kansou

ミクスチャーブログ

広告

髪の毛から同じ匂いがしたら家族うんぬん

ドラマ『カルテット』で松たか子演じる主人公・巻真紀がこんなことを言っていた。

 

「私たち、同じシャンプー使ってるじゃないですか。

家族じゃないけど、あそこはすずめちゃん(満島ひかり)の居場所だと思うんです。

髪の毛から同じ匂いして、同じお皿使って、おんなじコップ使って、パンツだってなんだってシャツだってまとめて洗濯機に放り込む家じゃないですか、そういうのでもいいじゃないですか」

 

20代前半のとき、「レイちゃん」という娘と知り合った。

レイちゃんはいわゆるお水で最初は客と嬢の関係だった。レイちゃんは美人で気立ても良く店のなかでも人気がある娘で「お水の花道」の財前直見をイメージしてもらえればいいと思います。

当時、金だけはあったもんだから毎週のように店に通ってはレイちゃんを指名してた。趣味や考え方が近くすっかり意気投合した俺たちは個人的に連絡を取り合うようになり、いつしかレイちゃんはウチによく遊びに来るようになった。本気になるのはいけないと思いつつも、俺は付き合う気まんまんだった。それで、話は最初に戻る。

レイちゃんはシャワーを浴びるとき俺と同じシャンプーを使うのをひどく嫌がった。なぜかいつもラブホテルに置いてあるような無香料のシャンプーとボディソープを持ち歩いていてそれを使っていた。

「あれ?うちにあるやつ使っていいんだよ?」と言うと決まって「敏感肌だから身体に合うものしか使えなくて、、、」と返される。

 

同じお皿使って、同じコップ使っているのに、髪の毛から同じ匂いはさせない。

 

あれ?これおかしくね?がんとして家にあげようとしねえし、いっつも誰かしら親族泊まりに来てるし、先週はじいちゃんって言ってたよね?え?じいちゃん来る?孫の家に?じいちゃんソロで泊まりに来る?プロポーズ大作戦かよ。

 

それである日、意を決してレイちゃんに聞いた。

 

「あのさ、もしかして彼氏、いる?」

「えっ?なんで?」

 

出た、出ました、質問を質問で返すアレ。パチンコだったらセリフ金文字ですね。画面レインボーです。ありがとうございます、ボーナス確定です。

 

「いや、家にあげてくれないし、シャンプーうちの使わないし、そもそも絶対じいちゃん泊まりに来てないよね」

「…ずっと同棲してる」

「…」

 

ほとばしる熱いパトス。

 

 

その後、俺が店に行かなくなると連絡がつかなくなったレイちゃん。ああー、これってもしかしてアレですね。MAKURAですね。

後日、一緒に店行ってた同僚にお前で3人目だったみたいだなとか言われました。殺す。

ほんと女ってやつは残酷ですね。レイちゃん(エヴァの方)のセリフ借りるなら、こんなときどういう顔すりゃいいかわからない、ですかね(血の涙)。まぁ今となってはレイが本名かどうかも怪しいですけど。

 

では、最後にカルテットの巻真紀さんのセリフでお別れです。

 

「泣きながらご飯食べたことある人は生きていけます」

 
関連記事

吉岡里帆と満島ひかりがンガング『カルテット』3話感想

www.kansou-blog.jp

ドラマ『カルテット』3話感想。

 

まずはじめにカルテット関係者のみなさまに深く御礼申し上げます。

 

有朱「なんで彼氏作らないんですか?」

すずめ「なんで?なんでかなぁ、告白とか苦手で。」

有朱「告白は、子供がするものですよ。大人は誘惑してください。」

すずめ「誘惑?」

有朱「誘惑はまず、人間を捨てることです。」

すずめ「人間を捨てる…大丈夫ですか?」

有朱「だいたい3つパターンあって、猫になるか、虎になるか、雨に濡れた犬になるか。」

すずめ「猫、虎(笑)」

有朱「どれがいいですか?」

すずめ「じゃあ、猫で(笑)」

カーペットに横たわる

あ???????あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!!!!!

「まず、布団に潜り込みます。はぁー、疲れちゃった」

「おっおおおーーーーっ」

f:id:ikdhkr:20170203063907p:image

うっ、うあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!かっかわあああああ、ブクブクブクブク…。

ガッとすずめを掴み、引き寄せる

「えっ」

「キスしちゃったらダメですよ、いつキスしてもおかしくないぞの距離を作るまでが女の仕事です。」

「あ、あああっ」

「ペットボトル一本分の距離を保ってください。女からキスしたら男に恋は生まれません」

「はい」

「んふふふふふ(笑)」(二人ともここで吹き出す)

ンンンンンン!!!!!!!!!うっ、うっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!

f:id:ikdhkr:20170201102949j:image

 

ふぉっ、フォルダーーーーーーーーー!!!!!パラシューターーーーー!!!!!!!

 

虎Ver.『酔うと女は虎になる』、濡れた犬Ver.『濡れた犬 〜あなた、ごめんなさい』もお願いできませんか!!!!!????1本13万出します!!!

 

 

家森「でへっ(笑)ほんとに上がっていいの?」

有朱「ふふふ(笑)なにしに来たんですか?」 

!!!!!!!!フゥー、フゥー、フゥー、フゥー、フゥー、ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、ングアアアアアアアァァァァ!!!ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、アアアアァァァ、ググググ、グゥゥゥゥオオオオオ!!!ハァー、ハァー、ア゛ア゛ア゛アアアアァァァ!!!!(半沢直樹最終回の大和田)

 

有朱「あっ!そこ!おじいちゃん寝てるんで。お父さんです、その横、お母さんです」

家森「えっ?っと…ここって」

有朱「実家、です」

 

!?(藤沢とおる)

 

有朱「妹、高校受験なんです、勉強みてあげてください」

家森「あーーーーっ、あっ、はい」

有朱「わたしは明日が早いので帰ります、おやすみな、さいっ」

家森「おやすみーーー」

 

!!?(藤沢とおる)

 

妹「あの人止めといたほうがいいよ、姉ちゃんのあだ名「淀君」だから」

家森「で、妹が言うには小学校の時、有朱ちゃんがいるクラスだけ毎年学級崩壊が起きてたらしくて」

巻「なにがあったんでしょう(笑)」

家森「あと、元彼が彼女と付き合うまではアップルストアで働いてたのに、今は朝パチンコ屋さんに並んでるって」

別府「なにがあったんでしょう(笑)」

んじゃ、これから吉岡里帆ちゃんとパチンコ屋行って角台の北斗の拳打ちながら二人でイチャイチャしてきますね。本当にありがとうございました。

はい、じゃあ死にまーす。

 

来週もまた観てくださいね!ンガング!!!!

竹内結子が子羊みたいに震えるドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』3話感想

www.kansou-blog.jp

木村拓哉主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』3話の感想。

精力的に論文を書こうとする深冬(竹内結子)は、難関といわれる小児外科の指導医の認定を目指していると沖田(木村拓哉)に語る。深冬は自分のためにも、病院の跡取り娘としても、指導医の認定を受ければ役に立つ、と考えていた。

 ある日、腹痛を訴える女の子が小児外科を受診する。他の病院では心因性と診断されたが違うのではないか、と不安がる母親。深冬は女の子を入院させ沖田の力を借りて原因を特定、手術をすることを決める。ところが、前に女の子を診察していた医師が小児外科治療学会のトップだったことから、深冬は壇上記念病院院長で父の虎之介(柄本明)に手術を止められてしまう。医学界の権力者に楯突いてでも子供を救うべきか、それとも自分と病院の将来を守るべきか、悩む深冬に沖田は・・・

第3話のあらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』より

  

www.tbs.co.jp

 

深冬(竹内結子)は自分が院長の娘であり、子供の世話のために他の医者に比べ仕事量が少なく影で「0.5人分の働きしかしない」と言われていることに負い目を感じていた。

そういった様々なしがらみのせいで自分の満足のいく医療ができない、患者を自分の手で救いたい、でも院長の娘として権力者に逆らうわけには…。そんな難しい役どころを演じる竹内結子。

 

竹内結子という女優の最大の特徴、最大の魅力は「負の感情を演じるときの体の震え」にあると思ってる。

例えば、父である虎之助(柄本明)に手術は絶対にするなと言われ、病院の廊下を肩を落としながら歩くシーン。立ち止まり、手に持っている患者のデータCDだけが画面に映る。その手は小刻みに震えている。CDを見つめる竹内結子が映る、その表情はおぼろげで今にも崩れ落ちそうなほど落胆に満ちている。セリフはなくても体の震えと表情だけで感情を表現する竹内結子。

 

別のシーン。

「蒲生教授には逆らえない、この病院の小児外科を守らないといけないから…、この病院の娘に生まれたんだから…」

自分の気持ちを押し殺して病院で患者のオペをすることを諦める深冬。

「だったら僕はこの病院を辞める!ユリカちゃんは別の病院でオペする、(僕がこの病院に来たのは)小児外科を立て直すためじゃない、患者さんを見捨てるためでもない、目の前の患者救うためだ」

そう言って深冬の腕をガッと掴み、患者の症状が描かれたホワイトボードの前に立たせる沖田(木村拓哉)。その時の竹内結子の表情、震え、これだ、この演技こそが竹内結子の真骨頂。迷い、戸惑い、不安、まるで生まれたての子羊のように弱々しい目をしながらプルプルと震えている。

 

そう、これが竹内結子の「子羊の演技 −ラム アクティング−」と呼ばれる能力だ。

 

後半、院長や副院長の壮大(浅野忠信)の反対を押し切って自分でオペをすることを決意した深冬。ここでも「子羊の演技 −ラム アクティング−」が発動する。

「私も、目の前の命を救うことに一生懸命な医者でありたい、私が背負わなきゃいけないのは病院じゃなくて患者さんの未来」

子羊が母羊を見つけた時の安堵感のように、満ちた表情をする竹内結子。絶望から希望へと転じた時の表情の移り変わり、この演技ができるのは日本広しといえど竹内結子だけだと思ってる。

 

3話のラストで深冬は自分の進むべき道を見つけたような満足げな顔をする。ああ、もう竹内結子の「子羊の演技 −ラム アクティング−」を見ることはできないのか。竹内結子のように落胆し、震える俺。いや、忘れてはならないのは深冬の脳には腫瘍があり、手術をしなければ命の危険もあるようなバクダンを抱えているということ。(まだ本人は自覚してない)

おそらく、ドラマの中盤から後半にかけて深冬を巡ってまた新たな火種が生まれるだろう。そこで竹内結子はどんな「子羊の演技 −ラム アクティング−」を見せてくれるのか、今から楽しみでならない。

 

「子羊の演技 −ラム アクティング−」ってネーミングどうすか?

雪国で生まれた俺達に冬ソングは響かないのか

昨日も吹雪だった。

夏場なら自転車で15分の通勤時間を歩いて行かなけりゃいけない。どんなに早足でいっても雪道に足をとられて45分はかかる。車で行こうにも朝は渋滞プラス道ガッタガタプラス圧雪アイスバーンで思うように進めねえ。逆に時間がかかるし、燃費も悪い。ちょっとでも気を抜くとスリップしてお陀仏。周りの車がぜんぶ妖怪・朧車に見える。

 

そんな凍えた心身を少しでも紛らわすべく通勤中はウォークマンで音楽を聴くようにしてる。夜なべして作ったその名も「冬うた 〜マイベストコレクション」。ランダムで曲が流れる。

 

ピピッ。BUMP OF CHICKEN「スノースマイル」が耳に響く。

冬が寒くって本当に良かった

君の冷えた左手を僕の右ポケットに

お招きする為のこの上ない程の理由になるから

うるせえ、黙ってろ。なにが「冬が寒くて良かった」だよ、良くねえよ。昨日も水道の水抜きし忘れて水道管破裂しかけたわ、なんでこんなこと毎日やらないといけないんだよ。

「君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招きする」は?そんなんで寒さしのげると思ってんのか、鍋つかみみたいな手袋を履け(北海道では手袋を「履く」と言います)。あと道の両脇に2メートルぐらいの高さまで雪が積もってて道がめちゃくちゃ狭くなっててカップルが手ぇ繋ぎながら横に並んで歩くとマジで邪魔だから今すぐやめろ、縦に一列になって歩け。

 

ピピッ。曲を飛ばす。SEKAI NO OWARI「スノーマジックファンタジー」

スノーマジックファンタジー

雪の魔法にかけられて僕は君に恋した

もしかして君は雪の妖精?

なにが雪の魔法だよお前ぜってえ雪至近距離で見たことねえだろ、基本雪なんて泥まみれで犬っころとジジイの小便がそこらじゅうに引っかかってて死ぬほど汚ぇんだよ。

雪の妖精なんてモンが本当にいるとしたら、凍ってツルツルになった道を歩くのに滑らないように砂撒いてくれるリアル砂かけババアだそいつは。

 

ピピッ。曲を飛ばす。L'Arc〜en〜Ciel「winter fall」

駆け出す世界に心奪われて

無邪気な瞳に揺れる降りそそぐ

雪は優しく笑顔包むから 僕は永遠を願った

「雪は優しい笑顔包むから」だ?舐めんな吹雪の日なんか道行く人間全員鬼の顔してんぞ。「鬼の形相」っていう比喩じゃねえぞマジで鬼だぞ鬼。

 

ピピッ。曲を飛ばす。倉木麻衣の「Winter Bells」

ずっとあなたにあげるよ

ウィンター・ベル

ベルなんかいらねえから、ママさんダンプよこせ。 

グリーンパル ママさんダンプ(大)

グリーンパル ママさんダンプ(大)

 

 

 

ピピッ。


GLAY / Winter, again 

テレレレン テレレレン

テレレレン テレレレン(ヒュゥイーーレレレー)

レーレーレレレーレレー

ギュウュゥーーイン!

フゥーウーッ!フゥウゥーッ!フゥーウーッ!フゥウゥウゥーッ!

フゥーウーッ!フゥウゥーッ!フゥーウーッ!フゥウゥウゥーッ!

フゥーウーッ!フゥウゥーッ!フゥーウーッ!フゥウゥウゥーッ!

ギュウュゥゥーーーーーィヨォーーウゥィッ!

カッ!カッ!カッ!カッ!ピロリロリッ

カッ!カッ!カッ!カッ!ピロリッピローン

無口な群衆 息は白く

歴史の深い手に引かれて

幼い日の帰り道 凛と鳴る雪路を急ぐ

  

鐘の音が聞こえるゥーーーーー!!!!(アイタイカラーー!)

会いたいからぁ!恋しくてぇ!あなたを思うほど!ウゥーッ!ウーーーーッ!!!!

  

 

いやーやっぱりGLAYさんは違いますね。イントロからして冬の寒さと雪の恐ろしさを表現してるもんなー、流石っす。

 

そんな北海道が誇るバンド、GLAYのリーダーでありギタリスト・TAKUROさんのソロ1stインストアルバム「Journey without a map」は絶賛発売中です。

 

【早期購入特典あり】Journey without a map(DVD付)(B3オリジナルポスター付)

【早期購入特典あり】Journey without a map(DVD付)(B3オリジナルポスター付)

 
関連記事

「星野源のライブ行かない?」と誘われた

「星野源のライブがあるんだけど、もしチケット取れたら一緒に行かない?」と誘われた。

星野源が今年全国ツアーをやるらしい。当然、今住んでいる札幌にも来る予定で『コウノドリ』『逃げるは恥だが役に立つ』ですっかり星野源のファンになっちまった彼女はどうしてもライブに行きたいらしい。

別にそれはいい。だがよ…ひとつ問題があるんですよ…ツイッター眺めてたらよぉ…なんか知らん女のツイートでよぉ…

 

「星野源のライブに行ったんだけど、女が連れてる男がもれなく星野源みたいな男だった」

 

はぁぁぁぁあぁああああ〜〜〜〜〜〜!!!??な、納得いかねぇ〜〜

俺の顔面はもろ星野源タイプの人間で、大きな括りで塩顔かしょうゆ顔かで言ったら塩顔、ヤン坊マー坊で言ったらマー坊、ほ乳類か爬虫類かで言ったら爬虫類。

だからどうせ星野源のライブ行ったら、

「あ〜こいつも地味目の男が星野源に憧れてちょっとオシャレ頑張っちゃったパターンね乙」

とか思われるんだろうが。冗談じゃねぇ…1ミリも憧れてねぇ…

俺はあんなパーツ付いてんだか付いてないんだかわからねぇ1分で描けそうなウッスゥ〜〜〜い顔よりも石黒賢みたいな目鼻立ちのはっきりした顔になりたかったんだよ、竹野内豊とか金子ノブアキみたいにヒゲだって生やしてぇ、ファッションだって反町隆史とか吉田栄作みたいにジーパンと白T1枚をサラッと着こなしてぇんだよ。声もネチネチ低音ボイスよりもB'zとかクリスタルキングみたいにパキッした高音のボーカルのほうが全然好みなんだよ。

でも、できないんだよ。哀しいくらいにヒゲも、吉田栄作スタイルも似合わねぇ。肩幅が圧倒的に足りねぇ。腕がゴボウみてぇに細ぇ。太っても全体に肉が付かねぇで下っ腹だけ出る。なんだこの体?

そのコンプレックス隠すためによくわからん柄のタイトめなシャツ着て襟足刈り上げ前髪ちょっと残しの髪型やってんだよ、別にあいつのマネやってんじゃねえ、こちとら星野源が星野源やる前から星野源やってんだよ(星野源のほうが年上でした)。ただな、勘違いすんなよ。好きで星野源やってんじゃねぇぞ。潤滑な社会生活を営むために歯ァ食いしばりながら星野源やってんだよ俺は…

だから軽々しく「連れてる男がもれなく星野源みたいな男だった」とか言われるのがめちゃくちゃ腹立つ。誰が憧れるかよ馬鹿が。

「星野源好き」って言えばサブカル女と喋れるとか思ってる他の腐れ男共はどうだか知らんが、少なくとも俺は自分の中にいる星野源に「俺」という存在が飲み込まれないように「星野源にだけはなるまい」という想いを胸に秘めて日々を生きてる。

 

だが、隣にいる君が俺に「それ」を望むのなら俺は喜んで短髪アシンメトリーでサスペンダー肩につけてライブ会場へと向ってやるよ。ここは元から楽しい地獄だ

 

恋 (通常盤)

恋 (通常盤)

 

吉岡里帆でドンブリ飯3杯いけるドラマ『カルテット』2話感想

www.kansou-blog.jp

ドラマ『カルテット』2話感想。

 

有朱「美容室の予約何回も忘れて出禁になっちゃって〜〜」

家森「僕が切ってあげようか?」

有朱「え〜〜っ?そういうのドキドキしちゃうますぅ〜〜〜」

有朱「こんにちは〜〜」

家森「こないだはラインありがと」

有朱「嬉しかったですぅ〜〜」

家森「それでスキーなんだけどさ…」

有朱「行きたいです、絶対誘ってください!」

家森「いつがいい!?」

有朱「谷村さんに相談して連絡します!楽しみ〜〜〜〜」

家森「楽しみ〜〜〜〜」

 

あー最高。米だけで3杯はいける。おいおい、なんだなんだってんだこの感じ、どういうことだよ。「ゆとりですがなにか」とも「レディ・ダヴィンチ」とも違う、バラエティ番組で全男の心臓を笑顔で一突きする吉岡里帆とも違う。このモロな感じ、下手な演技女を演じさせられてる感じ、ドチャ糞かわいいじゃねぇかよお前。いやな、わかってんねん、わかってんねん家森(高橋一生)だって相手にされてないことくらい重々承知やねん、ただそれでも、それでも誘わずにはいられない、振り回されずにはいられないちゅうモンがあんねん。でも全然それで良いんや、そのカードがダウトってわかっててもスルーしてしまう時ってあるねん。振り回されてんのが気持ち良いってときがあんねん。

にしても吉岡里帆ってのは、ちょっと尋常じゃないくらいかわいい、カルテット2話の放送前日に『好きか嫌いか言うテレビ』ってのに吉岡里帆が番宣で出てて、地味な見た目の東大生を指して「なんだろう、この抱きしめたくなるような…なんでしょうね、愛おしくなる…」っつって、その時に俺は東大を目指すことを決意するのだったー。とりあえずドラゴン桜全巻Kindleで買った。「抱きしめたくなる」こんなコメントがぽんとナチュラルに飛び出すのが吉岡里帆が吉岡里帆たる所以だ。あと、去年の11月に『ダウンタウンなう』に出演したときのことだった。そこで見せたダウンタウンを前にしてまったく物怖じせず突っ込む姿、松本さんがロケ先の居酒屋で頭のハゲた店員に「あれ?なまはげ?」とボケた後に松本さんの頭を叩こうとして目を触る、浜田さんに褒められて嬉しさのあまり対面の席から駆け寄り「浜田さ〜ん」と肩をぽんと小突くという糞度胸(ダウンタウンとは2回目の共演)、持って生まれた男殺しの才能がすげぇ。あーかわいい、笑ったときに目が三日月になるのが頭おかしくなるくらいかわいい、あんなもんあんな目で見つめられたら絶対惚れる。いや、惚れたことにすら気づかない。斬られてる側は斬られたことにすら気づかない、胴体真っ二つにされて二、三歩歩いてから血が吹き出して死ぬあの感じ。

そう、「女子力」とは吉岡里帆のことである。とりあえずモテたいんだったら吉岡里帆の真似してりゃそれでいい、炊事?洗濯?いらねぇいらねぇ、そんなもんあと数年したら全部ロボに任せる時代がくるんだ。「ただ笑って側にいてさえくれればいい」そう男に思わせりゃ勝ちだ。そういう要素が吉岡里帆の一挙手一投足には全部詰まってる。

そこをふまえての今回のドラマ『カルテット』、「目が笑ってない女」来栖有朱という役柄は言ってみれば他で見る彼女とは真逆のキャラクターと言ってもいい。天性の愛嬌の良さをギリギリまで封印して男をたらしこめることだけに特化したまさにサキュバス。見れば見るほど好きにならざるを得ない。なぜ目が笑ってないのか、彼女の真意が明らかになる日は、心からの笑顔を見せる日は果たしてやってくるのか。

関係者各位におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。『カルテット』は秘密を抱えた四人の音楽奏者の話ってのは重々承知、重々承知なのですが、もうちょい吉岡里帆のシーンを増やしていただけませんでしょうか、この愚民に、あの悪魔的かわいさを堪能させてはくれないでしょうか、靴くらいなら喜んで舐めますーーーあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!!!!!ひっひかりぃぃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!死ーーーーーーーーーー!!!!!!ボカーーーン!!!!!

 

f:id:ikdhkr:20170125132853j:image

浅野忠信と松山ケンイチという化物『A LIFE〜愛しき人〜』2話感想

www.kansou-blog.jp

木村拓哉主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』2話の感想。

  

まず、放送開始1分で感じたこと。

「浅野忠信の声ガッサガサじゃねえか」

当然、開始1分は1話目のダイジェストで確かに1話から「浅野忠信、声どしたん…」とは思ってたが、改めて自分の想像を遥かに越えてガッサガサだったからめちゃくちゃビビった。プロレスラーの本間朋晃が声あててるのかと思った。

だけどそれは決してマイナスの印象じゃなく、浅野忠信が演じる壇上壮大という男を演じるうえでこの異常なまでの声のガサガサは壮大のなにかをきっかけに爆発しかねないデリケートな性格をこれ以上ないほど的確に表現している。

壇上壮大のなかに飼っている化物を完璧に抑えきれていないあの感じ、そう、映画『寄生獣』で後藤を演じた時の浅野忠信とピッタリと重なった。人の命を救う大病院の副委員長と、世界を破滅へと導く寄生生物、こんな真逆の役どころにも関わらず内側に潜んでいる狂気は一緒だと見抜く浅野忠信という役者、化物としか言いようがない。

そして、このドラマにはもう一人化物がいる、松山ケンイチだ。『デスノート』『銭ゲバ』『デトロイトメタルシティ』『ど根性ガエル』『珍遊記』など実写化でアクの強いキャラクターをやらせれば右に出る役者はいないとされる彼だが、このドラマで彼が演じている井川という人物、上昇志向の強い負けず嫌いな若手医師、どこにでもいるようななんでもない役を演じている松山ケンイチを見て彼の役者としての器量を見誤っていたことに気づき、自分を恥じ、画面の前で土下座した。

エリートの若造にありがちな、自分を一番正しいと思い上がり人をナチュラルに人を苛立たせるあの態度、あんな演技もできたのか。彼も藤原竜也と同じで一度わけわからん役のイメージがつくとわけわからん役しかオファーが来ないのはある意味すごくもったいないことだと思った。ただ、そんなわけわからん役を数々経験した上での今回の井川なら俺は松山ケンイチという役者を心から尊敬する。

www.tbs.co.jp

それをふまえての2話。それぞれの役者のドラマに対するモチベーションの高さがありありと伝わる回だったように思う。ドラマ内での「(寿司は)準備で9割が決まる」という言葉にもあるように、セリフの一言一言、細かい所作の一つひとつまでしっかりとした準備と覚悟を持ってこの作品に臨んでいるのがはっきりとわかった。木村拓哉演じる沖田の演技も1話と同じように今までの木村拓哉と違い役を自分に引き寄せるだけじゃなく、木村拓哉自身も沖田に寄り添い「沖田拓哉」としての密度を濃くしていってるのがわかる。

そんな覚醒した木村拓哉をはじめ、浅野忠信、松山ケンイチという演技力の化物、木村文乃・竹内結子という可愛さの化物、リアル化物・柄本明、「ただそこにいるだけでエロい」性の化物・菜々緒、インチキ王子・及川光博、向島くん・小林隆、こんなとんでもないキャストが集う『A LIFE〜愛しき人〜』はまさに化物達の狂宴、「リアル・モンスターズインク」と言っても過言じゃない。

それでは最後にこの曲でお別れです、星野源で「化物」(ドラマ出てない)

www.youtube.com