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ミクスチャーブログ

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アイス『牧場しぼり 生キャラメル&ミルク』がうますぎて食った瞬間全部吐き出しそう

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アイス『牧場しぼり 生キャラメル&ミルク』が食った瞬間に全部吐き出しそうになるくらいうまい。

元々牧場しぼりは「いや牧場しぼりってw牧場をしぼるってその発想なんだよw」っていう笑いつつも「牛の乳じゃなく牧場そのものをしぼろうとするその心意気やよし!」つってひどく感心して買ってみたらその味の濃さからくるくっせえくっせえ牛の乳感が超うまくて一発で大好きになってスタンダードなミルク味はもちろんのことラムレーズン味とかめちゃくちゃうまくて贔屓にしてたんだけど、この「生キャラメル&ミルク」味に完全にやられた。なんだこれは、もしかしたら今まで食ったアイスのなかで一番うまい。完全に常軌を逸してる。料理漫画とかでよくあるうまいもん食って女キャラが「あっ…なに?これ…肉汁が溢れてくるっ…んっ…あっ…あぁ〜〜〜〜〜っ」みたいに絶頂してるシーンとか「馬鹿だろ田嶋陽子から訴えられろ」って思ってたんですけど俺が間違ってた。まさにそれ。人はマジでうまいもんを食うと絶頂する。

真冬でもサイコガンダムみたいなイカつい灯油ストーブがんがんに焚いて汗だくで裸でアイス食うっていうことに何よりの喜びを感じる俺なんですけど、生キャラメル&ミルクはそんなことするまでもねぇ。極寒の地北海道の外で食ったとしてもうまい、完全にアイスの概念を破壊しました。

なにがうまいってミルクと生キャラメルのバランスね、このバランス感覚はまるでフラミンゴが湖の中一本足でまったく体勢を崩さずに優雅に佇んでいるかのように完璧な味のまとまり。静と動、隠と陽、ミルクと生キャラメルそれぞれが互いの味を邪魔せず己の味の良い部分だけを最大限に引き出し合ってやがる。

しかも、その甘みがしつこすぎず、かといって物足りなさを感じるほどさっぱりしているかというとそうでもなく、すべてがただ俺の舌と胃袋を至福の時へと導くためだけに存在している。味のPDCAサイクルや。先ほどそんなことするまでもないと言いましたが、食う時はフタを開けて2分位はガマンしてサイコガンダムの前で正座、これが究極至高の食べ方です、『美味しんぼ』で海原先生が言ってました。「アイスを食すこととはSMと一緒で焦らすことによってアイスのはしっこから良い具合にバニラ成分が溶け出してきて余計にうまいのだ」と。それでスプーンを周りから螺旋階段のように中心に向かってすくうことによって溶け出したとろとろのクリーム部分と中心のまだすこし固いアイス感が残ってる部分を一緒に食べる。食い進めていくうちにどんどんうまくなる。それだけで死ねる。

ただ、うますぎて思わず全部吐きそうになった。胃がビックリしちゃって。「あしたのジョー」に金竜飛っていう韓国のボクサーがいてそいつは幼少期の戦争の影響で満足に食事もとれなかったことで胃がびっくりするからってレストランに入ってもレモンティーしか頼まないような奴で、人はいきなり自分のキャパ以上のものを自分の中に入れようとすると身体が受け付けなくなる。それと一緒で「牧場しぼり生キャラメル&ミルク」はうますぎて一人で1個も満足に食えない。だからこのアイスをうまくないと否定する奴らの言い分もわかる。体鍛えようつっていきなり100キロのダンベル上げようとしても筋肉がちぎれる。最初は10キロ20キロと少しずつ自分の許容範囲を増やしていくじゃないですか。だから俺にはまだ「牧場しぼり生キャラメル&ミルク」は早かったんだなと思った。

ミスチルよりMr.Childrenなバンド『TRIPLANE』でミスチルに思いを馳せる

『TRIPLANE』というバンドがミスチル以上にMr.Childrenですごい。

まずは一曲お聴きください。

 

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これはアニメ『ワンピース』のエンディング曲(鼻の長い狙撃手・ウソップが一味抜ける抜けないでゴタついてた時期)にもなってた「Dear friends」という曲。一部の隙もないほど完璧なミスチル。ボーカルの元々の声色、AメロBメロ抑えてサビで声張り上げるとことか、声の抜けとかミスチルすぎて違うバンドだとわかっているのに桜井和寿の影が後ろでチラつく。ピアノイントロからじわーっと始まり、徐々に音を重ねていってサビで爆発、ラストに転調、私立セントミスター・チルドレン高等学園首席。世の中にミスチルを尊敬しててミスチルみたいな音楽を奏でてるバンドは数あれど、ここまでミスチルできるバンドも珍しい。

 

TRIPLANE(トライプレイン)は北海道出身の4人組バンドで結成は2002年。北海道を拠点に活動しつつも、ワンピースの他に「メジャー」などのアニメの主題歌やCMソングにも起用されていたので、北海道民以外でも知っている人も多いかもしれない。

これだけなら世に数多いる「ミスチルに似てるバンド」のひとつで終わるところをこいつらのなにが凄いのかというと、ミスチルに声や曲調が似ていることで「二番煎じ、劣化コピーじゃねぇか」と言われて普通なら「じゃあ、俺達は逆を行ってオリジナリティを出すぞ!」となるところをそうはならず、ドンと構えて「俺達はミスチルでござい」と言ってのけ、どんどん自分たちの中にあるミスチル色を濃くしていってるところだ。その結果、「ミスチルに似ている」ということが逆にオリジナリティになっていってる。

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曲時間が6分強もあるバラード「白い花」。このサムネからビンビン伝わってくる圧倒的なミスチル。顔をしかめて明日世界が終わるかのように全身全霊を込めて歌い上げる姿はまさにミスチル中のミスチル。歌詞がちょっとイラつく感じもミスチル100パーセント。ミスチルが戸愚呂兄ならTRIPLANEは戸愚呂弟。ミスチルを肩に乗せ「兄者…」とか言ってる。

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バラード曲だけじゃなく、「君ドロップス」などのちょっとポップな曲では気恥ずかしい臭い恋心を歌ってみたり、最新アルバム「non no」に収録されているゲルニカというロックチューンでは現代社会を皮肉ってみたりと、もはやTRIPLANEがミスチルに似てるのか、ミスチルがTRIPLANEに寄せてるのかわからなくなってくる。

Wikipediaにあるボーカル・江畑兵衛(えばた ひょうえ)のプロフィール欄には「Mr.Childrenをリスペクトしている。全ての楽曲の作詞・作曲を担当。」とあるようにミスチルをしてるのは本人達も隠す気はない。それどころか、Mr.Childrenのドラム鈴木英哉と親交があるなど、楽曲だけじゃなく内側までミスチルに染まってる。もしかして、こいつらの最終的な目標は自分たちがミスチルそのものになることなんじゃないのかとさえ思えてくる。新興宗教の信者が教団乗っ取るパターン。

しかも、こいつらの厄介なところは曲を聴いてもらってわかるとおり、ミスチルファンが愛してやまない「バンドサウンドのMr.Children」をしっかりと体現していることで、聴きようによってはミスチルよりMr.Childrenしてる。挙げた3曲はもちろん、他の曲もしっかりと俺達ミスチルファンが聴きたいミスチルを奏でてくれているのでリリースのスパンが長いミスチルに代わって新曲を出してくれるのでミスチルロスになってるファンが繋ぎのつもりでTRIPLANEを聴いていて、気付いたらミスチルのCDを全部売り払ってTRIPLANEのCDを買い直してた、なんて話もよく耳にする。

 

そんな恐ろしいバンドTRIPLANEだが、ただひとつ問題がある。彼らの最新アルバムが出たのが2015年の2月、シングルに至っては2013年から出てない。そんな似なくていいところまでミスチルに似るんじゃねえ。

がんばれTRIPLANE、北の大地より応援してます。

 

non no (CD+DVD)

non no (CD+DVD)

 
SINGLES  04-12

SINGLES 04-12

 
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逃げ恥人間を殺しにくるドラマ『カルテット』1話感想

ドラマ『カルテット』1話感想です。

まずこの人の脚本ドラマの特徴として「ながら見できない」というのがあって、登場人物たちのちょっとした仕草とか目線の動き、会話のタメ、みたいなとこが後々毎回必ず挟んでくるであろう長回しシーンの伏線になってたりして、今時の「ドラマの内容とか感想をTwitterでグダグダ呟きながら観る」みたいなのとはすげー相性悪い。1話でも唐揚げレモンだとか画鋲を壁に刺す刺さないとか一見どうでもいいシーンがどこでどう後々のセリフに繋がってくるかわからなくなるから9面パズルみたいなストーリー展開に頭がクラクラしてくる。

あと、基本この人のドラマに登場する奴らは会話が下手というか、ちょっと目を離すと「いや、なんの話してんだよこいつら」ってなることがほとんどで、それは俺達が暮らす日常にかなり近い。普通生活してるなかで理路整然と自分の気持ちを順序組み立てて話せる人なんかほとんどいない。だいたいの会話はオチもまとまりもないし、他人の話も聴いてんだか聴いてないんだかわからない。自分の想いを伝えたいがあまり思わず全然関係ない話もする。だからこそ、坂元裕二作品に登場する奴らの良い意味でドラマらしくないぎこちないやりとりはまるで自分たちを見ているようで苦しいし、いたたまれなくなる、だけどそれがたまらなく愛くるしい。

すずめ(満島ひかり)が飲んでいる三角パックのコーヒー牛乳やベンジャミン(イッセー尾形)が被ってた「あしたのジョーの帽子」など明らかになんらかのメタファーを表してるであろう小道具の数々、どこまで小賢しい。逆にどこまでもライトでポップだった前クールのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』からの『カルテット』は逃げ恥キッカケで普段あんまりドラマ観る習慣なかった人には流動食しか口にしてなかった病人を退院初日に「いきなり!ステーキ」につれていくくらい順序踏めてない逃げ恥人間たちを殺しにかかってくるドラマです。

秘密を抱えた音楽家の男女4人が共同生活、ラーメン山嵐並みに濃いメインキャスト、詳しいストーリーあらすじは他でさんざん語られてるので俺はあえて語ることはしません公式サイトで無料で本編いくらでも観られるんだから観ろ、高橋一生好きなら医龍2観ろ、満島ひかり好きならモテキ観ろ、松たか子好きなら一周回って王様のレストラン観ろ、松田龍平好きなら二周回って鬼武者2やれ、それより俺が推したいのは4人が定期演奏を行うことになるレストラン・ノクターンでウエイトレスをしている来杉有朱(吉岡里帆)の存在です。吉岡里帆ちゃん本人曰く、「4人を引っ掻き回す小悪魔的キャラ」らしく、店長に向かって「ただいまで〜〜す」と猫なで声で現れる初登場シーンからヤバい女の臭いをプンプンさせてやがる。うわー!かわいい。やばいかわいい。死ぬ。ガッキーがなんぼのもんじゃい。まず、声めっちゃかわいくない?で、顔めっちゃかわいくない?あと、仕草超かわいい。「吉岡里帆」って一回ググってみたらいい、こんなもん最終兵器彼女だろ。

(余命9ヶ月のピアニストってことで)あたしもすっごい泣けて気持ち良かったんですけど、これ言い始めてから一年経ってて、でも、こういう人やめさせちゃったら、お店が炎上しちゃうじゃないですか。ふふっ。あたし、元地下アイドルなんですけどしょっちゅう炎上してました(目が笑ってないからじゃない?と釘を刺される)

(やめさせたピアニストの代わりに演奏することになった4人の前で)ベンジャミンさんも前にドーナツの話してましたよ。「音楽っていうのはドーナツの穴のようなもんだ、なにかが欠けてる奴が奏でるから音楽になるんだよね」って。全然意味分からなかったですけど(笑)へへへへへっ。じゃ、3分前です

おいおい、絶対こいつあれじゃん、その気にさせといて告ったら「え?なに勘違いしてんの?(笑)」とか言ってくるタイプだろうが。基本パーソナルスペースぶっ壊れてて、ちょっ、お前、顔近いんだよ、ベタベタ体触ってくんじゃねぇ、「もぉ〜〜」とか言って頭叩こうとするんじゃねぇかわいいんだよ糞が、それ俺の飲み物だぞボケ、なにが「一緒にいたらずっと笑ってる」だよ、なにが「なんでも話せる」だよ!グッ!頭が…!

ああ〜、さんざん振り回された挙句ボロ雑巾のように捨てられたいです。ありがとうございました。

木村拓哉の顔を被ったおっさん『A LIFE〜愛しき人〜』1話感想

木村拓哉主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』1話の感想。

去年1年間、本当に色々なことがあって世間が抱いている「木村拓哉」という人物のイメージが人によっては上がったり下がったりしていると思うのだけど、木村拓哉そのものはまったくブレることはなかった。いつもクールで格好良く、そして時に熱い真っ直ぐな男。良くも悪くも。

よく木村拓哉の演技を評する声として「なにをやっても同じ」という意見を耳にするんだけど、それは一方では正解、しかしもう一方では間違いだと思ってる。木村拓哉という男は誰よりも木村拓哉という役を演じてる。美容師をしていても、検事をしていても、F1ドライバーをしていても、パイロットをしていても、侍をしていても、総理大臣をしていても、ロボットになっても、確かにどれも木村拓哉は木村拓哉なんだが、どれも違う、木村拓哉という入れ物の中に別の木村拓哉が入っている。そう、木村拓哉とはいくつもの違う木村拓哉の顔を持つ役者、アシュラマンなんです。

例えるならそれは「木村拓哉が役に入り込むのではなくて役のほうからいつの間にか木村拓哉に歩み寄っている」という状況。モノマネ芸人に真似されすぎると本人の挙動がモノマネに寄るみたいな感じだ。ただそれは「SMAP木村拓哉」だからこそ成り立っていた部分でもあって。でも今回、SMAPの看板を外し改めて木村拓哉が木村拓哉たるゆえんを世間にアピールしなければならない、このある意味で逆境のなか木村拓哉がどう乗り越え、どんなドラマを作っていくのか、俺はとても楽しみな気持ちでこの第1話に臨んだ。

 

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まず、木村拓哉演じる外科医・沖田一光が最初に画面に映った最初の飛行機内でのシーンに違和感を覚えた。「んん…?」なにかが違う。場面は変わっておしゃれなBGMにあてられ颯爽と病院へ向かうシーン。「木村拓哉だ…」さっきのは感覚は気のせいだったのか。

ストーリーが進むにつれ、その感覚は絶えず繰り返された。沖田一光、木村拓哉、沖田一光、木村拓哉…2つの顔が目まぐるしく入れ替わる。そして大事な手術のシーンを観終えた時、なにかがストンと腑に落ちた。

「沖田拓哉?」

そう、混在していた2つの人格は統合し、まったく新しい「沖田拓哉」という存在を作り出していた。一見すると一部の隙も見当たらないほど格好良くも、どこか脆く、人間的な弱さも感じさせる40オーバーのおっさん。自分への陰口を耳にしてギロリと相手を睨んだり、野菜ジュースを飲みすぎて腹を下す、なんて茶目っ気たっぷりの一面もある。好きな人も病院の地位も手に入れた幼馴染を恨めしそうな目で見つめたりもする。なのに見た目はトップスター・木村拓哉。明らかに今までの木村拓哉の演技とは違う存在。ここにまったく新しい木村拓哉が誕生した。

 

それだけじゃない、ストーリー、キャストなどドラマを彩る他の要素もそんな新生・木村拓哉を支えるような一因となってる。

第1話では病院長を救うためのオペが二度があって、その一度目はまさかの「失敗」に終わる。ここでこの主人公・沖田が決して完全無欠のスーパードクターではない、ということがわかる。

 

元彼女で病院長の娘・壇上深冬(竹内結子)や、深冬の夫で副院長、そして沖田の幼馴染でもある壇上壮大(浅野忠信)との関係性も面白い。

特に壮大は沖田に対して嫉妬心バリバリの表情を見せる。竹内結子を当時付き合っていた沖田から引き剥がすために彼をシアトルに追いやり、沖田のいない隙を狙って結婚、院長の手術のため仕方なく引き戻すも沖田が手術を成功させると嫉妬のあまり壁を殴って叫び出す始末。そのくせ秘書である榊原(菜々緒)と不倫関係にあるなど、かなりみみっちい役だ。でもそれが逆にどうしようもないほどの人間臭さを感じさせ、ドラマを盛り上げるカンフル剤になってる。竹内結子という妻がいながら影で菜々緒と不倫?大きめのトラックに轢かれろ。

それ以上にオペナース・柴田(木村文乃)、彼女がもう最高。めちゃくちゃかわいい。井川(松山ケンイチ)はじめ、他のドクターにはキツく当たり散らすのに沖田にだけは尊敬の眼差しで彼を見つめ、時に「女の顔」になる。そのギャップに別の意味でやられる。

そして極めつけは主題歌。なんとB'zが担当してる。B'zが木村拓哉のドラマ主題歌を手がけるのはビューティフルライフの「今夜月の見える丘に」以来。「木村拓哉×B'z」、名ドラマの予感しかしない。『A LIFE〜愛しき人〜』をこの先も観続けるかどうか、松本に相談するまでもない。

ミスチルのヘド出るほど嫌いな曲

長いことファンやってると当然好きな曲ばかりじゃなく、何度聴いても受け入れられない曲もそりゃある。ということで、ミスチルのヘド出るほど嫌いな曲のまとめ。「曲が苦手」「歌詞がクドい」「俺の嫌いな奴がこの曲好きだから嫌い」「この曲に対するファンの反応が気に入らない」「歌ってる時の顔が」等々。むかつきそうな人はご注意ください。

(リンクはYoutube公式)

 

 

タガタメ

クドすぎるMr.Children代表。7分のバラードってだけでもゲンナリするのに残り2分はひたすら同じようなフレーズを繰り返すという暴挙。メッセージの押し付けが凄い。メッセージのペガサス流星拳かよ。ランニング中とかドライブで全曲ランダムでミスチル流しててサラッと軽い気持ちで聴きたいときに急にランダムで「子供らを被害者にも加害者にもせずに」とか流れてきても困ります。出だしの「ディカ…」で次の曲に飛ばす。 

 

擬態

目の前が開けるような開放感のあるメロディとか歌詞の置き方は好きなのに、Cメロの「富を得たものはそうでないものより満たされてるって思ってるの?」で崖から転がり落ちた。「え?お前がそれ言う?札束でケツ拭けるような生活してるお前がそれ言っちゃう?」って悪い意味で衝撃受けた。

 

横断歩道を渡る人たち

純粋に何回聴いてもいいと思えない。なんか天下のミスチルがわざわざ外界まで降りてきてくださって、質素な日常を暮らす我々に焦点を当てていただいてるのはわかるんですけど、全然ピンと来ない。終始「何言ってんだこいつ」と思って聴いてる。

 

innocent world

CD音源で聴くぶんには申し分ないんだけど、ライブでのファンとミスチルのノリが嫌いでもういい加減ライブで歌うのやめてくれねぇかなと思ってる。Aメロから「パン!パパン!」ってオタ芸みたいな手拍子入るのもキツいし、喉休ませたいのかなんなのかわからんけど、1番丸々客に歌わせるとか知らんオッサンの声聴きに高いチケット買ったわけじゃねぇ。そんなに歌いたきゃシダックスで死ぬまで歌ってろ。そして、そんなこと思いつつも毎回なんだかんだ最終的に会場の一体感に感動するから腹立つ。

 

口がすべって

恋人の些細ないさかいを綴った素朴な曲かな〜と思って聴いてたのに急に「それが人間のいいとこ」とか飛躍するのがちょっと。あとライブの時の歌ってる桜井和寿の顔のニヤケ具合がどうにも好きになれない。あの「名曲歌ってやった」みたいな顔。

 

祈り 〜涙の軌道

単なるダルいバラードって感じで別に好きでも嫌いでもなく「好んで聴かない」くらいだったのに、この間電車乗ってたらちょっと頭がアレな人が車内で超大声でこの曲を熱唱しててめちゃくちゃ怖くてそれ以来トラウマになって聴けなくなった。

 

終わりなき旅

名曲なのもわかるし、歌詞もうまいこと言ってるのもわかる、みんなが超好きになる理由もわかるんだけど、この曲好きすぎる奴らの熱量に引くというか、特に「高ければ高い壁」とか「生きるためのレシピ」のくだりを座右の銘にしてる奴はもれなく俺の嫌いなタイプなので嫌い。あいつら急にTwitterに長文ポエム書くから。facebookに今年の目標!とか長々書いて自撮りの写真上げるから。

 

過去と未来と交信する男、インマイタウン、イミテーションの木

一曲一曲紹介するのすらダルい。まず収録されてるアルバム『 [(an imitation) blood orange] 』が全然好きじゃない。特にこの3曲はサラッと聴いて「なにこれ」と思ってそれから多分一回もフルで聴いてない。単純に曲が良くない。

 

彩り

僕は北海道に住んでるんですけど、カニとかウニとか事ある毎にめっちゃ送られてきて、食いすぎて嫌いになった経験があって、この曲も一時期、いや、もう、食えねぇ、無理って言ってんのに胃袋に食い物詰め込まれるかの如くゴリ押しされてて嫌いになった。HOMEツアーで初っ端とラストで2回演奏してこいつら正気かと割と本気で思った。「僕のした単純作業が(中略)笑い声を作っていく」とかどの立場から物言ってんだよ。いっかい弁当の緑のビロビロひたすら乗せるだけの仕事してる工場員の前で歌ってみろ。

 

GIFT

無駄に壮大なメロディ、暑苦しい歌い方、ラストのララララ、ずっと「ほら!泣け!泣け!」って涙腺グリグリ押されてる感じが好きじゃない。そもそもオリンピックの曲なのに「白黒はつけられないけど、その間にある無限の色の中からピッタリの色を探してあげるよ」とか元も子もないこと言うんじゃねぇ。

 

ヒカリノアトリエ

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上記事でめちゃくちゃ褒めといてなんなんですけど、やっぱり改めて聴くと陳腐な曲だと思ってしまった。ヒカリノアトリエなんだそりゃ。

 

 

ファンに殺されそうなのでこの辺でやめます。

 

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糞曲の皮を被った名曲、Mr.Children『ヒカリノアトリエ』感想

朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」主題歌、Mr.Childrenの新曲『ヒカリノアトリエ』の感想。


Mr.Children「ヒカリノアトリエ 」MUSIC VIDEO (Short ver.)

 

ミスチルの曲に関してはよく、聴くタイミングや体調によって「え…?俺この人に俺のこと話したっけ…?これ俺のために書いた曲じゃん…」って時と「ゴチャゴチャうるせぇな偉そうに。何様だてめぇ」って時の二つがあるっていうことをよく言っていて、結局ミスチルに限らず音楽って水みたいなもんで純度の高い自分に合った水であれば身体にスーッと入ってくるし、合わない水ならどんなに飲んでも身体が受け付けずに吐き出してしまう。ただ、水と違うのは上に書いたように、その時の自分の心情とか環境によって昨日まで1ミリも好きじゃなかった曲が突然「あれ…?めちゃくちゃ良いぞおい…」ってなる時がある。そういう点でいえばこの「ヒカリノアトリエ」は初聴から全然ピンとこないし朝ドラも観てないし、クドいミスチルが満載でむしろ「嫌い」だった。メロディもパッとしないし歌詞も陳腐で俺はこんなつまんねぇミスチルが聴きたいんじゃねぇんだよと。

 

そして、今日。CD買ってフルで聴いてわんわん泣いてます。

 

ちょっと個人的な話を挟むと昨日、所用で空港に行ってきたときに知らん子供が待合スペースで遊んでるのを見かけた。元々、人の子供かわいくない問題 っていう記事書く「ガキの写メ見せる親のスマホバキバキに壊す教」っていう新興宗教に入信してる俺なんだけど、その知らない子供が四角いクッションを5段くらいまで積み上げて6段目でバランス崩して落とす、っていうのをただ繰り返してゲラゲラ笑ってるのを見てなんか凄いウルッときてカーッと目頭が熱くなってなんかもうたまらなくなった。

それこそ箸が転がるとか、車が右に曲がるとか、大人からすれば全然なんでもないようなことで心の底から笑える彼らをすごく羨ましいと思ったし、すごい可愛いなって思った。同時に、なにかって言えばすぐに歪んだ考えでモノを見たり、否定から入る自分を恥じて泣いた。

 

そんな昨日があって、ヒカリノアトリエを聴いた。キラキラ感の塊みたいなこの曲が藤原紀香で言うところの水素水のように体中に染み渡ってきた。桜井和寿の書く歌詞の特徴としてある一方向、例えばプラスを歌おうとするときにもう一方のマイナスを引き合いに出して強調することでより伝えたい事が明確になるというのがあってそのマイナス面が時には過剰になりすぎるってとこがすごい好きで、ヒカリノアトリエは決してそういう曲ではなくて、世の中は綺麗事だけじゃない部分も少しは見せつつもその部分はできるだけさらっと流してそれこそ「まずはお前らが死刑になりゃいいんだ」「Fuckする豚だ」とか平気で歌う「ロックバンド」っていう体裁すら抑えて、ひたすら優しい、暖かい世界を見せてる。

Aメロでボーカル被せてくるとか、ギター、ベース、ドラム、キーボードはもちろん、アコーディオンもサックスもフルートもトランペットもCメロのリコーダー?も曲を彩るその全てが素晴らしい明日を、空に架かる虹を信じて、前だけを、ただ前だけを見てる。ガツンと響く、というよりもじんわりと心を暖かくしてくれる素朴なメロディ。こんな時代だからこそ青臭い希望を歌う意味。なかでも特に心打たれたのが2番Aメロの歌詞。

「一体 何の意味がある?」

つい 損か得かで考えてる

でも たった一人でも笑ってくれるならそれが宝物

 

そう、宝物だ、と首がもげるほどうんうんと頷く。1番サビでは「虹はもうそこにある」がラスサビで「虹はもう『ここ』にある」と確かに一歩踏み出す表現もニクい、ニクすぎるぞ桜井和寿。昨日までの俺だったら全然咀嚼しきれてないはずだった極厚ステーキみたいなこの曲を好きになりかけてる自分に驚いてる。(明日になったら胸焼け起こしてる可能性はめっちゃある)

初聴で「うわ、すげぇ糞。こんなんだったら平浩二の「ぬくもり」カバーしてくれた方がよっぽど聴く」くらいに思っててすいませんでした。あ、各アレンジ曲については「結局アレンジするならコバタケに任せたほうがしっくりくる」という感想です。

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収録曲

  1. ヒカリノアトリエ
  2. つよがり (Studio Live)
  3. くるみ (Studio Live)
  4. CANDY (Studio Live)
  5. ランニングハイ (虹 Tour 2016.11.7 FUKUI)
  6. PADDLE (虹 Tour 2016.10.14 KUMAMOTO)
  7. Over (シークレット)
ヒカリノアトリエ

ヒカリノアトリエ

 
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好きなうまいチョコレート菓子ランキング

一時期(二十歳くらい)めちゃくちゃチョコレートにハマってました。

飯の代わりにチョコは当たり前、チョコパンに板チョコ乗せて食ったり、酷い日はチョコ食って喉が渇いたとホイップチョコ直飲みして直接胃袋に入れたりしてました。

案の定、肌はめちゃくちゃ荒れます。その後チョコレートを控え、生活習慣の改善したところ今はなんとか綺麗になったんですけど、多分あれ以上食ってたら尿道からカカオ出てた。

洗顔料使うのやめたら肌ツルツルになった - かんそう

 

そんな俺が当時食ってた好きなうまいチョコレート菓子ランキングです。

 

 

21位 ロッテ クランキービスケット

うっそうと生い茂るジャングルのように凝縮されたチョコレートと軽やかに、そして力強く大地を駆け巡る獅子のようなパフ、生きるという意味を教えてくれる。森の囁き。

 

20位 ロッテ ガーナミルクチョコ

ロッテ ガーナミルク 50g×10個

ロッテ ガーナミルク 50g×10個

 

燦々と光り輝く太陽を浴び育ったカカオ。そんな自然の、この地球の恵みの結晶とも言うべきこのチョコレートは、一欠片、また一欠片と口に入れるたび、その甘さの中に生命の重さを知る。まさに「Sparkle of life」

 

19位 日清シスコ チョコフレーク

日清シスコ チョコフレーク 90g×12袋

日清シスコ チョコフレーク 90g×12袋

 

一つひとつ、形も大きさもバラバラなフレークは、まるで私達が住むこの世界の縮図のようだ。私もそして君も、似ていても違う存在なのだと、決して分かり合えることはないのだと。少しの寂しさと、だからこそ感じられる「知る喜び」を抱えながら味わう。

 

18位 明治 アーモンドチョコ

明治 アーモンドチョコ 88g×10個

明治 アーモンドチョコ 88g×10個

 

まるで夢の塊のようにバランス良く、均一に並べられたチョコレート達。確かな甘みと口の中に残る仄かな苦味はこの世の清濁の現れだろうか。チョコレートがこの身体ならば、アーモンドは心、そう…優しく…暖かな…。

 

17位 明治 アポロチョコ 

明治 アポロ 46g×10箱

明治 アポロ 46g×10箱

 

遠い昔、誰もが到達し得なかった場所へと人類は足を踏み入れた。まさに未知との遭遇。恐怖と期待に胸を膨らませ、そこで観た景色とは一体どんなものだったのか、私には想像もつかない。しかし、このチョコレートを口に入れたとき、少しだけ近づけた気がした。あの日の貴方に。

 

16位    明治 たけのこの里

明治 たけのこの里 70g×10個

明治 たけのこの里 70g×10個

 

サクッとした食感のクッキーと甘美なチョコレートの組み合わせ。心地よい風に吹かれて自由になる。心が解きほぐされるのを感じつつも、それを運ぶ動きは止まらない。1日毎にグンと成長する。

 

15位 明治 ミルクチョコレートBOX

明治 ミルクチョコレートBOX 120g×6個

明治 ミルクチョコレートBOX 120g×6個

 

ホッと一息胸を撫で下ろす昼下がり、一欠片手にとり今までの人生を振り返る。濃厚な甘みはあの夏の思い出の味によく似ていて在りし日の面影を未だ追いかけている自分を知る。

 

14位 石屋製菓 白い恋人チョコレートドリンク

石屋製菓 白い恋人 チョコレートドリンク 2缶入

石屋製菓 白い恋人 チョコレートドリンク 2缶入

 

ガラス細工のように繊細な味わいを感じさせながらどこか骨々とした流れをも感じさせる。揺れる木漏れ日。新しい日々の始まり。 

 

13位 森永製菓 ミニエンゼルパイ

鐘の鳴る音で目覚める朝。空から舞い降りた白く甘い微笑み。ふわっと口の中に残るマシュマロに心から祝福されているようだ。

 

12位 ブルボン チョコリエール

ブルボン チョコリエール 14本入

ブルボン チョコリエール 14本入

 

ビスケットとチョコレート、二人がもしも他人だったなら、あの時出会ってなければ今という時間はない。そこにいる、あなたといるただそれだけで奇跡。道の始まりはいつも突然。

 

11位 森永製菓 焼きチョコ ベイク

森永製菓 ベイク<ショコラ>大袋 105g

森永製菓 ベイク<ショコラ>大袋 105g

 

パリッ!とろっ!決して交わることのない相反する二つを結びつけられるものがあるとするならば、それは「愛」 というべき他ない。それは猫のように気まぐれなものでもあるのだが。

 

10位 リスカ スーパービッグチョコ

リスカ スーパービッグチョコ 1枚×20枚

リスカ スーパービッグチョコ 1枚×20枚

 

軽い口当たりはまるでブレーメンの音楽隊。彼らが奏でる陽気な音に身体を揺らしながら迎えた夕暮れはどこか母の温もりにも似ていて。

 

9位 森永製菓 ダース

森永製菓 ダース<ミルク> 12粒×10箱

森永製菓 ダース<ミルク> 12粒×10箱

 

包み込むようなチョコレートの甘さに思わず顔が緩む。どこからか聞こえてくるカナリアの鳴き声に耳を傾けると、自由になれた気がした。

 

8位 寺沢製菓 ミルク&ホワイトチョコレート 

寺沢製菓 ミルク&ホワイトチョコレート 1kg

寺沢製菓 ミルク&ホワイトチョコレート 1kg

 

白 −ホワイトと黒 −ブラック、甘みと苦み。2つが交わる時、世界は形を変える。天からは光が射し、涙が溢れる。ハッと目を覚ますとベッドの上にいた。白昼夢。

 

7位 マースジャパン スニッカーズ

スニッカーズ スニッカーズピーナッツシングル 一本×12個

スニッカーズ スニッカーズピーナッツシングル 一本×12個

 

スニッカーズをひとかじり、洗いたてのシャツに袖を通して、スニーカーを履いて出かけよう。数え切れないほど積み重なった石畳の参道を歩けば、その先に海が見える。

 

6位 有楽製菓 ブラックサンダー

有楽製菓 ブラックサンダー1本×20個

有楽製菓 ブラックサンダー1本×20個

 

ココアクッキーとビスケット、その新鮮な感覚にまさに稲妻に打たれたような衝撃を受ける。青天の霹靂。藪から棒。寝耳に水。

 

5位 ブルボン アルフォートミニ

美味さの先にある正体を知りたくて古い書物を手に取った。かつての海賊フランシス・ドレークは言った。「イギリスの「国防線」は領海線でもなければ、イギリス海峡の中間線でもない。それは大陸側の港の背中にある。」と。この言葉をそのまま受け止めるのならば、チョコレートとビスケットの国防線は私の背中にある。 

 

4位 森永 パックンチョ

森永 パックンチョ<ちょこ> 47g×10個

森永 パックンチョ<ちょこ> 47g×10個

 

チョコレートを一つ手に取り、ワイングラスに口を近づける。含んだ瞬間、濃密な恋愛を思い出す甘さに脳天がクラクラとする。フランス映画のようにとろけて、底なしの穴から抜け出せなくなる。

 

3位 リスカ チョコ棒

リスカ 30本チョコ 30本×15袋

リスカ 30本チョコ 30本×15袋

 

カバンいっぱいにチョコレートと希望を詰め込んで旅に出た。プカプカと揺らめく小舟に腰を下ろしながらカモメの声を聴く。澄み渡る空に相応しいチョコレート。

 

2位 ロイズ 生チョコレート

ROYCE'(ロイズ) 生チョコレート [オーレ]

ROYCE'(ロイズ) 生チョコレート [オーレ]

 

口に入れた瞬間にはもうそこにはいない、まるで流れる雲のように、天窓に収まる月のように、緑色に輝く海を手に取ると透明な水になるように。決してこの手の中に収まりきらない何かを味わっている感覚。確かに感じた幸せという名の甘みを追い求め続ける。

 

1位 明治 チョコベビー

明治 チョコベビー 32g×10箱

明治 チョコベビー 32g×10箱

 

胎動。例えるのならばこの言葉こそが相応しい。時間が逆戻りする。ぐるぐると回る時計の針を尻目にチョコレートを一掴みし、口に含む。ピタッと針が止まり、刹那を噛みしめる。

 

 

 

文字を打ち終えた私は、同時にこのランキングにピリオドを打った。

 

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