。

ドラマ『カルテット』9話感想

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ドラマ『カルテット』9話感想。

ホチキスはステープラー

バンドエイドは絆創膏

ポストイットは付箋紙

タッパーはプラスチック製密閉容器

ドラえもんは猫型ロボット

YAZAWAは矢沢永吉

トイレのパッコンはラバーカップ

ニモはカクレクマノミ

せんたっきは洗濯機、アタッシュケースはアタッシェケース、ケビン・コスナーはケビン・コストナー、マネージャーはマネジャー、オムレツはオムレット、ティッシュはティシュ、バングラディシュはバングラディシュと『ざっくりハイタッチ』の車中トークをほうふつとさせる。

正直言うと、俺はカルテットメンバーのあのノリにそこまでハマっていたというわけではなくて、むしろ互いに「秘密」を抱えているというキャラクター上、一見楽しげなやりとりにもどこか胡散臭い雰囲気すら感じていたこともあったのだけど、真紀(松たか子)の真実が明らかになってカルテットメンバーの間に「嘘」がなくなったとき、これまでの違和感がパーっと晴れ最高にグッときた。

4人がハーブティーを飲みながら『スターシップ対ゴースト』を観て、真紀とすずめ(満島ひかり)がスティックボムを組み立てながらビームフラッシュをし、家森(高橋一生)が別府(松田龍平)に酒を飲みながら「人生やり直すスイッチ」の話をする。

2種類ね、いるんだよね

人生やり直すスイッチがあったら「押す人間」と、「押さない人間」

僕はね、もう、押しません

ねぇ?なんで押さないと思う?

みんなと出会ったから、ね?ね〜?

 泣いたよね。泣いたね。これで4人は本当の「仲間」に「親友」に「家族」になったんだなぁ、と思ったら涙が止まらなかった。俺3月はもう3回泣いてる。1回目は『SmaSTATION!!』の「絶対泣けるドラえもん映画ベスト5!」の『おばあちゃんの思い出』だ。ほんとマジで一瞬でものび太のばあさんの顔面が映るだけで嗚咽が止まらない。リメイクなんかやりやがったら許さねぇからな。

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2回目は、先週彼女が観たい観たいと言うもんだからAmazonプライムで『美少女戦士セーラームーンR』の劇場版を一緒に観ることになった。セーラームーンなんてスーパーファミコンのめちゃめちゃつまらない横スクロールのゲームくらいでしか知らなかったし、「俺は男だ」みたいな腐ったジェンダー観もあって子供の頃から軽視してて、映画も最初はある種の色眼鏡で観てた。でも後半に涙ちょちょぎれました。敵のフィオレがセーラームーン・うさぎを殺そうとするシーンで、うさぎのエナジーを吸いながらフィオレがこう言う。

そうだ、僕や衛くんを一人にする嘘つきは生かしちゃおけない

孤独が、僕や衛くんの孤独がお前にわかってたまるか

孤独を知らぬお前に

この世に生まれたことを不幸だと感じたことのないお前たちになにが分かる

仲間が友達のいない寂しさがお前たちにわかるか

誰にも理解されないものの寂しさがわかってたまるか

一見、おちゃらけてなんの悩みもないうさぎに対して向けられたそれは確かに真実だったんだろうが、その言葉に他のセーラー戦士たちが反応する。マーキュリーはその頭の良さからクラスで孤立し、ジュピターは背が高く力も強いために周囲から怖がられ、ヴィーナスは他の戦士達と出会う以前から一人で戦いを続けていたことで周囲からは軽蔑の目を向けられ、マーズは霊感が強く、霊感少女と呼ばれ周囲から気味悪がられていた、そんな苦しみを抱えてきた彼女達に唯一わけへだてなく接してくれたのがうさぎだったのだ。

ここでちょっと自分でも引くほど泣いた。「う、うわぁ…」って言われました。

 

話がだいぶ逸れたが、カルテットのあのシーンを観てこのときと同じような気持ちになった。やっぱり個性バラバラのやつらが本当の「仲間」になる話が俺は大好きだ。そんなことを思った。

 

そして相変わらず有朱(吉岡里帆)だ。去り際まで爪痕を残す女。

有朱「なんか疲れちゃった(猫)、なんか〜最近〜寂しくって(雨に濡れた犬)、あのね?大二郎さん?(虎)、大次郎さん、わたし〜」

大次郎「君、なにしてんの?」

有朱「ん?」

大次郎「そういうのやめてくれる?」

有朱「ん?」

大次郎「僕ママのこと愛してるんで」

有朱「あっ、そうですか?は〜い」

大次郎(サンドウィッチマン富沢)への色仕掛けを失敗しそれをカルテットメンバーや多可美(八木亜希子)にモロ覗かれても「なかったことにして」振る舞う。

有朱「多可美さん、どうもありがとう、多可美さんだ〜いすき」

有朱「真紀さん、私のこと忘れないでね」

真紀「多分忘れられません」

有朱「家森さん、いつスキー連れてってくれるんですか?」

家森「こっちから連絡します」

有朱「えっと…」

別府「別府です」

有朱「別府さん!大好き!」

有朱「すずめさん、私と組んでなんかおっきいこと…」

すずめ「(首を振りまくる)」

有朱「そう?そうですか…ふ・し・ぎ・の・く・に・に〜つれてっちゃうぞ〜〜?有朱でした!じゃーね!バイバイ!あっ!」

家森の言葉を借りるなら「人生やり直すスイッチ」をなんのためらいもなく連打できるのが来杉有朱という女なんだろう。俺は嘘でも大好きって言われたい。ワイシャツからキャミソール透けてるのどエロい。ありがとうございました。

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スティックボム チャレンジセット

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ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』9話感想

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ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』9話感想。

 

壮大(浅野忠信)マジでやべぇ。

沖田「なに話って」

壮大「連続フォアボールで押し出し逆転負け」

沖田「えっ?」

壮大「あの時、お前にマウンドを明け渡した結果だ」

沖田「なんだよ急に」

壮大「自滅したお前を見て思ったよ。あの時やっぱり俺が痛みをこらえて最後まで投げれば良かった、コーチに直訴すればよかった。今回オペだ、自滅されちゃ困る」

沖田「なにが言いたいの?」

壮大「深冬は俺が切る」

沖田「なに?それも親友としての提案?10年前俺はシアトルに行った。院長に薦められて。今はもうあの頃の俺じゃない、深冬は俺の『患者』だ」

壮大「深冬は俺の『家族』だ」

と、8話で急にイキってからは口を開けば「深冬(竹内結子)は俺がオペする、俺がやる。」の一点張り。それからはあれだけ乱れきってた髪型が1ミリも動くことなくビシーッとしたオールバック大復活。さんざんイジってきたがマジで自分の気持ちによって髪型左右される妖怪だった。

観てるこっちは「乱れろ!乱れろ!」と念じていたがそんな想いは届かず、まったく乱れない髪型。それに比例するかのようにどんどん調子こく壮大。

院長の虎之介(柄本明)に自分が深冬オペをするに伝え「(失敗した)沖田先生と僕は違いますから」と言い放ち、大臣の難しい症例を目にしてまったく前例のない術式を提案し「ま、僕ならできますね」のドヤ顔、さらに直前まで進んでいた病院合併の話を勝手に白紙に戻す(こいつが自分から言い出したこと)、更には沖田に「大臣のオペがもし成功したら深冬は俺が切るから、もうシアトル帰っていいから」と勝手に決める始末。完全に暴走モード突入。なんなんだよエヴァンゲリオンなの?初号機なの?

反対に沖田(木村拓哉)は前回の父親のオペで失敗したことが尾を引き空回り。柴田(木村文乃)が自分のオペに入れないことで新発田よりも腕の劣る三条(咲坂実杏)に「もっと術野を想像して!いまので15秒無駄になった」と当たり散らし、糞ほど感じ悪い。思わず「キッ、キムタクーーーーーー!!!」と感じ悪い時期のスマスマを観てるような感覚に陥った。が、父親や井川(松山ケンイチ)や柴田の助けもあり自分を取り戻す。

一方で、思惑どおり大臣のオペを難なく成功させた壮大は「よっし俺がやる俺がやるから、な?いいよな?俺がやっていいよな?深冬もそう思うよな?俺がやったほうがいいよな?よーし俺がやる」とイキリの極み。

が、深冬に

「私のオペは沖田先生にお願いしたいです!」

とわざわざ宣言されたことで暴走モード解除。

「なんでカズなんだ!えぇ??カズは腕がいいからか?カズのほうが信用できるからか?えぇ??信頼できるのがカズだからだろ??わかった!失敗してもカズなら殺されてもいいからか!!」

それと同時に、とっくにプッツンきてた羽村(及川光博)と榊原(菜々緒)がいままでの暴走を院長にチクったことですべてがバレ、病院クビ。ジェットコースターかよ。次週、最終回で髪ボッサボサですお楽しみに。 

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星野源、高橋一生ときて次は誰だ選手権2017

『逃げるは恥だが役に立つ』星野源、『カルテット』高橋一生ときて次は誰がブレイクするのでしょうか。ここに『次に来る俳優は誰だ選手権2017』を勝手に開催します。

 

星野源、高橋一生の傾向を分析すると次に来そうな俳優の条件として、

 

・イケメン過ぎない親しみやすいルックス

・妙な色気がある

・「私でもいける!」と思わせる雰囲気

・よく見かけるけど「あの人名前なんだっけ」となる

・番宣でバラエティに出てフリートークができる

・ドラマや映画では2番手、3番手の役どころが多い

・20代後半〜40代前半

・独身

 

などが挙げられます。これらをふまえて11人選びましたのでご査収ください。

 

 

平山 浩行(ひらやま・ひろゆき)39歳

平山 浩行 – pinups


平山浩行とデート01

ついに頭角を表した第2の竹野内豊(第3の竹野内豊は大谷亮平)。50メートル先から2人を見分けろと言われたら肉親ですら見分けがつかないんじゃないのかというほどの凡庸性の高い色気のあるルックスとバランスの良い演技力でドラマや映画に華を添える実力派俳優。オリジナルを超える刻はそこまで迫っている。

 

三浦 貴大(みうら・たかひろ) 31歳

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eatripTV『夢ごはん』vol.6 三浦貴大

三浦友和と山口百恵を親に持つ、まさに芸能界に入るために生まれてきたようなサラブレット。醸し出すその雰囲気は、およそ31歳とは思えないほど貫禄に満ちている。デカすぎる両親がいながらも決して立場に甘えることなく地道に、着実にキャリアを重ねた彼が大きな作品の主演を務めたとき、日本中が三浦貴大フィーバーに沸くことは想像に難くない。

 

忍成 修吾(おしなり・しゅうご)36歳

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「最低」「狂ってる」「気持ち悪い」そんな役を演じれば彼の右に出る役者はいない。強烈なキャラクターを演じるとそのイメージがついてしまいその後の仕事がやりにくくなると言うが彼にとってはそんなジンクスはまるで関係ない。作品のたびに次々とクズのレコードを更新していくまさにトップ・オブ・クズ俳優。そんな忍成修吾が逆に一点の曇もない聖人を演じたそのとき、あらゆる女性が彼の虜になる。

 

永山 絢斗(ながやま・けんと) 28歳


東京ガス CM 家族の絆 「次男の帰省」篇 永山絢斗

シリアス、コメディ、どんな役でも器用にこなす若手俳優のホープ。『藁の楯』『重版出来!』『べっぴんさん』と演じる役によってその色をガラリと変えるカメレオンのような表現力は兄の瑛太に勝るとも劣らない。ルックスも目鼻立ちのはっきりとした中性的な顔立ちで、いつ人気が爆発してもおかしくない起爆性を秘めている。

 

新井 浩文(あらい・ひろふみ)38歳

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狡い役を演じたら一級品。観た人間すべてを苛立たせる意地糞悪い演技は怒りを通り越して尊敬の念すら覚える。さらに『モテキ』島田、『闇金ウシジマくん』肉蝮、『寄生獣』浦上などなど実写化キャラクターを演じても高いクオリティを誇り、彼一人いるだけで原作ファンがホッと胸を撫で下ろす。リミッターを解除したTwitterやInstagramなどではファンも多く、もはや新井浩文の時代の到来は秒読み。

 

眞島 秀和(ましま・ひでかず)    40歳


京野ことみ 山口智光 眞島秀和 キリン のどごし生 しりとり篇

あるときは真面目な警察官、あるときはしがないサラリーマン、またあるときはDV夫と「どこにでもいる人間」を演じるのが非常にうまくスッとその作品に溶け込む良い意味で空気のような役者。どんなドラマ、映画にも「探せばいる」まさに日本俳優界のウォーリー、そんないぶし銀の彼にスポットライトが当たったとき、どんな輝きを放つのか楽しみでならない。

 

小澤 征悦(おざわ・ゆきよし)42歳

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日本人離れした出で立ちで「デキる男」を演じることも多いエキゾチック俳優。父は指揮者の小澤征爾。母は元モデルで女優の入江美樹、姉はエッセイストの小澤征良、従兄にミュージシャンの小沢健二と芸能人一家としても有名。元カノは滝川クリステル。2014年には『TEAM -警視庁特別犯罪捜査本部』で連続ドラマの初主演も務めた。ここまでのスペックを兼ね備えた男の魅力に日本人が気づく日もそう遠くない。

 

池内 博之(いけうち・ひろゆき) 40歳

www.lespros.co.jp

大きな体と鋭い眼光で悪役を演じることも多いコワモテ俳優。彼を世に知らしめるきっかけとなったドラマ『GTO』の村井役のイメージが未だに強い人も多い。そんな外見とは裏腹にバラエティなどで見せるお茶目な一面のギャップに心を撃ち抜かれる(主に俺が)。今は塩顔が勢いを増しているがソース顔ブームが日本に再び訪れたとき、池内博之革命が起こる。

 

柄本 時生(えもと・ときお)27歳

www.knockoutinc.net

怪優・柄本明の息子。リアル『バケモノの子』。その一度見たら忘れられないルックスでドラマや映画に欠かせないスパイスとしてメキメキ頭角を現している。これまではどちらかといえば3枚目の役柄が多かったが、恋愛ドラマなどでがっつりラブシーンなどを演じさせれば来年あたりはan・anの表紙を飾っていてもおかしくない。

 

荒川 良々(あらかわ・よしよし)43歳


【レノアハピネス】 半径30センチのハピネス 夫婦篇  30秒

唯一無二、強烈なキャラクターはまさに日本俳優界の宝。飄々とした男を演じさせれば超一流、彼がいるといないとではドラマや映画の質が2段3段変わると言っても過言ではない。柔軟剤レノアハピネスのCMで本上まなみの夫役を演じたとき、「荒川良々と並ぶと女優が8倍美しく映る」と一目置かれていた(俺に)。中途半端なぽっちゃり体型に坊主頭とチャーミングなルックスで、時代さえ追いつけば奴の天下がやってくる日も近い。

 

 

他にも例えばハマケンこと浜野謙太ですとか、田中圭くん、風間の俊ちゃん、あとはTEAM NACSのメンバーなんかも選定候補に挙がってたのですが、もれなく既婚者ということで今回は除外しました。11人以外にも「コイツが来る!」と思う俳優がいればコメントやアンケートフォームの「その他」の項目にて教えていただけると幸いです。

みなさまの投票どしどしお待ちしております。

 

結果発表

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天使を見た『カルテット』8話感想

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ドラマ『カルテット』8話感想。

※WBCでドラマが繰り下げて放送されたことで、幼少期に巨人戦のせいですごく楽しみにしていた金田一少年の事件簿→名探偵コナン→世界まる見え!テレビ特捜部のゴールデンタイムが潰されてそのたびに「野球は3回までにしろ、ヒーローインタビューでネクストコナンズヒントを言え」と叫んでたトラウマが蘇った。

 

先に謝っておきます。本当にすまない。このブログで一貫して吉岡里帆が演じる来杉有朱の魅力のみを語ってきたが、今回は彼女のことを書かざるを得ない。

ここまで、ここまで魅力的な女性だとは思わなかった。いままで意識してなかったのだが、この8話ではかわいい、美しい、そんな形容詞では表せないくらい彼女が眩しく映った。嬉しい顔、怒った顔、哀しい顔、楽しい顔、そのすべてが儚く、愛おしかった。『ドラえもん のび太の結婚前夜』でのしずかの父の言葉を借りるなら「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人」。

例えば別荘でのシーン、それは食事中に起きたとても何気ない、何気ない日常の1ページなのだが、ずっと側にいたい、側にいて一緒に幸せになりたい。でも隣にいるべきなのは自分じゃない、そんな彼女の想いがひしひしと伝わってきてほんとうに心が「みぞみぞ」した。

両思いは現実、片思いは非現実。ここには深い川がある

家森(高橋一生)のこの言葉は確かに間違っていないかもしれない。たとえそれが決して叶うことのない願いだとしても、決して届くことのない言葉だとしても、非現実だとわかっていても、ただ想い続ける。意味なんてないのかもしれない、それでも人は誰かを想わずにはいられない。

この物語の終演がどこに向かっているのか想像もできない。でも最後まで見届けたい、彼女が選んだ道の先になにがあるのかしっかりとこの眼で確かめたい。そう強く思った回だった。

 

それでは、最後に届くことのなかった彼女の言葉を引用してこの記事を終えたい。

 

みなさんの生活習慣の乱れ、目に余ります。

朝からバタバタしてあれがない、これがないの大騒ぎ。

前の晩に夜更かししてて支度をしてないからですよ。

食後もさっさとお風呂に入らないで、ダラダラダラダラおしゃべりして。

私もね、こんなことは言いたくないんですよ。

人というのはね、夜は遅くても10時には寝るようにできてるの。

そうやって人は心と体を育んでるんです。

私の尊敬するパッチワークの先生はおっしゃいました。

「努力でもない、信念でもない、人の心というのは習慣によって作られる」

どういうことかと言うと、心というものはとても弱いものです。

だけど、一度身についた習慣であればそう簡単には乱れません。

なにかしなきゃ、じゃないんですね。

まず、思うより先に、手が、足が、動いてることが大事なんですねぇ。

日々の生活をきちんとこなしていれば、落ち着いて物事に接することができます。

明鏡止水、自然と心がきれいになっていくんですねぇ。

パッチワークの先生はおっしゃいました。

「冬こそ冷たいお水で顔を洗いましょう」

今日から生活習慣を改めるために、時間割を作りましょう。

そして…

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MASAKO MOTAI.

 

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TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック