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「草彅以外」おじゃMAP香取慎吾&稲垣吾郎2人トーク文字起こし

12月21日放送『おじゃMAP』での香取慎吾と稲垣吾郎2人トーク部分の文字起こし。

 

 

稲垣吾郎(以下:吾郎)「いや〜、面白かったなぁ、今日は」

香取慎吾(以下:慎吾)「どうでしたか?」

吾郎「いや、もうねホントに幸せだった…。ま、とりあえずじゃあ。いや、これねおすすめのワインをね、用意したんですよ」

慎吾「どういうこと?」

吾郎「慎吾がさ、初めてワインをおいしいって思ってくれた」

慎吾「一緒にね、食事会に誘っていただいたときに」

吾郎「初めてワインってこんなに美味しいんだって言ってくれたじゃん。それで、そのときのワインはさすがにあれはもう高級すぎて、でも似たような感じのワインをちょっと見つけて。僕も大好きなワインで」

慎吾「ふーん」

吾郎「フランスのブルゴーニュ地方の」

慎吾「僕がその食事に行ったときに美味しいって言ったワインを覚えてて」

吾郎「覚えてる覚えてる」

慎吾「その味に近い感じなの?」

吾郎「うーん。まあちょっと比較的タイプは近い」

慎吾「こんなグラス持ってない」

吾郎「ホントですか?」

慎吾「ビールのグラスとウイスキーのグラスしか持ってない」

吾郎「香りが、でも結構いいですね褐色で、色も…。とりあえず、はい、今日はありがとうございました」

慎吾「ありがとうございました」

吾郎「なんか、素敵なパーティの場を設けてくれて。…あっ、いいよ。もう香りでわかる」

慎吾「おいしい。あっ、おいしいよ」

吾郎「あっ、さすがソムリエ、俺(笑)いや、おいしい」

慎吾「ほんとにさ、こっちから撮りたいけど、カメラだけ据え置きでスタッフゼロの、こんな感じにしたかったの?吾郎ちゃんと最後2人で話したいとは言ったけど、ここまでとは俺は思ってなかったなぁ」

 

2017年を振り返って

慎吾「どうですか、いま、この新しいお仕事?2017年どうでしたか?」

吾郎「うーん、まぁ色々あったね」

慎吾「うん」

吾郎「まぁ‥まぁ…もうほんとに一生忘れられない2017年だよね、まぁそれは誰でもそうだし、もちろんこうやってテレビ観て応援してくれる人たちにとっても色んな思いがあった17年だと思うし。でもなんか、少しは成長できたのかなと思うし、17年があったから。ほんとノンストップでずーっとやってきてるから、色んなことがマヒしてて、色々自分の人生のこと考えたり、自分の周りの人間のこと考えたり、家族のこともそうだし、なんか改めてさ…」

慎吾「考えさせられた」

吾郎「ほんと考えすぎなくて、今までやってきてなんかほんとに、すごい人を傷つけてきたのかなとか思って、これほんとにもう素直に」

慎吾「傷つけた?」

吾郎「いやいや、あるよあるよ。やっぱり忙しすぎてさ、なんかすごくイライラしちゃったりさ」

慎吾「見えてなかった?」

吾郎「うん、一つの仕事のありがたみとか」

慎吾「うーん、そうだね。それは今年はもうとんでもなくわかってたはずなのに」

吾郎「そう、わかってたはずなのに」

慎吾「わかってなかったね」

吾郎「僕らのこともそうじゃん。わかってたはずなのに、相手のことわかってないとか」

慎吾「でも今日はこれ、吾郎ちゃんのこと俺ほんとに知らなかったね、何なんだろうね?これね?」

吾郎「うん、でもさ誰よりも知ってると勝手に思ってたけどね」

慎吾「思ってた」

吾郎「僕も」

慎吾「草彅とかとはまた違うさ、それこそオーディションの日とかが一緒なんだよね」

吾郎「そうそうそう、ほんとは一番最初に会ってるというかね」

慎吾「不思議、ほんとに。つよぽんだけじゃなく、他の人もみんなのこと考えたの今回。吾郎ちゃんがゲストで来てくれるって」

吾郎「うん」

慎吾「草彅以外のみんなのこと考えたときに、色んなことあるのよ。思い出話ってあんんの」

吾郎「うん」

慎吾「…だけど吾郎ちゃんのこと全然ないの(笑)」

吾郎「あ、思い出話が?」

慎吾「ない」

吾郎「なんでないんだろうね?」

慎吾「2人で食事行ったことないよね」

吾郎「ないね」

慎吾「今年だよね、ま、去年から今年にかけていっぱい話したなかで、二人きりで今年も話したかな、今年の頭ぐらいに二人だけで」

吾郎「そうだね」

慎吾「会って話したのは今年かな」

 

今後の活動について

慎吾「今後どうなるんですか?」

吾郎「今後どうなるんですかね?」

慎吾「今日、舞台の話いっぱいあった」

吾郎「今日、特に舞台のほうが多くて」

慎吾「舞台は好きなんですか?」

吾郎「舞台、好きです。もちろん。なんか生活のリズムがキチッと決まってて」

慎吾「へぇ〜」

吾郎「日々やっぱり俺意外と考えちゃうから、反省しちゃうというか、やり直せることがいいんです。だから生放送とかすごい苦手で」

慎吾「うん」

吾郎「なんか…やり直して磨いていきたい、ひとつのことを」

慎吾「へぇ〜〜」

吾郎「そういうところがあって」

慎吾「でも、ほんと性に合ってるじゃないけど、舞台は」

吾郎「合ってます。はい、だから舞台の人たち今日来てくれて、みんなほんと素敵な人多いなと思ったし、またやりたいしね、お芝居。まぁ映画もやるしね、色々やっていきたいなと思うけど」

慎吾「年齢を考えるとそうそうね、のんびりはしてられない、ところで言うと吾郎ちゃんとかは今後どういうことをしていきたいの?」

吾郎「やってることが、結局10代20代の頃から変わらないし、その若いつもりでやってるじゃん」

慎吾「そうなんだよね」

吾郎「そう、同じペースでやってるし、役職が変わるわけでもないじゃん普通の会社員と違って。だけど、気づけば年齢は40歳過ぎてるわけだから、それはすごく思うけどね」

 

SNSを通じて感じた事

慎吾「なんかね、ツイッターとかインスタ始めて思うのがね面白いのがね、コメントとかをいっぱい見るのよ、そうすると僕と一緒に歳を重ねてくれた近くにいる応援してくれた人たちは知ってる慎吾ちゃんなんだけど、この年齢でお前なにやってんの?みたいなコメントがあったりすんの。そうすると、あっそうだよね、俺なにやってんの?みたいないやいや、でも俺こうやって生きてきたんだよ?みたいな」

吾郎「そう、僕もSNSやって一番気づいたのは、あっ吾郎さんってこんな人だったんですね、ってすごいコメントが、特にブログなんてまぁもちろんすごくコアなファンだけではないので、ブログの読者のファンがいるからアメブロの、初めてお便り出しますとかなんとなく5人のなかの1人としか知らなかったんですけど、とかそういうコメントが多くて、誤解されてたところも多かったなぁとか思ったり。あっ、こうやってお友達とご飯とか食べるんですね、とか(笑)」

慎吾「へぇ〜〜」

吾郎「なんか、それがやってて面白い」

 

自分の芝居について

慎吾「吾郎ちゃん、舞台でお芝居とかするでしょ?」

吾郎「うん」

慎吾「したいでしょ?」

吾郎「うん」

慎吾「ドラマもやりたい?」

吾郎「もちろんもちろん」

慎吾「映画もやりたい?」

吾郎「もちろん」

慎吾「お芝居好き?」

吾郎「お芝居、好きですよ。やっぱりなかなかうまくできないけど、お芝居って難しいし」

慎吾「自分のお芝居ってどうなの?」

吾郎「駄目!」

慎吾「え〜〜っ!」

吾郎「やっぱり好きだけど…」

慎吾「ヘタ?」

吾郎「さっき映像された、ートーベンとか見ても恥ずかしくてしょうがなかった、実は」

慎吾「え〜〜〜〜っ!」

吾郎「やっぱり、お芝居って天才がいっぱいいるから」

慎吾「うん」

吾郎「草彅剛なんて天才じゃないですか、そういうふうにはなれないから」

慎吾「へぇ〜〜〜」

吾郎「なんとなくは…そつなくはないか…なんとなくは僕はできると思ってるけど芝居は」

慎吾「うん」

吾郎「だけど、ああいう天才的な人見ちゃうと」

慎吾「もっともっとこうしたいって自分がほんとはいるんだ?」

吾郎「あるある」

慎吾「へぇ〜〜」

吾郎「やっぱお芝居ってほんとに難しいよね。うまくやろうと思ってうまくできることじゃないから、もう才能ってけっこうあるから、まぁ頑張るしかないんだけど。でも好きなんで」

 

 

慎吾「最近、ほんと今日のこのロケもそうだし、初めて吾郎ちゃんが俺『貴族・吾郎ちゃん』がすごい人間なんだなって最近知ったんだよね」

吾郎「人間と一緒にやってきてるでしょ(笑)いやいやいや、まぁでも特にねグループの中でいると僕はそう思われてきたも大きいのかもしれない」

慎吾「それは大きい」

吾郎「やっぱ比較ができるじゃん、横に人がいると。タレントって。それによって助けられてることもあったし」

 

歌手活動について

慎吾「歌ってどうなんですか?」

吾郎「歌ってどうなの?」

慎吾「歌うの?」

吾郎「歌、好きですよ。でも歌はもうヘタだからみんな、しょうがないからこれは」

慎吾「ヘタでも歌いたい!とかあるじゃん」

吾郎「うーん…どう…?どう…?(笑)いやいや歌いたい…」

慎吾「踊りは?踊りたい?」

吾郎「まぁ…でも」

慎吾「吾郎ちゃん踊りヘタってさパブリックイメージであるじゃん、そんななかで吾郎ちゃんは踊りが好きなの?」

吾郎「踊りはね…大嫌い」

慎吾「(笑)」

吾郎「どう?どう?どう?(笑)でもね聞いて?これだけじゃないから。でも、踊りは大嫌いだけど、すごい気持ち良いな、とか…」

慎吾「は、あるの?」

吾郎「あっ、好きかもって思うときはいつもある」

慎吾「あんだけ何万人の前で歌って…あの気持ち良さはさ」

吾郎「そう、そりゃ僕らにしかわかんない」

慎吾「わからないよね」

吾郎「いや、恥ずかしいなと思ってずーっと踊ってきたけど、まぁでもなんか紛れたら大丈夫だな、って」

慎吾「いやいや。でも、あの気持ち良さはもう…」

吾郎「もちろんもちろん」

慎吾「面白かったなぁ…」

 

『ジャンプ+』の連載漫画が本家ジャンプ並に面白い

Web漫画誌『少年ジャンプ+』の連載漫画たちが本誌週刊少年ジャンプとタメ張るくらい面白いので更新曜日ごとに欠かさず読んでる漫画を紹介します。

shonenjumpplus.com

 

 

月曜日

ファイアパンチ/藤本タツキ

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<毎週月曜更新>『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われた。凍えた民は炎を求めた。主人公アグニに与えられた祝福は、希望か呪いか…。

もはや作者自身も「何が描きたいのかわかってねぇんじゃねぇか」と思わせるほど、良い意味でも悪い意味でも意味不明、奇妙キテレツなシーンが毎話あり、「は?」と思わず最初のページに戻ってしまう。そのせいで、毎週欠かさず読んでいるにもかかわらず「今までのストーリーがまったく頭に浮かんでこない」という脳がバグる漫画。

この悲劇の物語がどこを目指し、どこに行き着くのか、その答えは神も知らないし、作者も絶対知らない。

 

[まとめ買い] ファイアパンチ
 

 

 

サマータイムレンダ/田中靖規

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幼馴染の潮が死んだ———。その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた慎平。家族との再会。滞りなく行われる葬儀。だが島にはある異変が…?ひと夏の離島サスペンス!!

まだまだ序盤にもかかわらず、早くもジャンプ+の看板になりつつある奇才。『サマータイムレンダ』を一言で表わせと言ってもホラーなんだかサスペンスなんだかSFなんだか、現行最新話時点では、正直「なにもわからない」のだがそれでも先が気になって仕方がなくなるほど、次話への「引き」のうまさは若手漫画家のそれじゃない、落語家のそれです。 

 

 

火曜日

透明人間の骨/萩野純

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来宮家では、日頃から母に手を挙げる父。我関せずを貫く兄。幼き日の主人公・花(あや)が「ここに居たくない」と念じた矢先、“透明になる”力を得る。時は流れ、15歳になった花はある日・ある出来事を契機に決意を固め…。 

不気味なほど淡々と描かれ、知らず知らずのうちに真綿で首を絞められるような感覚になる作品。取りようによっては「味気ない」「わかりにくい」作品と評されてしまうのは仕方のないことで俺もそう思っていたが、あるシーンでこの描写法が「あえて」のものだと気づくとガラリと作品の色が変わり、たまらなくもう一度1話から読み返す自分がいた。

タイトル「透明人間の骨」の意味に気付いたとき、お前はもう泣いている。

 

透明人間の骨 1 (ヤングジャンプコミックス)

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水曜日

青のフラッグ/KAITO

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高校3年生…将来の進路に悩む時期に、出会った3人の男女。彼らを待つ、甘く、苦しく、切ない日々。青春漫画の名手が贈る"純"愛物語、開幕!!

「クロス・マネジ」から思春期ならではの心の機微を繊細に描くことに関しては、群を抜いていたKAITO先生だが、この『青のフラッグ』ではやりすぎなほどやりすぎにキャラクターたちの「心」を覗き見させられ、我々読者は「共感性羞恥」をまさに「風に揺れる旗」の如く煽りに煽られ「く、靴舐めますから許してください……」という気分にさせられる問題作。

 

 

 

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。/三秋縋、田口囁一

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メディアワークス文庫の名作『三日間の幸福』、待望の漫画化! 未来を悲観した青年・クスノキは、寿命の大半を売り払い余命3ヶ月となるが!? 

「命の値段」という重たいテーマながら終始「愛」というものを描くことに全力を注いだ作品。誰も二人が選んだ選択を「間違い」だったと責めることなんてできない。起・承・転・結の流れが本当に美しく、押し付けがましい感動描写は一切ないのに自然と涙が出てくる作品。もう二人の写真のスライドショーを自分の結婚式で流したいほど愛してる。

 

ツンデレ漫画『寿命を買い取ってもらった。一年につき一万円で』に刺し殺された - KANSOU

 

[まとめ買い] 寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。

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木曜日

剥き出しの白鳥/鳩胸つるん

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どんな時も飾らず、ありのままの自分でいたい——…。名門高校に通う成績優秀、容姿端麗のパーフェクトヒューマン白鳥飛(カケル)は追い求める。生きる意味を、自らの青春を。天高く舞う白鳥伝説!

 紛れもなく「馬鹿」。馬鹿にしか描けない馬鹿のための一点の曇もない馬鹿漫画。良い意味でも悪い意味でも作者がどういう顔してこの漫画を描いているのか知りたい。こういう作品に出会えるからこそ「Web漫画」というのはここまでの巨大コンテンツに成長したんだと強く思える。二歳児が描く漫画。

 

 

土曜日

左ききのエレン/かっぴー、nifuni

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天才になれなかった全ての人へ——…。Webが熱狂した心を抉るクリエイター群像劇…!才能を巡る物語——堂々開幕。 

モノを作る仕事をしているなら一度は読んでおきたい「中」を描いた漫画。Webで公開されていた原作はウェブ漫画とはいえあまりにも画がヘタすぎたので、読むのを躊躇っていたが、このリメイク版は「ワンパンマン」と同じく優秀な原作と優秀な画、互いの長所を生かし合っているこの時代だからこそ成立しえるバービーボーイズ的作品。

 

左ききのエレン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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ROUTE END/中川海二

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特殊清掃。それは人の死が日常となる職業。一人の特殊清掃業者の青年が、「END事件」と呼ばれる連続猟奇殺人事件に足を踏み入れ…?生と死の在り方を問うサイコ・サスペンス!

お世辞にも上手いとは言えない画力、だがそれを補って余りあるほど独特な世界観に引き込まれる作品。とにかく登場人物一人ひとりの「セリフ以外」での心理描写が素晴らしく、「漫画」というジャンルではあるものの、キャラクターが自分の役を演じている「役者」にすら見えてくる。 ぜひ実写化してほしい。

 

[まとめ買い] ROUTE END

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彼方のアストラ/篠原健太

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『SKET DANCE』篠原健太先生の最新SF物語がジャンプ+に降臨!! 惑星へのキャンプへと出発した高校生達に起こる異変!!

「SKET DANCE」で俺が胸焼けを起こしていたイキすぎた「キャラクターへの愛」と「メッセージ性」が彼方のアストラでは完璧なバランスになっている。

一話完結モノではなく、ひとつのゴールに沿って描かれている物語だからこそできる、伏線回収の妙はまさに「見事」というほかない。更にゆるくも笑えるギャグ、魅力的なキャラクター(特に女性陣のカラダの線の描き方は随一)など篠原健太本来の持ち味も存分に味わえる名作。

 

 

 

フードファイタータベル/うすた京介

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ギャグ漫画界の最先端を走り続けるうすた京介、最新作!!想像の斜め上をいく「食べる」系漫画であなたを胃袋から笑わせます!!

「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」「ピューと吹くジャガー」はギャグ漫画史を語る上では外すことのできない伝説的作品だが、やはり前時代なギャグの要素もあって今読み返すと思ったほど笑えなかったりもする。

そんなジレンマを抱えながら、このシュールが食い尽くされた時代に、うすた京介が「あえて」当時のノリ120%で繰り出すギャグのフルコース、上等だよ、完食してやろうじゃねえか。

 

 

 

日曜日

スピナマラダ!/野田サトル

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ある事件をきっかけに超一級フィギュアスケーターとしての道を捨てた白川朗(ロウ)が、氷都・苫小牧でアイスホッケーと宿命的出逢いを果たす! 中学生にして超高校級の腕前を誇るアイスホッケープレイヤー・源間兄弟を相手に、無謀にもリンクの使用権を賭け勝負を挑んだロウは…?

北国のならず者どもは冬になると学校のグラウンドにわざわざアイススケートリンクおっ立てて、男子は全員シドニー・クロスビー、女子は全員キム・ヨナ化するため英才教育と言う名の改造実験を施されるのですが、原則「男子と女子は同じリンク内にいてはいけない」というルールが敷かれていた。

だが、腹の中で俺達は「ホッケーこそが至高フィギュアは所詮メス猫の遊び」「フィギュアの前ではホッケーなど豚畜生の戯れ」と火花をバチバチに燃やしていた。フィギュアとホッケー、どっちが上なのか、どっちが面白いスポーツなのか。「じゃあフィギュア選手にホッケーやらせたろ」と「せっかく北海道きたんだから刺身とジンギスカンどっちも食べたい」みたいに欲張ったのがこの漫画。全雪国民、必読。

 

 

 

読み切り

ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件/ドラゴン画廊・リー、鳥山明

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ドラゴンボールに超とんでも外伝が登場!主人公はまさかの…アイツ!!最強を目指し、とてつもない修行にチャレンジする…!?

主人公が転生した現代の青年=ヤムチャという設定上、どこでストーリー区切りをつけるかがこの作品の大きなキモだったのだが、個人的にはこの上ない最高の締め方。

こういうパロディは原作ファンに叩かれるが常だが、レビューで好意的な感想が多く書かれているのを見ると作者がいかに「ドラゴンボール」という世界を愛し、そしてそれが読者にもきちんと伝わっているのがわかる。元気玉よりデカい「愛」があるからこそ描ける素晴らしきパラレルワールド。

 

DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件 (ジャンプコミックス)

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どん兵衛CMの星野源と吉岡里帆がキレイなキツネなら俺はきたねぇタヌキでいい


日清のどん兵衛CM 「編んでいる 篇」 30秒 / 星野源


日清のどん兵衛CM 「ふっくらマフラー 篇」 30秒 / 星野源・吉岡里帆

 

どん兵衛ふざけてんな。俺はいまハラワタ煮えくり返ってる。

百歩譲って、星野源がどん兵衛食って吉岡里帆もといどんぎつねが出てくることについてはもうどうでもいい。CMってのはそういうもんだからだ。

ただ最低限お前らが決めた「星野源がどん兵衛食うとどんぎつね出る」って設定だけは守れよ。

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「寒くないんですか?」

「寒いです。でも少し身体が冷えたほうが、どん兵衛が美味しいし…なのでもうちょっとだけ付き合ってください」

「はい…」

 

何言ってんだこいつら…。もはやどん兵衛食ってすらいねえじゃねえかよ。前々回『耳は正直 篇』で星野源にキツネ耳生え始めた頃から「ウケりゃいいと思ってメチャクチャやってんな」とは思ってたがもうガマンならねえ。

じゃあ『編んでいる 篇』の星野源がマフラー編んでるとき吉岡里帆はどこにいんだよ、「どん兵衛食ってない時もいる」ってことは「常にいる」ってことじゃねえのかよ。なんでマフラー編んでるときだけはいねえんだよ、矛盾してんだろうがそういうのキッチリやれよ。まさか他のどん兵衛食ってる男ん家にいるんじゃねえだろうな、だったらとんだヤーリー・マーンだな!!

そもそもなんだ「マフラー編む」って。今日び独身の30過ぎた男がマフラー編むって。なんだそれ。いつまで純朴青年キャラ気取ってんだよ。最近はそういう男がモテるんですか?童貞が許されるの小学生までって聞いたんですけど?え?

はぁぁ〜〜〜〜。なんなんだよコイツの、星野源の、セルフブランディング、俳優としてもタレントとしても歌手としてもいわゆる「いかに自分をうまく見せるか」って能力。いい加減にしろよ。

歌にしてもそうだ。例えばラジオ「星野源のオールナイトニッポン」での企画、恒例になっている「2時間ぶっ通しカラオケパーティー」にしてもそうだ。去年の12月放送でも星野源はDA PUMPの『if...』を歌うんだよ、普段OLと女子大生相手にゆるい下ネタで媚び売ってるライト福山雅治みたいな芸風なのに、ダパンプて。ifて。こんなアラサー世代ど真ん中ぶち抜きの選曲を星野源の低音ボイスで響かされた日にゃあ、ごきげんだぜ……。Bメロの「願いその答えは見えな(夢で逢えればまだ)いぃ〜〜」の声の抜けなんてもう…震えた。で、今年のカラオケパーティなんてなに歌うかと思ったらWANDSの『もっと強く抱きしめたなら』だぜ…ちょっ…お前…もしかして『時の扉』とか『愛を語るより口づけをかわそう』とか『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』とか歌えます?よし…飲み行こ、一杯奢るわ。

つーかね、星野源って単純に「音域が広い」「音程が取れてる」とかってタイプの『歌手』じゃないんだよ。それでいうと星野源より音域が広くて音程が取れてる歌手、素人なんていくらでもいると思う。でも星野源はそういう「技術的な」ところから一個上に言ってるっていうか…例えばif...でいうと「この曲をどう歌えば自分の声がより魅力的に聴こえるか」っていうのがメチャクチャ上手い。恐らく少なからず「自分の声」にコンプレックスみたいなもんがあるからこそだと俺は思うんだよ。

だがコイツの最近のキャラ付けだけは許さねえ。顔面草食気取りで女油断させて実は中身肉食みたいなのが一番腹立つ、なにが『逃げ恥』だよ、なにが平匡さんだよ、なにが「ハグの日」じゃ、こちとら言葉覚えるか覚えないかの時期に大型トラックにハグしようとしてる武田鉄矢見ながらすくすく育った世代なんだよ。わかるか、この絶望が。

 

吉岡里帆も吉岡里帆だぞ、なにかって言えばどいつもこいつも吉岡里帆吉岡里帆ってよ。踊らされてんじゃねーよお前ら。ちょっと顔と声かわいくてスタイル良くてバラエティ対応最強だからってよ。

「どん兵衛買ったけど、吉岡里帆出てこない〜〜〜〜〜」

って、なんだその鼻クソみたいなツイート。お前そんなことつまんねぇこと言うために日本語覚えたのか?誰が笑うんだよそれで。

いや、そもそも冷静に考えたら吉岡里帆そんなかわいいか?そうでもねえだろ、たまたま当たり役が多いからフィルターかかってるだけだろうがよ。

 

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あっ…うっわ…かっ、かっわ……。い、いや……だ、騙されんな…俺……。この女はとんでもねえ女だ、漫画実写化の主人公のオファーばっかくるような俳優とヨロシクやってるような女だぞ…。

お、俺がなぁ、この女に心底失望してしたのは「水着なんて本当は絶対やりたくなかったのに女優になりたいって夢叶えるために歯食いしばって自分の武器100パー使って頑張った」みたいな発言聞いたからだ、こちとらバリバリの「吉岡里帆グラビアで知った勢」だぞ。なんか「ちょっとテレビ出るようになったら全然脱がねえコイツ…」って思ってたらそういうことかよ。熊田曜子と磯山さやかに土下座しろ。

いや…でもな…実際スゲーよ。たしかにスゲー。逆に俺が吉岡里帆の立場だったら役者やりたいつって入ったのに「キミ、良い乳してるからグラビアね」なんて言われたらできねぇもん。このバイタリティあったら多分なんの仕事やっても成功すると思うわ。いや、ほんとがんばってほしいし、尊敬してる。

 

…ん?あ、あれ?なんの話してんだ俺?どん兵衛が糞って話だったよな…?そっ…そもそもどん兵衛うまいか?俺どん兵衛うまいと思って買ったこと一回もねぇぞ。なにがどん兵衛じゃ、なにがどんぎつねじゃ!吉岡里帆だか星野源だかがキレイなキツネなら、俺はきたねぇ緑のタヌキ、武田鉄矢でいい、誰がどん兵衛なんか食うかよ。お前らはせいぜい流行りに踊らされてろ!あばよ!

 

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日清さん、すんませんでした…。

 

ポルノグラフィティ岡野昭仁『LIVE IT UP』弾き語りカバー曲まとめ【音源リンク有】

 

ポルノグラフィティのボーカル岡野昭仁がMCを務めたラジオ『LIVE IT UP』で弾き語りカバーした楽曲のまとめ。(曲名リンクでYoutubeへジャンプ)

 

放送日 曲名 アーティスト
2013/10/5 黄金の月 スガシカオ
2013/10/12 ハネウマライダー ポルノグラフィティ
2013/10/19 雨上がりの夜空に RCサクセション
2013/10/26 福笑い 高橋優

2013/11/2

息子 奥田民生
2013/11/9 歌うたいのバラッド 斉藤和義
2013/11/16 長い間 Kiroro
2013/11/23 チェリー スピッツ
2013/11/30 奇跡の地球 桑田佳佑&Mr.Children
2013/12/7 恋の予感 安全地帯
2013/12/14 翼の折れたエンジェル 中村あゆみ
2013/12/21 クリスマス・イブ 山下達郎
2013/12/28 離したくはない T-BOLAN
2014/1/4 島人ぬ宝  BEGIN
2014/1/11 Everthing(it's you) Mr.Children
2014/1/18 Choo Choo Train ZOO
2014/1/25 今宵の月のように エレファントカシマシ
2014/2/1 大きな玉ねぎの下で 爆風スランプ
2014/2/8 木枯らしに抱かれて 小泉今日子
2014/2/15 もしもピアノが弾けたらなら 西田敏行
2014/2/22   中島みゆき
2014/3/1 ハナミズキ 一青窈
2014/3/8 夢の中 BO GUMBOS
2014/3/15 卒業写真 荒井由実
2014/3/22 SAMURAI DRIVE

cune

2014/3/29 桑田佳祐
2014/4/5 なごり雪 イルカ
2014/4/12 ばらの花 くるり
2014/4/19 I am a father 浜田省吾
2014/4/26 瞬く星の下で ポルノグラフィティ
2014/5/3 雲がちぎれる時 UA
2014/5/10 接吻 オリジナル・ラブ
2014/5/17 バラとワイン RED WARRIORS
2014/5/24 茜さす岐路照らされど 椎名林檎
2014/5/31 バンザイ~好きでよかった~ ウルフルズ
2014/6/7 Missing 久保田利伸
2014/6/14 シャングリラ 電気グルーヴ
2014/6/21 ラブ・ストーリーは突然に  小田和正
2014/6/28 GOOD NIGHT 福山雅治
2014/7/5 n.t. ポルノグラフィティ
2014/7/12 天体観測 BUMP OF CHICKEN
2014/7/19 夢の中へ 井上陽水
2014/7/26 朱いオレンジ ポルノグラフィティ
2014/8/2 約束の橋 佐野元春
2014/8/9 CHE.R.RY YUI
2014/8/16 Light and Shadow ポルノグラフィティ
2014/8/23 LOVE LOVE SHOW THE YELLOW MONKEY
2014/8/30 Oneway Generation 本田美奈子
2014/9/6 栄光の架け橋 ゆず
2014/9/13 OH MY LITTLE GIRL 尾崎豊
2014/9/20 HEY JUDE ビートルズ
2014/9/27 カゲボウシ ポルノグラフィティ
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『ドキュメンタル シーズン4』の森三中・黒沢のすごさ

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Amazonプライムビデオで『ドキュメンタル』シーズン4が始まったんですけど、今回も序盤から超カオスです。

 

基本ルールおさらい

  • 参加芸人10人が100万円づつ持ちより6時間の笑わせ合い。最後までの残った芸人が総取り。
  • 笑った量に応じてそれぞれにイエローカード、オレンジカード、レッドカードが出され、レッドを喰らうとアウト。裁量は支配人の松本人志が行う。
  • ボケずにひたすら耐えた人が有利にならないように「ポイント制」が採用されている。ボケた数、笑わせた数に応じてポイントが与えられる(仮にタイムアップ時に二人以上残っていた場合、ポイントが高いほうが優勝になる)
  • 退場になった芸人は別室に移動し、ラスト90分から『ゾンビタイム』が与えられ、松本の合図で発動する。用意したネタを自由に行うことができ、ゾンビタイムによって生存者が全員笑った場合、ゲームはノーコンテスト(優勝者なし)となる。

 

出場芸人

支配人 松本人志(ダウンタウン) 

宮迫博之(雨上がり決死隊)

藤本敏史(FUJIWARA)

飯尾和樹(ずん)

くっきー(野性爆弾)

井戸田潤(スピードワゴン)

黒沢かずこ(森三中)

西澤裕介(ダイアン)

ノブ(千鳥)

大吾(千鳥)

クロちゃん(安田大サーカス)

 

雨上がり宮迫さんの初出場やら初めてコンビで参加する千鳥やら前シーズンよりもかなりぶっこんできてる印象があるシーズン4。そのなかでも特に俺が目が離せなくなったのが番組初の女芸人の参加者でもある森三中・黒沢かずこ。

言っても俺はキャラ芸人だと思ってたんですよ。黒沢かずこって女を。ロバート秋山とかレイザーラモンRGと同じように話術、トークで笑いを取る、というよりは本来の自分を完全に殺してキャラになりきる「憑依芸」のタイプだと。

たぶんそれは間違ってなくて「ああいう人たちって素になったら攻撃も防御もすげぇ弱い芸人なんだろうな〜〜」とも思ってて、案の定、黒沢って生粋の人見知りなのかコミュ障なのか、男の群れの中に放り出されていきなり泣き出しちゃうんですよ。

 

「グス…グス…男社会だなぁ〜〜って」

「会話の輪に…一人っ子だしなんか…男兄弟もいないから…」

 

それ見てて俺「いや、わけわからん理由でガチ泣きすんなよ、あーあ」とかってちょっと興ざめしかけてたんですよ。そしたらこっからがすごかった、黒沢かずこ、バケモンでした。

FUJIWARA藤本さんがなんかめちゃめちゃ優しく慰めだして。そしたら他の芸人が、

 

大吾「ヤってるやろ」

藤本「いや、ヤってないよ、ヤッてるから優しくしたみたいな感じで言うから」

大吾「ヤッた?」

宮迫「え?抱いたってこと?」

藤本「ヤッてるわけないやん…なぁ黒沢?」

黒沢「ヤッた…」

藤本「いや…黒沢…」

大吾「ヤッた?」

藤本「なんでそんなウソつくねん」

宮迫「新品ちゃうん?」

藤本「いや、いま不安定やから、ごめんな」

井戸田「誰とヤッたの?」

黒沢「藤本さん…」

宮迫「ヤッたの?」

黒沢「はい…」

ノブ「あかんで藤本さん、女芸人の後輩に手ェ出すって」

くっきー「身内カキやなぁ」

藤本「いつ?」

黒沢「1998年…」

藤本「だいぶ前やん…」

宮迫「どこで?」

黒沢「溜池山王の、地下…会社が前あったとこ…地下」

くっきー「でも好きやからなんか、先輩っていう権力使ってなんかもけっこう大事かも」

宮迫「体位は?体位」

黒沢「なんていうんだろう…?こういうこっち側に顔があって、こっち側に性器があるやつ」

ノブ「入ってないやん」

飯尾「数字で表すやつ?偶数と奇数?偶数と奇数じゃない?」

宮迫「ちょっとやってみて」

藤本「俺が今から黒沢とシックスナインすんの?」

井戸田「その時を再現してほしいなーって言ってるだけですから」

宮迫「黒沢、上か下かどっちやったん?」

黒沢「横です…」

宮迫「横とかあんの?」

大吾「黒沢、それが最後の状態ってこと?」

黒沢「はい」

くっきー「後ろからほんで…いったんすか?」

藤本「それ69ならへんやん」

井戸田「だから一回その体勢になってもらわないと」

宮迫「これなんなん?」

黒沢「あ…ここです、触るのはちょっと違いました」

大吾「え?触ってもないの?」

宮迫「え?オーラル?」

黒沢「ココが(鼻が)ココ(性器)に入りました」

ノブ「それは交尾じゃないで」

井戸田「それ鼻先を?鼻先をスッと」

黒沢「あ…違いますもうちょっと近いです、あ…そうです」

飯尾「もう入ってるよ…」

黒沢「あ、こうです」

宮迫「なんでそんな変なおじさんみたいに言うの?」

黒沢「あ、そうです」

藤本「いや、志村さんやん」

黒沢「あ、こうです」

大吾「えっ、プレイ中は志村さんなん?」

黒沢「あ、そうです」

藤本さん「じゃ、俺いくよー、よいしょ」

黒沢「あ、そうです」

藤本「よいしょ」

黒沢「…」

藤本「よいしょ」

黒沢「…」

藤本「言うときと言わへんときあんのね」

黒沢「あ、はい」

藤本「それなんでなん?」

宮迫「ポイントが外れてんちゃう?もっかい…」

藤本「はい、いきまーす」

黒沢「あ、違います。あっ、強いです、あっ、強いです。なんか勢いじゃなかったです。スーッです」

宮迫「もっと優しくね」

飯尾「スッと」

黒沢「あっ、(顔に)ドーラン塗ってます?」

 

なにこのガチ泣きからの流れ。そりゃ他の芸人のアシストもあったけど、これに持っていける黒沢かずこスゲェなと、あんまり好きな言葉じゃないけどこれぞ「緊張と緩和」だった。黒沢って女見せる部分と芸人としての部分のバランス感覚がめちゃめちゃ優れてたんだなーと。そしてこれを全員真顔でやってるのが可笑しくて可笑しくて。

そっから息吹き替えしたみたいに仕掛ける黒沢。千鳥ノブとかスピードワゴン井戸田さんのズボンずり下げてトランクスのパンツ股から引っかけて男持ち上げようとしたり、千手観音かずこの亜種みたいな格好でいきなり出てきて

「ど〜〜〜も!ど〜〜もど〜〜も!大地真央で〜〜〜〜す!邪気だ邪気!邪気だ!邪気!洗おうぜ!邪気を追い払お〜〜〜〜〜う!!」

っつって全員に塩撒きはじめたり。

極めつけは、なぜかきゅうり揉んで浅漬け作りはじめて、手づかみで直接他の芸人の口に入れて食べさせるんですけど、ダイアン西澤にだけ「いっぱい食べて…」っつって溢れるくらい詰め込んで、ボッタボタきゅうりの汁垂らして吐き出しそうになってるんですよ。

黒沢「食べきれる…?二本分あるんだけど…」

西澤「いやこんなに大丈夫れす…」

黒沢「受け取る自信はあるよ」

きゅうりボタボターーーーッ…

黒沢「あっ、あっ、すごい出てきた…あっ」

大吾「…あれ?黒沢もう笑っとる」

ビー!ビー!ビー!(黒沢が自分で笑う)

藤本「なんなん!?笑」

大吾「ガマンもせんかったやん笑」

宮迫「すごい出てきたって言ってたやん笑」

くっきー「ヘラヘラ笑いながらやってな笑」

藤本「新婚やん!」

 

ここの一連の流れがめっちゃ笑ったと同時になんかものすごいエロかった。黒沢かずこってたぶん超純粋で自分の感情とか外に出さずにいられない女なんだなーと。その純粋さから来る「あっ、あっ、すごい出てきた…あっ」はなんかもう色んなこと超えてなんか感じたことないものがこみ上げてきて俺がヤバかった。

全員でリプレイ見てるときのFUJIWARA藤本さんの

「風俗嬢みたいなコメントすな!」

ってツッコミどおりスタイルも良くないし、テクニックもそんなにないのになぜかバンバン指名来る風俗嬢かよと。

うわ…ヤベェ、俺もうちょっと黒沢かずこのこと好きになってんだけど。えっ…?なんだこの感覚。俺がおかしいのか…?ちょっ…他の男の方マジでどう思います?『ドキュメンタル シーズン4』、観られる人はぜひ意見お願いします。

  

東京カレンダー、中身ペラペラなのにガッキーと吉岡里帆がかわいすぎてほぼVR

東京カレンダー 2017年 12月号 [雑誌]

  

Amazonプライムの「Prime Reading」で『東京カレンダー』って雑誌読めるんですけど、マジで中身が糞ペラペラです。「ワンランク上」の大人のオトコが、そして大人のオンナが東京で行くべき店、行くべきスポットを紹介する雑誌なんですけど、基本的に全ページイキりまくっててもう怖いです。

ひとつひとつのキャッチコピーからして笑かしにきてんのか、マジでやってるのか、東京に住んでいない俺には判別がつきません。えっ、東京の人ってみんなこんな感じなんすか…?

 

例えば、2017年12月号「大人が再び、渋谷へ」

料理人たちが奏でる

調理という名のライブが

次に繋がるデートのイントロ

ごめん…ちょっとなに言ってるかわかんねぇわ…。えっ、ミスチルの新曲の歌詞?

 

彼女が肉を

堪能するのを

気配で楽しむ余裕

こわいこわいこわい、えっ…なに〜〜〜?なに?「気配で楽しむ余裕」って?絶対このひと彼女が喰らう肉をなんらかのメタファーとして見てる……こっこわい。

 

 

2018年1月号「港区の優越」

 港区の夜の登場人物は、この5人!

「港区ドリーマー」

「自称モデル女子」

「港区男子」

「ミーハーPR女子」

「港区悟りおじさん」

こんな男女がそれぞれの思惑を抱えて港区の夜に消える

全員気持ち良いくらいのドヤ顔。な、なんなんだよコイツら…。東京じゃ有名なのか…?「港区ドリーマー」「自称モデル女子」「ミーハーPR女子」「港区悟りおじさん」…ってほとんどただの悪口だろ…それに対しての「港区男子」のパンチの無さどうにかしろ。

えっ全員「劇団ひまわり」の方ですよね…?

 

話題の新店を予約するたび

自分の成功を実感する

 

※港区ドリーマー

もっと他に実感する瞬間あるだろ、なんで予約時がピークなんだよ。なにその遠足のおやつ買ってる時が一番楽しい、みたいなの。

 

シャンパンからのオーパスは、

港区の夜の通過儀礼

 

※自称モデル女子 

はぁ…?つ、通過儀礼…??ん…?プロフィール読んでも、お前に関しては言ってることが意味不明すぎて、なにも言うことがない。『自称モデル女子』てお前…。では無職ということで良いんですかね?aikoでも聴いてろ。

 

女性には財布を触らせないのが信条。

そもそも誰も出してこないけど(笑)

 

※港区男子

「そもそも誰も出してこないけど(笑)」ってお前完全にサイフにしか見られてねえじゃねぇかよ。女はサイフを触らないんじゃなくてお前をサイフだと思ってんだぞそれ。「斬った!」と思ったら逆に自分の首ハネられてんじゃねえか。

 

本当に仲がいいかは置いといて…

一緒にインスタ写る友達は、美人限定

 

※ミーハーPR女子

いやもうやべぇって。「アタシ、見た目かわいいけど本音ズバズバ言っちゃうサバサバ系女子なんで」みたいなの透けて見えすぎるって。そんで、び、美人?お前、あの、そんなに、だからな…絶対他の人の前で言うなよそれ。

 

ヴィンテージのロールスロイスで彼女を華麗にエスコート

向かうは、深夜のワインバー

 

※港区悟りおじさん

「港区悟りおじさん」に関しては全部が面白すぎる。もうコントのネタだろこんなん。ロバート秋山かアルコ&ピース平子の新作キャラとしか思えないんですけど。

 

こんな感じのノリがずっと続いてもはやタウン誌というより「ギャグマンガ日和」とか「すごいよ!!マサルさん」的なテンションで腹抱えて笑いながら読んでるんですけど唯一、表紙の女優のグラビアだけハンパじゃなく良い写真撮りやがる……。もはや「かわいい」とか「美人」とかそんな次元は完全に超えた。週刊ストーリーランドとかでありそうな「対象を一番魅力的に撮影できるカメラ」みたいなの使ってるとしか思えん。カメラマン絶対紫色のババアから買ってる。

12月号の新垣結衣とかやんんばい。なんか、どっかの隠れ家的な卓球ラウンジでガッキーとデート、みたいなシチュエーションなんですけど、ほんとに俺ガッキーと酒飲みながら卓球してた。目の前にガッキー出てきた。ほろ酔いでラリーしながら、

「意外とヘタじゃん(笑)」

「うるせーよ(笑)」

「次負けたほうがオゴリね」

「ぜ、絶対負けねーし」

「あとでやっぱなし!とか言わないでよー?」

みたいなやりとりした記憶ハッキリとあるし。なに言ってるかわかんねぇと思うけど。読めばわかる。なんなんだこの雑誌なのに圧倒的なライブ感はオイ。

 

そんで1月号、

 

東京カレンダー 2018年 1月号 [雑誌]

 

アーーーーーーーーーーーーー!!!!

これはマズい…正直、表紙だけでも息止まりそうになんのに、中身おっっっそろしいぞお前ら………。

東京カレンダーって、あれ?雑誌だよな…?ほぼほぼ「VR」じゃんこんなん…いや、マジで、実際に吉岡里帆と二人っきりでちょっと良い酒と肉食って、個室でカラオケできるぞ……。こっ…これは………。

いや…もはや「飛び出る」っていうよりも読んでる俺自身が東京カレンダーに引きずり込まれる感じっていうか…なんか呪われし魂が本に封印される、みたいな話マンガとかゲームとかであるじゃないでしょ…あんな感じなの…

 

なにを言ってるんでしょうか私は

  

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東京カレンダー 2018年 1月号 [雑誌]

東京カレンダー 2018年 1月号 [雑誌]

 

『M-1グランプリ2017』決勝・敗者復活戦ネタ感想

『M-1グランプリ2017』決勝・敗者復活戦のネタ感想。

 

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敗者復活戦

※好きなコンビだけ

Aマッソ

いつにも増して設定が意味不明すぎて笑う通り越してなんかちょっと怖かった。そんなことないんだろうけど「決勝行く気ねぇだろ……」みたいな何年か前の敗者復活戦のナイツの「俺ら東京さ行ぐだ」ネタのようなヤケクソ感。いや、俺は面白かったけども。

 

三四郎

本人に「僕、三四郎相田さんから入ったんですよ」って言わせるのめちゃめちゃ面白くない?あと好きな「薬やってんのか?」「や、やってねぇよ!!やってねぇよ!!」「やってるやつの否定の仕方!」のくだり入れてきてくれて嬉しい。三四郎はいつ見てもちゃんと面白いから好きだ。

 

囲碁将棋

本当に応援してて、心底売れてほしいと思ってるコンビ。準々決勝で同じネタやったときはクイズ出題者と回答者(ボケ・ツッコミ)途中から交代してたのに今回は固定でもっと面白くなっててよかった。台本感がないのがナチュラルで本当に好きだ。相変わらず面白くて客もウケてたのに次の天竺鼠がマジで頭おかしくて全部持っていかれたのが悔しい。

 

天竺鼠

出だしのマイク持ってくるボケからずっと全部面白くて「ずりぃなぁ」と思った。バキバキの目でただ数字数えるだけであんなに面白いのほんとズルい。絶対決勝いったと思ってたし、これ審査員の前でやったらどういう反応するのかめちゃめちゃ気になった。

 

ハライチ

それこそ、とことんパターン変えない相席スタートとかカミナリとは正反対に『水曜日のダウンタウン』で「ハライチのノリボケ漫才 漫才のフォーマットとして最強説」にまでなってる武器封印してここまでウケるのって本当にすごいと思った。

途中1分半くらい岩井さんがひたすら無言になるっていうボケ、あれをやりきってきっちりウケるの本当にすごい。本当に、すごかった。天竺鼠かハライチかなぁと思ってた。

 

南海キャンディーズ

普通にネタやってるように見せかけて、しずちゃんを隠れ蓑にムカつく人間ボロクソに言いたいだけの山ちゃん。好きだ。

 

ニューヨーク

ニューヨークもネタにかこつけてただ悪口言いたいだけのコンビ。キレるとすぐ壁殴るヤンキーのネタで、「壁殴るの抑えるためにタバコ吸ったら余計イライラしてタバコ地面に投げ捨てて女殴る」くだりなんてもう倫理無視すぎて笑った。ニューヨークもなんでこれで決勝行けると思ったんだ。そして行ったら行ったでなんのネタやるつもりだったんだよ。

 

相席スタート

うまいし面白いし見たあとなんか得した気分になれるから好きなんだけど、どうにもこなれすぎて正月感というか東西寄席感があるなぁと思った。 

 

決勝

ゆにばーす

オール巨人89 渡辺正行87 中川家礼二90 春風亭小朝91 博多大吉92 松本人志87 上沼恵美子90 計626

もうこんなの言ったら元も子もないんですけど、二人のルックスが本当にダメで面白いことやってるのわかるんだけど全然入ってこなかった。ド深夜の『ゴッドタン』で川瀬名人がいじられるのはいいんだけど、ハ公一の女バージョンみたいな奴と並んでゴールデンタイムはマジでキツい。

 

 

カミナリ

オール巨人87 渡辺正行86 中川家礼二89 春風亭小朝90 博多大吉91 松本人志85 上沼恵美子90 計618

相席スタートと一緒でまだまだ「よっ!待ってました!」みたいな、まだ6年目くらいなのに師匠感がすごい。もうハライチと一緒で完成されてる。

このパターン大好きだし頭ひっぱたくの減らす必要もないし、展開も変えてほしくないと思ってるので「マジで上沼恵美子余計なこと言いやがって」とゲンナリした。

 

 

とろサーモン

オール巨人88 渡辺正行93 中川家礼二93 春風亭小朝93 博多大吉93 松本人志92 上沼恵美子93 計645

サル追い払うくだりが最高すぎるのと、ラストの「継続!」「続行!」をM-1決勝で観られただけで満足です、ありがとうございました。

 

 

スーパーマラドーナ

オール巨人94 渡辺正行91 中川家礼二92 春風亭小朝91 博多大吉93 松本人志90 上沼恵美子89 計640

いつ見ても面白いは面白い。んだけど、あの一件以来なのか「俺はこんな苦労してるんやから、頼むから勝たせたってや」って必死感がちょっとな、と思った。敗者復活戦のネタのほうが好きだった。

 

 

かまいたち

オール巨人95 渡辺正行89 中川家礼二94 春風亭小朝90 博多大吉92 松本人志91 上沼恵美子89 計640

山内さんのあの糞ひねくれた感じでムチャクチャ言うのが好きでめっちゃ笑った。ただ「もっとめちゃくちゃ言ってくれ!もっとコイツ性格悪っ!って思わせてくれ!」ってほしがってる自分もいた。それで言うと去年のUSJとかフラッシュモブのネタとか最高でそっち見たかったなぁと。

 

 

マヂカルラブリー

オール巨人86 渡辺正行89 中川家礼二88 春風亭小朝89 博多大吉88 松本人志84 上沼恵美子83 計607

面白そうな雰囲気はめちゃくちゃあるのにいつもハマりきれない感じがするので残念だなと思った。ツカミの「野田です、野〜田です、野田です」だけめちゃめちゃ面白くて、後半尻すぼむので毎回肩透かし食らう。

 

 

さや香

オール巨人87 渡辺正行91 中川家礼二90 春風亭小朝90 博多大吉90 松本人志90 上沼恵美子90 計628

唯一知らなくて、なんの前情報もなしに見たんだけどめちゃくちゃ面白かった。審査員の誰だかが言ってたけど「歌のお兄さん知らない」みたいな設定の時点だと「は?」ってなって「絶対つまんねぇだろこいつら」って思ってたのに、本当に面白くてちょっと悔しい。悔しいから悪口1個言います。やってることほとんどチュートリアルだろお前ら。

 

 

ミキ

オール巨人93 渡辺正行94 中川家礼二91 春風亭小朝92 博多大吉91 松本人志94 上沼恵美子95 計650

いつ見ても「うるせぇwwwうるっせぇこいつらwww」ってやかましがりながらも笑えるのはすごい。とりあえず二本目が面白すぎた。

 

 

和牛

オール巨人92 渡辺正行92 中川家礼二93 春風亭小朝94 博多大吉94 松本人志93 上沼恵美子95 計653

それこそかまいたちと一緒で、水田さんの性格悪そうなのがとことん出てる屁理屈漫才みたいなのが好きだから正統派のコント漫才みたいなのはあんまりだった。二本目のほうが好きだった。

 

 

ジャルジャル

オール巨人93 渡辺正行88 中川家礼二89 春風亭小朝90 博多大吉91 松本人志95 上沼恵美子90 計636

いやもう涙出るくらい笑ったし、漫才で見て初めて感動した。どうやってこのネタ思いついて、どうやって覚えて練習してんのこれ。一個一個のフレーズ糞しょうもないのに笑えるって異常じゃない?何度でも見たい。最高。やってること準々決勝の動画で見たのと同じなのに、もっと面白くなっててすごい。すっげぇ。二人の「初めてピンポンパンゲームやってる演技」うますぎてこっちも初めての感じで見れるんだよな。見てるか中田カウス。

好きすぎて審査員の言う「もうひとつ展開が…」にめちゃめちゃ腹立った。あれでもうひと展開って鬼かお前ら。 

 

 

最終ラウンド

とろサーモン

渡辺正行、中川家礼二、春風亭小朝、博多大吉

知ってて何回も見たネタだから「どうなんだろう」って気分で見てた。あんな宗教感強いネタで優勝できんのかい。「ドン!助けてくれぇ〜〜〜〜」は何回聴いても笑っちゃう。

 

ミキ

なに歌っても暴れん坊将軍になるとこで笑いすぎて息できなくなった。しばらくはなに聴いても暴れん坊将軍になるわ。最高。

 

和牛

オール巨人、松本人志、上沼恵美子

二本目のほうが笑ったんだけど、やっぱり「クラブで楽しんでる人苦手」「なぞなぞで楽しんでる人の神経が謎」みたいなの見たかったな〜〜と思った。

 

 

 

とろサーモンのせいか、M-1っていうよりオンバト感がつぇぇ大会でした。全組通して一番笑ったのがアイデンティティ田島さん(野沢雅子)の「もう(元の姿に)戻れねぇんだ」です。今大会も最高でした。