10/17のポルノグラフィティ新藤晴一のラジオ「カフェイン11」の中でポルノグラフィティ11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT』について全曲紹介をしてくれました。
【収録曲】
M1:THE DAY 作詞・作曲: 新藤晴一/編曲:江口 亮,Porno Graffitti
M2:Working men blues 作詞: 新藤晴一/作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti
M3:君の愛読書がケルアックだった件 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:立崎優介,田中ユウスケ,Porno Graffitti
M4:I believe 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介,田中ユウスケ,Porno Graffitti
M5:LiAR 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:tasuku,Porno Graffitti
M6:Fade away 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti
M7:クリスマスのHide&Seek 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti
M8:MICROWAVE 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:トオミヨウ,Porno Graffitti
M9:夜間飛行 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:宗本康兵,Porno Graffitti
M10:真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti
M11:170828−29 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:tasuku,Porno Graffitti
M12:Montage 作詞:岡野昭仁/作曲:新藤晴一/編曲:篤志,Porno Graffitti
M13:スパイス 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:tasuku,Porno Graffitti
M14:キング&クイーン 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介,近藤隆史,田中ユウスケ,Porno Graffitti
M1.THE DAY
「今回、曲順を考える時に一曲目ってけっこうアルバムの顔みたいになるところがあるので毎回考えるし、今回はみんなで考えてて、やっぱりTHE DAYでライブを始めるとなんとなく勢いがつくし、気持ちもノッてくるしっていうことで一曲目にしましたね」
M2.Working men blues
「詞を入れて良くなったなぁと思うな、俺の詞が良かった、ま、良かったんだけど、っていうのもあるし、元々持ってる曲の良さみたいなのは詞を入れてわかったなっていうところもあり、歌を乗せてわかったなっていうところもあって、歌入れまでして自分らの中で曲の評価がすごい変わった曲なので、唯一アルバムリリース前に解禁というか、先行で聴いてもらう曲にこの曲が選ばれたのもそういう理由でしたね」
M3.君の愛読書がケルアックだった件
「爽やかだよね、これはもう。歌詞を書くときに爽やかな歌詞になればいいね、みたいな話をディレクターとしてて、このラジオでも話したか、キラキラ映画みたいな、架空のキラキラ映画『君の愛読書がケルアックだった件』みたいな映画があるとして、それを自分で考えて、それからタイアップの話をいただいたとしてっていう文脈で歌詞を書きましたね。俺が好きなんだろうね、こういう曲が」
M4.I belive
「まぁ、スケール感のあるバラードですね」
M5.LiAR
「シングルですからね、これはノンタイアップだったのねきっと。でもオー!リバルあたりから続くポルノラテンっていうもののルネッサンス、再評価、自分らの中では再評価みたいなことがひとつテーマにあった流れでできてきた曲なので、きっと誰がどう聴いてもポルノなんじゃないかなと思うような曲になってるんじゃないかな、と思います」
M6.Fade away
「これは岡野君の曲なんですけども、もともと仮タイトルが『ダークソング』で、たぶん半年とか1年とかそれくらい前の話だからちょっと時間軸はともかくとして、シングルになる曲ってやっぱり『キング&クイーン』だの『LiAR』だの「あ、シングルだな」ってメロディだったりするでしょ。そういう曲が選ばれる中で、ひとつなんかこのダークソングっていうのはみんなの中でひっかかりがあって、「こういう曲をシングルで出したらどうか」っていうような話まで、結局はそれは叶わなかったんだけど、そういう話になるまで、みんなの心に引っかかった曲だったことを覚えております」
M7.クリスマスのHide&Seek
「これも岡野君なんですけれども、彼がディレクターと話してたのは「クリスマスの曲を書いてみたらどうか」っていう。俺達には『Hard Days,Holy Night』って曲があるんですけれども、あれ入社1年目の人の歌詞なの、主人公なので、そろそろちょっと違うやつを書いてもいいのかな、と数年前から思ってたら岡野君が先に書いて。Hard Days〜に代わるクリスマスの定番曲になるのかどうかは、この曲の力がどこまであるかですよ。
やっぱり昔からの曲って、俺達ライブで最後に『ジレンマ』やるんだけど、もうあんなんめっちゃ飽きとんよ。演奏する側って。毎回ライブで演るじゃけぇ。でもアレを外すとやっぱりすごく「ライブの締めはこれじゃないとな」とか言うお客さんがいるから、こういうひとつの定番っていうのはあってもいいんじゃろうな。で、その定番を覆すって超難しいんよ。『Century Lovers』の前の煽りで「fu~fu~」ってのあるんじゃけど、アレをもちろんやるのもええんじゃけど、ないライブがあってもええじゃん、そりゃあ。ライブの流れとして。でもアレを抜くとめっちゃ怒られたりするの。と言う意味で定番っていうのは強いから。この曲がHard Days,Holy Nightに、定番ていう曲にどう切り込んでいくかはこれからの見ものだなと思いますけれども」
M8.MICROWAVE
「まぁー、電子レンジですね。電子レンジの曲ですね(笑)。『Part time love affair 』でトオミ君と一緒にやったこと、すごいアレが気持ちよかったので、サウンドとして。ほとんど同じ時期にできたのかな、メロディはPart time〜と。なんで、Part time〜と違う手法ではあるけど、まぁトオミ君のシティなところを、シティなアレンジを入れてもらって作った曲です。とはいえ、この曲が一番アレンジ直しが多かったんじゃないかな。トオミ君と意思の疎通、アイデアの出し合いみたいなことをけっこう何度もやってこの形に落ち着いたから「なんかオシャレにしといて〜」って感じとよりは一緒に試行錯誤してもらった曲じゃないかな、と思います」
M9.夜間飛行
「これは俺の詞曲なんだけど、康兵ですよ。康兵がアレンジしてくれて。アレンジャーによって、まぁ、いま一緒にやってくれてるアレンジャーってのはみんな高いスキルを持ってるけど、やっぱりその得意分野みたいなのがあるわけ。
例えば篤志とかはやっぱサウンドがカッコイイのよ。まず音がカッコイイっていう。音をカッコよく作れる、これ凄いスキルなんじゃけど。tasuku君とかだと、求めてるものをしっかり求めてる形で作ってくれるだとか、これってアレンジの引き出しの多さみたいなとこ。江口君は、やっぱり求めてないものから、斜め上からパンチを繰り出してくるみたいなところが面白いなと思うし。田中君、田中君はコレでいうと、『ケルアック〜』だったり『I Believe』だったり、田中君はバンドでリハーサルに入ってこの曲アレンジしようぜってアレンジした曲っていうよりは、もっとこうパーツパーツ、サウンドコラージュっていうか、おいしいサウンドの部品をいっぱい持ってきてそれで曲にしてく感じ、まぁこれはイメージの話だから。みたいなことを機会があったんで一通り話してみましたけれども、康兵はやっぱりピアノ弾きだから、ロジカルなわけよ。理論があって、彼は意外に生楽器で構築する派だから曲としての自然さというか、自然の美しさみたいなことは康兵の得意とするとこで、こういう曲をやるとすごい彼の良さが出ると思います」
M10.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ
「これは岡野君のアレだけど、なんかめっちゃしんどいらしくて、ライブのセットリストに入れるの若干嫌がってる感じがあるんですけど(笑)。このツアーで演るかどうかはともかくとして、イヤとは言わんじゃけど、イヤとは言わんけど積極的に入れない雰囲気ってあるじゃん、なんかそういう感じがありますね」
M11.170828−29
「これは僕のやつなんですけど。この2017年の8月28日にこの詞を書いたら、で、29日に歌入れだったんですけど、この29日にはじめて北朝鮮のミサイルが北海道の上を越えていって。で、なんかやっとすごい気がついた、ホントにヤバいんだこれっていうことがあったんですけど。このタイトルにしたのは「俺は28日に書いたぞ」ってこと。Jアラートが鳴ってそっから書いた詞じゃないんだぞっていうことをこのタイトルに詰め込んでみました。やっぱりこういうそんなに直接的に政治的ではないけど、このカフェイレで喋るように、いろんなことを思ってる割合がある中で、それはひとつ曲の中にも落とし込まないとなと常々思っています。ただ、なんでもかんでも入れりゃいいわけじゃないし、書くこういうタイミングがあったら書いていきたいなぁと思う曲ですね」
M12.Montage
「Montageはもう聴いてもらってるからアレですけど、パズドラクロスの曲ですよね」
M13.スパイス
「仮タイなんだっけ。あぁ〜〜、けっこうカントリーで聴くとホッとしますよ。歌詞の内容も、けっこう、ホッとしますよ(笑)。まぁ、これは聴いてみてください、岡野君の曲なんで」
M14.キング&クイーン
「この曲がやっぱり今回のアルバムとか、ポルノ2017というか、この時期にはひとつ象徴する曲なので、まぁ最初か最後しかなかったので、今回は最後にこの曲で締めたという感じでしょうか」
初回生産限定盤CD「SPECIAL LIVE IN TAIWAN 2017.3.26 @Legacy Taipei」
「映像がないライブ音源って俺達あんま出してこなくて、意外にね音源だけで聴くと良かったりするのよ。過去のライブ、例えばBBCライブとか、ライブ音源ってそれはそれでねスタジオ版よりもまた違う良さがあったりするのよ。これがそういう風になればいいなと思ってあえてCDにしたというところもあります」
<文字起こしおわり>
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