コントやってるからか芸人がドラマや映画に出演しても違和感がない。違和感がないどころか他の役者を喰っているときすらある。そんなお笑い芸人の演技が上手いドラマ・映画をまとめました。
松本人志(ダウンタウン) 伝説の教師
ニセ教師役。「いじめ当番制」など、いま思えばセンセーショナルな内容の学園ドラマで、常識知らずながら破天荒な教育方法で生徒たちを救う教師役を松っちゃんが熱演、あの普段の適当さ加減が役と凄く合っていて良かった。
浜田雅功(ダウンタウン) 検事・鬼島平八郎
庶民派検事を浜ちゃんが演じた。あの「顔は怖いけど実は優しい」ギャップが鬼島の役にピッタリ。
田中直樹(ココリコ) チームバチスタの栄光
優秀な麻酔科医をココリコの田中直樹が演じた。後半はまさに怪演でバラエティで嬉々として動物の豆知識を披露している姿からは想像のできない目をしていた。他にも映画「みんなのいえ」や最近だとキムタクの「アイムホーム」などにも出演している。
児嶋一哉(アンジャッシュ) フリーター、家を買う。
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このドラマの他にも「救命病棟24時」や「ルーズヴェルト・ゲーム」など名脇役として重宝されることが多いが「フリーター、家を買う。」でのはハローワーク職員の役はまさに「そこにいる演技」で主張しすぎることもなく凄く自然な演技で好感が持てた。
ゴリ(ガレッジセール) 鬼嫁日記
鬼嫁に尻に敷かれる夫役を好演。書籍を読んだことがあったので石原さとみに腕を組んでいただけで「ずっと猫抱いてる人だと思った」と言われるゴリで大丈夫なのかと不安だったが芸人にありがちな過剰演技になることもなく観月ありさを引き立てていた。
ビートたけし(ツービート) BROTHER
「座頭市」「バトルロワイヤル」「アウトレイジ」「その男、凶暴につき」「血と骨」など多くの作品で出演や監督を務めるビートたけしだが、あの存在感は並の役者には決して出せない。映画の中の「ファッキンジャップくらい分かるよ馬鹿野郎」は観たことのない人でも知っている名セリフ。ダルマ役を演じることが決定した「MOZU」も期待。
田中裕二(爆笑問題) Q10
「日本沈没」「恋愛ニート」「サザエさん」など意外と役者として重宝されるウーチャカ。演技力に不安のまだまだあった前田敦子、佐藤健を上手くサポートするような演技は相方の太田さんも夢中で全話鑑賞したほど。
大悟(千鳥) 漫才ギャング
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どうしようもないチンピラ役だったのだが、まさに「リアルチンピラ」の演技で独特の存在感を醸し出していた。
明石家さんま 古畑任三郎
敏腕弁護士役として古畑との頭脳戦を演じきっていた。個人的に「古畑任三郎」でも好きな話の一つで、ラストの法廷のシーンでの掛け合いは圧巻。他の出演作品で言えば念願の長澤まさみとの共演を果たした「ハタチの恋人」が面白い。
堀内健(ネプチューン) ザ・クイズショウ
ネプチューンでドラマ担当といえば泰造というイメージが強かったが「ザ・クイズショウ」のニート役でホリケンのイメージが一変した。人を喰ったような態度の演技は観るもの全員を苛立たせたし、そうなってしまう過程の演技も本当に上手い。
原田泰造(ネプチューン) アントキノイノチ
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大河ドラマを始め沢山の作品に出演している泰造だが、このアントキノイノチでの演技は本当に素晴らしかった。どのくらい素晴らしいかというと、この映画は本当に最後の最後で全てが台無しになる糞映画なのだが、泰造の演技のおかげでまだギリギリ作品としての体裁を保っていた。
塚地武雅(ドランクドラゴン) キサラギ
ある一人のアイドルの死の真相を巡って密室で5人の男が繰り広げる密室劇。ほぼ全ての時間が5人しか登場せず一人ひとりの演技力が問われる難しい作品で香川照之、ユースケ・サンタマリア、小栗旬、小出恵介の4人に全く引けをとらない演技力。
徳井義実(チュートリアル) Nのために
DV夫の役を熱演。セリフはどちらかと言えば棒読みなのだが、目つきが完全にやってる人のそれでその棒読み演技も相まって本当に不気味で悪寒が止まらない演技。
劇団ひとり 青天の霹靂
本当に本当に映画として素晴らしい作品で父親役の劇団ひとりがいたからこそこんな名作映画になったんだと思う。この作品以外でも劇団ひとりの存在感は稀有で「八日目の蝉」「イキガミ」「麒麟の翼」は青天の霹靂とは違う意味で鳥肌の立つ演技。
宮迫博之(雨上がり決死隊) アットホーム・ダッド
仕事を辞めて家事・育児に専念する主夫を熱演。お人好しで困っている山村(阿部寛)を放っておけない優しい旦那の役で普段のキャラクターのイメージからは違っていて新鮮だった。妻役として洗脳前のN島さんも出演しているので必見。
夙川アトム ようこそ、我が家へ
ある一家がストーカー被害と戦うという嵐の相葉雅紀主演のサスペンスドラマで警官役として夙川アトムが出演していた。最初はあまりに違和感がなさすぎて「この人どっかで観たことある気がする」と調べたら同じように「あれって夙川アトムさんですよね?」と疑問に思っている人がたくさんいてその溶け込み過ぎなほど溶け込んでいる演技力に脱帽。
竹山隆範(カンニング) BECK
様々な作品で存在感を出しているが、「BECK」ではバンドメンバーを気にかける印刷会社のオヤジを熱演。多少のコメディパートはあるが作品の雰囲気を壊さず、自分の爪痕も残す完璧な演技。
設楽統(バナナマン) MR.BRAIN
捜査チームの一員として出演していた。バナナマンはコントでも本当に演技が上手いので恐らくどんな役をやっても上手く演じられると思う。相方の日村さんも主演作の「イロドリヒムラ」その演技力を見せつけているので是非。
ジャルジャル ヒーローショー
ジャルジャルの2人が主演を務めた井筒監督作品。最強のチンピラ役とひ弱なフリーターの役を演じているのだが、2人の演技力がもはや芸人のそれではなく完全に役者の顔。井筒監督作品らしく暴力描写多め。
内村光良(ウッチャンナンチャン) バスストップ
OLとバスの運転手の故意を描いたドラマ。ウッチャンの演技は少し過剰なところもあるが胸に響く純粋な演技が魅力。ドラマの内容も恋愛ドラマ黄金期なので凄く面白い。
加藤浩次(極楽とんぼ) 人にやさしく
同じ家で暮らしていた前・太郎・拳の三人がひょんなことから小学生の少年・明の親代わりとして一緒に生活することになるという子育てドラマ。喧嘩っ早い拳の役は加藤浩次の普段のキャラクターとも合っていて違和感がない。冷静な加藤浩次の演技が観たいならシロサギ・白石役の「クロサギ」がいい。
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