先日『マツコ有吉の怒り新党』のなかで『ソーセージレジェンド』なるアプリゲームが紹介されていて衝撃を受けた。
『ソーセージレジェンド』は、選ばれし勇者達が己が剣(ソーセージ)を武器に最強の称号を得るために各々のプライドを賭けて戦う「超本格対戦型格闘ゲーム」。
俺がアプリゲームで求めていた圧倒的なリアリティ、尽きることのないやりこみ要素、個性豊かなキャラクター、そして知力と体力を駆使した手に汗握るバトル、この全てを兼ね備えた究極のゲームがここに誕生した。
アプリを起動させると荘厳な音楽とともに現れる『Sausage Legend −ソーセージレジェンド』の文字。眺めているだけで心が躍る。これだ。俺が求めていたゲームはこれだった。
モードは一人で遊ぶことのできる『1プレイヤー』、友達や恋人とひとつのスマートフォンを使って対戦のできる『2プレイヤー』、そして入手したソーセージの確認や強化ができる『コレクション』、各種設定変更のできる『設定』がある。
基本的な戦い方
まずは1プレイヤーモードをプレイ。ソーセージのレベルアップが反映されない『ノーマルモード』と、ソーセージのレベルアップが反映される『レベルアップモード』とがあるが、ここではノーマルモードを選択。レベルアップモードの説明が「ソーレージ」になっているがそれもご愛嬌だ。
ソーセージ選択画面。ソーセージと一口に言っても無数のソーセージがこの世には存在していてそれぞれに「ライフ」「スピード」「パワー」の能力値が振り分けられている。形も長いソーセージ、短いソーセージ、太いソーセージ、細いソーセージなど同じソーセージは存在しない。ここで重要なのは自分の戦い方、スタイルに合った最高のソーセージを知るということ、まずは沢山のソーセージを使ってみて自分というものを知ることが最強への第一歩となる。
バトルは勝ち抜きサドンデス形式。まずは遊び方から説明しよう。
左上を見ると二つのゲージがある。上が「ヒットポイント」すなわちソーセージの体力を表していて相手のゲージを0にしたほうの勝利というわけだ。下のゲージは「パワーゲージ」ソーセージが攻撃する時の強さを表している。ここで左下を注目してほしい。アイコンが指差しているところをタップするとパワーゲージが溜まる。その状態で指を離すとソーセージが攻撃を繰り出す、というわけだ。これを繰り返し、どんどん相手ソーセージの体力を削っていく。
相手のヒットポイントを0にすると勝負に負けたソーセージは砕け散る。そう、これは遊びではない、己の命を賭けたまさに「死闘」だ。戦いに勝つと報酬のコインを貰うことができ、そのコインを使って新たなソーセージを手に入れたり、己のソーセージを強化することができる。
もちろん勝ち進んでいく毎に敵は強力になっていき、一筋縄ではいかなくなる。時には「ボス」と呼ばれる敵と戦うことにもなる。だが、ボスに勝利しても戦いは終わらない。己の命が尽きるまで戦いは続く。
ソーセージ降臨とソーセージの種類
コインを貯めると『ソーセージ降臨』と呼ばれる新たなソーセージを呼ぶための儀式を行うことができる。必要なコインは1回300コイン。
どんなソーセージが降臨するかは完全にランダム。ソーセージにはその能力毎にランクが振り分けられていて「ノーマル(60%)」「レア(30%)」「スーパーレア(10%)」とランクが上がると当然出現率も低くなっていく。
更にこの上に「レジェンド」と呼ばれる伝説のソーセージが存在するがこれらは通常のソーセージ降臨では決して出現しない。より多くのソーセージを降臨させ、必要なソーセージを全て揃えたプレイヤーにのみレジェンドソーセージはその重い腰を上げる。
ここでこのゲームに登場するソーセージ達を紹介しよう。
ノーマル
ホットドッグ
ホットドッグは調理されたソーセージ、伝統的には焼いたりスライスしたパンに挟んで提供される。
サラミソーセージ
サラミは、発酵、乾燥した肉で作られる硬化ソーセージ。典型的には牛肉や豚肉で作られる。
チョリソー
チョリソーは、イベリア半島に由来する豚肉ソーセージの一種。
魚肉ソーセージ
魚肉ソーセージは、魚肉のすり身をケーシングに入れ加熱した、ソーセージに似た加工食品。フィッシュソーセージとも言う。
ヨーテボリ ソーセージ
ヨーテボリソーセージは、スウェーデンのソーセージ。牛肉75%と豚肉25%で構成されている。肉はセルベラートよりも粗くみじん切りにされている。
ウィンナー
「ウィンナー」は、ドイツ語でウィーンを意味する。北米では「ウィンナーソーセージ」は、ホットドッグよりもはるかに短いソーセージを意味するようになりつつある。
スジュク
スジュクは、トルコの起源の乾燥させたスパイシーなソーセージ。バルカンから中東から中央アジアまでで食べられている。
ブラートヴルスト
ブラートヴルストはドイツソーセージの一種。子牛の肉や牛肉、豚肉で作られる。
サビロイ
サビロイは味の強いソーセージの一種。通常色は赤く、茹でて食べられる。よくイギリスの、フィッシュアンドチップスに添えられるが、たまに揚げバターにも添えられる。
ランドイェーガー
ランドイェーガーは半乾燥のソーセージ。伝統的に南ドイツ、オーストリア、スイス、アルザス地域圏で作られていた。
メルケーズ
メルケーズは赤く、スパイシーでマトンや牛肉で出来た新鮮な北アフリカのソーセージ。
テューリンゲン ソーセージ
テューリンゲンソーセージは、ドイツのテューリンゲン州で作られる、焼かれたソーセージ。
ウィンナーソーセージ
ウィンナーソーセージは、チキンやビーフ、またはポークでよく作られるソーセージ。
レア
チェヴァプチチ
チェヴァプチチは小さく切った肉をケバブ同様に焼いた肉料理で、バルカン半島など南東ヨーロッパの伝統的な料理の一種である。
特殊能力「皮剥」:体力が残り30%以下の時、攻撃力が15%アップする
スンデ
スンデは韓国の料理で、通常は雌牛や豚の腸を茹でたり、蒸したりしたものに複数の具材を詰めて作られる。ブラッドソーセージの一種で、長い間食べられてきたものと考えられている。
特殊能力「血の宴」:パワーゲージがMaxで攻撃がヒットした時、攻撃力が15%アップする
ヴァイスヴルスト
ヴァイスヴルストは、ドイツ・バイエルン州の伝統的なソーセージで、よく挽いた仔牛肉、新鮮な豚肉のベーコンから作る。
特殊能力「純白の報い」:勝利後、体力が2%回復する
ブルートヴルスト
ブルートヴルストはドイツのブラッドソーセージ。血液を材料として加えたソーセージのこと。
特殊能力「血の封印」:クリティカルヒットを受けた時、ダメージが25%ダウンする
ラップチョン
ラップチョンは乾燥した硬いソーセージ。通常は脂肪の多い豚肉で作られる。普通は燻製、加糖され、ローズウォーター、酒、醤油で味付けされる。
特殊能力「毒針」:体力が残り30%以下の時、攻撃力が15%アップする
ベジソーセージ
ベジソーセージはいくつかの国で入手可能であるが、手作りされる事もある。材料は豆腐、セイタン、ナッツ、豆類、マイコプロテイン、大豆タンパク質、野菜など任意の組み合わせから作ることが可能。
特殊能力「純真」:勝利後、体力が2%回復する
スーパーレア
ちくわ
竹輪は魚肉のすり身を竹など棒に巻き付けて焼いたもの、または蒸した加工食品。魚肉練り製品のひとつ。串を抜くと筒状になり、竹の切り口に似ているためこの名が付いた。
特殊能力「すり身」:体力が50%以下の時、ダメージが20%ダウンする
ビーフジャーキー
ジャーキーとは肉を干した保存食料。ジャーキーにする食材としては、圧倒的に牛肉が多い。
特殊能力「干ばつ」:クリティカルヒットを受けた時、ダメージが25%ダウンする
ベーコン
ベーコンとは、豚肉を塩漬けして燻製にしたもの。本来は豚の半丸枝肉を塩漬けし燻製したサイドベーコンだが、日本ではバラ肉の部位を用いたものを特にベーコンと言い、他の部位はロースベーコン、ショルダーベーコンなどと言う。
特殊能力「賞賛」:勝利後、コインの獲得数が20%アップする
レバーケーゼ
レバーケーゼは、肉類を挽いた物と香味野菜およびスパイスを長方形の型に入れて蒸し焼きにした食品。
特殊能力「レバーフロー」:たいりょくが残り70%以下の時m攻撃力が10%アップする
フィッシュアンドチップス
フィッシュアンドチップスは、イギリスを代表する料理の一つ。タラなどの白身魚のフライに、棒状のポテトフライを添えたもの。イギリスではファーストフードとして親しまれ、長い歴史がある。
特殊能力「沈まぬ太陽」:勝利後、体力が5%回復する
エビフライ
エビフライは、海老を多量の食用油で揚げた日本の料理。日本で開発されたカツ料理の一つであり、代表的な洋食料理である。
特殊能力「最終油圧」:体力が残り30%以下の時、攻撃力が25%アップする
ピクルス
ピクルス(pickles)は漬物のこと。ただし日本では、主に欧米風の物を指し、日本風の漬物やキムチ、ザーサイなどはピクルスとは呼ばない。picklesは複数形で、漬物の意味では複数形を使う。
特殊能力「ミニマル」:クリティカルヒットを受けた時、ダメージが30%ダウンする
チュロス
チュロ(スペイン語:Churo)とはスペイン・ポルトガル・モロッコおよびラテンアメリカ各国で広く食べられている揚げ菓子である。日本ではチュロ及び複数形のチュロス(Churos)として定着している。
特殊能力「陽光」:勝利後、コインの獲得数が20%アップする
アメリカンドッグ
アメリカンドッグはソーセージ(または魚肉ソーセージ)に串を刺し、小麦粉などで作った衣を付けて油で揚げた食品の和製英語の名称。
特殊能力「救済」:勝利後、体力が5%回復する
レジェンド
マグマ・ホットドッグ
地獄の業火で極限まで熱せられ、ついにはマグマに覆われた伝説のホットドッグ。
特殊能力「断末魔」:たいりょくが残り10%以下の時、攻撃力が75%アップする
ダーク・ヴァイスヴルスト
ある高名な賢者は、世界中の心の闇を純白のヴァイスヴルストに移す事に成功した。自分の命と引き換えに。
特殊能力「悪意」:パワーゲージがMaxで攻撃がヒットした時、攻撃力が50%アップする
ブラッディー・ブルートヴルスト
「世界中で血が流れ続ける限り、このブルートヴルストからも血が流れ続けるだろう」古代遺跡の石版より
特殊能力「血の涙」クリティカルヒットを受けた時、ダメージが50%ダウンする
ライトニング・ウィンナー
神の怒りである稲妻をこのウィンナーは受け、その身に稲妻を宿した。神の代弁者として。
特殊能力「神の怒り」:体力が残り30%以下の時、攻撃力が50%アップする
バーニング・サラミ
遥か昔、神はこのサラミに聖なる火を灯した。それ以来、この灯が消えたことは一度もないという。
特殊能力「再来」:勝利後、体力が15%回復する
メタルホットドッグ
「鍛え抜けばホットドッグといえども、金属にもなりうる」伝説の鍛冶職人
特殊能力「鉄の意志」:体力が残り35%以下の時、ダメージが50%ダウンする
ゴーストベーコン
食された数だけベーコンにも魂がある。これはほんの一枚にすぎない。
特殊能力「不死の魂」:勝利後、体力が10%回復する
ポイズンチョリソー
魔女が作るチョリソーは極限にまで辛く、毒を帯びていた。
特殊能力「毒が」:体力が残り25%以下の時、攻撃力がアップする
序盤〜中盤の攻略法
序盤ではまだまだ使えるソーセージも少なく、コインもない。ログインボーナスや動画広告を見ることで多少の報酬は得られるが、まずは地道にバトルを重ねてコインを手に入れていくしかない。バトル後の獲得コインがより多く得られる特殊能力を持つスーパーレアソーセージの「ベーコン」や「チュロス」を早い段階で降臨させることができれば、グッとレジェンドソーセージ降臨への道が近づいてくる。
ただ、早い段階で全てのソーセージをコンプリートさせたいのなら迷わず「課金する」という手もある。俺も「マツコ有吉の怒り新党」放送終了後、最強を目指す焦りや酒が入っていたこともあり、少額ではあるが課金をした。
最強への道
もちろんランクの高いソーセージはその能力も高く、中には他のソーセージにはない「特殊能力」を兼ね備えたソーセージも存在する。しかし、単純にランクの高いソーセージを使用すれば強くなれるかというとそんな単純な話ではない。どんな名刀も使い手の腕が未熟であれば鈍刀にしかならない。そう、我々がソーセージを選ぶようにソーセージ達もまた我々を選んでいるのだ。
鍛錬を積み、己がソーセージとはなにかが分かってきた時にレジェンドソーセージを使用することを勧める。中でもダーク・ヴァイスヴルストの力は凄まじく、その圧倒的なパワーと特殊能力「悪意」によってほとんどのソーセージを一撃の元に沈めることができる。しかし、強大すぎる力は使い方を誤れば大きな災いを呼んでしまう。力に溺れないという確固たる意思も持つことが何よりも重要だ。
また、戦闘ではただ闇雲に相手を攻撃すればいいというわけではない。勝利するための最善の方法は相手ソーセージの動きを見極めて的確に攻撃をヒットさせていくことだ。相手の攻撃終わりにすかさず攻撃を繰り出すのか、それとも相打ち覚悟のカウンター狙いでいくのか、はたまたじっと相手の攻撃を耐えて最後の最後で逆転を狙っていくのか、などその戦法は多岐にわたる。己の全てを出し尽くした者のみに勝利の女神は微笑む。
そして全てのソーセージを降臨させた時、そこに何が待っているのか。是非その目で確認してもらいたい。
まとめ
40分で飽きた